雲間の朝日に想うこと


< 無理矢理電話を切れますか >


五分だけ。
たった五分だけで良いのに。


愛しい人への電話を、
躊躇した。

貴女への電話を、
躊躇った。




貴女の声は、
俺にとって大切な栄養源だけれど。

貴女の声は、
俺にとって麻薬の様な物だから。















五分だけ。

栄養注射の時間は、
それだけで充分だけれど。


貴女の声は魅惑的で、
何時の間にか、
時間が経過している。



たった五分だけ。

そう願っても、
何度抗っても、
何時の間にか時が経っている。
















五分で良いんだ。

それ以上の時間になると、
逆に栄養を吸い取られてしまうから。


そして今の俺は、
栄養を吸い取られると、
疲労困憊で動けなくなってしまうから。












貴女にとっても、
俺の声が大切な栄養源である事は、
理解しているけれど。


今日はメールで勘弁してよ。
五分で電話を切る自信が無いんだ。


2003年03月13日(木)


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2001年03月13日(火) まだ逢えないのか





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小坊主
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