雲間の朝日に想うこと


< そんなことがあったのか >


お前から届いた言葉が、
すべて納得行く物に変化した。

 「帰ってきてるの分かってるのに何も言わなくてごめん。」

という訳のわからないメールの理由も。

 「誕生日まで待って。」

逢いたいと言う俺に答えた、
お前の言葉も。



俺がお前に心の内を吐けた理由。
お前だけには言えた理由。


 「お前が同じ事を体験したから」


お前の言葉は嘘の様で、
本当の話なんだ。








 前にみんなで会おうとした時ね、友達を亡くしたの。
 ちょうどあのとき、その友達と会う約束してて。
 でも、そういう事になっちゃって。過労だって。
 だから今は、約束して人に会うって事が、ちょっと怖い。
 来なかったらどうしようって思いがある。

 あたしのわがままだけど、
 このあたしの気持ちはどうしようもないから
 待ってとしか言えない。

 だから焦んないでほしい。







何時まで待てるか・・・

逢ったことがない女に、
どこまで自分が気持ちを維持できるのか・・・

正直迷った。




そして受け取った。
何分待ちになるかわからない整理券


2001年03月10日(土)


----------
History





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL