三楽の仕事日記
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2008年07月12日(土) |
家庭教育シンポジウム |
今日はウィルあいちで開催された「家庭教育シンポジウム 生きる力 家族のきずなを考える」に参加。この会はモラロジー研究所が主催。
800名入るホールは満員。入れない方は別室モニターで、講演+トークセッションを聴く状況。僕は幸いホールで聴講。
基調講演1は医学博士の田下昌明氏。「小児科医から見た提言」と題して、3歳までの母子関係成立の重要性を具体的な事例をもとに講演。会場からは、驚きと納得のうなり声が聞かれることもしばしば。
胎児の体は4ヶ月でほぼ完成していて、残り6ヶ月は生きるためのトレーニングをお母さんのお腹の中でやっているのだ。だから喜びもするし、悲しみもするのだ。胎児には人格がありますよ。だから、家族の皆さんが「おまえを愛しているよ、皆で待っているよ」と呼びかけることも大切。
お孫さんがいてもおかしくない年齢の方が9割を占める会場で、こういった話ははたして・・・と思ったが、僕は満足。
続いて、野口芳宏先生登壇。「学校教師から見た提言」と題して、いつものように全員参加形式を取り入れた講演。野口先生の一般の方を相手にした講演は久々に聞いたが、やっぱりすごい!ぐいぐいと聴衆を引きつけていく。分かりやすい事例と明確な主張に、何人もの方が頷いて聞いていた。そして、絶妙なタイミングで入るユーモア。会場は大爆笑。いつも新しい情報をもとに話をされる野口先生に今日も感動。
私たちが言っているのは貧しい時代の教育論。豊かな時代の教育論は明示されていない。その意味では、価値あることを選択できる眼を養うことが必要である。
家庭の本質は教育ではなく養育。家庭教育(身内の教育)には限界がある。他人による教育が基本。他者による教育力こそ大切。学校教育の重要性を自覚すべき。
メモしたことはその他多数。今日も充実の1日となった。
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