|
|
■■■
■■
■ タブレットPC活用研究会
夏休み最終日。 医師会で胸部レントゲン撮影を受けて,そのまま駅へ。 新幹線で東京。タブレットPC活用研究会へ。 その前に,ちょっと時間があったので, 気になっていたリスーピアへ。 残念ながら写真撮影は禁止とのこと。 プレステのような機器を個々に持たせ, 聞きたい内容の説明が流れる仕組み。 ちょっとしたタマゴっちの様なキャラも入っている。 展示だけで数学の面白さを伝えることの難しさ。 どれもよく考えられている展示ばかりだけれど, じっくり考える時間や気持ちがないと, 見た目だけ,さわるだけで終わってしまう。 知識がある人は,ああ,このことかで終わってしまう。 考える楽しさに至るのは,とても難しいことなのだと改めて思う。 3Dショーは,単なる映像が流れるのではなく, 案内する人がいて,観客とのやりとりの中で行われる。 観客のノリの悪さに苦労されていたが,それでもなかなかいい。
ゆりかもめで新橋へ。 偶然お会いした上原さんに声を掛けていただいて,一緒に会場へ。 時代の先を創り出そうという機運のある会。 その中でも,原さん・上原さんのコンビが, 一際,輝いている存在なのだということを実感。 当たり前のことが,実は凄いのだというd-book。 これがd-noteになる時代がどのぐらいで来るのか来ないのか。 玉置先生のお話もビデオで流れ,思わずメモ。 「授業の密度が変わった。」と言えるのは, 日常的に活用しているから。 わずかな差だが,その積み重ねの差は大きい。 「パソコン前での授業は,教師の視線と生徒の視線が一致しない。タブレットPCならば,自分の授業のスタイルを変えずに授業できる。」 半分はうなずけるけれど・・・ いいなあと思ったことは,いろいろな先生が作り束ねた資料を サーバーで管理しているので,他の教員も使えること。 (人も機械も機会もスタンドアロンでないよさがある!)
コンピュータは生産性を上げ,クオリティーを上げる道具 という言葉は,自分の教育現場では「そうありたい」止まり。 残念ながら。
タブレットPCのよさは,漢字の筆順や計算練習など, 生徒一人一人が使い出すと,効果を上げられるものがいくつもある。 しかし現状の限られた教育予算を考えると, 一部の学校止まりで流行にはならないだろう。 教師が使う道具としても,十分面白いが, それを面白いと思える方は,やっぱり限られている。 だから,とりあえずはプロジェクター, 次に,大型のプラズマなのかなとも思う。 いずれにしても,時代をどう動かしていくのか。 時流をとらえて流行を創り出すのか。
今の流行は,ITCの活用で基礎基本の習熟効率を上げることか。 自分が目指していることとは,ちょっと違う。 用意された答えがあるものだけを反復するだけではつまらない。 「創造的な数学」自分の問いを自分で追求する数学をしたい。 創造的な思考力を高め,追求する楽しさを生徒と共に味わいたい。 そのためにもITCは活用できると思っている。 もちろん基礎基本の習熟効率を上げることは大事。 ITCの活用で効率が上がるなら,そこで浮いた時間を使いたい。 とはいえ,今はどちらも時間がかかることばかり。 時間を掛け,労力も掛けて悪戦苦闘の日々。 やりたいことは,やらなければいけないことの向こう側にある とは,蔭山先生の言葉。 ここを乗り越えなければ,やりたいことにはたどり着かない。
帰りの新幹線の中で,明日からの授業プリントを再点検。 コンピュータに相手をさせるよりも, 人が相手になる方が面白いことがたくさんある。 この夏学んだ音声計算練習を,さっそくやってみようと思う。
2005年08月29日(月) 夏休み最終日 2004年08月29日(日) 優劣のかなたに
2006年08月29日(火)
|
|
|