三楽の仕事日記
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2011年07月31日(日) 「落下する緑」に感化される

 「落下する緑」(田中啓文著、東京創元社)を読む。「永見緋太郎の事件簿」という副題がついているミステリーである。永見は天才テナーサックスプレイヤー・ジャズミュージシャンという設定。7話とも舞台はジャズの世界。1話目の「落下する緑」ですっかりはまり、7話まで一気に読破。

 読後は、ジャズが聞きたいという衝動に駆られ、久々にチックコリアのCD購入。ipodの収録曲もすべてジャズに統一。すぐに感化される自分に自分であきれる(笑)。

 8月に数学の先生方対象の講演依頼をいただいている。演題は相談の上、「これからの算数・数学教育とICT活用」に決定。自分に楔を打つために「新ネタ&模擬授業を一つは入れる」と決めて、ネタ探し。過去にGC(愛知教育大学・飯島教授開発作図ツール)を使って行った授業を振り返る中で、これをみなさんにぶつけてみようかと思うネタ(どこが新作だと自己ツッコミ)が見つかり、久々にGCで教材作り。

 もう一つ「数学発見型ソフトウェア」ネタも思い出す。これもぶつけてみたい(再び、どこが新作だとツッコミ)。

 (自分で言うな!と突っ込まれそうだが)今なお色あせていない数学におけるICT活用。むしろ新鮮。協働学習を言われる今だからこそ提案したい。世間がやっと追いついてきたと思っている(ちょっと、いやかなり言い過ぎか?)。

 「必ず覚える!1分間アウトプット勉強法」(齋藤孝著、PHP新書)も読了。要するに入力より出力が大切という話。講演でも皆さんに出力してもらった方がいいというわけだ。(皆さんには嫌われるだろうが)心掛けたい。「齋藤孝さんが言っていますよ」と付け加えればいいか…。

 某サイトで小学校の授業記録を観る。「…と思います。どうですか?」「いいです」の繰り返しで授業が進む。面白いのは、「いいです」という合唱のトーンが、かなり違うこと。子どもは正直だ。「いいです」と言いながら、「(自信がない)いいです」だったり、「(よく分からないけど)いいです」だったりと伝わってくるから大したものだ。もっとも、どのような「いいです」でも授業はそのまま進む。まったくもって大したものだ(笑)。


2010年07月31日(土) もしドラ
2009年07月31日(金) 田口高等学校での専門部会に出席
2008年07月31日(木) 1日のんびりと
2007年07月31日(火) モラロジー教育者研究会
2006年07月31日(月) バスケ男子県大会1回戦勝利!
2005年07月31日(日) 四日市大池中資料作成
2004年07月31日(土) 県大会終わる
2003年07月31日(木) 朝の4時まで!!!

2011年07月30日(土) 予約本がやっと手元に

 味岡市民センター図書室へ予約本5冊を受け取りに出かける。4月、5月に予約を入れた書籍をようやく手にすることができた。人気本は3か月待ちもざら。次に予約が入っている本ばかりなので、さっそく読み始める。

 味岡児童館をつくる会ホームページ更新。8月20日に開催する「リボーン味岡」のとっても素敵なポスターができた。ぜひ一度ご覧を。会長による舞台発表指導者へのインタビュー記事も掲載。

 YouTubeで、2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会において参考人として発表された児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)の「放射線の健康への影響」を見たり、教職ネットマガジンで、「先生、この学習は無意味だと思います、と言ってきた子どもに対する三宅先生のコメントを聞いたり。書籍以外にも目を通しておきたいことがいっぱいあって、今日もほとんど体を動かさず。


2010年07月30日(金) 学習指導要領・数学・資料の活用について
2009年07月30日(木) 教育委員会月報執筆「校務の情報化の実際」
2008年07月30日(水) 来年度重点施策提案
2007年07月30日(月) 日記へのアクセス増加
2006年07月30日(日) 吉朝に会いたい
2005年07月30日(土) 一宮七夕落語「吉朝独演会」お手伝い
2004年07月30日(金) 尾張旭市で講演
2003年07月30日(水) 授業の原理・原則

2011年07月29日(金) 第2回海部地区栄養教諭・学校栄養職員研修会

 第2回海部地区栄養教諭・学校栄養職員研修会に来賓として、11時ごろから参加。研修会は終日開催。午前中のプログラムは「季節の食材を使った地産地消献立」。栄養教諭さんらがプロの調理人から学び実習。その成果のお相伴にあずかったというわけだ。

A献立 うなぎと夏野菜のうざく、なすの揚げ浸し、枝豆豆腐、米粉の和風クレープ
B献立 さっぱり枝豆入りつくね、たことみょうがのみどり酢、とうがんとエビの冷やし葛あん、米粉の抹茶黒豆マフィン



 
 A、B両方の献立を堪能。どの一品も夏らしいさっぱり味付けで申し分のないおいしさ。じっくり味わい完食。

 困ったことは、依頼を受けていた試食前の来賓挨拶。ちょっと洒落た一言でもと思うが、教養不足の僕は、まったく浮かばず。会場への出発時刻は迫ってきても、何も出てこず状態(泣)。ひょんなことで朝日新聞・天声人語をクリック。神の助けか(笑)、今日の天声人語は「野菜ひとつに涼しさを覚える感性」がテーマ。これを話題にすればいいじゃないか!さっそく引用されていた蕪村の句「水桶にうなづきあふや瓜茄子」をメモして出発。これで料理が喉を通る(笑)。

 皆さんとのお話の中で、平成13年度から20年度まで発信し続けられていた小牧中学校ホームページコンテンツの一つ「今日の給食」が話題になる。「先生のコメントがいい」という評判。ここ海部地区でもファンがおられたことに感激。給食コメンテーターは山口先生。あの味があるコメントは忘れられない。例えば、以下は平成21年3月11日のコメント。

 今日は、晴れましたが北風が強く寒いです。カレーうどんです。おいしいのですが、うっかりするとぴっぴっと汁がはねるので、慎重にいただきました。ちくわの磯辺揚げも、こしがあっておいしいです。デザートのナタデココは、コリッコリッとした食感がたまりません。

 本庁からSさん来所。昨日の所長・支所長会議での僕の発言を詳しく聞きたいとのこと。企画内容をじっくり聞き、思いついたアイデアを提案。聞き上手なSさんで、自分でも不思議なくらいアイデアが浮かんだ。喜んでいただいた。わざわざ足を運んでいただいたことが無駄でなかったようで、なりより。


2010年07月29日(木) その教科の特質に応じた道徳指導とは
2009年07月29日(水) 新規提案と各種原稿チェック
2008年07月29日(火) 児童生徒支援対応教員連絡会
2007年07月29日(日) 光ヶ丘中おやじの会HPの秘密
2006年07月29日(土) 一宮たなばた落語ランド1日目
2005年07月29日(金) 19日間の研修最終日
2004年07月29日(木) グループウエア研修(2)
2003年07月29日(火) 教育の情報化推進セミナーにて

2011年07月28日(木) 結果報告が嬉しい

 午前中は所長・支所長会議に出席。定例議会後に行われる定例会議。教育委員会各課長も出席。議題は様々。2つほど意見を述べる。

 休憩が1時間ずれたことで休憩前に事務所へ到着。昨日と本日午前不在分の決裁板で山盛。休憩後もかなりの時間をかけて決裁。

 課長と重要な相談。過去の資料とも照合しながら再検討。明日再度検討。

 所長・支所長会議で意見を述べた事柄について、(ちょっと波紋を呼んだのか)担当者から問い合わせを受けた。明日、直接話をお聞きして、あらためて意見を述べることに(汗)。

 ***

 依頼を受けた「物わかりの悪い教師の方が授業はよく分かる!?」という講演。ほぼ骨子を固め、レジュメを完成。続いてプレゼンづくり。新ネタ作りは楽しい。皆さん、物わかりがいい方ばかりだとうれしいのだけれど(笑)。

 昨日の大西さんブログには「研修はフォローが大切」と題した記事が掲載された。以下の文に注目。

 アドバイザーとして関わっている学校で、先生方が急速に成長していると感じる場合は間違いなく、管理職や研修担当の先生がフォローをしっかりしているところです。逆に、外部の者ができることは限られているのです。研修で何かが変わるのではなく、きっかけにして内部を変える動きが必要なのです。

 確かに。ぎくりとした管理職があったのではないだろうか。自分の在り方もさらに考えてみたい。

 そういえば、こんなうれしいことがあった。ある懇親会で授業検討会の方法について質問を受けた。参考になればと思い、拙稿「ポストイット授業検討法」を届けておいた。今日はその質問者から、お礼の手紙と僕の方法を試みた結果報告が届いた。実際にやっていただけたことがうれしければ、こうした報告をいただけたことも、とてもうれしいこと。
 


2010年07月28日(水) 第8回学校教育の情報化に関する懇談会
2009年07月28日(火) 児童生徒支援対応教員研修会
2008年07月28日(月) 秋田県総合教育センターへ
2007年07月28日(土) 花火鑑賞士さんのレクチャーのもとで
2006年07月28日(金) 学校ホームページアクセス数
2005年07月28日(木) 大盛り上がりのパーティ
2004年07月28日(水) 愛日地区栄養職員研修会にて
2003年07月28日(月) 教頭会議

2011年07月27日(水) 島根県地域情報化戦略策定委員会で

 自宅から新大阪まで向かい、そこから空港バスで大阪国際(伊丹)空港へ。出雲行は満席。といっても3席×11列のプロペラ付飛行機。55分で「出雲縁結び空港」へ到着。



 聞くところによると、近隣県の鳥取・米子空港が「米子鬼太郎空港」と命名したことに対抗して、出雲空港には「縁結び」を付けたそうだ。

 空港から会場まではお迎えいただいた車で40分。7時30分に家を出て、到着は13時。

 14時から島根県地域振興部が主催する「島根県地域情報化戦略策定委員会」で校務の情報化についての講演。

・ 教育の情報化とそのビジョン
・ そこに示された校務の情報化が進んだ学校像
・ 校務の情報化体験記(何がどう変わったか)

 この3つを柱として話をする。委員の多くは教育関係者ではないので、できるだけイメージが湧くように丁寧に話したつもり。講演後は同席していくつかの質問を受ける。

 協議内容については書けないが、島根県は小中学校においても全県広域人事異動であることが様々な事柄を推進する上で考慮すべきことだとよく分かった。また会議の中でとてもうれしいことがあったが、やはりこれもここでは書けず、残念。

 会議後は再び空港へ送っていただく。17時10分ごろ到着。そこからフライトまでの2時間は、来週の準備。新幹線の中でも引き続き準備。自宅着は23時ちょっと過ぎ。今日も貴重な経験をさせていただいた。特に場を与えていただいた県事務局の皆さんに感謝。 


2010年07月27日(火) キャリア教育の授業
2009年07月27日(月) スクール55授業を見るプロ新作
2008年07月27日(日) 「続 獄窓記」を読む
2007年07月27日(金) 秋田県総合教育センターへ
2006年07月27日(木) 老人会で落語
2005年07月27日(水) 研修もあと3日
2004年07月27日(火) 講演資料づくり、はかどる
2003年07月27日(日) 吉朝の会はどうなるか

2011年07月26日(火) 親が詰め寄って猛抗議?

 この地区のみならず、あちこちの学校ホームページを巡回。夏の大会報告が随時発信されている学校は、やはりアクセス数は多い。翌日には当たり前のように記事になっている学校のホームページを見ている他校の保護者がいることを管理職は意識しているだろうか。

 これはあかんだろ!という内容の記事に出くわす。さぞかし管理職も困ったことと思う。以下の記事だ。

 とあるソフトボール大会での出来事です。
 必死に走って一塁に駆け込んだけれど、「アウト!」
 その子が大人の塁審に「今のはセーフだ」と食ってかかった。
 審判は、冷静に説明をしたが
 攻撃側のチームの数人の親が詰め寄ってきて
 「今のはセーフだ。」と猛抗議。
 これを見た、守備側の親も集まってきて…。
 子どものことはどこへやら
 熱心なあまりなのでしょうか。


 このあとどうなったかは書かれてはいない。最後にこう述べている。

 熱い応援の根っこに、
 子どもの育ちを願うあったかさを大切に
 部活動の指導をしています。
 ご支援、よろしくお願いします。


 「どうぞよろしくお願いします」と頼みたくなる気持ちはよく分かる。泣きたくなる気持ちだろう。

 この地区の校長会から今年も研修講師の依頼をいただいた。昨年は「優れた実践家から学ぶ教育の本質」という演題。今年はICT活用のことを話すことにした。タイトルは「これからの学校教育とICT活用 〜管理職の基礎知識と基本姿勢〜」。タイトルには、昨年ほどインパクトはないが、1年半おつきあいをさせていただいた校長先生の前だからこそ、言えることをズバリと言いたい。その準備に入る。

 ***

 明日は島根県地域情報化戦略策定委員会に出席して、校務の情報化についてレクチャー。その後、同席して議論に参加。そのための最終準備。「教育の情報化に関する懇談会」の委員にさせていただいたことで、こうした依頼もいただくようになった。皆さんに感謝するばかり。


2010年07月26日(月) ○○科の特質に応じて適切な指導をするとは
2009年07月26日(日) Innovative Teachers Day 2009
2008年07月26日(土) 書籍「なごやの古代遺跡を歩く」
2007年07月26日(木) なるほどなっとく!
2006年07月26日(水) バスケット男子愛日大会優勝
2005年07月26日(火) いよいよ大詰め
2004年07月26日(月) 県大会出場、続々
2003年07月26日(土) 愛日大会見送りに始まり

2011年07月25日(月) 誰が本気になってキャリア教育を行っていくか

 文部科学省から7月20日に発表された「キャリア教育における外部人材活用等に関する調査研究協力者会議」中間取りまとめ。これを熟読。この中の小タイトルが面白い。

 誰が本気になってキャリア教育を行っていくのか

 文部科学省の文書に似つかわしくないタイトル!気に入った。さっそく本文を読んでみると、

 キャリア教育は、学校と地域・社会や産業界等との協働により進めていくものであるが、その場合であってもやはり、学校が主体となってキャリア教育を行っていかなければならないことに変わりはない。

 結局はこういうことか…。ところで、学校は本気になってやっていないということか?

 11月開催研修会の打ち合わせに担当の方が来所。ご希望が多岐にわたり、できる限りお応えすることに。実物投影機の最新機種をぜひ見ていただきたいとのことで来所。指導主事として、学校現場でのICT活用についてコメントを言うためにも最新情報を知ることは大切。入れ替わり参観。機能充実に皆さん驚く。

 「福利あいち 10月発行号」に原稿依頼をいただいた。私の趣味コーナーへの投稿だ。「地域落語会(小牧落語を聴く会)の世話人として24年」というタイトルで原稿を書いた。担当者は気に入っていただけるだろうか。締切日まで余裕をもって仕上げたのも、「再考願います」と言われても対応できるように。

 ***

 この夏、ありがたいことに9か所で話をさせていただく機会を与えていただいた。刺激的な演題で依頼を受けたところがある。「物わかりの悪い先生の方がよくわかる!?」「教頭発!学校の底力」「教師力アップの秘訣」など、自分が話し手でさえなかったらぜひ聞きたいと思う演題だ。頑張ろう。今夜もその準備。
 


2009年07月25日(土) 東田中三ッ山会にて落語
2008年07月25日(金) びっくりする削減指示
2007年07月25日(水) その道の達人登録依頼電話をいくつか
2006年07月25日(火) 教育ソリューションフェアで実践発表
2005年07月25日(月) 今日は学校管理運営演習1日目
2004年07月25日(日) 一宮七夕落語ランドのお手伝い2日目
2003年07月25日(金) 愛日大会へ続々と

2011年07月24日(日) 第24回いきいき寄席開催

 早いもので、今日は第24回いきいき寄席。年4回ペースで開催されているので、6年目を終えたことになる。今日も開演1時間前でも、客席が5割埋まる状況。この地域にすっかり定着した証。

 本日のご出演は、瀧川鯉昇師匠と江戸家まねき猫さん。顔付け役の楽しみの一つは、師匠方と一緒に食事をさせていただきながら、いろいろなことをお聞きすること。席亭のご配慮で、今日もとってもおいしいお弁当が準備されての昼食会。

 鯉昇師匠独特のふらは、お昼時でも変わらず。僕も負けずに体験談披露。師匠はもちろん、まねき猫さんにも大爆笑していただいた。今日の演目は次のとおり。

 鯉昇 (まくら30分間)「うなぎ屋」
 まねき猫  「河童の鳴き声」(動物物まね)
 鯉昇 「船徳」

 ある評論家は「鯉昇が語りだすと地球の重力が心なしか減り、肩が軽くなる」と言ったが、まったくその通り。実にうまいことを言う。鯉昇師匠のとぼけた風貌と旬のギャグの連続技で、お客様は笑いっぱなし。

 まねき猫さんは、のっけの「鶏物まね」で皆さんを圧倒(笑)。ストリーを持たせての動物ものまねで、いつしか噺に引き込まれ、最後は皆さんで「確かにこれは河童の鳴き声だ」と納得させられる(笑)という展開。

 2時開演で4時終了。たっぷり2時間。師匠らをお見送りして、自宅で次回以降の「いきいき寄席」の手配開始。日程調整をして無事25回、26回のメイン出演者決定。以下はこれからの「いきいき寄席」番組速報。

 第25回 平成23年10月23日(日)午後2時開演  笑福亭三喬+色物
 第26回 平成24年 1月22日(日)午後2時開演  古今亭菊之丞+色物

 ちなみに小牧落語を聴く会は以下のとおり。

 第85回 平成23年 9月10日(土)午後2時開演  「桂こごろう」ひとり会
 第86回 平成23年12月10日(土)午後2時開演  「桂しん吉」ひとり会

 皆様、ぜひお越しください。


2009年07月24日(金) 来年度の事業構想の論議続ける
2008年07月24日(木) 小中総則比較読み説明
2007年07月24日(火) 名古屋大学で「その道の達人」語る
2006年07月24日(月) 今年もエキサイティングなGC研究会
2005年07月24日(日) のんびりとさせてもらいましたデス
2004年07月24日(土) 一宮七夕落語ランドのお手伝い1日目
2003年07月24日(木) 雨ばっかり

2011年07月23日(土) 津島天王まつり

 「愛される学校づくり研究会」の新たな研究テーマをMLで提案。キーワードは「学校マネジメント」。皆さんの反応を楽しみに待つ。

 8月の「愛される学校づくり研究会」は来年2月のフォーラムで提案する授業名人の追試を基軸にした授業検討会。その提案もMLで。「追試」の定義についても書き込む。これも皆さんの意見を待つ。

 「800字を書く力」(鈴木信一著、祥伝社)を読了。以下をメモ。

 書くことに必要なのは、感性でも想像力でもない。一文一文をつないでいく力である。これは文章の論理的必然性ともいうべき能力で、簡単な読みとりの訓練によって誰もが身につけられる。

 章末の読み取りテストは、ほとんど誤答(泣)。己の文章力にさらに自信がなくなる。

 夕刻から、津島市役所からご招待いただいた津島天王まつり(国重要無形民俗文化財指定)で出かける。主催者発表では20万人の人出だそうだ。僕は桟敷席で見させていただいた。午後8時45分からちょうちんを飾り付けた5隻のまきわら船の登場で、宵祭りはクライマックス。幻想的なものを見させていただいた。ちなみに宴席はご推察の通り、クライマックスの前にクライマックス(笑)。


2009年07月23日(木) 事業&業務分類仕直し
2008年07月23日(水) 遠出
2007年07月23日(月) 授業の奥深さ
2006年07月23日(日) 市内大会3日目
2005年07月23日(土) サイバーラボ社見学で感激
2004年07月23日(金) 大感激!
2003年07月23日(水) 市内大会最終日

2011年07月22日(金) 指導者用デジタル教科書で学校訪問

 今日のメイン業務は、この4月に指導者用デジタル教科書が配備された学校を訪問すること。楽しみにして出かけた。

 もう一つの楽しみは、津波避難所を兼ねて10数年前に建築されたという展望台付の校舎見学。実際に展望台にまで上がらせていただいた。ビル5階相当の高さから見るこの地域の全景はとても美しい。眺望をさえぎるものは何もない。ということは、海抜1mもないこの地域にとっては、津波が襲ってきたときにはこの展望台がいわば命を守る場所。学校が地域の重要拠点として位置付けられている意味がよく分かった。




 指導者用デジタル教科書の活用状況をお聞きする。配備されたものは、国語、算数、理科、書写の4教科。1教科ずつ実際に見せていただきながら、活用することでの授業の変化を中心にヒアリング。

 ・(当たり前のことなのですが)教科書がそのまま大きくなるのがいいのです。子どもたちの手元にあるのと同じということがいいのです。
 ・教科書の図を使って説明したり、指示したりすることがこれまでと比べものにならないほど便利です。
 ・無駄な時間がなくなり、新たに時間が生まれます。
 ・大きくしたい箇所がクリック一つで大きくなるのがいいのです。
 ・(計算などの)アルゴリズムについて、動きをともなっての説明がたくさん入っていますので、黒板で説明するより、グッと楽です。
 ・(理科などは)動画が多くて、これまでは別のメディアで補っていたのが、これ1本で済むので、とても便利です。
 ・国語は教科書の本文を拡大コピーし、それを黒板に貼り付けて授業を進めることが多くありましたが、デジタル教科書導入で、それがなくなります。コピー代が浮くだけでもありがたいです。
 ・(国語では)線が引けたり、吹き出しをいれて考えたりできることも便利です。
 ・子どもたちの発言を黒板に書く。(デジタル教科書を提示しながら)教科書では、このようにまとめて(表現)いますね、といった活用をするようになりました。教科書が活用しやすくなったということです。
 ・低学年の先生は、「(デジタル教科書より)掛図がいいところもある」と言っています。掛図を黒板に貼り、磁石付のおはじきを使って、子どもに操作をさせることができるからです。電子黒板だと同様なことができるですが。
 ・大型ディスプレイは各教室(1学年1学級というのが幸い)にあるので、とても便利です。PCは職員室から持参しなければならないので、(贅沢を言ってはいけませんが)、正直ちょっと面倒だなという気持ちが起こるようです。ということで、デジタル教科書は今日は使わず、ということもあるようです。


 といったコメント。書写は実はまだ活用されていませんがという前置きがあって見始めると(操作している先生が)「思わず、これはいいですね」という声。準備、片づけ、姿勢から筆の運び方など動画がいっぱい。「実はこうした基礎・基本を説明したり、定着させることに時間がかかるのです。この良さは校内で知らせなければ…」というコメントも出てくる。僕は指導上の基礎・基本を教員が再認識する上でも、これは役立つなという気持ちに。

 貴重な情報をたくさんいただいた訪問。気軽に引き受けていただいた学校に改めて感謝。

 


2009年07月22日(水) もう一人の主査と来年度構想
2008年07月22日(火) 秋田での講演資料完成
2007年07月22日(日) 秋田講演の準備
2006年07月22日(土) 市内大会2日目
2005年07月22日(金) 学校組織マネジメント研修
2004年07月22日(木) もう一歩、実に惜しい連続
2003年07月22日(火) 今日も市内大会は好成績

2011年07月21日(木) B&Bはネタにならず

 管内の某首長が急に来所。30分間ほど懇談。ひょんなことからipad活用論議に。二人でipadのよさを絶賛。

 昨日いただいた演題「物わかりの悪い教師〜」に関連して、物わかりが良すぎた授業例をいくつか思い出して、メモづくり。逆に物わかりがほどよく悪い授業も思い出すが、ネタ数はまだ不十分。これはしばらくの研究対象。「物〜」といった言葉で辞典を引いてみると、意外に多く、しばし没頭。
 
 地区特別支援教育連携協議会に主催者として出席し、挨拶。昨日、担当にもチェックを受けた自信ある原稿。うまく読もうとするから、返って噛んでしまうという、いつものパターン。日ごろ使い慣れていない言葉を言おうとするからなおさら(笑)。

 これから出席するいくつかの会議での挨拶原稿作り。かつての大爆笑漫才師「B&B」を話題にした原稿を作るも、所内でモニターしたら、若い方はB&Bはまったく知らず。これはダメだと原稿没。いいネタだと思ったのだけどね。いずれどこかで、年齢が高い参加者の前で!

 ***

 来年2月に大きなフォーラムを控えている愛される学校づくり研究会。8月の定例研究会の内容について協議。各教科の進行状況をMLを通して知らせ合うことや、フォーラムに向けて動きを加速することを決定。研究会が今後柱とするテーマについても協議。濃密な話し合いができた。



2009年07月21日(火) 来年度の事業構想
2008年07月21日(月) 書籍最終版チェック
2007年07月21日(土) 机下の整理に出かける
2006年07月21日(金) 市内大会1日目
2005年07月21日(木) 日本教育新聞の反響大
2004年07月21日(水) 市内水泳大会に部長として
2003年07月21日(月) 今日も学校へ

2011年07月20日(水) アカデミックな話題が続く昼食会

 さて台風は今いずこ?と、ネットで確認。台風の進み具合は予想以上に遅い。交通機関の状況を見る。名鉄は小牧線と瀬戸線以外は運転見合わせ中。小牧線と瀬戸線が動いているのは不思議だが、地元駅から犬山駅までは移動できることが分かった。しかし以前のように犬山駅でジッと待ち、やっと動き始めた電車、しかも超満員電車で名古屋へ向かうのはかなわんなあ、という気持ちになって、今日は車で事務所へ。名古屋高速を使って、いつもの半分の通勤時間で到着。

 こちらの小中学校は通常通りの日程。3学期制の学校は終業式。午後から書類提出等で来所される皆さんに共通したご挨拶。「おかげさまでなんとか1学期が終わりました」。この言葉には羨ましいという気持ちが沸き起こる。行政職になってみて、こうした区切りがないのが寂しい。「我々も何か区切りをつけるようなことはないか」とつぶやくが、これといって浮かばず、皆さんからの反応もなく…。

 明日の海部地区特別支援教育連携協議会での挨拶原稿作り。事務所主催会議でありながら、昨年度は他の公務と重なり欠席続き。昨年度の議事録を見ながら、改めて勉強。

 「発達障害の子どもたち」(杉山登志郎著、講談社現代新書)を皆さんにお勧めしようと思って、ちょっとした資料を作って配付。昼食時には、それを話題に。続いて、本日いただいた講演依頼のタイトルが「物わかりの悪い先生の方がよくわかる!?」という最近僕が口にしていることでした、という報告から、いつしか授業論へ。アカデミックな話題が続く昼食会!

 今日も先を見通して各種資料作り。相変わらず減らない文書決裁。いくつかの学校ホームページを通して、学校の空気を自席で味わう本日。

 


2009年07月20日(月) 海の日
2008年07月20日(日) 春日井支部研修会資料作り
2007年07月20日(金) 愛で育てる算数数学の授業
2006年07月20日(木) 平成18年度第1学期終業式
2005年07月20日(水) 心配をかけては申し訳ない
2004年07月20日(火) 第1学期が終わった
2003年07月20日(日) 市内大会二日目は暑い日に

2011年07月19日(火) 数学の授業を語る

 私立高校はすでに夏季休業に入ったのか。乗車している高校生はごくわずか。いつも以上に余裕の津島線。椅子に横になってもいいほど(笑)。

 まずは連休中に選んでおいた提供資料ページを印刷、指導主事さんらに配付。

 台風接近による今後のスケジュールについて、いくつか連絡が入る。どのような状況となっても決行する事業、早々に延期決定の会議など、いずれも納得。

 職員の夏季動向一覧を確認しながら、自分の動向を決定。8月末までに訪問するところをチェックし、その準備。集中している週もあり、大まかな作業スケジュールを決める。さっそく作業にも入る。

 先日見させていただいたiPad活用の数学授業。その授業者らが助言を求めて来所。授業について話ができる喜びをかみしめながら(笑)の50分間。ご希望にお応えしてのたっぷりコース。話の要点は以下のとおり。

1 数学(授業)は生徒とともに創るものという演技を!知っていても知らないフリをする演技を!ちょっとぼけてみる!驚いてみる!

○ あれ、動かしてくれたところでも∠BACは50°だね。これはたまたま?
 → 「たまたま」と言う言葉は数学の舞台にのせる言葉。
→ 「たまたま」ではない。ならば法則? ← 数学的な考え方が引き出せる言葉。

○ こういう点はいくつあるの?いくつでもあるの?
 「20個でも30個でも点をとってくれればいい」と教師が言わない方がいい。
 → 数を問えばいい。数値なら答えやすい。当てずっぽうでも言える。理由を述べるより楽。つぶやくこともできる。
 → (数を聞いたうえで)へえ、そうなの。そんなにあるの。だったら実際に示してよ ← 作業をする必然性を生み出すこと。やらされている数学からの脱却。

○ この点とこの点の間も、こういうところ(弧の上)に点がくるの?
 「半円」だという生徒の言葉だけで、先生が円を描くのはまずい。
 → へえ、ここに描きに来てよ(生徒に活動させる)。
 → この点と点の間にもここに点がくるのだね。時々、はみ出てしまうことはないの?(ボケる)   
 → ない!どうして? ← 説明させたり証明させたりするための必要性を生み出す。
 → 「こういうところ」って、先生は言っているけど、数学用語で言うと何と言えばいいのかな? → できるだけ数学の世界に引き寄せる。
 → これって半円? ← 作業をさせてみて活動を振り返らせる。違うように思うけど。
 → (先生が書くとしても)「点、点、点、点・・・」と言いながら描き(点の集合を意識させる)、最後は「点が集まると線になる」と言う。

○ 半円っぽいって、その「ぽい」とはどういうこと?
 → 言語活動の充実は、生徒の言葉にこだわることから。「ぽい」という言葉は数学用語にはない。だから、その言葉にこだわるといい。「ぽい」から数学の舞台にのせる。

2 思考の言語化(見える化)させるために子どもに聞こう!

○ どんなことを考えて指を動かしていたの?
 → 頭に浮かんだことをすべて話させる → 同じように考えて動かしていた人は?
 → では、あなたはどんなことを考えたの?

○ コンパスの針のところが100°って、どういうこと?
 あの生徒の発言は実においしい言葉。問題文にはコンパスはない。だから生徒に突っ込むことができる。
 生徒の発言がよく分からないのなら、生徒にもどせばいい、他の生徒につなげればいい。自分一人で何とかしようと思うから焦る。整理がつかなくなる。
 →「問題文にはコンパスがないけど、あなたにはコンパスが見えるんだ?どこにあるの?あなたが見えていることを話してほしい」

 そのほか、僕が数学授業を行う上で心掛けていたことをいくつか。なんと楽しい時間だったことか(僕だけかもしれないけれど…)


2009年07月19日(日) 第16回いきいき寄席
2008年07月19日(土) 充実!学校評価研究会
2007年07月19日(木) 国際シンポジウムに登壇することに
2006年07月19日(水) 夢が広がった見える化会議
2005年07月19日(火) 危機管理の1日
2004年07月19日(月) 明日の準備など
2003年07月19日(土) 市内大会始まる

2011年07月18日(月) なでしこジャパンの優勝に涙

 三連休最終日。なでしこジャパンの戦いは、ライブで試合開始からと思っていたが、睡魔に勝てず、いつしか爆睡。

 夢を見る。押し込まれての苦しい展開。かなりの点差。悲痛な叫びを続ける実況中継で目が覚める(笑)。時計を見ると5時ちょっと過ぎ。夢のとおりではありませんようにと祈って、テレビをつける。0対1で、なんと1点差。残り時間もまだ十分。

 応援体制に入る。すぐに日本のゴールで同点に追いつく。すっかり覚める。延長でも不屈の粘り、再び追いついて同点。PKでも神がかりの防御で、とうとう勝利!いつしか涙があふれ出る。歳を重ねると涙もろくなるのだろうか。

 遅ればせながら(?)『JIN-仁-』にはまっていて、今日もマンガ喫茶へ。最終巻20巻までにはまだまだ。楽しみは続く。コメダにも寄ってミニシロノワール。セーブできず(汗)。

 夕方から雨。台風の進路が気になって、時々ネットチェック。終業式も間近。とりわけ学校管理職の気持ちを察する。


2009年07月18日(土) 読売教師力セミナーは情報モラル
2008年07月18日(金) ティッシュ配りの極意
2007年07月18日(水) 義務協専門部会開催
2006年07月18日(火) 地域で子どもを育てる地域ふれあい実行委員会
2005年07月18日(月) 追いかけられていた状況から脱出!
2004年07月18日(日) 市内大会2日目
2003年07月18日(金) 1学期終業式

2011年07月17日(日) 石井順治さんの本

 連休二日目。7月15日の派遣指導主事会に小牧市の栗木指導主事を招いて研修会を開催したことを日記に書いた。その中で次のように記した。

 これを契機に皆さんが、例えば、佐藤学さんや石井順治さんの本を読んでみよう、という動きをしていただければうれしい。

 この記述と、あの意見が集中した国語の授業が気になって、石井順治先生が言われる「聴きあい学び合う授業」について書かれたものはないか、探してみようという気持ちになった。まずは手元にあった「教師の話し方聴き方 ことばが届く、つながりが生まれる」(石井順治著、ぎょうせい)を再読してみた。

 「疑問に思われた指導主事さん方へ資料提供できる個所を探そう」という課題意識を持って読み始めると、初読時にページ端を折っていた個所(重要度高)以外にも、ドンドンその個所が増えてしまった。これではこの本すべてを提供した方が早いという状況になってしまった(笑)。

 今度は端を折ったページのみ再再読。指導主事さんには「聴ける教師への転換」というタイトルがついたある教師の手記(自らの多弁さを克服していった記録)を提供することに決めた。これをもとに機会を見つけて、皆さんで話し合いができたらとも思う。「栗木先生からとても良い刺激をいただきました」だけで終わってはもったいない。申し訳ない。学びを継続させるのも僕の役目。迷惑だろうけれど(笑)。
 
 アマゾンで一昨日注文した「『学び合う学び』が生まれるとき」(石井順治著、世織書房)が届いた。さっそくこの本も読み始める。

 この本も前述の書籍のように、詳細な授業記録を通して(一つの授業記録+石井順治さんの読み解きで70頁ほど、2つの授業記録掲載というボリューム)、学び合う学び教室の子どもたちと教師の姿を鮮明にしている。

 石井さんは、教師の仕事(授業)の中心は「つなぐ」ことだと言う。

 「考えと考えをつなぐ」
 「考えとテキストをつなぐ」
 「子どもと子どもをつなぐ」


 教師の目と心が「教える」こと一辺倒から、このような「つなぐ」ことに移れば移るほど、「学び合う学び」の心地よさが子どもたちの中に広がっていくと述べている。 

 それにしても、石井さんの子どもの発言の読み解きが凄い。ご自身で撮影された授業ビデオをもとに分析をされてはいるが、ここまで深く子どもたちの発言の真意を読み取るには、どのような修行をしたらよいのかと思うほどだ。長年、子どもの言葉を表情も含めてまるごと受け取る授業をされてきたからこそだと思うが、それにしても凄い。

 ところで、ここのところ気になっている言葉がこの本にも登場している。「一斉指導」という授業形態を表す言葉だ。4月に正式発表された「教育の情報化ビジョン」でも、「一斉指導による学び(一斉学習)」が登場している。
 この言葉の対極にあるのが、「学び合う学び」「協同の学び」であり、教育の情報化ビジョンでは「子どもたち同士が教え合い学び合う協働的な学び(協働学習)」である。

 ビジョン会議では、「一斉指導は教師が一方的に教え込む授業を指しているように読み取れるが、そのようにとられてしまって良いのだろうか。立腹する教師が多くいる」という発言したが、さて、というところである。

 このことは、来月、ある学習会で「教育の情報化ビジョンに示されたこれからの授業」というタイトルでレポート発表するので、そこでの皆さんの意見を楽しみにしているところでもある。


2009年07月17日(金) 異業種懇親会で学ぶ
2008年07月17日(木) 電話対応の日
2007年07月17日(火) 1日中、あれこれ考えることがあって・・・
2006年07月17日(月) 海の日
2005年07月17日(日) 国立科学博物館「縄文vs弥生」
2004年07月17日(土) 市内大会始まる
2003年07月17日(木) いよいよ1学期も終わり間近

2011年07月16日(土) 味岡児童館をつくる会HP更新

 連休初日。味岡児童館をつくる会会長の坂延さんから取材報告のメール届く。「リボーン味岡」(味岡児童館サマーフェスティバル)を地元小中学生に知らせるためのチラシ配布依頼で学校訪問。各校長先生方へインタビュー。その報告だ。さっそくホームページ更新

 「発達障害の子どもたち」(杉山登志郎著、講談社現代新書)を図書館から借りて読む。教職ネットマガジンで紹介されていた本だ。

 恥ずかしい話だが、初めてこの書籍で明確に知ったことも多い。書評に書かれてあった「第9章で提言されている教育現場への称賛と苦言については、学校関係者特に教育行政に関わる方にはぜひ読んでいただきたいと思いました」は、まったくその通り。背筋を伸ばして読み進めた。手元に置いておかなければいけない本と出会えたことに感謝したい。

 歴史学者、市井三郎の言葉で第9章が閉じられている。

 「歴史の進歩とは、自らに責任のない問題で苦痛を受ける割合が減ることによって実現される」(市井三郎)
 発達障害とは、明らかに自らの責任で子どもたちが受けたものではない。それをきちんとサポートするシステムこそ、歴史の進歩である。

 
 「事務ミスをナメるな!」(中田亨著、光文社新書)も図書館から。この書籍からは、次の一文をメモ。

 大きなミスの経験はないのに、極めて熟練できている人には、決まって人に仕事を教えた経験がある。


2010年07月16日(金) 久々に向山洋一さんが話題に
2009年07月16日(木) 豊橋市立羽田中学校へ
2008年07月16日(水) 連携の会
2007年07月16日(月) 秋田講演の要項完成
2006年07月16日(日) 第14回東海地区中学・高校ディベート大会
2005年07月16日(土) 東京でプロジェクト会議
2004年07月16日(金) 第1回地域ふれあいフェスティバル実行委員会
2003年07月16日(水) 「エコライフのうた」がFM新潟で

2011年07月15日(金) 派遣指導主事会研修会

 月1回開催の派遣指導主事会。今日は小牧市教育委員会指導主事・栗木先生を招いての研修会。特別に事務所指導主事もフル参加。

 所長挨拶。「今年度から派遣指導主事会で時間をいただいて授業についてお話をすることにしました。が、すでにネタ切れです。そこでリーダーは人に頼る力が必要と言われますので、学び合いのスペシャリストをお招きして、小牧市が取り組んでいる『学び合う学び』から学びます」と紹介。僕の楽しみは、小牧市の授業ビデオを見て、派遣指導主事さんがどのような反応をされるかということ。さっそく研修会が始まった。

 栗木先生がとられた手法は、まさに授業そのもの。何ら説明なしに以下の3本の授業を10分ずつ放映。
〇 小学校4年算数 角とその大きさ(授業の導入場面から10分程度)
〇 小学校5年国語 大造じいさんとガン(授業の半ば、ほぼ子どもたちだけで話し合いが進む10分程度)
〇 中学校2年数学 連立方程式(授業の後半10分程度、グループで学び合うシーンを中心に)
 
 DVDを交換中に栗木先生から出された指示は「気づかれたことなどをもとに皆さんで話し合ってください」。しーんとした会議室。「皆さんの気づきこそ大切なのです。交流をしてみてください」と再度指示。

 3本の授業を見終わり、「はい、それではどうぞ皆さんで意見交換をしてみてください」という指示。さあ、どのような意見が出てくるか、僕の興味はますます高まる。意見は主に2本目の国語の授業(教師は教室の前、中央に座っている。挙手をしている子どもへの指名が続き、黒板には何も書かない)に集中。

・子どもたちは楽しそうだが、どこまで分かっているのだろうか。
・本当に学習が深まっているのか。
・教師として子どもの考えを修正(指導)したりする必要はないのか。
・参観している教師の数に驚いた。
・子どもたちはとてもよく話している。
・子どもは言いっぱなし。それでよいか。
・自分の考えが妥当な考えなのかどうか、あれでは気づけないのではないか。
・いや、それは違う。子どもは他の子どもの意見を聞きながら、気づいていくのではないか。
・子どもはメモもしていない。それでよいのか。
・(国語の授業で)子どもと先生の視線が同じ高さと言うのはなるほど!と思った。
・教え込む授業は楽。この授業のように進めるのは、よほど授業デザインが必要だと思う。
・どれくらい教材研究が必要なのか。力のない教師はできない授業ではないか。
・6月の段階の授業でここまでできているなんて、凄いことだ。
・教師がまとめることは最後にしていますよね・・・。
・ほかに話がいってしまうことはないのか。
・知識を教えようとするのではなく、学び方を教えようとする授業ではないか。
・4人組はいいなあと思う。
・(授業映像がほとんど子どもであることから)先生は何をしているのか知りたい。
・子どもの学びを参観した教師が見ていて気づくことがあるというが、一人では授業ができないのではないか。

 予想した通りの感想や意見が続く。時折、他の意見にからむ意見も出る。この段階ですでに予定時刻が迫る。20分間の延長をして、栗木先生からコメントをいただく。
 
 本日お見せした算数・国語の授業者は、教員2年目と3年目です。若い教師でもあれだけの授業ができるのです。
 3本目に見せたのはベテランによる授業です。ベテランほど難しいかもしれません。話し過ぎてしまうのです。
 皆さんから出された感想や意見は、始めてから5年経つ小牧でも、同じように出ることもあります。


 このような前置きをされてのコメント。以下にキーワードを紹介しておく。

〇 子どもが主役の授業です。
〇 一人一人の学びを保障する授業です。
〇 見ていただいた国語の授業は文学作品を読み味わうことをめざした授業です。
〇 教師は子どもたちの意見をじっくり聞きながら、深めさせるところはここだ!というところで、動いています。
〇 教え合う授業ではありません。学び合う授業です。
〇 子どもが「わからないことをわからない」ということが大切です。そこから学びは始まります。
〇 「わからないので教えて」と言うまで教えません。教えるときはとことん教えます。
 
 ついつい、僕もコメント。授業中の子どもたちを見せていただいたような位置から撮影したら、どうでしょう。子どもたちの表情はどうでしょう。学んでいるでしょうか、と。

 僕がすべきことは指導主事の皆さんに今以上に力をつけていただくこと。その意味ではとても良い機会を作ることができたと思っている。

 笑顔で穏やかな口調で放たれた「子どもが主役の授業です」というコメントの意味するところを皆さんはどう感じられたのだろうか。これを契機に皆さんが、例えば、佐藤学さんや石井順治さんの本を読んでみよう、という動きをしていただければうれしい。

 午後はこの地区の小学校などの社会見学場所となっているところなどを案内をいただいて巡回。貴重な機会を与えていただいたことに大感謝。今日も充実した1日が終わる。

 今週は毎晩遅く帰ったこともあってか、名古屋へ向かう電車の中で感じたとても重い疲労感。名古屋からはちょっと贅沢をして座席指定で犬山へ。そこから地元駅へは、だれもが2席とっても迷惑にならないほどの電車(笑)。
 


2010年07月15日(木) キャリア教育と問題解決学習
2009年07月15日(水) 堺市中学校教頭研修会にて
2008年07月15日(火) やる気は脳ではなく
2007年07月15日(日) 秋田講演の骨子を考える
2006年07月15日(土) 読売教師力セミナーで大きな特集記事
2005年07月15日(金) 研修5日目
2004年07月15日(木) 選手激励会
2003年07月15日(火) 市P連母親研修会

2011年07月14日(木) 町のICT活用将来像

 訪問客が続く日。午前中は三重県K町の指導主事さんが、小中学校の今後のICT活用について相談のため来庁。うれしかったのは僕が書いた「玉置流・学校が元気になるICT活用術―ICTは学校力向上ツール」を読んでいただいていること。この方、プラネクサス教育図書シリーズを全てお持ちのこと。これにも感動。僕の書籍タイトル「学校が元気になる」というフレーズに我が町の将来像を描き、訪問。たっぷり情報提供。意見交換。

 午後も訪問者が続く。それぞれ30分から1時間ほどお話をお聞きして懇談。かなり突っ込んだ質問をさせていただいたが、僕の意図は分かっていただけただろうか。

 ***

 尾張教育人事担当者会懇親会(遅くなった歓送迎会も兼ねて)に出席。来賓から改めて身が引き締まる指導をいただく。その後は、みなさんと楽しく情報交換。連続4日の懇親会で新たに得た情報は膨大。夜も充実の4日間が無事終了。


2010年07月14日(水) 管理職パワーアップ講座の映像準備に
2009年07月14日(火) 愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議
2008年07月14日(月) 志賀内さんプチ紳士を探せ3周年
2007年07月14日(土) レバレッジ時間術
2006年07月14日(金) 暑い〜
2005年07月14日(木) 研修4日目
2004年07月14日(水) 来客多し
2003年07月14日(月) どんよりした日

2011年07月13日(水) iPadで数学授業

 楽しみにしていたこの地区での算数・数学研究会での公開授業。愛知教育大学の飯島先生の支援・指導・助言があって、iPadを活用しての数学授業。内容は「円周角の定理の逆」。

 iPadは課題提示と追究の道具として登場。4人1組のグループに1台ずつ。課題は次のとおり。

 ∠BAC=50°の△ABCがあります。∠BACの大きさを50°に保ったまま、点Aを線分BCについて同じ側に移動させてみよう。

 iPadで点Aを動かしながら、∠BAC=50°となる点を記録。4つの机が合わさった中央にiPadが置かれ、画面にどこからでも手が伸びてくるのがいい。動かしながら、ごく自然に会話がうまれてくるのもいい。「もう少し上?下?きたぞ!いいね!いいね!」という具合。つまり今日のiPadは、ほどよいコミュニケーションを生み出すツールとして機能。

 各グループでの点の記録はどのように共有するかというと、これもまた地味な?方法。iPadの画面を実物投影機で大型ディスプレイへ。紙と同じ扱い。次のグループのiPadは積み上げる方法(裏面に4カ所の滑り止めシールあり)で、スムーズに映写。

 「円周角の定理の逆」を明らかにすることの必要性を絞り込む段階で、ちょっと間延びしてしまったことは残念だけど、いわば未知の世界へ一歩踏み込んだ授業者に大きな拍手を送りたい。もちろん機器を含め全面的にバックアップされた飯島先生の存在と校内の数学の先生方、そして地区の皆さんの協力があって実現できたこと。うらやましい組織と体制でもある。

 ***

 連続懇親会出席中の三日目(笑)。今日はいつも以上に気が置けない皆さんの集まりで、挨拶というより、私の過去の戦いの思い出話。この立場にあるまじき発言もあったのではないかと心配したが、「先生の思いの丈がよく分かりました」といっていただけた方もあって一安心。今日も楽しい時間はあっという間。帰宅しても気持ちの高揚は治まらず、しばらくゴソゴソと。


2010年07月13日(火) 分校訪問
2009年07月13日(月) 解散・総選挙決定
2008年07月13日(日) 新教育課程中央説明会報告書づくり
2007年07月13日(金) 飛び込み授業
2006年07月13日(木) 見える化システムが見える
2005年07月13日(水) 研修3日目
2004年07月13日(火) うむ、カウンタは?
2003年07月13日(日) みんないこまい寄席

2011年07月12日(火) 待ち遠しいガジッという機械音

 待ち遠しいのは、庁内全体に響く「ガジッ」という大きな機械音。それはエアコン稼働開始という幸せな音。しかし今なお避難所におられる被災地の皆さんのことを考えたら、贅沢は言えない。

 指導課長と相談。方針検討。今後のスケジュールを見ながら、いくつかの準備。「学校運営の改善の在り方等に関する調査研究協力者会議」での配付資料を熟読。学校支援地域本部等の震災時の様子、地域とともにある学校の概念と推進方策イメージなどであれこれ思いを巡らす。

 13時から14時と1時間後ろにずれた休憩時間。しかも所内は照明、パソコン、エアコン等すべて停止。そのため昼食をとった場所で長居をして、14時ギリギリに事務所帰還という状況。

 尾張教育推進協議会に出席。8月の大きな会のための準備会。事務局による綿密な計画や膨大な文書に脱帽。

***

 年次懇親会に出席。今日の挨拶は書籍「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」と最近よく話題にする「全国優秀表彰教員へのアンケート結果」をリンクさせて3分間ほど。

 お一人お一人とたっぷり話することができて、新たな情報も得ることができた。学校ホームページの更新頻度を一気に高めた学校(ほぼ毎日更新)や指導者用デジタル教科書が配備された学校の変化は、僕がとりわけ興味がある分野。学校取材のお願いをさせていただいた。


2010年07月12日(月) スクール55大西さんのコラム最終回
2009年07月12日(日) スクール55新コラム発信
2008年07月12日(土) 家庭教育シンポジウム
2007年07月12日(木) 愛知県学力学習状況検証改善委員会
2006年07月12日(水) 地域ふれあい学びフェス小実行委員会2
2005年07月12日(火) 研修二日目
2004年07月12日(月) 伝わっていたとは!
2003年07月12日(土) 今日も出校

2011年07月11日(月) からんころんの会

 事務所に設置されている学校ボックスは、文書でどこも満杯。夏休み前で配付文書が増えてきていることと、学校が忙しく来所する機会が減っていることからか。致し方ないこと。

 いつものように文書決裁とここのところ動きが激しいある出来事に関わる情報収集。ある事柄を決めるに、あちこちの文書を確認しながらの思考作業。かなり時間をつかった。

 手元に届いた「教育分権のすすめ 学校の組織改革と教職員の意識改革」(日渡円著、学事出版)にさあっと目を通す。著者の日渡さんは元宮崎県五ヶ瀬町教育長。友人のブログでこの方を知り、興味がわいてさっそく著書を購入。まず大胆な発想にびっくり。じっくり読んで、いずれ研究会の仲間などと意見交換をしたいな、とも思う。

***

 第1回目の「からんころんの会」に出席。案内をいただいた時には「からころもの会」(笑)。蒼々たるメンバーの中に入れていただいて恐縮。この地区でご縁をいただけた喜びをいつも以上に感じて、お話もお酒も進む。メインゲストの方に二次会もお誘いいただいて、さらに極上のお話をお聞きする。ありがたく幸せな1日。

 本日は、愛される学校づくり研究会・教育コラム更新日。今週は「学校マネジメント考」の第2回目。新城市教育委員会の小西先生執筆。原因を特定することの具体例を示していただけた。お勧めのコラム。

 大西貞憲さんのブログは「教師にとっての基礎基本の定着を考える」。チョークの持ち方を知らない若い教師のことを話材に、重要な指摘。

 教師にとっての基礎基本は何か、それをどのようにして定着させるのか。そんなことは教えなくても知っているはずだという思い込みを捨てて、学校経営に携わる方が真剣に考えるべき問題のように思います。

 この日の倭小学校(中林校長先生)のホームページ記事は「基本」。「黒板には背を向け、視線はいつも子どもたちの方に。これが一斉指導の基本です」という文章と写真。まるで打ち合わせたような連動記事で、研究会MLへ感想を投稿。


2010年07月11日(日) 勉強好きにする校長先生
2009年07月11日(土) 東京国際ブックフェア・教育ITソリューション専門セミナーで講演
2008年07月11日(金) 原稿通し読み
2007年07月11日(水) 伝え合う力を養う調査研究事業担当者連絡会
2006年07月11日(火) 100年頑張っても・・・
2005年07月11日(月) いよいよ研修開始
2004年07月11日(日) こまきあんず主催の講演会へ
2003年07月11日(金) 来客、電話が多い日

2011年07月10日(日) 第9回味岡児童館をつくる会

 「味岡児童館をつくる会全体会」に出席。8月20日(土)に開催の「リボーン味岡」(味岡児童館サマーフェスティバル)に向けての最終会議。今日もたくさんの方が集まっていただけた。今日も司会役。

 会長挨拶のあと、7月1日に異動があった子育て支援課の新体制の説明(倉知新課長ご挨拶、日比野さん就任挨拶、宮本さん異動の挨拶)へ。

 続いて突然のイベント。名古屋大学の山本先生による科学実験教室体験。題して「実験で地球の温暖化を考えよう」。このイベントは「リボーン味岡」のイベントの一つ。本日お集まりの方々は、当日、各イベントのお手伝いで、科学実験教室を覗くことすらできない。「参加したかったなあ」という声が出てくることを見越して、会長が山本先生に秘密裏に依頼して実現したもの。さすがアカデミックな内容。僕も初めて放射温度計というものを知った。

 その後、「リーボン味岡」の最終検討。タイムスケジュール、講座配置一覧、スタッフ一覧、配付チラシを皆さんで検討。

 さらに重要案件として、来年7月開館後の味岡児童館の運営についての提案。このつくる会は、オープニングイベントを契機に解散し、新たな組織を立ち上げることも提案。了解をいただくことができた。これで、小中学校や保育園へ「リボーン味岡」の周知を始めることも開始。いよいよ本格的にスイッチオン。

 帰宅して、さっそく味岡児童館をつくる会HP更新。昨晩の懇親会と本日の山本先生の実験風景などをアップ。

 久しぶりに何冊かの本を並行読み。のんびり過ごす。


2010年07月10日(土) 1人1台の情報端末を学校生活全般で使いたい
2009年07月10日(金) NHKでリポート
2008年07月10日(木) 解決を祈るばかり
2007年07月10日(火) 義務協専門部会要項完成
2006年07月10日(月) 東大で野間さんの講義を受ける
2005年07月10日(日) 校内ネットワーク活用プロジェクト会議2日目
2004年07月10日(土) 社会を明るくする運動小牧市民大会で落語
2003年07月10日(木) 美術もスモールステップ

2011年07月09日(土) リボーン味岡1か月前の前夜祭

 夜、「リボーン味岡1か月前の前夜祭」に出かける。8月20日(土)には(拡大)味岡児童館サマーフェスティバルが開催される。その前に、味岡児童館スタッフ、味岡児童館をつくる会運営委員会メンバー、子育て支援課の皆さんで、膝を突き合わせ、一杯やりましょうという懇親会に出席したというわけ。

 これまで味岡児童館の企画・設計から、このつくる会のサポートまで全てに関わってきていただいた子育て支援課スーパーエースのMさんが7月1日で市政戦略課に異動となった。Mさんに感謝し、新たな部署でのさらなる活躍とこれからもお付き合いをお願いする会も兼ねての宴会。

 さすが児童館スタッフの皆さん!親睦を深めるための企画連発。アルコールが回ってほとんど頭が働いていない状態で始まったゲーム大会。「さんずいの漢字をたくさん書いてください」「ミッキーマウスを描きましょう」「この通りの形を色板を並べて作りましょう」など、すべて撃沈。子育て支援課の教え子には、鋭く突っ込みされ、恩師の面目なし(笑)。

 とても良い話を聞くこともできた。児童館の一コマだ。「いくつ、どこにピアスしているの?」と言いたくなるような輩も来るそうだ。この輩が館長に「ぬり絵がほしい」と言ってきたそうだ。ぬり絵で何をやるのだろうと思っていると、児童館に来ていた乳幼児をそのぬり絵で遊ばせていたそうだ。

 雲行きが怪しくなった夕方だ。学校帰りの高校生。児童館の窓を叩いて、中に向かって「雷が鳴りそうだよ。大雨になりそうだよ。今日は早めに児童館を閉めて、先生たちも帰った方がいいよ」と。「こうした声掛けがうれしいのです」とお聞きする。

 児童館が自分の居場所だったり、いわゆるナナメの関係の大人と交わることができる施設だったりするわけだ。中学校でサマーフェスティバルスタッフを募集したところ、あっという間に予定人数をオーバーしたとのこと。役立ち感が感じられる場所だと認識する中学生が増えるかもしれない。

 たくさんの良い話を聞き、新たな人のつながりもできて、改めて「児童館をつくる会運営委員」に入れていただいたことに感謝した次第である。


2010年07月09日(金) 「学校教育の情報化に関する懇談会」の資料・動画配信
2009年07月09日(木) NHKテレビお知らせ
2008年07月09日(水) すっきり
2007年07月09日(月) 雷門幸福さんに依頼
2006年07月09日(日) 第4回いきいき寄席
2005年07月09日(土) 明るい社会づくりで落語口演
2004年07月09日(金) グループウエアは、より小牧市版へ
2003年07月09日(水) 日数教での授業に向けて

2011年07月08日(金) 研修連続3本

 終日、自治研修所8階で研修。

 1本目は「所属長を対象とした人事評価制度説明会」。所属長は人事評価とその給与反映の最終責任者であり、所属長に人事評価制度の必要性やめざすものを再度徹底しておきたいという主旨での研修会。

 2本目は「コンプライアンス研修(所属長研修)」。講演は「いま求められるコンプライアンスと所属長の役割」(立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授・池田耕一)。続いて総務部人事担当局から「不祥事防止、監査結果に係る啓発等について」と題した講義。

 講演者の池田氏からは、長年の企業経験を踏まえて、報道された不祥事の根底にあった事柄が伝えられた。興味深く聞くことができた。所属長の役割は以下のとおり。

 所属長は「扇のかなめ」。
 基本は、風通しのよい風土づくり → 「ちょっと気になるんですけど」(これが風)。この風が社内をいったりきたりする風土づくりが必要。
 よそ様の不祥事もわが社にも関係あるものと思うこと。


 3本目は「管理監督者メンタルヘルス研修」。管理職自身のストレスマネジメント、つまりセルフケアが必要。キーワードは、「食う(食事)」「寝る(睡眠)」「遊ぶ(適度な運動)」。

 終日、話を聞き続ける研修でヘトヘト。聞くことはこれほど疲れることなのだと改めて実感。

 ***

 電車の中で、落研後輩に声をかけられる。20数年ぶり。
 「玉置さんですよね」
 「はい、そうですが…」
 「私、童楽です」
 芸名?!一瞬にしてよみがえる記憶。久々に語り合う落研の歴史。現在の落研については僕の方が事情通(笑)。楽しいひと時。これは研修で聞いた「ストレスコーピング」だよな、と自覚。

 「明日は休み」と思うことで、ストレスコーピング。いつしか爆睡。これもストレスコーピング。
 


2010年07月08日(木) 管理職パワーアップ講座準備を続ける
2009年07月08日(水) 庁内情報モラル会議
2008年07月08日(火) 議会図書室で
2007年07月08日(日) 20年目を迎えた小牧落語を聴く会
2006年07月08日(土) PTA役員会&全委員会
2005年07月08日(金) 小牧市IT情報化推進会議
2004年07月08日(木) 名人会集会にて
2003年07月08日(火) 健康器具を買う

2011年07月07日(木) 会議と相談

 大降りの雨の中、駅に向かう。今日は三の丸庁舎地下2階へ。会議室に入った途端、汗が噴き出す。さっそくタオルを取り出す。途中で冷房が入ったような、入らなかったような3時間30分。12時30分過ぎまでたっぷり会議。食事をして事務所へ。課長と会議を受けての綿密な相談。これでほぼ1日終了。

***

 コンピュータ教育開発センターから「ICT夢コンテスト」の実施が発表された。その案内文には重要なお知らせがさりげなく書かれている。

 17年に亘って行なわれてきたマイタウンマップ・コンクールを継承発展させたものです。

 マイタウンマップ・コンクールは終了したということだ。とっても残念なお知らせ。サイトの「事務局からのお知らせ」には、このコンクールの裏方として長年かかわってこられたYさんは終了のコメントを書かれるのだろうか。


2010年07月07日(水) 県教育委員学校訪問随行
2009年07月07日(火) 人間ドック小咄
2008年07月07日(月) 七夕
2007年07月07日(土) 義務協の議事録
2006年07月07日(金) 山男の記念講演に感銘
2005年07月07日(木) 今日も研究授業あり
2004年07月07日(水) 講演「学校運営あれこれ」を聴く
2003年07月07日(月) 雨が続くなあ

2011年07月06日(水) 特別支援教育課学校訪問随行

 本日は海部地区へ県特別支援教育課から学校訪問。そこに課長とと共に参加。午前中は中学校へ。

 学校概要説明を聞いているうちに、この学校が目指していることや現在の取組は、昨日、文部科学省「学校運営の改善の在り方等に関する調査研究協力者会議」が発表したばかりの提言とかなり合致していることに気付く。

 その提言は「子どもの豊かな学びを創造し、地域の絆をつなぐ〜地域とともにある学校づくりの推進方策〜」。

 提言に記された「地域とともにある学校づくり、子どもを中心に据えた学校と地域との連携、学校を核とした地域ネットワーク形成」などといった言葉にふさわしい数々の取組がすでに行われている。その成果も確かだ。地域での子どもの姿で自校の教育が語られているということだ。

 教師の言葉をよく聞きそれにしっかり応えている子どもたち、友だちの発言を聞くことを楽しんでいる子どもたちなど、施設の素晴らしさとともに心動かされたことがたくさんあった。

 午後は小学校へ。この春から新校長赴任。校長が発行するほぼ日刊と言ってもいいほどの教職員向け資料。さっそく目を通させていただいた。教職員の力量向上のために全方位に注意を払って提供されている内容に唸った。教頭が発行している学校だよりもすでに号を重ね、この学校が目指している姿もよく伝わってきた。

 授業参観は時間の関係で急ぎ足で。とりわけ3つの特別支援学級での一人一人を大切にした授業、子どものやってみようという意欲をうまく引き出していたことが印象に残る。協議会では県特別支援教育課も大いに評価したとのこと。

 急いで事務所へ戻って課長と相談事。ほぼ方針を固める。来客対応。溜まった決裁板処理。濃密な1日が無事終わる。

 ***

 名古屋へ移動して事務所暑気払いの会。僕としては皆さんに感謝する会。一人一人とじっくり話すこともできて、ここでも濃密な時間が過ぎる。おかげさまで終日充実した1日。


2010年07月06日(火) 私の愛される学校づくり実践コラム開始
2009年07月06日(月) 今日もi−モラル取材
2008年07月06日(日) 新教育課程中央説明会のまとめ開始
2007年07月06日(金) 第2回学校担当者会議
2006年07月06日(木) 東海北陸中学校長会1日目
2005年07月06日(水) 7月愛日校長会議
2004年07月06日(火) 「第九演奏会」実行委員会
2003年07月06日(日) 第55回小牧落語を聴く会

2011年07月05日(火) 第3回校長会議

 第3回校長会議。その前に飛び込んできた松本復興相辞任のニュース。所管事項説明の冒頭で辞任をお知らせし、私も言葉遣いには気をつけなければいけませんね、と自戒の一言。

 本日の所管事項説明は、児童生徒・教職員の交通事故防止 夏休み前の指導の充実、不祥事防止指導を依頼した上で、教科書採択の仕組み、教員採用試験、言語活動の充実、教育情報化ガイドについてなどの7項目。

 言語活動の充実については、「言語活動を充実させるのは教師ではありません。子どもです」をキーワードとした資料を作成して配付。

・授業では、教師が話し過ぎてはいけないということです。
・教師の発話量が多すぎて、子どもの発話量が少なすぎるということです。
・子どもに舞台(言語活動の場面)を多く与えましょう。
・もう少し物わかりが悪い先生になりましょう。子どもが「あのね・・・」とさらに発話したくなります。

 物わかりが良すぎる先生の例と物わかりが少々悪い先生の例を示し、物わかりの悪い先生となるためのコツ(笑)を披露。うまく伝わっているといいけれど…。

 「教育情報化ガイド」は、宮崎大学の新地辰朗先生がリーダーとなって制作された10ページ構成のコンパクトなガイドブック。対象は管理職(校長、副校長、教頭)やミドルリーダー(教務主任等、教育情報化を推進する教師)で、リーダーシップを高め、学校経営全体でのICT活用を推進するための指南書だ。僕も一部を書かせていただいた。

 なお、このガイドは、ここのパナソニック教育財団のページからダウンロードできる。このサイトでは、授業や研究会で役立つ資料が並んでいる。お勧めサイトの一つ。


2010年07月05日(月) マイタウンマップコンクール実行委員会
2009年07月05日(日) ひさびさの学校評価研究会
2008年07月05日(土) なぜあの人は人前で話すのがうまいのか
2007年07月05日(木) その道の達人登録進む
2006年07月05日(水) 富山へ移動日
2005年07月05日(火) 7月校長会議で協議
2004年07月05日(月) 富木島中授業研究会
2003年07月05日(土) うれしいニュース

2011年07月04日(月) 海部東部地区教育委員会にて

 午後、指導課長とともに「海部東部地区教育委員会」へ出かける。そこで1時間の講演。演題は「これからの学校教育とICT活用」。

 もちろん学校現場に勤められた方は少なく、できる限り、教育用語を使わないように、また年齢も考え、PC業界用語も避け、私の話に最後までお付き合いいただけるように展開(したつもり)。流れは以下の通り。

1 「教育の情報化ビジョン」発表から
2 そもそもICTとは
3 教育の情報化とは
4 学習指導要領と情報教育
5 教科等におけるICT活用の実際とこれから
 ・指導者用デジタル教科書、フューチャースクールの実践から
 ・実物投影機、フラッシュ型教材
6 校務の情報化の実際(概要と私の体験談)

 1時間きっかりで終えるつもりで話していたが、盛り込み過ぎで最後は駆け足。1分間延長。「指導者用デジタル教科書」に興味を持たれたようで、いくつか質問をいただいた。その後、委員長や教育長さんと30分間ほど懇談。話題は学校からの情報発信について。かつて校長を勤められた委員長からは、さすがの対応!というお話を伺う。

 つきあっていただいた指導課長にはモニターをお願いしておいたので、事務所へ戻る車の中で率直な感想を聞く。「とてもよく分かりましたよ」という言葉でほっとする。指導者用デジタル教科書の話題から四方山話へ。

 ***

 今日は第31回目となる副島孝の「黙さず語らん」(愛される学校づくり研究会・教育コラム)が更新された。今回は「高等学校の授業研究に参加する」。以下の「効果の期待できる授業研究サイクル」という言葉に注目!

 授業を観る → 観た授業(の事実)について物語り合う → 得られた(と考えたことを)自分の授業で実践してみる → 授業を観る・・・というサイクル

 形だけではない授業研究のサイクルを繰り返すことによって、徐々に変わるものなのです。そして、ふと気づくと、自分の授業に対する考え方が以前とは全く違ったものになっていることに驚くのです。


 読者は、我が校は「効果の期待できない授業研究」「形だけの授業研究」ではないだろうかと振り返っているに違いない。


2010年07月04日(日) 第3回味岡児童館を創る会
2009年07月04日(土) 学習工学研究会第2回役員常任理事会
2008年07月04日(金) 第2回学校担当者会&懇親会
2007年07月04日(水) 愛知教育大学へ
2006年07月04日(火) 7月校長会議
2005年07月04日(月) 今日も研究授業あり
2004年07月04日(日) 富木島中の研究を勉強
2003年07月04日(金) 式と答

2011年07月03日(日) 「正門からどうぞ」を思い出す

 昨夜の話題から。小牧支部懇親会に出席。久しぶりにお会いする皆さんとの楽しい2時間はあっという間。

 会話の中で、ふと口から出たのが「正門からどうぞ」(大西貞憲・小牧中学校 共著)という書籍。小牧中のネットワーク立ち上げ時の大変さから、やがては全国から視察が相次ぐ状況となった、ネットワーク活用進化の経緯をすべて書いてくれたS先生と久しぶりにお会いできたからだ。

 目次をみていただければ分かるが、「教師たちが語り始めた!」という本帯のとおり、総合的な学習の時間、学校支援ボランティア、ネットワーク活用、そして生徒指導等の悩み、苦しさ、見えてきた光をストレートに綴った本だ。ああ、懐かしい。

 早朝から、明日の海部東部地区教育委員の皆さんへお話しするためのプレゼンづくり。2時間。易しい「教育の情報化入門」という感じで仕上がり。さて、皆さんの反応は・・・。

 その後は、締切が過ぎてしまっている原稿書きに必死。集中力は続かず。気分転換のための机周りの整理整頓。こっちはかなり進む(泣)。23時40分、ようやく宅急便にて配送依頼。


2010年07月03日(土) 夢がわく話をしたい
2009年07月03日(金) 学校教育担当者会研修会
2008年07月03日(木) これでは・・・
2007年07月03日(火) 小中学校教育課程フォーラム
2006年07月03日(月) 現職教育で校長プレゼン
2005年07月03日(日) 第63回小牧落語を聴く会
2004年07月03日(土) 日本カリキュラム学会参加
2003年07月03日(木) 県P連事務局会議で感動

2011年07月02日(土) 堀田龍也先生とともに発刊

 中林校長先生が「厳しい」と、どこかでつぶやいておられて気になっていた「小学校時報6月号」の堀田龍也先生の論説。管内小学校長から送っていただいた。さっそく目を通す。

 タイトルは「教育の情報化の推進 〜情報化に対応した学校経営と管理職の役割〜」。確かに、管理職はピッと背筋が伸びるはずだ。管理職へ直接語られておられる部分を抜き出す。

 管理職が若い者に任せると言って回避や丸投げができていた時代も、もはや終焉を迎えている。これからは管理職自らが、情報化を正面から受け止め、学校改善のツールにしていく時代である。

 管理職として、「教育の情報化」の動向を正確に把握する必要がある。そもそも「教育の情報化」とはどう定義されているかを確認しておく必要がある。

 管理職は、やみくもに高機能のICTを用いた特定の教員しかできないイベントのような授業を鼓舞するのではなく、すべての教員が簡単でもいいから自分なりにICTを活用してそれぞれの授業の充実を図っていくことをこそ賞賛すべきである。
 
 校務支援システムの選定は、管理職にとっての利便性より、各教員の負担軽減を最優先したい。

 今日、情報化対応を見据えた管理職研修が広く行われている。それは、管理職自身によるICT操作の研修ではなく、情報化時代の学校経営についてディスカッションするようなワークショップの研修である。ぜひみなさんの地区でも取り組んでみてはいかがだろうか。


 堀田先生と共に編集した最新刊「ちょっとした工夫でもっと注目される学校ホームページ」が好評とのことだ。二色刷り、実物提示、全国27校の事例(教育委員会の3事例含む)紹介とともに、工夫点がズバリ書かれているからだ。これならできる!というヒントを得ることもできることと思う。システムについても参考となるに違いない。




 また、ホームページがちっとも更新されないと嘆いておられる保護者の皆さんは、堀田龍也先生や副島孝先生(前小牧市教育長)が書かれた項を開いて、校長先生にそっとお見せになられるといい。お気持ちは確実に伝わりますよ。


2010年07月02日(金) 味のある皆様方と懇談
2009年07月02日(木) せいしゅん・セミナー
2008年07月02日(水) いつのまにか7月
2007年07月02日(月) 日本モンキーセンターへ
2006年07月02日(日) ディベートのため出校
2005年07月02日(土) 井出さんの授業を見たくて長野へ
2004年07月02日(金) 会議、会議、また会議
2003年07月02日(水) 豊田町「教育の日」講演

2011年07月01日(金) 今日からさらに節電

 早いもので今日から7月。雲が多く、鈍い日差しがありがたい。

 今日からさらなる節電対策敢行。休憩時間を1時間あとにずらす。その時にはさらに節電強化。これまでは消灯のみであったのをPC、プリンタ、コピー、もちろんエアコン、扇風機もすべて停止。休憩後のPC立ち上げも時差をつけて、一気に電力消費が行われないように留意。これから3か月。扇子、タオルが手放せない生活が始まった。

 午前から午後へかけて、7月5日開催の校長会議の準備。所長所管事項説明原稿の執筆。今回は7項目。学校訪問を通して感じた授業への提言を話題とするかどうかを悩む。資料を作成して所員に相談。

 週明けの4日には、海部東部地区の教育委員さん方に講演。その準備。タイトルは「これからの学校教育とICT活用」。教育の情報化に関する最近の動向をはじめ、日々の授業充実のためのICT活用を紹介し、これからの教育行政のための情報提供に努めるつもり。ほぼ話の展開を決めて、本日終了。


2010年07月01日(木) 第3回地区小中校長会議
2009年07月01日(水) NHK取材・撮影
2008年07月01日(火) 小学校新教育課程中央説明会2日目
2007年07月01日(日) 学びノート開始!
2006年07月01日(土) 読売教師力セミナーin名古屋で模擬授業
2005年07月01日(金) 研究授業が続く
2004年07月01日(木) 教師力がつく学校に
2003年07月01日(火) またもや雨