腐心が、 不審を呼んで、 お互いを、 不信に貶める。
悪循環。
其の度に。
結局、 自身の持つ想いなど。
相手にとっては、 不足や、 不要の塊で。
何の効力すら持たぬ事を、 思い知るんだ。
其の組み合わせが、 其の論理性が、 不確かで。
例え、 説得力の微塵も無い言葉だとしても。
酔いに委せた、 本音は。
飽く迄、 本音だから。
其処に、 一つ一つ重ねられた、 俺への悪口雑言は。
結局何れも、 存在する想い。
そして、 其の言葉を、 固めて並べれば。
身体を拉げるには、 充分事足りる、 刃物が。
必然的に出来上がる。
「そう思ってるなら。」 「俺なんか止めれば良いじゃん。」 「じゃぁね。」
此の一言を。
如何したら、 こんなに簡単に言えるんだろう。
此の携帯に残された、 姫の伝言は。
決して消してはならぬ、 戒めの言葉だ。
きっと。 |