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re-invention



 T^3Japan大阪大会2日目

CabriやVoyageを活用するメンバーに囲まれて,
それを軸に語り合うということが,インスパイアを生み,
今まで気がつかなかったことに気がつかせるのだろう。
起きたときに,いいアイディアが浮かぶ。
Voyageのいいところは,アイコンのクリックでプログラムが動くこと。
MS-DOSからWindowsに変わって,パソコンが一気に普及したように,
その利点を全面に出していけば,
TI-BouncerやMath-walkなどのプログラムも普及し活用されるはず。
お願いすることばかりになるけれど,
だめもとでお願いしてみようと思う。

今日の最初は,中澤さんの二次関数。
自らワークショップを打って出られるのは,
それまでにも授業をしているから。その気概・意気込みはさすが。
3つのパラメーターによって,グラフがどう変化をするのかを,
ワークシートに従って進めて,見つけていくもの。
10年ほど前,礒田先生のところでパソコンのソフトだったが,
最初にこんな感じのものを見た時の衝撃は,今でも鮮明。
是非とも扱いたい内容。
わかっている生徒が見るとおもしろいものなのか,
それとも,わからない生徒が操作していく中で,
見つけられ,楽しさを共有できるものなのか。
「なぜ探求するのか」という,動機付けがあれば生徒は動き出す。
ワークシート以上に,そこがあるかどうかが問題なのかもしれない。
また,たくさんやるからわかる生徒と,
いくつかやってみて,気がつく生徒の差はある。
そのあたりの自由度があるといいのかもしれないと思った。

2コマ目は垣花先生のCabri。
ツールを使うために,仕事を探すのではない。
という最初の言葉は,なかなか痛いところを突いている。
もちろんそれが理想なのだが,
「このツールを使って何かおもしろいことはできないだろうか?」
「このツールの良さはなんだろうか?」
というところから考えないと,
今の自分にはテクノロジーを活用した授業はできない。

作図ツールによってできることがいろいろある。
それをこうして伝えていただくと,思いがけない使い方を教わり満足。
円とコンパスの違いや,コンパスで円を描くと,
円の回転がそのまま伝わることは,面白い。
軌跡を一気に描くコマンドやその数式を求めてくれるなんてもの,
使いようで面白い。
検定がたくさんある今日,
「作図ツール検定」を立ち上げるか,
「数研」の一部門として実施すれば,
作図ツールファンが増えるのではないか?
答えの提出は,もちろんファイルで。
作図ツールの普及(布教?)には,一番の近道だったりして。

午後は,迷わず東京の公立中勢子先生のVoyageのワークショップ。
ここでも,知らなかったVoyageのコマンド(裏技)をたくさん教わる。
特にマークを押すと近似値が出ることや,
{  }や[  ]の使い方には,感動!!
これまで悩んでいたことが一気に解消され,
方程式の授業で使えそうな気になる。

ピーターフランクの講演は,ちょっと時間が不足か。
日本の教育をずいぶん批判され,なるほどとも思ったが,
それでは日本に定住しているわけがない。
帰りの地下鉄で偶然お見かけし,声をかけさせてもらう。
しかし,つっこんだ話ができるわけでもなく,
ミーハーに名刺交換をして,話を終了してしまう自分が情けない。

帰りの新幹線ではメールをたくさん打ち,
森先生とも話をして,あっという間に静岡へ。

2004年08月18日(水) 良い問題とは


2005年08月18日(木)
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