雲間の朝日に想うこと


< 見ずに済む理由も想いでしょうか >


隣の芝生は、
青く見えるけれど。

我が家の芝生は、
少し短めで、
痛く感じるかも知れないけれど。



其の芝生も、
此の芝生も。

根元に在る想いは、
きっと、
違いは無いのだ。








同じ流れが在ると、
感じた故に。

お互い、
理解し合えたに違いない。



其の場で交わす会話の、
一つ一つへ。

想いの一部を、
ふわりと流しただけで。













 「上司と寝ればポスト、みたいな世界だから。」
 「それで取った仕事でも、世の中の為じゃないんだもん。」
 「小坊主は世の中の役に立ってるじゃん?」


同窓会で、
久し振りに会う同期は。

周囲の渦流に飲み込まれ、
藻掻いて居た。


其の流れから、
抜け出したいと願いつつ。












 「其の人はさ。」
 「色々経験して来た人みたいだけれど。」

 「うん。」

 「今は穏やかな幸せを望んで居るから。」
 「だから俺と上手く行ってるんだと想うよ。」

 「成る程ね。」

 「手に入れば良いね。」

 「うん。」












穏やかな、
幸せを。

望んで居るのだ。



数多くの流れを見て、
其処に、
流れ着いたんだ。

多分。






だから俺は。

姫の過去を、
覗かずに居させて貰えるんだね。


2005年03月20日(日)


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2003年03月20日(木) 矛盾を武器にして良いですか
2002年03月20日(水) 意地だけで凝り固まっていませんか
2001年03月20日(火) 呼び方に拘るのは可笑しいか





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小坊主
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