三楽の仕事日記
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日曜日。学校へ顔出し。和田さんから竹下さんが県陸上大会でも優勝したことを聞く。全国大会出場の件で相談。ここのところ急遽の陸上部顧問役の和田さんには引率をあらためて依頼。外では、おやじの会さんが子どもと一緒にバンブーインスタレーション応募作品作り開始。一言お願いして学校を出る。
今日も一宮たなばたランドのお手伝い。由緒ある剱正幼稚園講堂へ。落語会の準備が一段落したので、今日も一宮たなばたも味わっておこうと思いアーケード街へ。そこでおもしろいものを発見してしまった! 路上で「ジョニー」という人形を販売している二人組。この人形は「バキューン」といった声をかけると倒れるし、「元気になって!」と声をかければ起きあがる、「ジャンプ」と言えば飛び上がる。実に不思議な薄っぺらな人形。昨日も路上でパフォーマンスと販売をしていて、その人形の仕組みが知りたくてしかたがなかった。 ところが今日は人形以上におもしろいものを見つけてしまったのだ。なんと昨日販売していた兄ちゃんが、今日は商品を興味深そうに見るお客さんになっているのだ。販売している兄ちゃんに「ねえ、これはだれでも出来るの」とか「壊れないの」とか「へえ、ジャンプもできるんだ」という声を出している。いわゆるサクラという奴だ。 パフォーマンスが終わり、囲んでいる人だかりが、だれかが買えば自分も買ってみようかなという雰囲気になったところで、そのサクラの兄ちゃんがおもむろに1000円札を出して「黄色い人形をちょうだい」と購入。すると何人かがつられるようにして次々に購入。人形もおもしろいのだけど、サクラの言動にも興味がわいてしまって、その場でしばらく観察。ひょっとしたらサクラは一人だけじゃないかもしれないと思ったり、昨日も同じ場所で販売していたのだから、まんざらインチキな商品でもあるまいと思ったり。だまされたと思って買ってみようかと心動いたり。結局は購入せずに落語会場に戻る。仲間に話したらさっそく皆さんも見学に。仲間の分析によると、サクラが肩にかけているバックがあやしい。右手をバックの中に入れたまま。どうもその中で操作をしているらしいとのこと。路上販売も咎めるために警察官が出動。二人組は一気に退散したとのこと。それにしても滅多に見られないおもしろい芸(笑)をみせてもらった。
今日は桂吉朝一門会。初めに挨拶があって、桂しん吉「軽業」・桂よね吉「遊山舟」・桂吉弥「親子酒」・桂あさ吉「崇徳院」の4席を楽しむ。
落語を聞きながら時折浮かんでくるのが、昨年の吉朝師匠のあの高座。会の始まりにあたって吉朝師匠の出囃子がしばらく流れたのでなおさら。特に「高津の富」。絶品だった。昨年の今日、この会場で僕は世話人であることも忘れて、手が腫れるほどの勢いで拍手をして師匠を迎えた。そして全身全霊を傾けて、復活!吉朝落語を堪能した。言葉ではとても言い表せない感動だった。ところが昨年のその日の日記はあっさり。どうして今でも鮮明に覚えているあの高座の感動を書かなかったのか?思い出してみると、これからまた吉朝落語が十分楽しめる、今日はあくまでも再スタートの日であるという思いがあったのかもしれない。まさかそれならわずか3ヶ月後に亡くなるなんて。
それから落語会に足を運ぶ頻度が極端に減った。自分でも不思議なくらいに落語へのエネルギーが低下してしまった。吉朝存命の時には、まさかこのような気持ちになるとは思わなかった。僕は吉朝の追っかけでもなんでもなく、落語そのものを楽しんでいる人間と思っていたのに・・・。
4人の弟子の落語を聴きながら、あの割れんばかりの拍手をさあっと手を広げて止めた吉朝師匠の姿を何度も何度も思い出していた。吉朝落語をもう一度聴きたい。叶わない夢ばかりを描いていた。
片付け中に中座。第9回市民ミュージカルの結団式出席のために東部市民センターへ。つづいて桃花台まつりへ。新しい空気が入った会場をさあっと見て回る。お世話になっている皆さんにご挨拶をして会場を出る。
帰宅後、すぐにダウン。4時間ほど寝てしまった。そんなに動いていないのに体がしんどい。寝るのが一番。夜中に起き出してメールチェックなど。
ある方のHPを見ていたら僕の言葉が記録してあって感激。
「無駄な時間が省け、継続でき、教育の質が向上することでなければ(ITは)使わない。IT化は手段であって、目的ではない」
長島茂雄さんや武満徹さんらの語録と一緒に並んでいるのがこそばゆい。
2005年07月30日(土) 一宮七夕落語「吉朝独演会」お手伝い 2004年07月30日(金) 尾張旭市で講演 2003年07月30日(水) 授業の原理・原則
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