セクサロイドは眠らない

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2013年08月14日(水)  そんな僕がふとした拍子に彼女のことを思い出したのは、僕があの頃の彼女の年齢を超えた頃だった。 new
2013年08月12日(月)  しかし、妻は弱々しく首を振る。「今のままがいいの。あなたと喧嘩なんかしたくないの。こうしていたいの」
2011年09月28日(水)  彼女はゆっくりと私の目を見て言った。「知りたい?」「ええ。知りたいわ」「教えてあげましょうか」
2011年09月27日(火)  「それだけのために、きみは生きてきたのかい?」「ええ。それだけのため、という何かがあるから私は生きてこられたのよ」
2010年07月11日(日)  辰夫を悲しませるようなことをした時だけ、辰夫のことを思い出すのだ。
2007年03月11日(日)  彼の美しい顔が少しずつ崩れているのが分かる。まるで、魚のような顔に。いやだいやだ。
2007年03月01日(木)  まるで、初めて女性と寝る男の子みたいに情けない声を出しながら、僕は彼女のほっそりした体を抱きとめることに精一杯になった。
2007年02月24日(土)  その唇はびっくりするほど冷たくて、その体からも生身の暖かさは感じられない。彼女は生きているのか、死んでいるのか。
2007年02月17日(土)  水女と暮らした私は、とうとう我慢ができなくなり、水女を抱いた。水女は、か細い声で、「ああ」とか「おう」とか鳴きながら
2007年02月12日(月)  私は、仕方がなく、彼に頼んで寝てもらった。体の関係がないことに不自然さを感じて、自分から言わずにはおれなかったのだ。
2005年06月02日(木)  ずっと前から変わらない。あたしが、あたしでいることは、時々、他人からひどく嫌がられる。あたしは、だから、怖がって。
2005年06月01日(水)  女は、その男の横顔を見ると切ないのだ。男は、女をまともみ見つめようとしなかった。いつだって、横顔しか見せない、その男を
2004年11月28日(日)  クリスマスの雰囲気に包まれた街を、悲しい気分で歩く。いつからだろう。クリスマスがちっとも嬉しくなくなったのは。
2004年10月29日(金)  泣くのも、ぼんやりするのも。ただ、ハンカチを胸に当てて、あの人の名前を呼ぶことも。誰にも気兼ねがない。
2004年10月27日(水)  ねえ。先輩、大したことないんです。死ぬのって、悲しいことじゃない。この一年、僕はちょっとずつ死んでいたんです。
2004年10月25日(月)  主人の見立てた仕立てのいいスーツを脱ぎ捨て、彼の手を、彼を求めて止まない場所に導く。
2004年10月21日(木)  僕も、どちらかといえば社交的なほうではなかったから、二人が恋人同士になるのには随分かかった。
2004年10月19日(火)  覚えていることを無理矢理忘れることはできない。一番良かった日のことを、来る日も来る日も思い出してしまうんだ。
2004年10月18日(月)  スタンドの小さな明かりに浮かび上がる、白い体。私にそっくりな、ほっそりとした体つき。思わず息を飲む。
2004年10月15日(金)  ベッドに入るのを見届けて、もう一本ビールを出す。駄目なのは、パパだ。ママがいないと、全然駄目だ。
2004年10月13日(水)  私の腕に体を預けてくる。柔らかな胸が押し付けられる。この無防備さが、男性から好かれるんだと思った。
2004年10月12日(火)  誰かのために生きていれば、私の体は価値を持つ。だが、誰のためにも生きられないとなったら、私の肉体は如何程の価値があるだろう。
2004年10月08日(金)  一人ではいられない人だった。私も、彼にしがみつく。彼の指が少々乱暴に私の乳首をまさぐるから、私は悲鳴を上げる。
2004年10月07日(木)  私の舌に触れた時は、頭がおかしくなるかと思った。そのまま、私は、自分からマサヨシの体の上に乗ったの。
2004年10月05日(火)  気付いているのか。無邪気に僕に体を寄せてくるから。ああ。僕の気持ちは昂ぶってしょうがない。
2004年10月04日(月)  隙のない服装。この女が誰かと寝るところなど、想像できるだろうか?つい、口にしてしまった。「いい加減、男を見つけろよ。」
2004年10月01日(金)  結婚生活について語る恋人を見て、私の心はすっかり冷え込んでしまった。それから、結婚はしたくないと告げた。
2004年09月29日(水)  色白で、長い黒髪。中には、女性の裸身が写っているものもあった。どれも美しい写真ばかりだった。
2004年09月28日(火)  「男って、ほんと、そうなのよね。いっつも、そう。ほんと、おセンチで。自分のせいで女の子が駄目になったと思ってる。」
2004年09月27日(月)  「誰でもいいんだろ?僕じゃなくても。サワダじゃなくても。そいつの心を手に入れたら、次の男に行くんだろ?」
2004年09月24日(金)  ドレスをたくし上げた。真っ白な太腿が彼の目を打った。「ここへいらっしゃいな。あなたができることをしてちょうだい。」
2004年09月22日(水)  何が不安なんでしょう。三年も付き合って、今さら初夜が怖いなんてのもありませんし。もともと、彼女は自由にやる女です。
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2001年06月08日(金)  ああ。そうだ。 1st


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