< 思い出す物で良いのでしょうか >
恐らくは。
自身の内から、 滾々と湧き出る想いでは、 無いのだ。
飽く迄。
自身を、 削り取る事で。
初めて、 創り出される想いに、 過ぎないのだ。
其れ故に。
其の想いに、 本来宿される筈の、 実は。
糸瓜の様に、 隙間だらけで。
何度、 贈られたとしても。
決して、 響かないのだろうか。
優しさ。
本当の、 優しさでは無くて。
仮初めの、 優しさだから。
自身を削る余裕を、 失った時。
想いを贈る事など、 出来なく成るのかも知れない。
「優しさを。」 「思い出して。」
そっと、 掛けられた言葉に。
頭を、 垂れながら。
思い出すのでは無くて。
実は、 未だ探すべき事の様な、 気がするのだ。
---------- References Jan.04 2006, 「警戒して居る筈では無いのですか」
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2006年03月30日(木)
---------- History
2005年03月30日(水) 不純な動機でしょうか 2004年03月30日(火) 何処が好きと言えますか
< 紡げぬ糸に成るのでしょうか >
切れた糸の端を、 必死で掴み、 手繰り寄せる事も。
其の糸を、 結い逢わせ、 縫い逢わせ、 丁寧に紡ぎ行く事も。
可能かも知れないけれど。
紡いだ其の糸を。
強靱な鋼線へ、 変化させる為には。
裂け易く成った、 其の、 糸の脆さを。
今迄以上の、 想いで、 縒り続けるだけでは無く。
想いを、 弾き易く成った糸が。
上手に、 想いを、 吸収出来ねば為らぬのだ。
何れ程、 紡ごうと言う意志が、 在ろうとも。
「小坊主。」 「やっぱり家にいたくない。」 「ここにいたくないよ。」
想いを、 紡いだ傍から。
糸を、 裂き続ける想いが、 在る限り。
想いは紡げない。
---------- References Mar.25 2006, 「糸は切れたのでしょうか」
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2006年03月29日(水)
---------- History
2005年03月29日(火) 罠に掛かって居るのでしょうか 2003年03月29日(土) 一言でも力が有りませんか 2002年03月29日(金) 卑怯者ですか
< 踊る阿呆が損したのでしょうか >
一つ、 一つ、 問い掛けに応え。
其の回答が、 基準を越える事で。
一歩、 一歩、 進んで来られたのだと。
勘違いして居たのかも知れない。
微妙な選択に、 連なる、 迷いなど。
消える筈も無くて。
惑いながら、 先へと、 進む事など。
在り触れて居るのだ。
けれども。
其の時々で、 贈られた言葉の、 数々を。
信用した俺は。
矢張り、 間違いなのだろうか。
贈り続けた、 想いに、 下された結論が。
そして、 応じた言葉が。
飽く迄、 仕様が無い選択で。
飽く迄、 表面的な繕いなのだと。
そう想わなかった、 俺に。
落ち度が、 在るのだろうか。
「奇形とかあったら育てられないから。」 「子供を護る為に一緒になったの。」
姫の刃は、 半ば、 強がりだろうけれど。
何故、 共に住み始めたのだろう。
何故、 赤子を宿したのだろう。
何故、 此の世に命を送り出す決心をしたのだろう。
何故、 互いの人生を縒り逢わせる気になったのだろう。
姫の、 想いと言葉を。
信じて踊った俺が、 道化なだけか。
---------- References Dec.07 2005, 「保険の欲しい婚姻でしょうか」 Nov.28 2005, 「気紛れなだけでしょうか」 Oct.08 2005, 「住処へ想いが届くでしょうか」 Oct.05 2005, 「寄り添う決意が出来ましたか」 Sep.08 2005, 「祝えぬ誕生日でしょうか」
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2006年03月28日(火)
---------- History
2004年03月28日(日) 聞き上手でしたか 2001年03月28日(水) 離れても想いがありますか
< 聖域は消えたのでしょうか >
能力や、 法則や。
理論を、 積み重ねた上での、 結論は。
確かに、 正しいのかも知れないけれど。
刹那に。
内から、 沸き上がる衝動は。
時に。
理論の正確さを、 上回る精度で。
想いを推し量る事が、 在るから。
其の、 僅かな可能性に。
賭けたのだけれど。
互いが、 築き上げた筈の、 聖域が。
何れ程、 想いが離れた時でも、 細い、 細い、 一筋の線のみは、 感知し続けて来られた。
其の聖域が。
消えて居るのだと、 気付いた時に。
唯。
駄目かも知れないと、 想いが漏れた。
何時もの様に、 俺の象徴を引っ張る事も無く。
何時もの様に、 身体を寄せ逢わせる事も無く。
頑なな、 姫の姿が。
湯煙で、 ぼやける。
---------- References Dec.27 2005, 「単なる嫌がらせでしょうか」 Aug.24 2004, 「聖域だと想ってはいけませんか」
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2006年03月26日(日)
---------- History
2003年03月26日(水) 今度話しても良いですか
< 糸は切れたのでしょうか >
決して。
其の帆に、 順風を受け続けて来た訳では無い、 航海に。
其の、 想像など。
何の意味も、 為さないのだけれど。
何れ程。
着実な歩みを、 重ねて来たとしても。
触れれば、 全て弾け飛んで終う、 琴線が。
在るのだろうか。
心許ない、 一歩、 一歩に。
何れ程、 力を込め続けても。
触れ。
裂けて終った、 其の糸は。
もう。
紡ぐ事が、 出来ぬのかも知れない。
「戻って。」 「行かないで。」
玄関を、 飛び出ようとした刹那の、 俺の一言に。
踏み留まり、 内へと戻ってくれた、 姫の身体反応を。
信じたいけれど。
何故に。
今日に限って、 契約の指輪が届くのだろう。
二人を、 嘲笑う心算か。
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2006年03月25日(土)
---------- History
2005年03月25日(金) 隠した悪さが在るのでしょうか 2002年03月25日(月) 俺の想いに重さを感じますか
< 意味深な例えでしょうか >
其の、 特徴を捉え。
別の事柄へ、 置き換える事は。
環境の、 境界を拡張して。
豊富な想いを、 育むけれど。
飽く迄。
其の置き換えは、 巧みに、 行われるべきで。
僅かでも。
軌道が、 歪み捻れた時には。
育んだ、 其の先の想いは。
深く、 深く、 穿たれた孔に。
成長しかねない。
娘を。
其の腕に、 抱きながら。
「小坊主抱いてるみたいだねぇ。」
姫の友人は。
態と、 意味深に微笑し。
「でしょ。」 「嫌になるもの。」
姫は。
忘れずに、 俺へ刃を放つ。
---------- References Mar.14 2006, 「埋まらぬ溝を暗示するのでしょうか」 Mar.11 2006, 「二人の子に間違いないですか」
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2006年03月24日(金)
---------- History
2005年03月24日(木) 既成事実が欲しかったのでしょうか 2003年03月24日(月) 何故後ろ向きの笑顔が見えるのか 2001年03月24日(土) この迷いは確信ですか
< 遊びに出たいのでしょうか >
自身に強く宿る、 其の意識を。
一つの、 形にするだけには 留まらず。
時に。
幾つかの鍵を、 反芻し、 記憶する為に。
日常の出来事を、 反映するから。
或いは。
自身では、 決して気付かぬ、 奥底を。
如実に、 反映するから。
卜占や、 心理的分析が。
成立するのだ。
俺が、 其処に居ない事も。
宝を、 置き去りにして、 出掛ける事も。
一つの、 伏線なのかも知れない。
「王さんの記者会見に。」 「クッパと一緒に並んで出たんだよ♪」
「シャンパンファイトに。」 「マリオとルイージと一緒に参加したの♪」
「ルイージに『子供どうしたの?』って聞いたら。」 「『土管に置いてきた。』って答えたんだよ♪」
伏線に富んだ、 其の、 姫の夢を。
俺は、 どう料理すれば良いのかな。
---------- Goods " マリオ&ルイージRPG2 " 任天堂
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2006年03月23日(木)
---------- History
2005年03月23日(水) 未だ保険が居ると感じるのですか 2004年03月23日(火) 寝坊の理由は誰のせいでしょうか 2001年03月23日(金) クリスマスを想い出せそうですか
< 何が出来るのでしょうか >
何れ程、 努力を重ねようと。
決して、 埋めようの無い差異が、 其処には在る。
何れ程、 能力を高めようと。
決して、 備わる事の無い機能が、 其処には在る。
ならば。
自身が、 手を携える事の出来ぬ、 領域には。
言葉すら。
加える権利を、 持たないのだろうか。
何れ程、 想いを支えても。
何れ程、 想いを注いでも。
何も、 出来ぬ身に。
口を出す権利は、 無いのか。
父性の出来る事など、 限られて居る。
其れでも、 育児への参加を求めるならば。
其処には。
必ず、 配慮の想いが必要なのだ。
後方支援も、 自発的行動も。
無論、 直接の行為も。
全て、 塞がれた時。
其の理不尽が、 何れ程、 想いを切り裂くか。
理解に、 至らぬのなら。
「母乳だけじゃ体力的に持たないから。」 「だから『ミルク足す?』って言ったんでしょ。」
「二ヶ月検診迄は様子見るんじゃなかったの?」 「だから『母乳で行ける所迄頑張ろうよ。』って言ったんだよ。」
「小坊主は言うだけで。」 「母乳あげるのは私でしょ?」
其れなら。
勝手に、 進めれば良い。
---------- References Mar.20 2006, 「擦れ違って居るのでしょうか」
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2006年03月21日(火)
---------- History
2005年03月21日(月) 読まぬ理由は何れですか 2004年03月21日(日) 血が通う事は無い関係でしょうか 2001年03月21日(水) 本当に逢おうって言ったのか
< 擦れ違って居るのでしょうか >
事や行為に応じる、 方策が、 同一で在れば。
宿し在る想いが、 同一ならば。
目指す先が、 違わぬ場所ならば。
意思や、 行動は。
互いの、 共通の理解の下に。
容易く、 進み行く筈なのに。
何故に。
其処に、 渦が生じ。
想いが、 捻れて終うのだろうか。
互いの信頼度が。
未だ、 低いのか。
其れとも。
蓄積した歪みを、 少し、 発散させる必要が、 在るのか。
見切れぬ、 相手を。
不足する、 理由を。
探る様に。
「何か言いたい事が在るんだろ。」 「如何して怒ってる?」
口を開く。
想いも、 考えも。
何も、 擦れ違っちゃ居ない。
だから。
手を繋いで。
其の手を、 決して離さずに。
ゆっくり、 ゆっくり。
会話をしてみませんか。
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2006年03月20日(月)
---------- History
2005年03月20日(日) 見ずに済む理由も想いでしょうか 2003年03月20日(木) 矛盾を武器にして良いですか 2002年03月20日(水) 意地だけで凝り固まっていませんか 2001年03月20日(火) 呼び方に拘るのは可笑しいか
< 図星だった故なのでしょうか >
其の、 二つの行動に。
何の差異も、 存在しないから。
其の行為は。
唯、 二つの基準を、 都合良く使い分けて居るに、 過ぎないのだけれど。
発した言葉は。
使い分けを非難する為の想いでは、 決して無いのだ。
飽く迄。
行為の本質に、 視線を向ければ良いのに。
何故に、 行動に至ったのか。
其の想いを、 見据えてくれれば良いのに。
俺の行動も、 愛情が誘発した衝動なのだと。
其処に在る想いは、 姫の、 今の行動と同義なのだと。
唯。
理解に至れば、 其れで十分なのに。
如何して。
行動に、 目を奪われ。
二重の基準に、 憤慨し。
諍いの因として、 言葉を、 捉えて終うのだろう。
「納豆まみれのキスは嫌なのに。」 「何で餡こまみれでキスするの?」
「小坊主にしてないんだから。」 「良いでしょ!」
「相手の問題か?」 「如何して自分の嫌がる事を人にするんだよ。」
「小坊主のは嫌がらせ。」 「私のは愛情だもん!」
「でも、此の子。」 「嫌がってるじゃん・・・」
「うるさいわね!」 「喜んでるのよ!」
口の周囲に、 餡を付けたまま。
姫は、 娘に、 口付けをした。
多分。
俺は、 妬いたんだ。
---------- References Mar.13 2006, 「知らない事も多いのでしょうか」
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2006年03月18日(土)
---------- History
2004年03月18日(木) 護れぬ約束でしたか 2002年03月18日(月) 冗談だと言い切りますか 2001年03月18日(日) 想いの強さが問題なのか
< 想いが消えたのでしょうか >
想いを、 唯、 贈る事よりも。
確かに。
其の時季を逃さず、 贈る事に。
意味が、 在るのかも知れない。
何れ程。
内に宿す想いの価値が、 高かろうと。
形式に、 宿された想いも。
無視出来ぬ程、 力を、 有するのかも知れない。
けれども。
形式の内に宿す、 自身の、 強き想いは。
最低の条件として。
飽く迄、 付加されるべきだから。
自身の底から、 浮かび来る感覚に。
常に、 問い掛けながら。
贈る想いを、 定めて来た筈なのに。
初めてなのだ。
自然に、 自発的に。
何も、 浮かんで来ないのだ。
白色の日の、 贈り物。
姫へ。
俺は、 何を贈りたいの?
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2006年03月17日(金)
---------- History
2004年03月17日(水) 前科を消す術が在りますか 2003年03月17日(月) 仕掛けに気付きませんでしたか 2001年03月17日(土) この感情は血迷いですか
< 何処で流れが絶てるでしょうか >
一つの行為が、 誘発して了った、 歪み。
一つの行為を、 誘発して了った、 歪み。
果たして、 何方が、 重い応力なのか。
其の軽重を、 比較する以前に。
両者を。
秤に、 掛けた事にこそ。
罪深き想いが、 潜んで居るに違いない。
互いの、 足らぬ想いは。
決して。
互いの不足量を、 比較し、 釣り合いを保つ物では、 無くて。
自身の、 不足量に因らず。
相手の、 不足量のみで、 定められる筈なのに。
「何で寝ないの!」 「添い寝だって子育ての内でしょ?」 「寝れば良いじゃない!」
真夜中。
ふと、 居間で居眠りをして終った、 俺に。
怒り口調で。
姫は、 叫び声を上げた。
居眠りの理由に、 想いが、 至らぬのは。
姫が、 支えを欲する証拠に、 他ならないと。
理解しながら。
何故に、 俺は。
救いや、 支えを、 求めて了うんだよ。
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2006年03月16日(木)
---------- History
2005年03月16日(水) 何処まで話して居るのでしょうか
< 埋まらぬ溝を暗示するのでしょうか >
姿形も、 立ち居振る舞いも、 品格も。
全てに気品溢れ、 遥かに、 高貴な存在だから。
純粋に、 比べ並べる行為など。
畏れ多い事なのだけれど。
飽く迄、 生物的には。
其処に表出した、 現象は。
何ら、 変わりない筈なのだ。
けれども。
自身に備わる、 其の、 格の差異が。
産み出したかも知れぬ、 其の言葉は。
想いでは、 決して埋める事の出来ぬ、 何らかの存在を。
暗示して居る様で、 怖いのだ。
娘が、 父親に似た。
其の両者の、 何処に違いが在るのだろうか。
「愛子様は。」 「皇太子似で羨ましいなぁ。」
画面を観ながら。
そう口にして居た筈の、 姫は。
「此の子は。」 「小坊主似で可哀想だよ・・・。」
掌を返して。
俺へ、 刃を向けて来る。
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2006年03月14日(火)
---------- History
2005年03月14日(月) 無言は想いに成り得ぬでしょうか 2004年03月14日(日) 必要の無い格好良さでしょうか 2002年03月14日(木) 挑んでも良いですか 2001年03月14日(水) もう少し待ってみますか
< 知らない事も多いのでしょうか >
育てた絆の、 其の、 太さに応じて。
互いが、 許容される範囲は。
少しずつ、 増して行くから。
其の範囲を、 確認するかの様に。
或いは、 悪戯半分に。
好悪の、 悪に属する行為を。
態と、 贈ってみたりするけれど。
決して。
想いに胡座をかいては、 為らぬのだ。
其れ故に。
丁寧に、 丁寧に。
想いを、 紡ぎ続けるけれど。
「寝てる間に上に乗ったら。」 「小坊主、重くて苦しくてうめいてたよ♪」
「嫌がらせじゃん・・・」 「しかも寝てる間に・・・」
「良いじゃない、寝てて気づかないんだから。」 「納豆まみれの口でキスされるよりましよ!」
「逆だろ。」 「内緒で嫌がらせされるより増しだね。」
知らぬが仏なのか。
其れとも、 知る事が肝要なのか。
想いに、 胡座をかかぬ為に。
何れが、 優れて居るのだろう。
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2006年03月13日(月)
---------- History
2005年03月13日(日) 隠した情報は其れだけですか 2003年03月13日(木) 無理矢理電話を切れますか 2001年03月13日(火) まだ逢えないのか
< 通じる想いが在るのでしょうか >
耳を澄ませる様に。
表情を伺う様に。
様子を観察する様に。
恰も、 相手を理解しようと努める様な、 振る舞いだけれど。
音源からの波動を、 感じ。
明度の変化を、 感知し。
唯、 闇雲に。
応答して居るだけで。
其の意味など。
決して、 理解して居ないのだ。
けれども。
問い掛けへの、 応答が。
何故に、 意義在る姿の様に、 映るのだろうか。
「小坊主が間違ってるって。」 「うんうん頷いてるよ?」
「其れにしちゃ。」 「激しく首を振り過ぎじゃねぇか?」
「ヘビメタ好きなのかもよ?」
俺と、 姫と、 二人の喧嘩に、 加勢して居るのか。
或いは。
何か、 歌でも聴いて居るのか。
小刻みに、 妙に激しく。
娘は、 首を振り続けた。
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2006年03月12日(日)
---------- History
2004年03月12日(金) 都合の良い状態が必要ですか 2003年03月12日(水) 千里眼ですか 2001年03月12日(月) 友達と会うのもだめですか
< 二人の子に間違いないですか >
自身を構成する、 要素は。
必ずや、 異なる二つの流れを、 汲む筈だけれど。
其の、 一方の流れが。
一端すら、 表出せぬ時に。
何を想うのだろう。
得られる筈の、 充実感が。
一部、 欠如するのだろうか。
自身が、 否定されたとの想いを。
心に、 宿すのだろうか。
待ち望んだ喜びに、 加えて。
意地に近い想いが。
強い口調と、 自慢気な顔に。
秘められて居るのかも知れない。
睫毛の長い所が、 母似だと。
そう口にした、 来訪者の目の前で。
「ほら!」 「良いところは全部私似じゃん!」
抗議するかの様に。
姫は、 俺へと主張した。
初めて、 似てると言って貰えて。
本当に、 良かったね。
---------- References Feb.24 2006, 「お怒りでしょうか」 Feb.20 2006, 「紛れも無い血でしょうか」 Oct.31 2005, 「二つの色の何方でしょうか」
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2006年03月11日(土)
---------- History
2005年03月11日(金) 其れでも応えは否定ですか 2001年03月11日(日) 俺を想う余裕がありますか
< 一歩目は何処に在るのでしょうか >
疾さ。 切れ。 持続力。
図太さ。 粘り強さ。 気性。
挙げれば、 数限りない成分を、 噛み合わせ。
幾筋もの流れを。
太く、 太く、 縒り逢わせる事で。
脈々と受け継がれる、 血脈は、 形創られ。
或る時、 突如として。
稀代の名馬として、 花開く様に。
伏線など、 実は、 嫋やかな存在に過ぎず。
幾重にも、 幾重にも。
伏線が、 重ね逢わされた時に。
初めて。
刹那の機会は、 巡り来るのかも知れない。
「何時からだろう。」
複数の伏線で練り上げられた、 此の機会の始まりを。
ふと、 想った。
「もっと早くに。」 「声掛けてくれれば良かったのに。」
今に至れば。
丘の上の人の、 其の言葉は、 至極尤もなのだけれど。
多分、 今に至ったから。
其の言葉が、 尤もなのだろうな。
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2006年03月10日(金)
---------- History
2003年03月10日(月) 揺らぐのは自分の心が足りないからか 2002年03月10日(日) 話を戻して良いのか 2001年03月10日(土) そんなことがあったのか
< 性差が宿す技術でしょうか >
頻度、 強度、 緊張度。
間隔、 音域、 周波数。
手を変え、 品を変え。
僅かに、 其れを変化させ行く事が。
確かに。
意思表示に、 他ならないけれど。
其の、 僅かに変化させた、 意思表示は。
決して、 汎用性に富んだ物では無く。
遥かに、 特異的な言葉なのだ。
共に過ごす時間の、 長さに、 単に比例して。
特異性に対する、 理解力が、 高まり行くのだろうか。
其れとも。
特異的情報を受容する為の、 何らかの鍵が。
初めから、 備わって居るのだろうか。
受容体の無い、 此の身には。
理解出来ぬ事なのかも知れない。
泣き止まぬ娘を、 あやそうと。
此の腕へ乗せた直後に。
「男には嘘泣きして良いんだからねー。」 「騙される男が悪いんだもんねー。」
姫は、 種を明かし。
娘は、 してやったりと笑顔を魅せた。
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2006年03月06日(月)
---------- History
2003年03月06日(木) 感謝をしても良いですか 2002年03月06日(水) 冷静に俺を見ていますか 2001年03月06日(火) 話せない事があるのですか
< 想いも喰われて終うのでしょうか >
届ける想いの、 形には。
複数の形が在って。
確かに。
的確な形の、 想いを、 届ける必要は在るけれど。
贈られた想いに。
確かに一度、 満足を得た上で。
何故に。
異なる、 且つ、 的確な想いを。
相手へ、 求めて終うのだろうか。
確実に。
望まれた想いを、 贈り続けて来たとしても。
新たな想いが。
貪欲に、 沸き上がり続ける欲求が。
嘗ての想いを。
全て、 消し去って終うのかも知れない。
「鳩サブレ買って来たことないの?」
「小坊主は。」 「お土産買って来たことないんですよ。」
姫は、 俺へ濡れ衣を着せ。
「落雁もあるんですか?」
「食べたことないの?」 「じゃぁ送ってあげるわね。」
俺の居ぬ所で。
母と、 姫は、 共闘の交渉を、 終えて居た。
羊羹も。 リーフパイも。
嘗ての、 贈り物は。
皆、 土産では無いのだと、 言い切るんだね。
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2006年03月05日(日)
---------- History
2005年03月05日(土) 効果の問題では無いのでしょうか 2003年03月05日(水) 我慢もお遊びに変えませんか 2001年03月05日(月) ちゃんと楽しんでいますか
< 幅の存在を忘れて終いましたか >
中心に据えられた、 一本の、 細い曲線には。
想いを、 惑わされぬ様にと。
常に、 心掛けるのだけれど。
其れでも。
時として、 自身は、 激しく揺らされるのだ。
僅かに、 相違を有した存在が。
多種多様に、 分布して居るに違いないから。
寸分違わぬ存在など。
決して、 一つとして無いのだから。
其処に、 記されて在るのは。
一本の、 細い曲線では無くて。
飽く迄。
拡がりを有する帯に、 他ならないのに。
「ちゃんと出るのに。」 「上手に奥までくわえられないんだね。」
少しばかり。
娘の体重増加が、 鈍い事を。
姫は、 気に病むけれど。
「姫のは大きいから。」 「俺だってちゃんと吸えなかったよ?」
「あのさ。」 「馬鹿じゃないの?」
慌てず、 焦らず、 笑顔を絶やさぬ事の方が、 大切だと。
日頃から、 力説して居るのは。
姫の方じゃ無かった?
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2006年03月04日(土)
---------- History
2004年03月04日(木) 先導を買って出てくれるのか 2001年03月04日(日) これは嫉妬と違いますか
< 扉の外で転びませんか >
春を待ち侘びる、 花の、 蕾の様に。
一つの、 区切りの瞬間を、 迎える迄。
じっと、 堪え忍んで来たから。
まるで、 弾け飛ぶ様な、 勢いを。
其処に、 宿して居たのだろうか。
ずっと、 籠の中に押し込められた、 小鳥でさえ。
眼前で、 開かれた扉へ注がれる、 外気を。
慎重に、 確かめながら。
そっと、 一歩を踏み出すのに。
未だ。
完全には、 元に戻らぬ身に。
無理矢理。
短めで、 引き締まった服を、 重ねて。
「早く行こうよ!」
「ちょっときついかなぁ・・・。」
「準備まだ?」
「お腹きつい・・・。」
燥ぎ、 大騒ぎをする、 姫へ。
娘は。
呆れた様に首を傾げ、 寝た振りをする。
飽く迄。
今日は、 一ヶ月検診で。
主人公は、 姫では無いのに。
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2006年03月03日(金)
---------- History
2005年03月03日(木) 自身の意見を未だ押せますか 2003年03月03日(月) 想いは別に在るのですか 2001年03月03日(土) 同じ朝日が見えましたか
< 糸を結えた証拠では無いのですか >
恰も、 止まって居る様に見えて。
時も。 人も。
其の流れを留める事は、 本当は、 無いのだから。
何方かと問えば。
寧ろ。
傍らに近付き在る事こそ、 特異的なのだ。
其れ故に。
留まる事無く、 常に揺り動き続ける、 個と、 個へ。
例え、 細くとも。
一本の糸の、 両端を、 結い逢わせる事が。
肝要なのかも知れない。
遠く、 遠く、 離れた街で。
元気に、 過ごし行ける理由は。
変化と。
そして、 安定で。
其の、 何方が欠けても。
想いは、 成立しないのだ。
淋しい気持ちは。
常に、 傍らに置いて居ます。
自身に感知される、 寂寥感こそ。
丁寧に、 丁寧に、 糸を結い逢わせた、 証拠で。
離別の辛さが、 無い事こそ。
辛い事の様な気は、 しませんか。
---------- Background 槙原敬之 " 遠く遠く "
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2006年03月01日(水)
---------- History
2005年03月01日(火) 祝うのが当たり前でしょうか 2003年03月01日(土) これが神が与え賜う褒美ですか 2002年03月01日(金) 今日がそんなに守りたい日ですか 2001年03月01日(木) 日記はおのこもするものですか
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