雲間の朝日に想うこと


< 帰れぬ訳は自業自得ですか >


誕生日に、
傍に居なかった事も、
事実。

誕生日の、
贈り物が届いて居ないのも、
事実。

誕生日を、
他の雄等に祝わせて居る事も、
事実。





街中で、
酔って迷子の姫を。

探しにも行かず。


喧しいと、
携帯の電源を落とした事も、
事実。





其処に、
一点の言い訳も挟む気は無い。
















けれども。

姫の誕生日が、
年に一度在るならば。




其の内の一年を、
俺に譲り。

或いは、
其の内の一年が、
数日遅くなっても。


構わないとは、
想えないのだろうか。
















此れだけ、
傍に居たいと願い。

此れだけ、
祝いたいと想い。


其れでも、
都合の付かぬ俺の一日を、
知りながら。








意識を無くし掛け、
迷子に成る程。

他の雄と呑み。


都合などお構い無しに。

決して、
内容など覚えて居ない電話で、
俺を足止めさせた。




其れも事実。

















自身の行動が産む、
結末を。

お互い、
十二分に理解して居る筈なのに。



何故に。

想いと裏腹の感情を、
暴発させてしまうのかな。





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References
 Sep.09 2004, 「さようならと言えるのですか」


2004年09月10日(金)


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