対等の関係が。
二人の力関係が、 対等で在ると言う事が。
事を、 良い方向に導くとは限らない。
時に都合良く扱われる事も、 存在するけれど。
其処に力を加える糧にも、 変化し得るのだから。
都合の良さが。
最悪でも、 最終手段としての逃げ場が、 其処に在る事が。
例え緩慢でも、 正確に、 丁寧に、 想いを進めて行く為に。
必要不可欠の条件だと、 認識すれば。
俺はきっと、 納得出来るけれど。
例えば俺が。
今直ぐにでも、 姫をかっさらえる状況下なら。
「たぶん焦ると思う。」 「プレッシャーになるから。」
遅々として進まぬ、 一向に進まぬ、 後始末に。
姫は壊されてしまうから。
自分の想いを、 姫はゆっくり実現すれば良い。
ゆっくり俺を見極めれば。
過ちの縄で、 再び雁字搦めにされる事は、 きっと無いでしょう?
---------- References Mar.07 2004, 「秤は未だ揺れて居るのですか」 Feb.28 2004, 「似合う想いに届くでしょうか」 Oct.21 2003, 「足りない条件は何ですか」 |