三楽の仕事日記
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2007年07月31日(火) |
モラロジー教育者研究会 |
今日は休暇をとって、モラロジー研究所が主催する「第44回教育者研究会」に参加。この夏、特に楽しみにしていた会だ。なぜならば一宮市教育長の馬場先生と野口芳宏先生の話が聞けるからだ。
午前はまず今伊勢中学校の実践発表。首藤校長により学校経営の柱が紹介され、続いて教務主任による実践紹介がされた。柱の一つ、「サバを作ろう」が興味深かった。鰯は字のごとく弱い魚。鰯の群れの中にサバを1匹入れると、鰯は変わったやつがきたなと思って強くなるそうだ。つまり考え方が違う人を集団の中に入れる必要がある。こんな話だった。首藤校長にとってのサバは馬場教育長とのこと。「いつも指導を受けています。一度も誉められたことはありません」という言葉には笑いも起こったが、「サバを作ろう」の例えとしては「?」と思いながら、いろいろなことを想像するわけで・・・(笑)。
そして馬場教育長の講義。テーマは「今、教師に求められるもの」。実例(児童委員の方の話、いじめ、少年非行、発達障害、成人式等)を示しながら、何事もしっかりと分析・調査をした上で教育をすべきだ。ガン細胞に対して効果がない手立てをしているのではないか。問題の本質を見失っている事象が多い。このような主張をされた。久しぶりに聞く馬場先生の話。いつものように明快!主張にゆらぎなし!ゆるがない教育愛!が感じられる話だった。
午後は「人生のバトン・パス」と題した野口芳宏先生の2講義。のっけから野口節炸裂。300名ほどの参加者に、「他の会場ではこんなに多くの人は来ない。馬場教育長のおかげでしょう。8割ほどは無理矢理来た人では?それでいいのです。強制のない教育なんてありえないのですからね。」一気に野口ワールド。いつものように小刻みな評価活動を入れながらの講義。とりわけ今の教育についての苦言が印象に残った。
全国校長会では各校にスクールカウンセラーを配置してもらうことを要望しています。スクールカウンセラーを増やすことは消防車を増やすこと。これは理解できない。消防車を呼ばないようにするのが教育がすべきことではないか。このままでは学校に弁護士、警察官など、さまざまな人が入ってくるのではないか。
今の教育理論は「複雑・相対」すぎる。ああもいえるし、こうもいえる。だからこれでもいいし、あれでもいいしでは、わけが分からない。「単純・絶対」にすべき。
「教員は職業教育者」「自分を高めようとしないで、子どもだけを変えようとしている教育ペテン師であってはいけない」という言葉に象徴されるように、教師のあり方について思いをしっかりと語られた。
終了後は一宮市の教育委員会へ。馬場先生に時間をいただき、1時間30分ほど、お話を伺った。行政のこと、学校現場のこと、2050年の教育展望など貴重な話の連続。1日中、極上の学びをさせてもらった。
2006年07月31日(月) バスケ男子県大会1回戦勝利! 2005年07月31日(日) 四日市大池中資料作成 2004年07月31日(土) 県大会終わる 2003年07月31日(木) 朝の4時まで!!!
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