雲間の朝日に想うこと


< 芯まで消えたのですか >


其処には、
多種多様の想いが在り。

そして、
多種多様の基準が、
在るのだから。



例え、
如何なる形の選択であれ。


其の番を。

他者が否定する権利など、
無いのだけれど。






互いが、
互いで、
一組の形を築くのなら。


飽く迄。

其の行為に、
責めを負う事こそが、
前提なのだ。










其れ故に。





嘗ての、
或いは眼前の。

自身が選んだ、
筋目に。



面子と、
自信と、
気概を以て。


堂々と、
挑むのでは無いのだろうか。















 「彼から言われた。」
 「だから・・・。」


届いた文に。

他者を介さねば、
其の前提すら崩れ掛けるのだと、
記される。

















嘗て、
自身の紡いだ言葉を、
忘れたのか。

俺に、
如何なる想いを叩き付けたか、
忘れたのか。




丘の上の人は。





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References
 Sep.27 2006, 「独善でしょうか」
 Sep.09 2006, 「従属に甘んじるのでしょうか」







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2006年09月29日(金)


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History
2003年09月29日(月) 形にしないと苦しいですか



< 独善でしょうか >


想いには。

唯一の正解など、
無いのだから。




響く想いも、
響かぬ想いも。

浸みる想いも、
凍みる想いも。


想いに、
他ならないけれど。







何方の想いも。

例外無く、
前へ向く為の一歩で在りたいと、
希う物なのだ。












其れ故に。



翔ぶ為に必要な、
選択肢を、
常に意識した上で。

想いを、
贈り逢うのだろうか。















俺が、
翔ぶ事を願って。


必要な距離を、
常に、
保たせようとする。

丘の上の人の、
想いも。










そして。



一度は触れた、
其の手を、
決して離さぬと。

在り続ける、
俺の、
想いも。





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References
 Sep.25 2006, 「温かに在りませんか」







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2006年09月27日(水)


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History
2001年09月27日(木) 想いは細い糸ではないですか



< 温かに在りませんか >


物理的な、
其の、
温熱作用は。


確かに。

自身の内なる領域に迄、
侵食するから。




時に人は。

物理的な温かさのみを、
求めて、
已まないのかも知れないけれど。






想いの奥底の、
受容体は。



決して。

物理的な温感に応ずる事など、
無いのだ。












其れ故に。



例え、
今夜の様に。

出先で、
独り在る時でも。





こうして、
頻繁に文が交わされる事の多い、
今こそ。

寧ろ、
温かな想いに包まれる。

















 「久しぶりに。」
 「夜一人で寂しかったでしょ?(笑)」


丘の上から届く、
其の文に。

ふと、
笑みを零した。














違うよ。


今夜は、
寧ろ、
寂しく無い。





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References
 Sep.24 2006, 「封じた想いが生きるでしょうか」







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2006年09月25日(月)


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History
2005年09月25日(日) 笑えば進路が変わるでしょうか
2003年09月25日(木) 明晩はおやすみ位言えるでしょうか



< 封じた想いが生きるでしょうか >


開いた箱から放出する、
様々な想いは。

飽く迄、
負の想いなのだ。






其れ故に。




箱を開けた、
其の、
一瞬後から。



欲する対象と異なる、
想いが。

頻繁に、
飛び出て来るのかも知れない。











封印。







箱の底に宿る、
最後の、
最後の、
其の想いに。

自身が、
残り続ける為に。




自身の、
極上の想いを。

箱の底に、
そっと眠らせて。



息を潜めて丸まって居れば、
良いのだろうか。


















丘の上で、
欲して居るで在ろう想いは。





箱を開ける、
切っ掛けでは無く。

箱の底に在る、
想いなのだから。





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References
 Sep.22 2006, 「時代遅れの想いでしょうか」







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2006年09月24日(日)


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History
2005年09月24日(土) 験担ぎだと笑うでしょうか
2004年09月24日(金) 恋人関係に戻れますか



< 時代遅れの想いでしょうか >


突き付けられた刃を、
捌き。

返す刀で、
斬り付ける事など。


何の意味も持たぬから。



安い挑発に、
踊らされ。

切っ先を、
向けて終う事など。


選択する筈は無いのだけれど。





何度も、
何度も、
書き直し。

熟慮を練り上げた文は。



既に、
時代遅れに成り下がるかも知れない。












けれども。




其の、
熟成を経て後に。

表出せずに済む、
言葉なら。



其れは。

外に出さぬとも良い、
想いに、
他ならないのだ。














確かに。


浮かぶ儘の想いを、
放つ、
言の葉は。

威力の宿る、
想いの、
結晶だけれど。



所詮、
半減期が短過ぎる。












何度か、
自身に打ち返り。

徐々に、
熟成されて。


育つ結晶も、
在る。





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References
 Sep.18 2006, 「必然に届くでしょうか」






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2006年09月22日(金)


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History
2005年09月22日(木) 羨望される選択に育つでしょうか
2004年09月22日(水) 中腹は未だ遠いのでしょうか
2002年09月22日(日) 自分を取り戻せましたか
2001年09月22日(土) 責任って何者ですか



< 必然に届くでしょうか >


繰り返し、
繰り返し。

其の内に、
種々の擾乱を抱えながらも。


其の輪は、
廻り、
生は、
入れ替わり行くけれど。




其の輪に在る、
個々は。


其の輪の中で、
飽く迄、
弛まぬ遷移を続け。

軌道を、
変化させ続けるのだ。










互いが、
出逢った頃に。

互いに、
口にした言葉が。


記憶の片隅に、
今も、
残って居るか。

分からないけれど。





次の、
其の時にも。

同じ想いが、
生じるならば。


其れは。

何の変化も無い輪を、
もう一度、
なぞって居るに過ぎない。

















出逢いは必然?





違う。


















其の遷移の中で、
何かを得て。

次の遷移へと進めねば。





其れは、
必然などでは無く。


唯、
流れに身を委ねて。


渦を一度、
回転したに過ぎないよ。





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References
 Sep.17 2006, 「緩衝材でしょうか」
 Sep.11 2006, 「張り子を固めて育つでしょうか」







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2006年09月18日(月)


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History
2005年09月18日(日) 焦る姿は滑稽でしょうか
2003年09月18日(木) 時の進みが早過ぎませんか
2002年09月18日(水) 弱気を跳ね除けられますか
2001年09月18日(火) 単純だから純粋な気持ちなんですか



< 緩衝材なのでしょうか >


時に、
尖鋭化しては。

互いに、
傷を負わせて終う、
其の想いを。


緩め、
丸め、
温め、
軟化させる術として。




其処に加わる圧力を、
逃がす為の、
緩衝材を。


人は、
築いて終うけれど。







想いを強化する筈の、
其の緩衝材は。



徐々に、
徐々に、
想いを蝕み。


他者への想いを、
育て。


向かうべき方向への、
其の想いを、
鈍化させてしまうのだ。
















何もかもを、
解放し、
ぶつけて。

其処で初めて、
一歩目が始まるのに。




其処を知らぬ者は。

何時の間にか、
新たな緩衝材を用意して終う。





其れが、
自身の想いを育む手段と、
勘違いして。






















緩衝材、
其の物こそが。

破壊の因なのに。






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2006年09月17日(日)


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History
2005年09月17日(土) 未だに信を置けぬのでしょうか
2004年09月17日(金) 一瞬電気が走るからでしょうか
2002年09月17日(火) 疑問を抱いて良いのか
2001年09月17日(月) 歩みが遅かったのは俺の方か



< 想いが無い証拠でしょうか >


本能の為せる業なのか。

半ば、
義務化した故か。

自動化される程、
鮮明に、
刻み込まれたのか。


其れは、
判断出来ぬ事だけれど。





無意識下の行為で在る事に、
違いは無い。










其れ故に。


其処に、
想いが宿らぬのかと、
問われれば。

或いは、
何の情動反応も、
生じて居ないのかも知れないのだ。















 「私のお尻を叩いたんだよ!」


姫は。

折角の振る舞いを、
壊されたと。


錦の御旗を手に、
俺を、
非難する。

















先に寝付いた、
俺の脇に。

滑り込む様に、
身体を横たえた姫の、
臀部を。



俺は、
必死に叩いたのだろうか。











娘を、
寝かし付ける様に。






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2006年09月15日(金)


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History
2005年09月15日(木) 画面にも刻まれた名でしょうか
2004年09月15日(水) 疑われる理由が在るのでしょうか



< 相手に意識が向いて居ますか >


未だか、
未だか。

希い、
待ち望む、
其の時よりも。


あれよあれよ。

自身が、
其の歩みの速さに惑う位の方が、
良いのだろうか。






形よりも。

互いの歩みに、
意識を、
集中し続ければ。



きっと。

其の形に拘る事無く、
想いが、
育まれ行くのだから。










其れ故に。






形に拘り、
互いを吟味し合う事無く、
歩んだ、
嘗ての日々より。

見つめるべき対象に、
意識を、
注いで居るであろう、
今の方が。



良き日々で在ると、
想えるのかも知れない。















 「嫁ぐことになりました。」
 「あっという間に決まっちゃって自分でもびっくりです。」


久しぶりの、
君からの文に。






 「おめでとう。」
 「今度こそ、幸在れ。」


久しぶりに。

琉球硝子の盃に、
泡盛を注ぐ。





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References
 Aug.28 2005, 「費やす時間は適正でしたか」
 May.08 2005, 「顔を向ける方向が違いませんか」
 May.05 2005, 「未だ平常へ戻る余地は在るでしょうか」







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2006年09月12日(火)


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History
2005年09月12日(月) 不治の擾乱でしょうか
2004年09月12日(日) お帰り代わりの平手打ちですか
2002年09月12日(木) 本気の覚悟がありますか
2001年09月12日(水) 近づけば解決できますか



< 張り子を固めて育つでしょうか >


強さは、
自身の弱さを理解する事で、
身に纏う物。


不安を理解し、
対処法を手に宿した瞬間に。

強さを得るのだ。





其れ故に。





揺らがぬと築いた、
其の壁には。

何の強さも、
宿らず。



唯、
弱さを覆い隠して居るだけの、
薄皮は。

大きな傘無しに、
灼熱の太陽を避ける事など、
出来ぬのだ。
















 「私は強いんだから。」
 「強さが引き出されたんだから。」

 「そっか。」


内実の伴わぬ、
空洞だらけの其の言葉を。

後ろ盾に据えた、
振りをすれば。




張り子の虎に。

少しは、
耐力を贈れるだろうか。
















委ねられる事で、
得られる。


そんな強さも、
確かに、
在る。





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References
 Sep.10 2006, 「焼いた画像がぼやけますか」







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2006年09月11日(月)


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History
2003年09月11日(木) 他の逃げ口は無いのですか
2001年09月11日(火) 誰でも良いと想っているのか



< 焼いた画像がぼやけますか >


弛まぬ想いを、
互いに、
絶える事無く。

穏やかに、
穏やかに、
贈り続け逢う事。



丘の上の人が、
希う、
其の想いの、
在処が。

今。

果たして、
何処に在るのか。





其の核を、
探し当てる事とは、
別に。








惑いの因に、
俺が、
在るのなら。


俺の存在が、
心安らぐ場に向かう想いを、
妨げるのなら。



其れは、
本意では無いのだ。












其れ故に。


其の姿を、
目に焼き付けて。

役目を終えたかも知れぬ、
此の身を、
消し去ろうと想ったのだ。






そんな事、
出来やしないのに。

一目見れば、
決意が揺らぐ事など、
知って居るのに。













眼前の、
丘の上の人を。

此れが最後と、
必死に焼き付けて。


 「泣きそうに成るから。」
 「帰るね。」


揺らぐ自信を、
隠す為。

其の場限りの方便を、
放った俺に。







 「するくてごめん。」
 「何もかも中途半端でごめん。」


謝罪が、
贈られるのは。

未だ、
必要とされて居るからなのだろうか。
















断罪されるべきは。

寧ろ、
俺の方なのに。





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References
 Sep.04 2006, 「其の雄には無い視界でしょうか」
 Sep.03 2006, 「嬉しい事では無いのでしょうか」







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2006年09月10日(日)


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History
2005年09月10日(土) 一歩目に必要な約束でしょうか
2004年09月10日(金) 帰れぬ訳は自業自得ですか



< 従属に甘んじるのでしょうか >


個々の価値基準は、
飽く迄、
異なるのだから。

決して、
他者の物差しに、
自身を翳す必要など無いのだ。






自身の、
部分部分を切り分けて。

複数の拠り所に、
其れ其れを、
委ねたとしても。



自身に偽りを重ねた結果で、
無いのならば。

其れで良いのだ。









けれども。






其の、
委ねた筈の一部分が。

他の一部へ、
従属するのだとしたら。



其れは、
部分を切り分けた事に、
為らぬのだ。














自身の想いが。

他者の想いを介在して、
初めて成立する、
条件付きの想いだとしたら。



決して。

其れは、
想いでは無い。


















仮に。

従属する、
此の想いを断ったとしても。


其の拠り所は、
揺らぐ事無く在るけれど。





包含する、
其の拠り所を断てば。



此の想いは。

きっと、
自動的に消えて終うね。





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References
 Sep.07 2006, 「何時から見えないのでしょうか」







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2006年09月09日(土)


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History
2005年09月09日(金) 在り得ぬ言葉を添えたからですか
2004年09月09日(木) さようならと言えるのですか
2003年09月09日(火) 少し意地悪でしたか



< 皮肉の心算でしょうか >


互いが、
互いを、
支える気概は。

決して、
失われてなど無いから。


必要なのは。

支える、
事実の積み重ねでは無く、
唯の一言なのだ。








けれども。





日常の、
穏やかに流れる、
想いが。


其の受容体を。

徐々に、
徐々に、
蝕む故か。



其れとも。



日常の、
蓄積され行く、
歪みが。


其の受容体に。

高く、
高く、
壁を築く故か。








電話口で。
隣で。

文字で。
音声で。
贈答品で。


欠かす事無く、
贈り続けて在る筈の言葉が。




響かずに。

澱み留まる事が、
増えて行く。

















繰り返し、
繰り返し。


記念日へと切り替わる、
其の瞬間を。

今年も、
罵り合いで出迎え。




翌日の、
丁度、
今頃の画を。

嘲笑うかの様に。


 「何をしても。」
 「いつも何の感謝も無いじゃない!」


姫は、
叫びの刃を突き立てた。

















僅か、
一日経れば。


 「誕生日おめでとう。」
 「今年も手を繋いで過ごせることに。」
 「感謝しています。」


姫への、
花と、
祝いの詞が届く筈なのに。





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References
 Sep.08 2005, 「祝えぬ誕生日でしょうか」







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2006年09月08日(金)


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History
2005年09月08日(木) 祝えぬ誕生日でしょうか
2004年09月08日(水) 想いの波も荒れる日でしょうか
2003年09月08日(月) 力みは少し取れましたか
2002年09月08日(日) 何色に光っていましたか



< 何時から見えないのでしょうか >


如何に、
其の純度を煮詰めた視線を、
放ったとしても。


反射波を受容する、
一枚の、
偏光器は。

飽く迄、
消し去る事は出来ないから。





如何に、
他者を主体とした像でも。

其れは、
相手を自身に映した鏡像に、
過ぎないのだ。









其れ故に。







他者の理解は。

飽く迄、
自身の反面教師で。


自身を視る事と、
同義なのかも知れない。
















丘の上の人は、
俺以上に、
俺を悟った上で。



 「自己解放すると。」
 「人の思考はある程度読めるんだよ。」



俺自身が、
俺自身に、
誤魔化しの要素を保持して居ると。

そう、
口にした。
















其の通りだね。


















俺の鏡には。

俺の姿は映るのに、
あなたの姿が映らない事に、
気付く。





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References
 Sep.04 2006, 「其の雄には無い視界でしょうか」







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2006年09月07日(木)


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History
2005年09月07日(水) 自分等だけの世界でしょうか
2004年09月07日(火) 今年も繰り返したのでしょうか
2001年09月07日(金) 自分勝手な言い分ですか



< 息吹の喜悦を忘れて居ませんか >


新たに産まれ出ずる、
生の息吹に。

如何なる不幸も、
差し挟む余地は無いのだ。



人が生を得る、
其の慶事に。

幸福以外の何者も、
在らぬのだ。






けれども。




時として、
人は。

其処に、
数多の都合を持ち込み。




芯の想いへ、
傷を、
負わせて終う。












何が在ったのか。

其れは、
一度も聞けずに居るけれど。


過去の破綻の因は、
家に在ると。

嘗て、
姫は口にした。












 「雅子様も。」
 「これでほっとするね。」


姫らしい言い回しと、
其の背景に。

ふと、
想いを巡らす。










確かに、
息吹の本質は。

繋ぐ事に、
他ならないのだけれど。






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2006年09月06日(水)


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History
2005年09月06日(火) 無駄な時間を経て来たのですか
2004年09月06日(月) 先を望んで居たのですか
2003年09月06日(土) 此れが罪滅ぼしの代わりでしょうか
2001年09月06日(木) 言い訳を探して理由にしてませんか



< 同じ振る舞いでしょうか >


其の、
立ち居振舞いが。

寸分違わぬ、
同一の物であっても。



其処に込める、
想いや、
意志や、
目的が異なれば。


其の振る舞いは、
飽く迄、
異なる物に成るのだ。





其れ故に。




如何なる意図が、
其処に、
宿されて在るのか。


其の一点を。

丁寧に、
丁寧に、
探り当てて行くのだけれど。









向きを、
入れ替えれば。







立ち居振舞いが。

寸分違わぬ、
同一の物であっても。


許容出来る物と、
出来ぬ物が。

其処には、
存在するに違いない。

















 「今日も上手に。」
 「股を大きく開いてたんだってよ?」
 「男の前で。」



保育園からの報告に。

姫は、
瞳を輝かせ。




 「私も負けない位に開くんだからね!」
 「男の前で開ける?」


娘に後れを取る物かと。

姫は、
更に瞳を輝かす。













意味も分からず、
開く股と。

理解した上で開く、
其の股と。


月と鼈程に、
違いが在ると言うのに。






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2006年09月05日(火)


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History
2004年09月05日(日) 心を許した油断でしょうか



< 其の雄には無い視界でしょうか >


恐らくは。

自身が、
先んずる領域を模索した、
其の結果なのだ。




自身を、
天秤に乗せて。

秀でた領域を、
忠実に、
複製しただけなのだ。





多分、
意地に過ぎない。

逢いたいと言う、
欲求よりも。












其れ故に。






髪型の変わった、
其の姿を、
目の当たりにして。


余計に。

視界が、
霞んだのかも知れない。

















 「この前逢ったときと」
 「変わってなかった?」


丘の上の人から、
届いた文に。



 「外見はね。」


ふと、
口を吐く。













其の瞳は。

今は、
俺のみに向いては居ないから。




一方の、
視線の先には。

唯、
未だに逢った事が無いだけの、
雄が居るんだ。





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References
 Sep.03 2006, 「嬉しい事では無いのでしょうか」







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2006年09月04日(月)


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History
2005年09月04日(日) 両立を志す気は無いのでしょうか
2004年09月04日(土) 紅葉に興味が無かったのですか



< 嬉しい事では無いのでしょうか >


何時の間に、
想いが、
遷移して行くのだろうか。








相手の幸せを希う想いが、
無ければ。



端から。

其の手を取り、
踏み込む事など出来ぬ筈なのに。



此の手に、
其の手を、
触れさせた瞬間。


其の想いは。

自身の為の、
想いに、
近づいて終うのだ。










其れ故に。







失う事の無い、
自身の幸せのみを希う、
想いを。


もう一つ。

他に、
欲するのかも知れない。






例え。

揺らぐ事無く、
片想いを、
贈られ続けて居ても。




















良いんだ。







もし俺が、
一つ、
役目を終えたのなら。

其れは、
望んだ、
前へ向く想いだろ。





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References
 Aug.28 2006, 「羨望の一種でしょうか」







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2006年09月03日(日)


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History
2005年09月03日(土) 感性も近付き行くのでしょうか
2001年09月03日(月) 避けて通れない道なのか





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