其れを、 発する側の感性と。
其れを、 受け取る側の、 受容体は。
無限に近い、 組み合わせが在って。
其の親和性も。
それぞれに、 異なった物だから。
無数の表現が。
此の場に、 存在し得るのだろうけれど。
想いの相性は。
表現の感受性をも、 変化させ。
其の親和性を、 より強化するのだろうか。
「台風って女の人の名前でしょ?」 「嫌なんだけれど。」
姫の一言で。
其の表現の巧妙さに、 呆れ返った。
自身の性格や、 振る舞いを、 天秤に掛けて。
「私の名前とか付いたらさ。」
「猛烈な勢いを保ったまま大暴れとか?」
「うん・・・。」
姫は、 本気で心配するけれど。
大丈夫。
姫の名など、 決して付かないのだから。 |