雲間の朝日に想うこと


< 中腹は未だ遠いのでしょうか >


想いや、
実力や、
可能性を併せて。

お互いに、
其の山を描いたならば。



方や、
既に山頂を過ぎ、
急激に降り行く位置で。


方や、
やっと其の麓に到達し、
此れから、
本格的に登り始める位置。










刻一刻と失われる、
其の高さは。


躊躇や、
猶予や、
選択肢を、
容赦なく簒奪し。

不安や、
怯えを、
増幅させるけれど。





十分な高さを得ずに、
慌てれば。

或いは、
急激な速度で登ろうとすれば。


足らぬ想いや、
酸素不足で。

其の先の破綻を呼び覚ます事は、
間違い無い。

















二人の描く山の、
其の軌跡が。

重なると想った事など、
一度も無いし。


其の傾斜ですら。

揃って欲しいと願った事も、
一度も無いけれど。









姫が、
向こうの麓に降り立つ前に。


せめて、
山の中腹まで辿り着きたいと、
切に願う。



















姫の、
月の遅れは。

何を呼ぶ?





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References
 Aug.08 2004, 「想いも結晶も壊れて了ったでしょうか」


2004年09月22日(水)


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History
2002年09月22日(日) 自分を取り戻せましたか
2001年09月22日(土) 責任って何者ですか





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