三楽の仕事日記
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2009年04月26日(日) 「小三治」を観る

 以前から観ようと手帳にメモしておいたドキュメンタリー映画「小三治」。昨日の夕刊・芸能欄でも話題になっていたので、これは何としても行かねば!という気持ちになって、名古屋駅前のシネマスコーレへ出かける。とっても小さな映画館だったが、椅子は豪華。ゆったりした気分で鑑賞。場内は補助椅子まで出て満席。上映期間が延長されたのも頷ける。

 これまで聴いた小三治落語のマイベストは、随分と昔の話になってしまったが、僕がまだ大学生、昭和53年10月26日、名古屋・雲竜ホールでの「柳家小三治独演会」で聴いた「死神」。(大学時代につけていた落語鑑賞記録ノートあり。これは僕の宝物の一つ)。あの時は、思わず舞台に駆け上がって師匠と握手をしたい衝動にかられた。今でも鮮明に覚えている。

 その小三治師匠のドキュメンタリー。特に入船亭扇橋師匠とのからみの場面がいい。やりとりを通して、人間・小三治がスクリーンに鮮明に登場。一言、一言が味わい深い。落語を演じている時の顔がアップで映されているが、上下(かみしも)をきった瞬間に、人物が入れ替わっている。とりたてて表情や声を変えているわけでもないのに変幻自在。小三治は間(ま)でも語っている。小三治は「そのものの了見になって演じることだ」というが、まさにここが小三治ワールド。自己の芸に苦悩し続ける人間・小三治に魅了された1時間40分間。

 歴史小説「出生前夜」(飯島和一著、小学館)も、小三治ワールド同様に楽しむ。

 昨年度の同時期の仕事日記を読むと、4月は土日も1日を除いて登庁している。今年度は土日登庁はまだ1日のみ。それも30分ほど。平日はかなりしんどいが、昨年度に比べれば余裕ある土日。このまま1年間続くとうれしいのだけど。


2008年04月26日(土) 今日も登庁
2006年04月26日(水) 一体感のある授業
2005年04月26日(火) 雑誌インタビュー
2004年04月26日(月) 人間ドック1日目
2003年04月26日(土) 雨はあがったけど・・・