三楽の仕事日記
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県庁支部新転任者激励会に参加。4年前は当事者として、昨年、一昨年は事務局として、今年は激励する側として、4年連続して出席。転任者の所信表明を聞きながら、初の教育行政職でかなり緊張していたことを思い出す。支所長の挨拶の中にあった「給料は下がりますから金儲けはできませんが、人儲けができますよ」という言葉通り、この3年で地元勤務だけでは得られない人とのつながりができたことは確か。まさに「人財産」できた。さらに新しい地での人的ネットワークをとても楽しみにしている。 教育関係者と話していると、3月末に各新聞社に掲載された「小学校教科書増ページ」について話題となることが多い。3月31日の日記にも書いたが、新聞には触れられていないこともあって、教科用図書検定調査審議会による「教科書の改善について(通知)」を受けた上での教科書改善であることを皆さんご存じないようで、そのことについて触れておきたい。
平成21年3月30日に文部科学省初等中等教育局長が「教科書の改善について(通知)」を発行している。この通知文は、教科用図書検定調査審議会による「教科書の改善について(報告)」の提言を受けて、教科用図書検定規則、義務教育諸学校教科用図書検定基準及び教科用図書検定規則実施細則の改正を行ったこと、また、それらの内容について、各教科書発行者に対し、通知したことが示されている。そして、県教委等へ規則等の改正や「報告」の趣旨・内容等を周知するように指示されている。
その中で、とりわけ次の「教科書観の転換」が重要事項だと考えている。
2.教科書観の転換について 「報告」においては、質・量ともに充実した教科書とするための改善方策が提言されるとともに、「児童生徒は、教科書に記述されている内容をすべて学習しなければならない」とする、従来型の教科書観について、「個々の児童生徒の理解の程度に応じて指導を充実する」、「児童生徒が興味関心を持って読み進められる」、「児童生徒が家庭でも主体的に自学自習ができる」といった観点から、その考え方を転換していくことの必要性が指摘されており、このことを十分に理解し、適切に対応することが必要であること(「報告「37ページ参照」)。
つまり新しい教科書では「児童生徒は、教科書に記述されている内容をすべて学習しなければならない」とする、従来型の教科書観を転換する内容となったということだ。卑近な例だが、保護者の声「わが子のクラスは教科書が全部終わっていない」を予想して、学校はどう動くのか、これも管理職に求められることだ。
2009年04月03日(金) グループ立ち上げ会 2008年04月03日(木) すっきりして退庁 2006年04月03日(月) 初の職員会議でプレゼン 2005年04月03日(日) やっと光ヶ丘中学校2005原稿終了 2004年04月03日(土) PTA会議 2003年04月03日(木) 授業力を高める
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