根本に据えるべき物は、 確かに、 二人であって。
其の二人は、 飽く迄、 個々人で構成されるから。
互いが向き逢い、 互いで進み。
或いは、 自身の想いを以て。
道を切り開き、 事を解決に導く事が、 肝要だけれど。
其れだけで、 進む事は出来ないのだ。
けれども。
傍に在る、 其の相手との想いを、 大切に、 大切にと、 強く想う故に。
時折、 忘れてしまうのかも知れない。
時々、 忘れて了うのだ。
何れ程、 周囲の存在に支えられて、 生きて居るのかを。
「母がね。」 「電話して来たの。」
「どうなってるのか。」 「報告しろって?」
「うん。」
自身で道を切り開き、 進んで来たと。
自負を持つのは、 大切だけれど。
周囲への、 感謝の気持ちは。
決して、 忘れては成らないんだよ。
---------- References Jul.07 2005, 「未だ周囲は不安要素でしょうか」 |