三楽の仕事日記
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2010年07月11日(日) |
勉強好きにする校長先生 |
「愛される学校づくり研究会」を開催。今回も多数の参加あり。遠くは新潟・亀田東小からW先生も。大感激。
前半は、私の愛される学校づくり実践報告。初めは扶桑中N校長から「情報モラル教育実践」について。実践前後のアンケート調査をもとに実践の分析。興味深い報告があった。
次に僕から「学校公開日に保護者の皆さんに長時間楽しんでもらうための仕掛け」を報告。例の卵販売の話も披露。
後半は、日本教育工学会全国大会での発表内容をグループに分かれて検討。メンバーがメンバーだけに、どこも活気ある話し合いが続く。互いに報告し合って、予定通り3時間で終了。
研究会開始前に、倭小学校長・中林先生(前太郎生小学校長)を駅までお迎え。会場に向かう車の中で、すぐさま情報交換。良い機会なので、僕の最近の中林校長のイメージを伝える。それは「職員を勉強好きにする校長先生」。先日の三重でのフラッシュ型研修でも、かつての太郎生小学校の先生方はもちろん、4月から赴任された倭小学校の先生が8名も参加。小牧で開催している「教師力アップセミナー」には、太郎生小学校時代からほぼ(?)皆勤の先生もみえる。初めは校長先生のお誘いに気を遣って参加(推測)ということもあったと思うけれど、今でも太郎生小学校時代の先生方は、あちこちの研修会に出掛けてみえる。実際に何度かお会いすることができた。「学び続ける教師」は太郎生小の偉大な遺産の一つ。
中林先生に車の中で言われて気になっている言葉がある。「橘大学で開催された野中信行先生の講座DVDを見ましたよ。玉置先生、あの時の若い教師、あまり褒めていませんねえ。もっと褒めてあげたらいいのに。落語家になった方が良いと言われていましたね。」
確かに。その通りの発言をした。野中先生が僕を「落語が得意」といったフレーズで紹介されたこともあって、そっちに気がいってしまっていたことを思い出す。
こう言えばよかった。「落語家になればいいほど。つまり聴衆反応に合わせることができる柔軟性があるということ。さらに言えば、授業の受けがとてもうまいということです。野口芳宏先生は、授業には攻めと受けがあって、特に受けの技を高めるのは難しいと言われていましたよ」と。
確か、僕がまだ30歳代だったと思うが、野口先生に直接お聞きしたことがある。「授業の受けの技を高めるにはどんな勉強をしたらいいのでしょうか」と。ちょっと間があって「難しいことだねえ、それは。まあ落語を聴くことはいいと思うよ。私は時々寄席に行くんだよ」と言われた。
ところで、「ご飯と味噌汁の授業を成立させるのに、受けの技術は必要なのか」なんていうことが浮かんでしまった。8月に野中先生とお会いできる。楽しみがまた一つ増えた。
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