三楽の仕事日記
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2007年07月13日(金) 飛び込み授業

 午前中は授業活用名人派遣事業のweb更新。学習チューター派遣事業の中間報告書作成開始。そのほかいくつかのメール送信など。

 午後は年休をとって豊山町立志水小へ。6年生で飛び込み授業。「子どもが3人います。どの子もみんなと握手をします。3人あわせて何回握手がされるでしょう」を課題として授業スタート。9回、6回、3回という答えが出て、これはいける!という手ごたえ。問題にも条件不足があるから回数が分かれるのは当然と意見が分かれたのを誉め、3回に収束させる。本当に数え方がわかったかどうかを問題をちょっと変えて確かめてみようと投げかけると、「4人の場合がいい!」という反応。さっそく4人の場合を考えて6回と実際に確認。では「10人の場合を考えてみよう」と本課題を提示。

 10回ともなると子どもたちの反応は分かれる。○つけ法で子どもたちの様子を回って見てみると、いろいろな方法で考えているし、思考方法は間違っていない。正解が出せない子どもは、すべての場合を数え上げることができていないことが分かった。そこで考え方を誉めながら、再思考を促す。45回と正解が出ている子どもには、考え方がよく分かるように書くように指示。みんなが45回と出せた(実は見落としがあった)と判断した段階で、3人の子どもに考え方を板書させた。

 図、記号、式の3種類。図も記号も9+8+7+6+5+4+3+2+1+0=45が隠れていること、それぞれ関連があることに気づかせ、つなぎ言葉で強調。「俺の考えと同じ!」というつぶやきをする子どもに、「えらそうやね」と突っ込み。子どもたちとの楽しいコミュニケーションもできて、気持ちもリフレッシュできた1時間。

 先生方の前で講話。書いていただいた付箋紙と授業ビデオを見ながら話を始める。ところが耐震工事の音が激しくなって、大声で話していても聞こえているかどうか心配するような状況。正直、自分の集中力も切れて、十分な話ができなかった。

 振り返ってみると、もちろん反省点は多々ある。次の機会がないのが残念。僕が教室を去ったあと、何人かの子どもが「これからは、こんな授業をしたい」とか「時間がめちゃ短かった」と言っていたとのこと。こちらこそ、またあなたたちと授業をしてみたい!子どもに元気付けられた1日。


2006年07月13日(木) 見える化システムが見える
2005年07月13日(水) 研修3日目
2004年07月13日(火) うむ、カウンタは?
2003年07月13日(日) みんないこまい寄席