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■ メディアとのつきあい方学習セミナー
新幹線で品川へ。 数年前の品川駅とは大きく変わっておしゃれな街に。 堀田先生の主催される 「メディアとのつきあい方学習セミナー」に参加。 メディアとのつきあい方学習は, メディアの向こう側にいる「人」とのつきあい方学習だ という宗我部先生の言葉は,わかりやすい。 実践されている方々の,具体的な手法もなるほどと思わせる。 でも,それだけでは人は動かない。 ワークショップは,吉野先生(富士市立元吉原小)の 「広告ポスターを読み解こう」 一枚の広告をじっくり見ることから,制作者の工夫を読み解く。 同じものを見ていても,見えるものは違う。 さらに,今度は見る側の視点で気をつけることをまとめる。 こんな学習を重ねれば,物を見る目が鋭く育てられることだろう。 グループでは女性二人が, グループワークを見事にリードしてくださる。 自分自身は,このあたりの感度・感性を磨かなければと思う。 次にポスター分析の授業をイメージする。 多くのポスターの中から, 2枚のポスターを選ぶ。 何を伝えるのか,指導するのか。 それによって ポスター選びの視点も違う。 デザイン・色づかい・コピー・写真の撮り方・社会情勢と, 語れるものは山ほどある。 生活経験や学年によって, 様々な指導が可能なことがよくわかる。 ワークショップのまとめもいい。 情報の「送り手」と「受け手」の立場を循環 ・体験を伴わない知識は生きて働かない ・敏感にアンテナを張れる教師に などなど。 そして,最後は堀田先生からのまとめ。 このセミナーのデザインも公開していただく。 なるほどなるほど。
しばらく,品川駅周辺をふらふら。 帰りの新幹線でも,この夏の自分の発表を含めて振り返る。 「なぜ伝わらないのか・広まらないのか」が,最近どこの会でも出される話題(大きなテーマ)だ。 こうしてみると,わかったことがある。
先進的な事例の発表だけでは伝わらないのだ。 ワークショップで参加者に体験させることも 有効な手だての一つだが,それだけではまだ弱い。 ワークショップで,先進的な事例を参加者が体験した上で, 参加者がその場で考え・感じたことを,参加者が自身が発信し, 共有する場があるといいのだ。 そこに新たな学び:コラボレーションが生まれる。 単なる受け手で止まっているうちは,傍観者にすぎない。 「あの先生の実践はすごい」というところで終わってしまっては, 何のための発表なのかわからない。 だから,「送り手」と「受け手」の立場を循環するような場を, 様々な研修会においても設けられるといいのだ。
思いがけない出会いもあり,驚くと同時に, 物理的には遠くにいるようでいても,IT社会の時代。 やろうとしていることは近いのだから,当たり前かとも。 人との縁を大事にしていかなくてはと改めて感じた一日。
2004年08月20日(金) SPP事業 2日目
2005年08月20日(土)
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