三楽の仕事日記
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2011年04月30日(土) 大切なお知らせ

 大切なお知らせを。これまで「NPO元気な学校を支援し創る会」で運営してきた「スクール55サイト」が、5月1日をもって全面的にリニューアルされる。それに伴い、特に好評を得ている各種教育コラムは、5月1日から「愛される学校づくり研究会」が企画・運営・発信することになった。したがって、教育コラムはこれからは研究会サイトで読んでいただくことになる。

 「スクール55」の教育コラムは、数年前から僕一人が企画し(とても有難いことなのだけど)、執筆者選定から原稿依頼、時には原稿チェックをし、プラネクサスの依田さんにアップしていただいてきた。また、あの膨大な週刊教育情報は、プラネクサスの小西社長にお任せ状態だった。

 ここにきて、限界となった。「スクール55」の執筆者はすべて僕とのつながりのある方で(僕にとっては、これはこれでうれしいことなのだけど)、あまりにも…と自分自身が考えるようになったことが大きい。皆さんで企画した方がさらにより良い教育サイトになるわけで、いろいろな方に相談した結果、「愛される学校づくり研究会」で財産を引き継ぎ、継続することになった。昨日の研究会で経緯を伝え、「教育コラム編集部」を組織した。これからは、僕一人ではなく、数人で企画し、研究会の皆さんから意見をいただきながら、教育コラムを発信することになる。

 教育コラム編集部のメンバーをご覧になられた方は、なんだ!まだお前が編集長かよ、と思う方もあるだろうが、アイデアは副編集長や理事さんに出していただくことにして、連絡調整役やクレーム対応(今まで一度もあったことはないけれど)役として、関わっていきたい。サイトアップは引き続き、書籍でも随分お世話になっているプラネクサスの依田さんが担当してくださることになっているので、スクール55ファンの方はご安心いただきたい。

 また副島先生の「黙さず語らん」は、当然、継続されるので、こちらもご安心を!。僕の計画表では来年4月16日(月)には第50回を迎えるので、記念コラムというのもいいかな、と思っている。副島先生からは何を記念するの?と言われるに決まっているけど(笑)。

 新コラムもすでに決まっていて、タイトルは「分かりやすい学校サイト・デザイン講座」。執筆は東京堀田制作集団社長の堀田敦士さん。研究会内の学習会で、同タイトルのお話をしていただいたところ、とても勉強になった。もっと深く学びたいという気持ちと、この学びを僕たちだけにとどめておくのはもったいないという気持ちから、教育コラム連載をお願いした。月1回更新で12回シリーズの予定。こちらもぜひお楽しみに。「若い教師が元気になる先輩の失敗談(失敗から学ぶ)」も好評だし、さて…。限界と言いながら、こんなことを書いている自分にあきれ返るけど、要はこういう仕事は嫌いじゃないということ。連休で心に余裕があるということもあるけど。

 編集部の皆さんには企画発案の依頼メールを出したところ。さて、どのような案が出てくるか、とても楽しみ。そうそう締め切りを書き忘れた。第1案提出は5月4日までで、どうでしょうか、皆さん。

 「NPO元気な学校を支援し創る会」サイトでは、企画・運営している「教師力アップセミナー」のプログラム掲載や申し込みができるほか、ここ数年はまったく停滞していたセミナー記録も、今年度からは日記形式でアップされるはず。停滞は僕の責任。あちこちでごめんなさい状態で、深く反省している、管首相以上に。


2010年04月30日(金) 久々の味岡会参加
2009年04月30日(木) 新型インフルエンザ・フェーズ5
2008年04月30日(水) 設楽町&東栄町&豊根村方面視察
2007年04月30日(月) 最初の連休最終日
2006年04月30日(日) バスケットボール応援
2005年04月30日(土) よく勉強した1日
2004年04月30日(金) 市P連総会終わる
2003年04月30日(水) 市P連総会出席

2011年04月29日(金) 平成23年度愛される学校づくり研究会

 本年度第1回の愛される学校づくり研究会参加のために豊田市民文化会館へ。今日は28名が参加。

 これまでやや曖昧な状態で進めてきた研究会を再構築するために、僕からいくつかの提案。その内容については、愛される学校づくり研究会のホームページにアップ。ご興味のある方はここでご覧ください。

 来年2月に第2回フォーラムを今度は東京で開催することも決定。登壇者をご覧いただくと、皆さん、びっくりされることと思う。トップページ左に、一部予告掲載。

 僕の提案を受けて、質問や意見(ともにほとんど出なかったけれど)、新年度を迎えての思いや取組等について、一人一人から話してもらった。

 友人のように印象に残ったキーワードを紹介しておきたい。

・各校から提出された学校評価報告書を見ると、その取組、分析にかなりの違いがある。学校評価をすることが目的となってはいけないが、これだけ差があることは問題だと考えている。動いてみたい。
・外部の声を入れて、若手を育てる取組を始めた。成果を出したい。
・震災時の確実な情報提供を含めて、学校の評価と広報の関連を深める1年としたい。
・小から中へ異動。勤務校は母校であり校区である。小中連携、地域連携を強化することが与えられた使命と理解している。
・デジタル掛図、デジタル教材が配備された。この活用を考えていきたい。
・私立の学校は外部の声を聞き入れることは慎重だが、学校広報は重要な取組である。この研究会の取組を私学にも知らせていきたい。
・文科省の学校評価のガイドラインの改訂に関わってきた。校務支援システムのクラウド化について検討していきたい。教・職共同体制を考えていきたい。
・若い先生は危機感をもっていない。危機感を煽っている。全校一丸を目標として、「授業が変わる、生徒が変わる、学校が変わる」を軸に取り組んでいる。愛される学校づくりの根本は授業である。
・スクールWEBアシストの開発をしている。今後も現場の声をソフトの方へ反映していきたい。
・現場に必要なソフトを知り、具現化していきたい。東北4県の1000校に対して、スクールWEBアシストを1年間無償提供しようと考えている。
・外国人児童生徒指導におけるICT活用を考えていきたい。
・今年度は学校評価アシストは保護者向けに使いたい。学ぶ教師集団であるための仕掛けを始めている。
・危機対応については「想定外であった」ということはなくしたい。危機対応の見直しをしている。安否確認ができるシステムを考えたい。
・今年度から「よいとこ見つけ」を始める準備ができた。成果を期待している。
・管轄の学校をつなぐことを考えたい。HPを学びを育てていくためのツールとして仕掛けていきたい。
・若い子が育つ、ベテランが急速に育つ、きっかけを与えていきたい。自分のメソッドではなく、学校に応じたものを提供していきたい。


 会員の一人が学校ホームページに研究会の内容を紹介している。休日には私もこうして仲間と勉強していますよ、と子どもや保護者、地域の皆さんに知らせることは、とても良いことだと思う。ちなみにこの学校は、4月になって、ホームページへのアクセス数が一気に増えている。新たに着任した校長(会員)が毎日欠かさず思いを発信しているからだ。

 僕も毎日訪問中。「4・26 脚下照顧」と「4・28 脚下照顧・その後」の対照記事は、心憎い。
 


2010年04月29日(木) 鈴木寛文部科学副大臣会見録
2009年04月29日(水) 仮の生徒指導推進協議会HP作成
2008年04月29日(火) 昭和の日も登庁
2007年04月29日(日) 授業名人活用推進事業担当
2006年04月29日(土) 学校HPコンテンツ作り
2005年04月29日(金) 校長先生という仕事
2004年04月29日(木) 授業談義は楽しい
2003年04月29日(火) ナベサダを聴きながら

2011年04月28日(木) 教育の情報化ビジョン正式発表

 連休明けのスケジュールを見ながら、その準備をいくつか。その中の一つ、海部地区小中高生徒指導連絡協議会総会・研修会での挨拶の用意。

 その際に、国立教育政策研究所・生徒指導センターが最近発刊した手引「生徒指導の役割連携の推進に向けて−生徒指導主事(生徒指導担当者)に求められる具体的な行動(小学校・中学校・高等学校編)−」の3部作に目を通した。

 この手引書は、生徒指導を学校全体で行うために、生徒指導主事の行動に焦点化して作成されたものだ。教職員全員が協力して、「問題を起こりにくくしている学校」での生徒指導サイクルが概念図で示され、求められる生徒指導主事(生徒指導担当者)の基本的な行動について、図表等を用いて分かりやすく解説されている。

 ちょっと斜めから見てしまう僕は、なぜ国研がこの手引を出すことに至ったのか、こちらに興味がわく。全国的には学校全体で生徒指導が行われていない事象が多く見られ、問題ととらえてのことだろうが、その裏付けとしたのは、どのようなことなのだろうか。残念ながら、手引にはそれらは見つけることはできなかった。

 「学校教育の情報化に関する懇談会」で1年間協議してきた「教育の情報化ビジョン」が、ここで公表された。僕にとっては貴重な体験をさせていただいた1年だった。

 最終段階となって、東日本大震災を受けての記述が加えられた。参考までに該当箇所をいくつか紹介しておく。

〇 平成23年3月に発生した東日本大震災においては、情報を適切に収集・判断したり
発信・伝達等することが求められた。また、多くの学校が避難所等としての役割を果たしていることも踏まえ、災害時等に対応した安全・安心な学校の実現が求められている。こうした観点からも、教育の情報化の重要性が高まっている。

〇 災害時等に備えた学校における情報通信技術に関する環境整備の在り方についても、情報通信技術の長所と課題を踏まえつつ考慮していくことが重要である。

〇 校務の情報化に関して、クラウド・コンピューティング技術を活用することは、時間と費用の削減、学校や設置者の管理運営の負担軽減、大量のデータの活用や共有、データの安全な保管及び災害時等における情報の伝達等のメリットがあるとの指摘がある。

〇 今後、東日本大震災の被災地等において創られていく学校については、地域や学校のニーズを踏まえながら、「教育の情報化ビジョン」に記載された内容を生かし、21世紀の学びと学校をリードする新たなモデルとなることが期待される。


 「東日本大震災の被災地等において創られていく学校が21世紀の学びと学校をリードする新たなモデル」となることは願ってやまない。具体像を描いているところに、県教職員課から宮城県への教員派遣(学期・年単位)についての緊急調査が届く。5月6日までに市町村教委からの集計を取りまとめて報告せよ、との指示。実質の稼働日は5月2日のみ。担当が文書発送と電話連絡をテキパキと。見届けて退所。
 


2010年04月28日(水) 地域の特性を踏まえた経営戦略
2009年04月28日(火) 新型インフルエンザ対策
2008年04月28日(月) 文部科学省からの段ボール
2007年04月28日(土) いつのまにか20万アクセス
2006年04月28日(金) 第1回地域ふれあい学びフェスティバル実行委員会
2005年04月28日(木) 地域ふれあいフェスティバル実行委員会開催
2004年04月28日(水) コンピュータ整備検討委員会
2003年04月28日(月) 一転、汗ばみ陽気に

2011年04月27日(水) これからの学校事務

 今日は連休明けの「県公立小中学校事務職員研修会」で講演するための下準備を断続的に行う。依頼を受けた事柄は、まもなく正式に出される予定の「教育の情報化ビジョン」について触れること、そしてこれからの学校事務について思うことを話してほしいといったこと。

 依頼者と相談して決めた演題は「21世紀にふさわしい学びと学校づくり −教育の情報化ビジョンから見える学校事務−」。看板に偽りあり、と言われても困るので、まずは先日開催された「学校教育の情報化に関する懇談会」での最新資料「教育の情報化ビジョン案」を熟読。学校事務にリンクしていくだろうと思われる個所の抜出。

 次に県事研が昨年度出した「愛知における学校事務のグランドデザイン」の読み込み。これはこれからの学校事務・学校事務職員の将来ビジョンを示し、その実現のために県事研がどのような活動をするのかを示したもの。刺激的な内容。重要だと思われる文言を摘出。

 1日かかったが「教育の情報化ビジョン」と「学校事務グランドデザイン」がうまく結びつくことが分かったことが大きな成果。講演の流れが決まった。

 所員との昼食時、今日の話題は、もっぱら授業研究について。特に中学校における授業研究会に話題が集中。僕が行った仕掛けをいくつか披露。校長会議での話材にしてもよいかな、と思うこともいくつか。

***

 先日の「いきいき寄席」のお礼を兼ねて、林家染二師匠に日記に感想を書きました、とお知らせしたところ、掲示板に以下の書き込みをいただいた。感激したのでご紹介。

 日記とてもうれしく拝見しました。東西の次代を担う、またすでに看板の皆さんを顔付けしておられ、ネタ帳を拝見しますと、皆さんが真摯に高座を務めていらっしゃることが良くわかります。

 スタッフの皆様にもとても心地良くお世話していただき一層気が上ります。

 「八五郎坊主」は、「相手になってはいかん、怒ってはいかん、こういうお方を救うのも出家の道じゃ。」というセリフが好きです。そういう心境で生きなければと自分に思いますが、浮世は難しいものです(笑)。また八五郎のように生きてみたいという願望もあります(笑)。

 「子別れ」は、師匠に稽古していただきました。時代が変わっても変わらぬ家族愛が描かれています。子どもをけなげに、そして明るく活写するうちの師匠の「子別れ」が好きです。人情噺にも人が生きる力、その明るさ、笑いが必要だと考えています。

 長年落語を愛し、地域の皆様と落語を楽しんでいただける環境を作っていただいている主催者様、スタッフの皆様に感謝致します。また次の機会を楽しみに致しております。


2010年04月27日(火) 生徒指導主事向け手引書
2009年04月27日(月) 調査の必要性
2008年04月27日(日) 今日も登庁
2006年04月27日(木) 授業で子どもに触れる喜び
2005年04月27日(水) 講談師と打ち合わせ
2004年04月27日(火) 人間ドック2日目
2003年04月27日(日) ようやく晴れだあ

2011年04月26日(火) 感激の電話

 まず今日はこれを書いておきたい。

 午後、執務中に電話が入った。「教え子の森さんという方から、所長に電話です」とのこと。
 「?」電話をとる。
 「先生、分かりますか」という第一声ですぐに判明。
 「森〇 千〇さんですよね」。

 電話をくれたのは、タレントとして活躍中の森〇 千〇さん。近況を聞いたり、NHK教育のレギュラー番組の感想を伝えたりとわずかな時間だったか、9年ぶりに直接聞く声で、俄然元気が出た!ふと僕のことを思い出し、電話をしようという気持ちになったとのこと。「小牧市で校長」という情報をもとに、ここに辿り着いたという。感激の電話!

 電話を切ってから、彼女はいったいどのようなルートでここに辿り着いたのか、聞いておけばよかったなあと後悔。

 直後に電話あり!今度は西三河教育事務所長。力は抜けた(笑)が、有意義な情報交換。さっそく僕の最新原稿をメールで送付。「三楽流」と褒めていただけた。感謝。

 お二人の来客と指導課長とともに、じっくりたっぷり懇談。これも二年目だからこそ。

 ***

 29日開催の本年度第1回「愛される学校づくり研究会」での提案資料作成。2月フォーラムの成功、開発した学校評価システム好評もあって、さらにバージョンアップしようという提案。さて、皆さんからどのような意見がいただけるのだろうか。 
 


2010年04月26日(月) 過去の資料熟読作業
2009年04月26日(日) 「小三治」を観る
2008年04月26日(土) 今日も登庁
2006年04月26日(水) 一体感のある授業
2005年04月26日(火) 雑誌インタビュー
2004年04月26日(月) 人間ドック1日目
2003年04月26日(土) 雨はあがったけど・・・

2011年04月25日(月) NHK中学生日記ディレクターに

 この地区の愛知教育大学附属名古屋小・中学校勤務者の皆さん(5名)が来所。春(小学校)、秋(中学校)の研究発表会の案内と依頼、そして近況報告をお聞きする。僕はつい思い出話を。その中の一つは平成4年度卒業式答辞。合唱が日常化している附属中だが、「歌うのも自由なら歌わないのも自由」という主張もあった。それに立ち向かっていたリーダー。彼が苦悩を発露させた答辞にまつわるエピソードを紹介。

 近く管理部長に面談を受ける。その折に持参しなければならない「目標設定シート」の作成。目標項目を昨年度と一部入れ替え。その理由を明文化。最終的には、今年度も5項目において具体的目標を掲げる。参考とするために、管理部長による昨年度の僕の評価を再読。本庁におられる管理部長。二度しかお会いしていないのに…。ちょっと考えることあり。

 NHK名古屋放送局・中学生日記のディレクター来所。「数学嫌い」をテーマとした番組の可能性を探っているとのこと。やり取りの中で、ディレクターご自身が数学の有用性をはっきりつかんでいないと言われたので、張り切ってレクチャー。表情は一気に明るく変容。数学プロ教師の力をみせてやったぜ!(笑)。プチ自慢でした。

 話題は学び合いへ。学び合いといえば、僕に浮かぶのは小牧市。特にO中。そのよさが分かる数値がないでしょうか、と質問あり。番組構成上、そういうものがほしいことは分かるが、ウ〜ム!状態。U先生のことを思い出し、さっそく連絡、ご相談。

 名古屋大学のY教授、知多市のK校長から電話があるなど、いつもとはちょっと違った1日。
 


2010年04月25日(日) 味岡児童館を創る会の運営委員会
2009年04月25日(土) 「雨ン中のらくだ」を読む。
2008年04月25日(金) 今日も会議2本
2006年04月25日(火) 雲にこだわる
2005年04月25日(月) 仕事が進まず
2004年04月25日(日) 校長通信2号
2003年04月25日(金) 雨、雨、雨、雨・・・

2011年04月24日(日) 第23回いきいき寄席

 顔付けを依頼されているいきいき寄席の第23回目は、主催者のご厚意で入場無料、チャリティー落語会と銘打って東日本大震災義援金を受け付け。今年の落語会(7月・10月)はすべて同様に行うとのこと。

 今回のご出演は、落語は林家染二師匠、色物(太神楽)は豊来家一輝さん。いずれも二度目のご来演。

 まずは落語「八五郎坊主」。主人公の八五郎は、染二風味たっぷりな濃厚なアホ。明るく突き抜けたアホ。嫌味のない愛着がわく人物に仕上がっていて、皆さん、大笑い。 

 色物の豊来家一輝さんの太神楽は、目の前で起こっていることなのに信じられない投げ物、立て物芸の連続。予想を超える技に客席のどよめきは止まらず。

 再び染二師匠。今度の演目はなんと「子別れ」。いきいき寄席でも「子別れ」が語られるようになったのかと顔付け役として感激。

 師匠の「子別れ」はとてもテンポよく、笑いもたっぷり。「子別れ」でよく演じられるようなジメジメした演出はなし。だからといって、親子の情愛、夫婦愛の機微が噺の下地にしっかり描かれている。秀逸な出来。目頭を熱くしながら噺を聴く、会場を見ると、笑いながら涙をぬぐうお客様。さらに感動。大満足の落語会。

 友人のブログからサントリー動画サイトを知る。「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」全CMを視聴。日本が明日に向かって前進するためにサントリーグループが発信したメッセージ。多くの個人や様々な企業が、義援金や人、物資提供を行っている。自分には何ができるのだろうかと問いかける。

 


2010年04月24日(土) 明日の教室で野中信行先生「味噌汁・ご飯」授業提案
2009年04月24日(金) 平成21年度第1回生徒指導担当指導主事会
2008年04月24日(木) 今日は終日課内
2006年04月24日(月) スクール55コラム更新
2005年04月24日(日) 今日は京都。仕事?いやいや趣味の世界
2004年04月24日(土) ジュニア奉仕団交流会にて
2003年04月24日(木) それにしてもよく降る雨

2011年04月23日(土) 原稿書きに追われない休日

 思いのほか、強い雨が降り続く。久しぶりに原稿書きに追われない休日。朝から読書と片づけもの。

 「日本人のしつけは衰退したか 教育する家族のゆくえ」(広田照幸著、講談社現代新書)を読む。広田氏は言う。

 心の教育がなされていない、家庭のしつけがダメになっているといった論が、現在では政治的立場を越えた国民的総意となってきた観がある。しかしながらここでみてきたように、そこにはいくつもの誇張や短絡が存在している。しつけについていえば、全体として家族のしつけは衰えるどころか、以前よりはるかに熱心になされるようになってきている。

 少年犯罪が増加、凶悪化しているという論とまったく同じだ。「家庭の教育力の低下により…」という文言があちこちで見られるが、それは何を根拠にしているのか、疑ってかからなければならないということだ。

 家庭のしつけにさまざまな問題の原因を求める議論は、すべての親に「完璧な両親」になることを求めるのだが、そんな時代はくるはずがないし、それがもし実現したら随分気持ち悪い社会になるはずである。

 我が子のしつけを振り返ると、この言葉にいささか気分は向上する。続いて、「不可能を可能にするビジネスの教科書 星野リゾート×和田中学」(藤原和博著、筑摩書房)を読む。リゾートホテル経営者との対談と藤原和博学校マネジメント論が交互に。藤原さんの主張は「情報処理力より情報編集力、正解主義より納得解主義」など変わらず。この主張には以前から同感。他に大阪府教育顧問として、変革好事例の紹介が一つ。

 この事例を読みながら、某大学教授がブログで大阪府教委による官制研修の実態(遅刻者多数、悪びれる様子もなし、最大の遅刻者は終了10分前到着、半数以上がメモさえとらない)を書き、激怒している記事を思い出す。もちろん、大阪府のすべての官制研修がそのような状況だと思わないが、本県では一つとして考えられないこと(信じたい)。その記事を再読しようとブログにアクセス。思い直されたのか、その記事は削除済み。

 他にipad活用本に目を通す。すべて市図書館からようやく届いた本。市民税分だけはとりかえさなければと思い、今日もせっせとネット予約(笑)。


2010年04月23日(金) 人事評価を受けるために
2009年04月23日(木) 実行!新学習指導要領
2008年04月23日(水) 会議三つ
2006年04月23日(日) おやじの会利き酒講座
2005年04月23日(土) 鹿児島へ飛ぶ
2004年04月23日(金) 新任校長研修会
2003年04月23日(水) 雨、雨、雨

2011年04月22日(金) 授業観を語る

 「教科指導員等打ち合わせ会」で挨拶とお願い。

 主任養護教諭さん方には、NHK番組プロフェッショナルで聴いたパティシエの語録「当たり前を積み重ねると特別になる」を紹介して、保健室経営への指導・助言を依頼。

 教科指導員の方には、資料を提示。小学校においては、いよいよ学習指導要領の本格実施。趣旨が授業に反映されているかどうかに注目していただきたい。昨年参観した授業では、教師が子ども同士をつなぐことに留意すると、さらに良い授業となると感じたことが多くあった。子どもが級友の発言や活動に自らかかわっていくことが楽しいと感じられる授業を増やしたい。ぜひ助言をしていただきたい。

 振り返ってみると、今週は毎日、自分の授業観を語る機会に恵まれた、というか、「所長挨拶」の機会に語ってしまった。昨年と比べると、挨拶の時間は2〜3倍。だれでも言えるような差し障りのないことを話しているよりはマシだと思うが…。

 ***

 組合幹部が揃って挨拶に来所。良い機会なので「教育の情報化ビジョン」を紹介し、次の依頼をした。

 マスコミが報道するにしても、おそらく情報端末一人一台、学習者用デジタル教科書を話題とするだろう。ビジョンはそれだけではない。教師が子どもと向き合う時間を確保するための校務の情報化推進についても、しっかりとした提言がされる。そこに注目してほしい。あなたたちの願いと合致している部分だ。ぜひ熟読して、組合としても具現化されるように声を出してほしい。


2010年04月22日(木) 第1回学校教育の情報化に関する懇談会
2009年04月22日(水) ある審議会
2008年04月22日(火) 21時で早めの退庁
2006年04月22日(土) ジュニア奉仕団&大会見学
2005年04月22日(金) あいさつでうれしい話
2004年04月22日(木) PTA総会にて
2003年04月22日(火) 朝の定番は1分間スピーチ

2011年04月21日(木) 多数の予約本到着メール

 「学校訪問打合会」で挨拶。「教師がともに学び合う」と題した資料を提供。授業協議会では、教師の教え方だけに特化しない。子どもがどう学んでいたかを固有名詞と事実をもとに話し合いたい。教師からこのような発言があるといい、といくつかの具体例を示した。2年目となり、こうしたことがようやくできるようになった。挨拶冒頭では、「昨年度よりわずかでも進歩した自分でありたい。資料を用意したのもその一つです」とこれからの自分に楔を打つ。

 「公立学校の臨時教員等研修会」で挨拶。50名を超える方が参加。子どもによる値踏みが始まっていること。教師が授業のプロなら、子どもは授業を受けるプロ。見る目は厳しいこと。セブンイレブンの鈴木会長の「『お客のために』思考ではなく『お客の立場』思考のススメ」を紹介して、お客を子どもに入れ替えて提言。最後に悩みはけっして一人で抱えこまないで、とお願い。

 西庁舎で「教育委員と所長・支所長との懇談会」に参加。僕からは主幹教諭の増員の声があることを伝える。話題は防災教育・計画について、再任用の現状と今後について、県民が望む県立高校の在り方等、次から次へ。

***

 多数の予約本到着メールがあったので、味岡市民センター図書室へ。連休の楽しみが増えた。


2010年04月21日(水) 初任者研修にて
2009年04月21日(火) 「あいち・出会いと体験の道場」説明会に参加
2008年04月21日(月) ○○電話ディ?
2006年04月21日(金) 冊子「光ヶ丘中2006」配布!
2005年04月21日(木) 授業参観&PTA総会
2004年04月21日(水) 教員会総会・教育研究会立ち上げ
2003年04月21日(月) 緑がまぶしい雨上がりの月曜

2011年04月20日(水) 試みは成功したのか

 試みは成功したのか。初任者研修での所長挨拶ならびに指導(模擬授業+授業技術解説)。

 初めは「向山洋一氏の授業の原則10ヶ条」を簡単に説明。「これらを組み合わせて授業を試みてみます」と宣言。始めてみると、10か条どころか、自分でもびっくりするほど様々な授業技術を駆使していて(自分で驚いてどうする状態なんだけど)、授業と技術解説が半々。教材「17段目の秘密」そのものの面白さに食いついてきてくれていることもよく分かり、途中から授業にシフトしたいという気持ちが沸々と。45分間を振り返ってみれば、「中途半端やなあ〜」という終わり方(泣)。

 冒頭の挨拶では、東北地方の被災地で、先生たち(学校)が子どもたちを支えている、学校が子どもや大人の命の拠り所となっている。教師という職業、教育という仕事は、本当に素晴らしいものだ。皆さんには一生涯この教師という仕事を全うしていただきたい。その1年が始まった。ぜひ大いに学んでほしい。その第一歩として、私は授業とその解説を試みてみたい。このように伝えた。さて成功したのか?

 明日の学校訪問打ち合わせ会の挨拶と資料検討。難題を一つ抱え、沈思黙考。いや、けっこう口に出していたか(笑)。 

***

  津市立倭小学校ホームページと学校便りは楽しみにしている。いつも中林校長の顔が鮮明に見えるからだ。もちろん顔と言っても写真があるわけではない。2月のフォーラムでは、顔が見えすぎるという意見(もちろん批判ではない)もあって、気にしておられるのかもしれないが、僕はまったく気にならない。僕が倭小の保護者なら、もっと顔を出してもらって結構という考えだ。

 学校便り第9号では、「学校からの情報発信 学校便りとHPなど」と題して、A4、1枚で考えを発信されている。情報発信のみでこれほど考えを表明されている学校は、他に見たことはない。

 中林校長先生は、第9号の便りの中で、私の考えは「ホームページの更新に時間をかけるよりは子どもたちに関わったことに時間を使うべきだということです」と言明し、つかさず、「それなのに毎日更新なのです」と切り返して、その理由を付け加えられている。

 僕も校長の時には毎日更新をしていた。「ホームページの更新が三日止まったら、その時は学校に来てください。ホームページの更新さえ出来ないほど、緊急事態が発生したのです」とPTA総会でお願いをした。今回、中林校長の「それなのに毎日更新なのです」を読んで、僕もここまで言っておけば良かったな、と学ばせてもらった。

 かつて僕は、中林校長を「職員を勉強好きにする校長先生」と評したことがある。立場が違うがこれなら競い合える(笑)ので、中林先生を見習って、精進を重ね、「勉強好きにする所長」と呼ばれるようになりたいものだ。
 


2010年04月20日(火) 人事評価制度に関する研修参加
2009年04月20日(月) 課の歓送迎会
2008年04月20日(日) 第11回いきいき寄席
2006年04月20日(木) PTA総会&懇親会
2005年04月20日(水) 愛日校長会議出席
2004年04月20日(火) 愛日校長会議
2003年04月20日(日) 雨の日曜日、今日も出校

2011年04月19日(火) 何を研修させなければならないか

 事務所へ昨日原稿を送った編集部から電話があった。「これではちょっと…」という再考を求める電話かな、と思ったが、原稿受領の報告とその内容を称賛していただけるものだった。「涙が出てきます」とも言っていただけた。メールでの受領返信と違って、やはり生声での伝わり方は違うな、と思った次第。編集部の意図からずれたのではないかと思っていただけに、ちょっとした一言がいつも以上にうれしかった。

 新任養護教諭研修地区連絡協議会では、校長先生方に一人職ゆえに孤立職にならないようにご配慮をとお願い。

 初任者研修地区連絡協議会の挨拶では、読売新聞教育ルネサンスの「新人教師自殺 心のケアは」を印刷して、この記事から読み取れる教師の2か月の状況、学校体制について、僕なりの分析を加えて話した。何を研修させなければならないのか、考えることも多い。事務所としても工夫を続けたい。その一つとして、明日の地区初任者研修では、形式的な挨拶をやめて、模擬授業をしながら授業の基礎基本を伝授したいと宣言。

 その後は次から次へ回ってくる決裁をしながら、明日の模擬授業についてのシミュレーション。考えられる授業技術を書き出すが、やはりどのような反応があるかで大きく変わってくるので、書き出しは断念。向山洋一氏の授業の原則10か条を再読して準備。

 ***

 小牧市子育て支援課から写真データ等が届いたので、味岡児童館をつくる会のホームページの更新。マイタウンマップ・コンクール・実行委員会奨励賞のバナーも貼り付け。味岡児童館開館にむけて、各世代から知恵を出し合っていることが分かっていただける写真もアップ。


2010年04月19日(月) 市内合同歓送迎会に出席
2009年04月19日(日) 第15回いきいき寄席(春)
2008年04月19日(土) 連続登庁記録更新
2006年04月19日(水) 愛日地区校長会議
2005年04月19日(火) あいさつの声が響く
2004年04月19日(月) 篠岡百話で考えた総合力
2003年04月19日(土) 今日は集中できる

2011年04月18日(月) 報告書「学校と関係機関等との連携〜学校を支える日々の連携〜」

 3月発行の報告書や資料が続々届いた日。その中の一つに国立教育政策研究所生徒指導研究センター発行の「学校と関係機関等との連携〜学校を支える日々の連携〜」という冊子がある。

 さっそく目を通す。第1章「今、求められる連携」の第1節は「報告書再読〜連携の基本〜」。報告書再読が新鮮(笑)。要はこれまで発行してきた4つの報告書に示した内容を確実に実行することが連携の基本だということだ。実に正直な書き出し(笑)。ちなみにその4つは以下の通り。

 1 学校の「抱え込み」から開かれた「連携」へ(平成10年報告)
 2 心のサインを見逃すな、「情報連携」から「行動連携」へ(平成13年報告)
 3 地域ネットワークとサポートチーム(平成14年報告)
 4 行動連携の推進(平成16年報告)

 では、この今回の報告書では、何を主張しているのか。ポイントは「連携の目的を明確に」。もっともの提言。報告書のほとんどは「学校と関係機関等との連携事例」。

 月曜日朝というのに、3つの決裁板の大山。金曜日にはすべて処理して退所したわけだから、職員の土日の仕事の成果。ありがたいやら申し訳ないやら。

 明日の初任者研修連絡協議会での挨拶を再考。新たに資料を作成。水曜日の初任者研修での模擬授業+授業技術解説について熟考。

 ***

 小牧市の教育委員会・校長会・体育協会合同歓送迎会に出席。久しぶりに小牧の皆さんとの懇親会。今日も貴重な情報交換。濃密な時間。

 本日締め切りの原稿、再読して、もう一度手を入れて編集部に送付。こちらでも充実感。


2010年04月18日(日) 第19回いきいき寄席
2009年04月18日(土) 「学力と階層」(苅谷剛彦著、朝日新聞出版)を読む
2008年04月18日(金) 一つ会議が終了
2006年04月18日(火) スクール55コラム執筆
2005年04月18日(月) 細々とした仕事を休みなく
2004年04月18日(日) 原田隆史講演会に出かける
2003年04月18日(金) いよいよ汗が出るような日に

2011年04月17日(日) 味岡児童館を創る会拡大運営委員会

 凄いことになっている!
 これが本日、味岡児童館を創る会拡大運営委員会に出席しての率直な感想だ。
 パワー溢れる皆さんの意見に圧倒された2時間30分。

 本日の議題は、「味岡児童館サマーフェスティバル ”リーボン味岡”」の内容について。
 ”リーボン味岡”とは、児童館ととともに味岡地区が新しく生まれ変わる(Re-Born)、みんなを結ぶ(Ribbon)味岡、という意味。
 だれの発案か知らないけれど、知的レベルの高さを感じる掛けことば。

 24年夏ごろには、味岡児童館が新築オープンする予定。その時のオープニングイベントの企画・運営をこの「味岡児童館を創る会」に任されている。その準備を兼ねて、これまで行われてきた味岡児童館の夏祭りに参加させてもらうことになったのだ。これまでの夏祭りよりバージョンアップしていることを知っていただくために、上記の”リーボン味岡”というフレーズが加えられた。

 今日はサマーフェスティバルに協力を表明していただいた地元有志(サークル)の皆さんが参集。いろいろな企画を提案していただいた。フェイスペインティング、バルーン、おはなし劇、寒天粘土細工、名刺づくり、木工細工、お菓子作り、折り紙など、その多彩なこと。熱意ある皆さんのおかげで、一気に当日のプログラムが出来上がった。今日の話し合いの様子は、近々、味岡児童館をつくる会のホームページにアップしたい。
 
 そうそう、このホームページは、おかげさまで第17回マイタウンマップ・コンクールで実行委員会奨励賞を受賞。会に勢いを与えていただいたことに感謝。

 帰宅して、断続的に昨日からの原稿書きの続き。24日開催の「第23回いきいき寄席」の段取り。今回は林家染二師匠来演。席亭の配慮でチャリティ落語会と銘打って、今回は入場無料。会場でいただいた募金を被災地に送ることになっている。


2010年04月17日(土) 学習工学研究会役員・常任理事会・セミナ−実行委員会
2009年04月17日(金) 教科書関連会議でプレゼン
2008年04月17日(木) グループ初会議
2006年04月17日(月) 学習クラブの新戦略
2005年04月17日(日) もう一つに仕事!小牧落語を聴く会世話人
2004年04月17日(土) 部屋の片づけ
2003年04月17日(木) PTA総会

2011年04月16日(土) 災害後の対応原稿書き

 今日は原稿書き。依頼を受けた原稿は「災害後に学校が取り組むべき対応課題について、Q&A形式で解説することをねらいとする書籍」の一部。教育委員会としての対応について。

 執筆にあたって、関連情報をネットで探る。すでにいろいろな自治体で防災計画が出されているが、教育委員会として何をすべきなのかを明記したものは見当たらず。それだけに執筆の意義は大きい。良い機会を与えていただいた。18日締切。目途は立った。

 おそらく15日の「学校教育の情報化に関する懇談会」に出席された後、書かれたコメントだろう。〇に当てはまる文字を入れながら読む。一部推測不能な個所もあるが、どのような論議がされたのか、興味は尽きない。いずれ動画で会議の様子を見ることができる。楽しみにして待つことにする。

 なお、最終回に出された「教育の情報化ビジョン」はここで読むことができる。


2010年04月16日(金) 3回の挨拶
2009年04月16日(木) 中高一貫教育研究推進事業で現地訪問
2008年04月16日(水) 今日もエキサイティング
2006年04月16日(日) 第3回いきいき寄席
2005年04月16日(土) 早朝に片付けて、のんびりと
2004年04月16日(金) 小牧中での離任式
2003年04月16日(水) ようやく暖かい日に

2011年04月15日(金) 第1回派遣指導主事会で

 第1回派遣指導主事会で挨拶ならびに資料提供。挨拶では、派遣指導主事制度の趣旨(市町村教育委員会事務局の組織の機能強化に向けた支援として、指導主事の派遣を行うことにより、市町村教育行政を効果的に進める)と役割について確認。ちなみに役割は大きく以下の3点。

 (1)小中学校の設置者として、小中学校に対して市町村の実情に応じたより直接的かつ具体的な指導
 (2)県教育委員会と市町村教育委員会との連携強化
 (3)市町村教育長の補助者として専門的な能力の発揮

 続いて「新学習指導要領スタートパック」の冒頭に書かれた文部科学副大臣・鈴木寛による発信を印刷して、私見を入れながら解説。その中で「子ども同士が教え学び合う協働的な学びにつながる授業を積極的に取り入れる」ことを強調しているが、なぜ学び合いが必要なのかと聞かれたら、あなたはどう答えますかと皆さんに投げかける。

 その回答の一つとして、作成した資料「学び合いの授業がなぜ必要なのか」を配付して説明。元資料は、岡山大学院教授・佐藤暁先生の著作。以下にポイントを示しておく。

 ・知識の習得には「語り出す」ことが欠かせない。
 ・語り出すことによって、見えたり聞こえたりしていることに何がしかの輪郭を与え、それを知識として切り出している。
 ・語り出されなかったことは、知識にならない。
 ・授業場面で、困り感のある子どもは、教室で交わされる言葉は、頭の上を素通りしている。
 ・困り感のある子どもには、語り出す機会をもっとつくってあげたい。
 ・上手に話せない子も、とつとつと言葉を紡ぐうちに語りの輪郭ができてくる。
 ・語り出せた分だけ、その子の知識になる。
 ・子どもは、教材を前に語り出す教師を見て自らも語り出し、知識をかたどる。
 ・同じことは、仲間との間でも起きている。
 ・子どもは、仲間が語り出すのをなぞるように聴くとともに、それを自分の言葉で語り直す。
 ・互いに「聴き合う」ことによって、おのおのが新たな仕方で知識の輪郭を描き取る。


 知識の習得には「語り出す」ことが欠かせない。このことを派遣指導主事さんに体験してもらうための試みは成功。

 指導課長と重要な打ち合わせ。各組織名簿のチェック等。

 教育にとっては重要な法律成立。小学校1年生の学級編制の標準を35人に引き下げ、35人以下学級を推進すること等を内容とする「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」。昭和55年に40人学級のための法律改正が行われてから、学級規模を縮小する法律改正は30年ぶり。
 
***

 海部地区小中学校長会歓送迎会に来賓として参加。ご勇退をされた校長先生方に感謝と引き続きご指導のお願い。新しく校長になられた先生方には激励。僕が新任校長の時のある職員からの厳しい一言を紹介。「皆さん、僕とその方とのその後の人間関係にご興味が湧くでしょう」と投げかけ、これはまたの機会で、と落とす(笑)。

 所長所管事項説明を話題にしていただけた校長先生方多数。作成資料はそのまま職員に印刷配付していますよ、というお声もいただき、少しはお役に立てているようで、元気が出る。こうした声が年間続くように、努力を重ねることを心に誓う。

 今日も「海部地区は一枚岩」を体感できた、いつものようにまとまりのある、とても温かい会。感謝あるのみ。


2010年04月15日(木) 現場視察
2009年04月15日(水) 情報モラルサイト構築のためにゴソゴソと
2008年04月15日(火) 今日もいろいろなことが
2006年04月15日(土) 個人情報保護対策本を読んで
2005年04月15日(金) 読売新聞取材
2004年04月15日(木) 光ヶ丘中学校歓送迎会
2003年04月15日(火) 初の授業で初撮影

2011年04月14日(木) 来週の会議資料準備

 午前中は、これからの会議での資料準備に集中。まずは海部地区初任者研修会での資料準備。授業「17段目の秘密」をしながら、基本的な授業技術を紹介することに決定。続いて、明日の派遣指導主事会資料準備。派遣指導主事制度の趣旨等の確認資料と「なぜ学び合いが必要か」という観点で自分なりにまとめた資料を作成。

 栄養教諭・学校栄養職員代表来所。研修会講師の依頼をいただく。昨年とても好評でしたので引き続き、という言葉はうれしい限り。

 午後は三の丸庁舎へ。ある会議に出席。今年度の見通し、今後の予定等の確認。

 ***

 某歓送迎会に出席。濃密な情報交換を含めた充実した宴会で楽しく。

 明日はおそらく最終となる「学校教育の情報化に関する懇談会」。公務のため欠席。資料が送付されてきた。懇談会で答申する「教育の情報化ビジョン(案)」の最新版にさっそく目を通す。前回の会議での僕の発言が反映されているかどうかに注目。僕の100字ほどの修正案を生かしていただき、事務局による修正は2字。しかし、なるほど、これなら僕の意見を十分に生かしていただけたと納得がいくもの。脱帽。公開可能となったら、ぜひ紹介したい。


2010年04月14日(水) 教育事務所歓送迎会
2009年04月14日(火) 新学習指導要領のポスター
2008年04月14日(月) 帰宅23時30分
2006年04月14日(金) 学年学習室もITで充実
2005年04月14日(木) タブレットPCのすごさを見る
2004年04月14日(水) 校長会議&音楽指導会議
2003年04月14日(月) 離任式での話

2011年04月13日(水) 教師が学ぶ合うとは

 「学校訪問打ち合わせ会」での所長原稿作成。授業協議会で「教師が学び合う」をテーマとして、一人一人の教師からどのような発言が出てくることを僕は理想としているか、それをまとめてみた。昨年度の挨拶を読み返してみると、会の開催目的を十分につかまず、よろしくお願いします的なごく一般的な内容。こうした会は年に一度。ならば、ここで思いを語らずしてどこで語るという気持ちになって、一気に資料作りまで。

 委員長・教育長会議を主催。冒頭の所管事項説明では、昨日の校長会議での説明に、大震災に伴う学校再開の状況、制度変更の周知、校長会で学級づくりについて話した理由などを加えて、20分間ほど。

***

 教育事務所の歓送迎会。ご栄転された皆様には、よちよち歩きの所長を支えていただいたことに深く感謝。温かく、かつ明日への活力がわく、とても良い時間が流れる。

 酒量限界を超え、もう少しで乗換駅をうっかりすること2回。なんとか帰宅。


2010年04月13日(火) 初の委員長・教育長会
2009年04月13日(月) 友人の仕事日記
2008年04月13日(日) 今日もフルタイム
2006年04月13日(木) 平成18年度離任式
2005年04月13日(水) 校長会議で学ぶ
2004年04月13日(火) たくさんの方とお話しした日
2003年04月13日(日) ひさしぶりに本などを読んで過ごす

2011年04月12日(火) 第1回校長会議

 第1回校長会議。所長所管事項並びに所感(笑)事項説明で25分間。今年度は初回から笑いありバージョンで。以下はその項目。

 1 東日本大震災にともなって
 2 22年度末人事異動について
 3 不祥事防止について
 4 パワー・ハラスメント防止について
 5 新しい教科書について
 6 安定した学級づくりのための「縦糸・横糸理論」の紹介

 校長会議自体は1時間15分ほどで終了。事務所へ戻る。明日の委員長・教育長会議の資料準備。所管事項説明原稿を再読。新情報を付け加える。

 15日開催の「派遣指導主事会」での挨拶原稿作成。今回は資料を添えて、自分の思いをしっかり伝えることに。続いて、来週の「初任者研修地区連絡協議会」での挨拶原稿も作成。ここでも資料を使うことに決定。2年目となり、自分なりに工夫をする余裕が生まれてきた。それだけ、挨拶?の時間が長くなってしまい、迷惑をかけることになるが、少々長くなっても、内容があれば許していただけるものと、精進、精進。


2010年04月12日(月) スクール55での大西さんのコラム
2009年04月12日(日) ワークショップネタを考える
2008年04月12日(土) 連続登庁記録
2006年04月12日(水) 校長会議をデジタルメモに
2005年04月12日(火) 慌ただしくも充実した日
2004年04月12日(月) 小牧中学校歓送迎会
2003年04月12日(土) またもや雨の土曜日

2011年04月11日(月) バックオーライ

 新年度に入り、電車にも多くの新顔が乗車。一泊二日でオリエンテーション合宿に出かける女子高校生の集団の会話。
 
 A「あれ、指定バックで、持ってこなくちゃいけないの?」
 B「当ったり前でしょ」
 A「先生は、荷物が指定バックに入らなかったら、他のバックに入れてきていいって、言ってたよ。入らなかったの。だからこのバックで」
 B「だから、指定バックを持ってこなくちゃいけないでしょ」
 A「入らなかったから、いいでしょ、指定バックでなくても」

 さてさて、どちらが正しいのだろうか。Aの通りに教師が言ったのなら、他のバック使用でいいわけだが、おそらく教師はまずは指定バックに荷物を入れて、入らない場合は他のバックでもやむを得ない、というようなことを言ったと思うのだが、実際はどうなのだろうか。ちなみに新学習指導要領の重点は「言語活動の充実」。

 Aは家に引っ返そうかなという気配。Bは家に戻ったら、絶対に間に合わないと助言。Aは戻っても大丈夫だと主張。それを聞きながらふと浮かんだギャグが「バッグオーライ」(苦笑)。
 
 女子高校生は、思いもよらないだろうな、おじさんがこんなことを考えて、目を閉じて立っているなんて。「車内では静かに!」と言いたいが、時々、教育への直言もあったりするからねえ。

 文書決裁の合間に、何本かの挨拶原稿書き。伝えたいことは昨年も今年も変わらないが、同じネタでは、やはり失礼。昨年と趣向を変えるための知恵だしに必死!

 東北地方太平洋沖地震から1か月。午後2時46分から、東日本大震災犠牲者へ1分間の黙祷を捧げる。夕刻には地震。1か月前の揺れと同じように感じて、緊張が走る、さっそくネットで確認。福島で震度6弱とのこと。津波警報も発令。大地はなぜこうまで人々をいじめ続けるのか。


2010年04月11日(日) 海部地区を知るために
2009年04月11日(土) 「みんなで探したちょっといい話」を読む
2008年04月11日(金) 新聞記事に思う
2006年04月11日(火) 運営委員会メンバーによるML
2005年04月11日(月) 離任式&避難訓練&ビデオ撮影
2004年04月11日(日) 原稿書きなど
2003年04月11日(金) PTA新旧全委員会開催

2011年04月10日(日) 丸善落語会(たまvs兼好)

 久しぶりに笑福亭たま、三遊亭兼好が見たくなって、丸善落語会へ出かける。今日は二人によるオープニングトークから。これが面白い。

たま「東京の落語家さんは、よくお客さんの様子を探りながら、ネタを決めると言いますが、あれはウソでしょ」
兼好「ホントですよ」
たま「まくらを振りながら、ほかのことを考えられます?脳が二つないとあきませんで」
兼好「お客さんの様子を見て決めたと言った方が、カッコいいでしょ」

 たまの厳しい突っ込みがいい。兼好の嘘っぽい受けが、これまたいい。世話人さんから聞くところによると、第1回目の初対決(20年6月)で、たまが兼好(当時は好二郎)に完敗したという意識があって、兼好との二人会では、たまは異常に燃えるらしい。今日もたまのテンションは高く(僕好み)、一席目の「鼻ねじ」は、どの人物もたま風味にデフォルメされているが、ぶれることなく鮮明に描かれていて秀逸。兼好の二席目「粗忽の使者」は、瞬時に織り込むクスグリが、ドッカン、ドッカンと受けて、さすが。

 ちなみに、たま二席目は「愛宕山」。兼好一席目は「犬の目」。二席目を終えた、たまが高座でぼやく。
 「兼好さんがどれほどいじわるか、皆さん分かりましたか。僕が「愛宕山」をやるって言っているのに、「粗忽の使者」をやるんですからね。オチがかぶっているのに…」(「愛宕山」も「粗忽の使者」も、オチは忘れてきた)。

 急遽、依頼を受けた原稿書きに入る。東日本大震災が発生して、緊急に出版が決まった本とのこと。締切までごくわずか。資料集めに入る。


2010年04月10日(土) イッセー尾形これからの生活in名古屋
2009年04月10日(金) 「現場力復権」を読む
2008年04月10日(木) まだ10日目?
2006年04月10日(月) 今年度の方針を決める職員会議終了
2005年04月10日(日) 社会科特別授業決定!
2004年04月10日(土) PTAとスポーツ振興会
2003年04月10日(木) 関係機関を訪問

2011年04月09日(土) ipadを授業で適切に使うためのTIPS

 昨日締め切りの原稿が間に合わず、ほぼ1日かかって完成にこぎ着ける。夕刻、編集部に送付。一息つく。

 久々に執筆させていただいた「数学教育5月号」(明治図書)が届く。書いたのは「特集 意味理解にこだわる数と式の指導」の提言で、「意味理解にこだわる」。まさに、そのまま(笑)。項目立ては以下の3つ。

 1 なぜ意味理解にこだわらなくてはならないか
 2 意味理解をさせるべきポイントは教科書にあり
 3 意味理解レベルまで達する問題解決を

 連載の一つに「効果抜群!とっておきのICT活用術」(飯島康之愛知教育大学教授)がある。第26回目は「ipadを授業で適切に使うためのTIPS」。ipadを使った授業実践を通して得られた小技が紹介されている。

 ipadにゴム足・・・安定、取りやすい、机上ですべりにくい
 プロジェクタ利用は実物投影機を経由して・・・ipadの画面の様子を表示するのに実物投影機の上に置き、投影する
 OHPシートの利用と書き込み・・・ipadの画面の上にOHPシートを置き、そこに油性ペンで書きこむ


 ツール使用で余分な神経を遣わせない、授業に空白を作らないなどの鉄則が生かされている。授業を通してのTIPSだけに説得力がある。なるほど!

 ipad画面に何人もの手が伸びている挿入写真もいい。学び合いを喚起させるツールとしての予感あり。
 


2010年04月09日(金) 県教育委員さんとの懇談
2009年04月09日(木) 課室の入口
2008年04月09日(水) 質問を受ける側の学び
2006年04月09日(日) ちょっとのんびり
2005年04月09日(土) 第1回PTA全委員会開催
2004年04月09日(金) 教育委員会主催校長会
2003年04月09日(水) いつの間にか時間が過ぎる

2011年04月08日(金) 「新学習指導要領スタートパック」の発送

 文部科学省サイトに「新学習指導要領スタートパック」の発送について(鈴木文部科学副大臣)」というページが加えられた。手元には届いていないので、詳細は分からないが、どうやら次の資料が届くらしい。

1.「新学習指導要領スタートパック」の発送について
2.「生きる力」パンフレット
3.「生きる力」リーフレット(簡略版)
4.言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】
5.今、求められる力を高める総合的な学習の時間の展開(小学校編)
6.子どもたちの話合いと実践で創り出すよりよい学級・学校生活【小学校版】〜子ども熟議のすすめ〜
7.幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について(報告)のポイント
8.教員免許更新制リーフレット
9.学校評価、学校運営支援、コミュニティ・スクールについて
10.「新学習指導要領・生きる力」ページが新しくなりました


 ここで注目したのは「子ども熟議」という言葉。あの「熟議カケアイ」の子ども版だろうと予測はつくし、教育の情報化に関する懇談会でも、僕は子どもたちの情報端末が電子教科書だけのイメージとならないように、例えば「学校版熟議カケアイ」を行う話し合いのツールとして使ってもいいのではないかと発言したことが、ビジョンの脚注に書かれているので、あまり偉そうには言えないが、「子ども熟議」という言葉は、大がかりなものをイメージさせてしまうのではないだろうか。

 「子どもたちの話合いと実践で創り出すよりよい学級・学校生活【小学校版】〜子ども熟議のすすめ〜」で示されている内容は、説明の中でも明記されているが、従来から進められてきている話し合い活動そのもの。内容には全く異論はなく、時間数が厳しいといった理由等で、子どもたちによる現状を振り返りよりよい学級生活とするための話し合い活動を低調にさせている傾向があることから、こうした提言がされることは大賛成。

 「子ども熟議」という言葉を持ってくることは、これまでの文部科学省の流れからよく分かるのだけれど、野中信行先生が言われる「ちょこちょこ学級会」の方が、現状打破を呼びかける言葉としては適切だよな、と思った次第。

 校長会議の資料・説明原稿は完成。メモと図解資料の印刷依頼。続いて委員長・教育長会議での所管事項説明原稿作成、派遣指導主事会での資料づくりに入る。


2010年04月08日(木) 所管事項説明原稿づくり
2009年04月08日(水) うれしい事後報告
2008年04月08日(火) 日記を書くのもしんどい
2006年04月08日(土) 第1回PTA全委員会でプレゼン
2005年04月08日(金) 市教委主催校長会議
2004年04月08日(木) ほぼ年度初めの審議終わる
2003年04月08日(火) 雨の入学式・始業式

2011年04月07日(木) 弥富市教職員総会にて

 午前中は文書決裁と校長会議での所管事項説明原稿と資料作り。ほぼ内容を決めて、図解作りを始めた。

 来賓として弥富市教職員総会へ。会長、市長に続いての来賓挨拶。その中で以下のような話をさせていただいた。

 ・・・
 毎朝、出勤前のわずかな時間ですが、新聞やテレビで報道される東日本の震災状況を見るたびに、心に込み上げてくるものがあります。目頭を熱くしたまま、家を出ることが続いております。
 甚大な被害を受けたところでは、多くの子どもたちが未だ行方不明という地域があります。学校の再開もままならない状況です。
  間借りして学校を再開し、学校正常化に向けて、子どもたちのために一つ一つ準備をされておられる先生方が多数おられます。想像を絶する厳しい局面に立ち向かっておられる同志を心の底から応援していきたいと思います。

 あのような中、あの地域の先生方が前を向いて歩まれ始められたエネルギーは何なのでしょうか。当然、教師としての使命感だと思いますが、一つには、子どもの笑顔がみたい、というお気持ちがあるのではないかと思うのです。
  先日テレビで、震災を受けた子どもへのインタビューの映像を見ました。その子どもはにこにこ笑いながら、こんなことを言っていたのです。
 
 「私たちの笑顔がいいって言われたから。だったらみんなで笑っていようと思って」
 
 子どもなりに今やれることを精一杯やっているのだと、じわっとくるものがあったのですが、私たち教職員にとって、子どもの笑顔はやはり宝物です。

  被災地に限らず、様々な状況を抱えて、笑顔になれない子どもたちがいることと思います。そのために「一人一人を大切にする教育」をしなければといけないと言われますが、この言葉が意味するところを改めて考えたいと思うのです。プロ教師として、自分が行っている「一人一人を大切にする教育」を具体的に語ることが出来ますか。美辞麗句で流してしまうことがないように、それぞれが確固たる教育観を持って行動することが大切だと、今、教育の在り方を問われる中、強く思うのです。お互いに研鑽を積みましょう。(略)
 ・・・

 学校HPや通信で、入学式や始業式での式辞を掲載されておられることに刺激を受けて、所長挨拶の一部を紹介。


2010年04月07日(水) 所変われば
2009年04月07日(火) けっこう覚えているじゃないか
2008年04月07日(月) ずっと働いているという感覚
2006年04月07日(金) 平成18年度入学式・始業式
2005年04月07日(木) 平成17年度入学式・始業式
2004年04月07日(水) 入学式で初の式辞
2003年04月07日(月) 入学式の準備

2011年04月06日(水) 文部科学大臣からのメッセージ

 出勤するなり、指導課長からあることに問題があることが分かりました、と報告を受ける。それは大事。すでにその問題への対応について指示がなされ、向こうの最終判断を仰ぐことが、今できることだということも分かった。万事了解状態で待つ。無事とは言えないが、問題は終結へ。このスピーディさが大切。

 文部科学省から「東日本大震災に係る内閣総理大臣及び文部科学大臣からのメッセージ」が届く。小学生、中高生、教職員に向けた3種のメッセージ。総務課から市町村教委へ配付。指導課長からも連絡。

 次は学校教育関係者向けに出されたメッセージの一節。

 生徒向けの文章にも書きましたが、この大震災を通じて日本国と日本社会は、大きな変化を余儀なくされます。大量生産大量消費を前提とするような社会、物質至上主義から、どうやって国のかたちを変えていくのか。自然と共生して生きてきたはずの日本社会が、その本来の姿を取り戻すためには何が必要なのか。教育の在り方もまた、改めて問われることとなるでしょう。

 文部科学大臣が描かれている「その本来の姿」とは、いったいどのような姿なのか。今後の教育の在り方はどうあるべきか。このような事態となった今、(児童生徒一人一人に情報端末+デジタル教科書を配付するなどの提言を含めた)「教育の情報化ビジョン」は出されるのだろうかなど、緊急メッセージに何度も目を通しながら、様々な思いが頭を巡る。

 明日の弥富市教職員総会での挨拶原稿完成、来週の校長会議での所管事項説明原稿作成開始。今日は資料集めに集中。


2010年04月06日(火) 4市2町1村を回る
2009年04月06日(月) あまり起こらないことが起こった日
2008年04月06日(日) 当然のように登庁
2006年04月06日(木) 着任式
2005年04月06日(水) 着任式
2004年04月06日(火) 着任式
2003年04月06日(日) 仕事をしないぞ日

2011年04月05日(火) 年度初めにあたっての事業説明

 午前中は三の丸で会議。年度初めにあたり、本庁各課(生涯学習課、特別支援課、健康学習課、教職員課)より、本年度の事業説明や事務所への依頼事項を聞く。年度初めの日程や事務所分担を確認して終了。

 午後は事務所へ。昨日分の決裁にほぼ半日かかる。今週から来週にかけての挨拶や説明原稿作成開始。第1回地区初任者研修での所長挨拶は止めて、模擬授業を通して授業技術の基礎基本を伝えようと決意。つい口に出してしまった(汗)。大丈夫だろうか。

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 名刺のストック切れで家内印刷。右肩に「頑張ろう!日本」と赤字で入れ込んでみたが、商品PRのように見えて断念。TVや新聞で被災地の報道を見るたびに「頑張ろう!日本」と心の中で叫ぶ毎日。


2010年04月05日(月) ロールモデルがいない悲しさ
2009年04月05日(日) ネット新聞ネタを二つ
2008年04月05日(土) 今日も登庁
2006年04月05日(水) これはいい!化粧板スクリーン
2005年04月05日(火) 息つく暇もないくらい
2004年04月05日(月) ネットワーク設定で
2003年04月05日(土) 桜がかわいそうな雨の土曜日

2011年04月04日(月) 教育関係機関挨拶回り

 今日は昨年度と同様に、他の所長らと教育関係8箇所へ終日挨拶回り。総合教育センターでは今後の初任者、5年目、10年目研修の在り方が話題に。予定通り終了。移動中に様々な情報交換。これが貴重。

 研修といえば、4月早々から学校のホームページに研修の様子を報告している学校がいくつかある。新年度のスタートにあたって、学校を全教職員で創り上げていこうとする意気込みが感じられ、刺激を受ける記事。ご一読を。

 小牧中学校 4月1日 研修 人間関係づくり

 北里中学校 4月4日 北里中のまなび

 応時中学校 4月1日 平成23年度スタート!

 「光ヶ丘中おやじの会」のホームページには、小牧市おやじの会交流会の記録がアップされていた。8校のおやじの会の報告を読むと、実に多彩な活動が継続的に行われていることがよく分かる。

 最後に記された光ヶ丘中おやじの会・伊藤さんの体験的地域おやじ論が輝いている!

 中学校では、自分の子どものおやじから、地域のおやじとして地域の中学生に接することができると思います。 これは、おやじと子どもの多対多の関係、まさに「social uncle」といえます。 おやじにとっても、他の子どもがわかる。子どもにとっても、他のおやじがわかる。 世の中には、自分以外にいろんな考え方や環境があるんだと実感する。それは子どもだけでなく、おやじにとっても新たな発見になるでしょう。

 そうそう、おやじの会交流会と言いながら、小牧市おやじの会交流会の記録には、どう見てもおやじに見えない方が写っている。ここにもご注目を。「子どもを、学校を応援しようという心持があれば、どなたでも!」を象徴する嬉しい写真。


2010年04月04日(日) 孫正義 LIVE 2011
2009年04月04日(土) 仕事日記フォーム替え
2008年04月04日(金) 今日の一歩は、1年を左右する一歩かも?
2006年04月04日(火) 新年度初の校長会議
2005年04月04日(月) 臨時校長会議で
2004年04月04日(日) 入学式式辞など
2003年04月04日(金) 校内第1回教師力アップ座談会の記録

2011年04月03日(日) 三宅祐司のあなたがいたから

 今日は原稿を1本完成させようと何度も机に向かったが、一向に進まず。もう1本、緊急出版ということでタイトな日程での原稿を引き受けただけに、予定の1本を仕上げておかないと追い込まれることが分かっているのに。ああ、情けない。

 というのも図書館に予約しておいた本が、一気に4冊手に入ったことが原稿に集中できなかった要因。コントロールできない自分がさらに情けないが、原稿に行き詰まると、気分転換も必要と思い、ついつい本に手が伸びる。

 「三宅祐司のあなたがいたから 運命の人・伊東四朗」(主婦と生活社)という僕好みの本を読了。「誰にでも一人は存在する、人生を決定づけてくれた”運命の人”」をテーマにしたNHK番組「こころの遺伝子」の書籍版だ。喜劇人・三宅の芸へのこだわりが伊東四朗へのあこがれを通して、しっかり語られていた。伊東さんに学んだ笑いの極意は「間」だそうだ。落語でも「間」が命。授業でも「間」が大切だと思っているが、なんとなく感じているだけではね…。

 今度は「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」(梅田望夫著、中央公論社)に手をかける。梅田望夫といえば、著書の「ウェブ進化論」の印象が強く、情報系の本を書く方だと思っていたので、奥付であの梅田望夫と確認してびっくり。


2010年04月03日(土) 人財産
2009年04月03日(金) グループ立ち上げ会
2008年04月03日(木) すっきりして退庁
2006年04月03日(月) 初の職員会議でプレゼン
2005年04月03日(日) やっと光ヶ丘中学校2005原稿終了
2004年04月03日(土) PTA会議
2003年04月03日(木) 授業力を高める

2011年04月02日(土) 楽田高齢者教室で落語口演

 隣市・犬山市の高齢者教室から依頼を受けての落語口演。いよいよ市外進出(笑)。

 今日の演目は「子ほめ」に決めて、桂米朝落語全集で「子ほめ」のおさらい。仕込みの流れを確認して会場へ向かう。

 楽田高齢者教室の総会中。150名の方が参加。落語は総会後のアトラクション。楽屋で犬山市教育委員会嘱託の方にお会いする。その方は僕のことを過去に聞いたことを思い出されたようで、次のような会話へ。

「先生は中学校におられたのでは?」
「そうです。中学校に勤めていました」
「数学の先生でしょ」
「はい、そのとおりです」
「いやあ、先生のことを聞いたことがありますよ。落語で数学をやられるでしょ」
「…」

 何がどうなって「落語で数学」ということになったのか、まったく分からないけど、他市でも知っていただいていたことは喜ぶべきことかしら(笑)。

 高座に上る。「え〜、そういうわけで」の一言から笑いが起こる。これはやり易い。いつものつかみに入る前にこれだけ笑いがあれば言うことなし。皆さんの呼吸に合わせるように小噺を展開。まくらでこれ以上受けては、落語がやりにくいという状況になったので、切り替えて「子ほめ」へ。きっちり笑っていただけた。皆さんに感謝、感謝。

 夕刻5時からの激励会に参加のために名古屋へ。しっかりお酒をいただいて帰宅。

 往復の電車の中で「15分あれば喫茶店に入りなさい。」(斎藤孝著、幻冬舎)を読了。突っ込みどころ満載の書籍。喫茶店は、例えば、人生を整理するのに最適場所だという。人生を整理?具体的にどんなことなの?と本編を読むと手帳に予定を書き込むことだという。人生を整理なんて、そんなオーバーな表現はあかんでしょ。

 「仕事の引継ぎはオフィスでやるより、喫茶店でやった方が短時間で終わる」とか、「喫茶店は「公」と「私」の中間にある領域」だとか、「結果を出せばどこで何をやってもいい」とか、大学の先生には通用しても、一般的には「そりゃあ、あかんでしょ」という突っ込みをしながら、180頁を一気読み。最後まで読ませてしまうのだから、さすが斎藤先生。


2010年04月02日(金) 教育関係箇所へ挨拶回り
2009年04月02日(木) 子供と青少年
2008年04月02日(水) 今日も22時過ぎ
2006年04月02日(日) 職員会議でのプレゼン作り
2005年04月02日(土) PTA役員会&西川校長就任祝い会
2004年04月02日(金) 初の校長会議
2003年04月02日(水) うむ、うむ。

2011年04月01日(金) 新年度開始

 辞令交付式に続いて転任者紹介式。所長挨拶では、野球の中継ぎ投手の重要性を例に、先発(本庁)から信頼され、抑え(市町村教委、学校)から頼りにされる中継ぎ(事務所)であるように、現状に甘んじることなく、工夫改善を重ねて頑張りましょうと話す。

 冒頭では、大震災に見舞われた方々を思う時、例年の4月1日を迎える気持ちと違って、心は曇りがちになること、普通の生活ができ働くことができる有難さ、こういう時こそ、例年以上に晴れやかな気持ちで張り切って事を進めたいとも話す。

 本日から加わっていただいた皆さんも、見た目(笑)には落ち着いての仕事ぶり。順調な滑り出し。

 昨年の今日の自分を思い出す。フロア奥中心にある所長席でのなんとも落ち着かない1日。所長という初の立場に、肩に力が入りすぎていた感じ。1年の経験は実に大きい。例えば、電話で受け答えをしている職員の言葉から、どのような業務についてやり取りしているかが推測できるというのは、ここで1年が過ぎたからこそ。

 さて2年目を迎えての所信表明だが、自分に与えられている一番重要な事柄についてはここでは書けないが、校長会議での所管事項説明についてはさらに工夫をしたいと考えている。お聞きするところでは、校長会議で配付した資料をいろいろな機会で活用していただいているようだ。また紹介した書籍を購入し、職員にも勧めておられる校長もあるとのこと。

 昨年の後半から、「所管事項説明」ではなく「所感事項説明」になってしまったが、僕の思いを皆さんにご理解いただけているようで、うれしい限り。ならば、さらに校長先生方にご自身の学校をさらに元気にしていただけるような話題や資料提供に心掛けていきたい。それにはまず自分が勉強を重ねることだ。原稿を作りながら、ここまで話してしまうと来年度はネタ枯れ、控えておこうと思ったことは正直あったが、学びを怠ることをしなければ、何かしら有益な情報提供はできるはず、と思い直して、削除した原稿を復活したこともあった。所員の張り切りに負けないように、精進を重ねたい。


2010年04月01日(木) 新年度初日
2009年04月01日(水) 平成21年度スタート
2008年04月01日(火) 新年度スタート
2006年04月01日(土) 光ヶ丘中2006原稿終了
2005年04月01日(金) 新年度が始まる
2004年04月01日(木) 校長1日目
2003年04月01日(火) 明るく元気よく、そして厳しく