2017年09月15日(金)  自称「書き鉄」のエッセイ走ります

JR西日本の広報誌「ブルーシグナル(Blue Signal)」174号に《『嘘八百』で見つけた堺のお宝》と題した旅エッセイが掲載されました。

あまりにキャラが濃すぎて、脚本にいなかった「学芸員」というキャラクターを誕生させてしまった矢内一磨学芸員の「専門は一休だけど千利休について尋ねると万利休になって返ってくる」熱烈ぶりを中心に、堺が誇る歴史文化と熱い学芸員さんたちのことを書きました。

自称「書き鉄」(掲載誌に同梱されたクリアファイルに興奮!)ということで、NHK宮崎放送局「いっちゃがラジオ」と音due.公演で披露されたモノローグ物語「さすらい駅わすれもの室」とNHK FM青春アドベンチャーで放送されたラジオドラマ「走れ歌鉄!」もご紹介しています。

掲載誌は3D感あふれる茄子が目印。 茄子が飛び出て見えるのが楽しくて、何度も見てしまいます。

関空特急「はるか」のグリーン車のほか、JR系列のホテルなどに置かれるようですが、JR西日本のサイトでもお読みいただけます。

9月中旬から次号に切り替わるまでは、「ブルーシグナル」バックナンバーのトップページが174号になっています。利休さんイラスト(エッセイに合わせて描いていただきました)からどうぞ。

2010年09月15日(水)  9月は『パコダテ人』月間
2009年09月15日(火)  読書の秋! amazonの本全品送料無料
2008年09月15日(月)  「第2回万葉LOVERSのつどい」でますます万葉ラブ!
2002年09月15日(日)  パコダテ人P面日記 宮崎映画祭1日目


2017年09月09日(土)  【聴き逃し対応】9/30(土)FMシアター「さくら、ねこ、でんしゃ」

FMシアター「さくら、ねこ、でんしゃ」の収録が和やかに終わりました。

高齢化社会の生き方をテーマにした小説を公募しているNHK銀の雫文学賞受賞作品をオーディオドラマ化。

出演は、

大林隆介 
末次美沙緒 
はざまみゆき
佐藤誓 
伊原農 
照井健仁 
枝元萌

の皆さん。

副調室からガラス越しに見えるスタジオがいつも以上におしゃべりと笑い声に湧いていて、実に楽しそうな収録現場でした。定年退職後の老後の過ごし方と認知症を扱った、決して軽いお話ではないのですが、重いテーマを軽やかに受け止めようとする話ではあります。時間に穴が空いて、記憶に穴が空いて、靴下にも穴が空く、そんな色んな穴が空くお話。

記憶といえば、今井雅子の脚本家デビューのきっかけになった最初のコンクール受賞作「雪だるまの詩」。あちらは胃に穴が空いて、記憶にも穴が空くお話でした。

空いた穴に、本人は、家族はどう向き合うか、身につまされる方も多いかもしれません。リハーサルのときには出演者の皆さんと、自身や身近な老いについて話す時間もあり、それぞれが物語の世界と自分の重なるところを見出して役を深めてくださったのではと思います。

作者の「のらいしれんふう」さんの姓と名の切れ目はどこだろうという話題も出ました。「のらいし れんふう」なのか「のらい しれんふう」なのか、はたまた「のら いしれんふう」なのか。のらいしは「野良医師」と書くのかも、病院や病気の描写は実体験を踏まえたものなのかもしれない、という想像も膨らみました。銀の雫文芸賞のページを見ると、「のらいし れんふう」と区切るようです。

出演者のみなさんが芸達者すぎて、80分巻きで収録が終了。音楽(森悠也さん)と効果音(伊東珠里さん)がついて、お届けできるのが楽しみです。

FMシアター「さくら、ねこ、でんしゃ」
9月30日(土)22:00 〜22:50(全1回) NHK FMにて。

今回もたくさんの人に聴いて欲しいのですが、毎回あるあるなのが「聴き逃しちゃった。再放送ないの?」。決まった時間にラジオをつける習慣のない方が多く、録音できるラジオをお持ちの方も少なく、ラジオもオンデマンドがあればいいのに……と願っていたら、最近始まったのが「聴きのがし対応」放送後、約一週間(今回は10月2日正午〜9日正午まで)配信で聴けるという画期的な試みで、今井雅子作品では「さくら、ねこ、でんしゃ」が初となります。

これで「聴き逃しちゃった」と言い辛くなりますね〜ふふふ。と、顔合わせのときに一同でほくそ笑み合いました。「ききのがしたいおう」で変換すると「聴き逃したい王」と出たのですが、聴き逃し常連の王様もぜひ聴いてください。

以前、脚本家仲間と「年に一度ラジオドラマを作れたら幸せだねえ」という話をしたのですが、2012年のFMシアター「金魚鉢の教室」以来、その願いが叶い続けています。とくに今年は「きみを待つピアノ」「きりしたん算用記」「さくら、ねこ、でんしゃ」と三度のご縁があり、うれしい限り。
小見山佳典さん演出の青春アドベンチャー「走れ歌鉄!」、小林直毅さん演出の宮崎放送局発FMシアター「きみを待つピアノ」以外は、藤井靖さん演出。銀の雫文芸賞作品は「マー子さん」以来、二度目です。

FMシアター
「金魚鉢の教室」(2012)
「マー子さん」(2013)
「父の代理人」(2014)
「静かな生活」(2015)
「きみを待つピアノ」(2017)
「さくら、ねこ、でんしゃ」(2017)

青春アドベンチャー
「びりっかすの神さま」全5回(2014)
「走れ歌鉄!」全10回(2016)
「きりしたん算用記」全5回(2017)

2011年09月09日(金)  【たま絵】アンパンマン塗り絵を模写
2010年09月09日(木)  知らないところで支えられている
2009年09月09日(水)  エッセイの文体とはその人自身なのではないか
2008年09月09日(火)  腰痛は気功で治せるか
2007年09月09日(日)  マタニティオレンジ173 父母連総会で区長と話そう 
2005年09月09日(金)  アンティークボタンの指輪


2017年08月09日(水)  「産婆フジヤン」が9999部売れたら

「産婆(さんばば)フジヤン」初版が刷り上がり、
編集の松本貴子さんと出産(出版)をお祝いしました。

お店はフレンチ「モンプチコションローズ」。
「わたしの小さなピンクの豚」という意味だそう。
帯のピンクもデザートの桃も子豚色。



「一万部売れたらまた来ます」と言うと、
「9999部売れたらあと一部買います」とシェフもいい味。

お母さんと赤ちゃんについて歩いて72年、93歳の男前助産師フジヤンのこと、
たくさんの人に知って欲しいと思います。

お店に並ぶのは8月18日頃と聞いていますが、もう少し早いかもしれません。
戦時中から終戦のくだりがとても印象に残っているので、
この時期に手に取っていただけるのは感慨深いです。

2015年08月09日(日)  「昔話法廷」かぶってない人たちも熱いんです
2013年08月09日(金)  数十年ぶりの白浜
2012年08月09日(木)  朝ドラ「てっぱん」ファンクラブ @teppanfc
2011年08月09日(火)  【たま絵】世界が広がってきた!?
2010年08月09日(月)  蕎麦アレルギーが消えていた!?
2009年08月09日(日)  星良ちゃんインタビュー&朝ドラ「つばさ」第20週は「かなしい秘密」
2008年08月09日(土)  冷蔵庫に塩豚があれば
2007年08月09日(木)  ちょこっと関わった『犬と私の10の約束』
2004年08月09日(月)  巨星 小林正樹の世界『怪談』
2002年08月09日(金)  二代目デジカメ
1999年08月09日(月)  カンヌレポート最終ページ


2017年07月21日(金)  これ朝ドラになりますよ!「産婆フジヤン」予約開始

聞き手を務めた本が8月に出ます。

産婆と書いて「さんばば」、「産婆フジヤン」。
93歳現役助産師、坂本フジヱさんの男前な一代記。

最初に出版社(産業編集センター)編集者の松本貴子さんから「こんな人がいまして」と坂本先生のことを聞いたとき、「これ朝ドラになりますよ!」と思わず言うと、「坂本先生は大の朝ドラ好きなんです!」。

「朝ドラ書いてて本も書いてる人」を編集者さんが検索したら、今井雅子がヒット。大阪出身だし和歌山弁のニュアンスもわかるかもと声をかけていただいたのでした。

「わたし、助産院で産んだんです」と言うと、編集者さんびっくり。他にもご縁を感じることが続々。ぜひやらせてください!となりました。

わたしの役割は、坂本先生のお話を聞いてまとめること。和歌山の田辺にある坂本助産所に泊めていただき、お話をうかがいました。

坂本先生、自称「産婆フジヤン」。お会いしてみると、なんとも飄々とした方で、頭の回転も切り替えも早い早い。しかも記憶力抜群で、93年の人生を振り返りながら話すのですが、年号や出来事の順序がほぼ完璧でした。

戦争中の話がとくに印象に残りました。人生で一番勉強させてもらった時期であり、初恋も大阪大空襲も経験し、終戦時は21歳。そんなフジヤンが見た戦争、感じた戦争は、これまでに本や映画で見知ったものとはまた違いました。

93年の人生と72年の助産師経験から放たれる言葉は、深くて哲学的で時に詩的で、名言がたくさんありました。(ここも朝ドラポイント)
生まれることと産むこと、生と性、生きることと死ぬことについて、考えさせて、愛おしくさせてくれるフジヤンの言葉を聞けて本当に幸せでした。たくさんの方に本という形で受け取っていただけたらなお幸せです。

不死身伝説の数々の持ち主の男前なヒロインの一代記。ほんと、何年か後に実現しそうな朝ドラ「フジヤン」。タイトルも「ん」で終わるし。

2013年07月21日(日)  スイカ割りって何の意味があるの?
2012年07月21日(土)  「やわらかい生活」裁判を考える会
2011年07月21日(木)  被災地で「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ」
2010年07月21日(水)  39度の熱とうすうすパンツで独り寝
2009年07月21日(火)  一目惚れの恋のその後
2008年07月21日(月)  マタニティオレンジ313 なす術なし!の手足口病
2007年07月21日(土)  体に寄り添う仕事用の椅子
2005年07月21日(木)  日本科学未来館『恋愛物語展』
2004年07月21日(水)  明珠唯在吾方寸(良寛)
2002年07月21日(日)  関西土産
2000年07月21日(金)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)


2017年06月14日(水)  どこまでも続く海辺は長い長い板のような映画『海辺のリア』

「板の上」という言葉を立て続けに聞いた。

映画でご一緒した役者さんが「俺は板の上の人間」と。
映像で顔が売れても舞台役者という矜持が感じられた。
5月に見学させていただいた山千惠子さんのワークショップでも「板の上で生きる」と何度も。

板(舞台)の上で生きるというのは、舞台役者として生きるという意味と、舞台の上でこそ自分という人間が生かされる、活かされるのだという意味があるように思った。

映画『海辺のリア』を観て、その言葉を思い出した。

>>>映画『海辺のリア』公式サイト

仲代達矢さん演じる主人公は、今や老いて、ボケて、見る影もない、かつてのスター俳優。
半世紀以上のキャリアがあり、俳優養成所も主宰という設定は、あて書きだと思われる。

この老優が、スーツケースを引き、裸足で、延々と海辺を歩く。
高級老人ホームから抜け出してきたらしい。
本編はほぼその歩きに費やされている。

ひたすら歩き続けるだけなのに、観てしまう。見入ってしまう。

老優の目は前を見据え、唇を結び、胸を張り、しっかりとした、力強いとも言える足取りで、砂を蹴り、前へ前へと進む。

見ているうちに、どこまでも続く海辺が、長い長い板のように思えてくる。
舞台がアスファルトの道に移っても、やはりそこは板に見える。

出演者は、たった5人。
エキストラも映らない。
老優の娘(原田美枝子)と、かつて老優の弟子であった、その夫(阿部寛)。
娘とできていて、夫もその関係に気づいている運転手の男(小林薫)。
老優の孫のようにも見えるもう一人の娘(黒木華)。

それぞれが実力十分な役者だけれど、立った場所を板に見せる力は、老優(仲代達矢)が抜きん出ている。

もうひとつ思い出したのが、先日授賞式が行われた「山上の光賞」のことだった。

>>>山上の光賞

「健康・医療分野で活躍する75歳以上の方を顕彰する」という賞で、今年で3回目を迎える。
高齢者というと、マイナスの面ばかり取り上げられがち(判断力が鈍って車の運転を誤りやすいなど)だけれど、年齢を重ねた分だけ知識や経験を積むことができる。それを活かし、山上の光のように後進が進む道を照らす活躍されている方を讃える、という志の賞らしい。

わたしは、山の中腹をひいひいと登りながら、後進を照らすどころか追い越されているような身ではあるけれど、歳を重ねるというのは、失うばかりではない、得ることも多いし、それを積み上げて力を蓄えていけるという考え方には大いに共感する。

中古品と骨董品、腐った葡萄と熟成してワインになる葡萄の違いは、時間をどのように過ごしたかということ。
時間に消耗されるのではなく、時間から吸収したかどうか。

見られることが仕事の役者にとっては、加齢による容姿の変化、衰えは大きな打撃だろうと想像するけれど、作品や役や共演者、時間をチカラに換えて、蓄えている役者もいる。
そのチカラを活かす脚本や作品が、この国にはまだまだ足りないと思った。

引き算ではなく足し算。

そのように歳を重ねていきたいと思うし、そのように生きている方をもっと見たいと思う。
若いことがとくにもてはやされ、歳を重ねることが若さの消費だと思われがちなこの国に、どうだ、見よ、と目を見開いて迫ってくる老優。演じる仲代達矢さん84歳。

老優はどこへ向かっているのか。
物語はどこへ向かっているのか。

それは、観る者に委ねられている。突きつけられている。

『海辺のリア』。
舞台のようだと感じたけれど、文学のような作品と言ってもいいかもしれない。
噛まなくてもつるりと飲み込める、舌触り、喉越しのいいスイーツのような作品ではない。
その逆で、観終わってからしばらく噛み続けても飲み込めない。
余韻や後味というのとも違う、引っかかり続けているような作品。

2013年06月14日(金)  【たま絵】でざいんおしよう
2011年06月14日(火)  本郷三丁目のBесна(ベスナー)閉店
2010年06月14日(月)  tabio.comで靴下9色10足
2009年06月14日(日)  朝ドラ「つばさ」第12週は「男と女の歌合戦」
2008年06月14日(土)  高校生だった三人が母になって
2007年06月14日(木)  『坊ちゃん』衝撃の結末
2002年06月14日(金)  タクシー


2017年05月31日(水)  優先席で携帯電話を使う理由

河合純一さんのfacebook投稿で知りました。
これは多くの方に知っておいていただきたいですね。

>>視覚障害者が優先席で携帯電話(スマホ以外)を使う本当の理由 BrandNewS

河合純一さん、ご存知の方も多いと思いますが、全盲の元競泳選手で、数々のパラリンピックでメダルを獲得、現在は日本パラリンピアンズ協会会長。
その河合さんの半生を描き、ご本人も本人役で出演された映画「夢追いかけて」で、残されていた右目の光を失う思春期の頃を演じたのが「パコダテ人」の勝地涼さんで、公開時期も近かったというご縁で、わたしはその頃に知り合いました。

今ではスマホの読み上げ機能が一般的ですが、当時、メールの読み上げ機能を使って、かなりの高速でメールを読んでいる姿に、携帯電話でこんなことができるんだと驚きました。

記事では「携帯電話(スマホ以外)」とありますが、耳が不自由な方にはスマホで「見る」ことは大切な情報源。
「ここは優先席だから」
「電車の中だから」
一概にダメと断じる前に、その方を見て想像力を働かせる余裕をわたしも持ちたいと思います。

それで思い出した、書き留めようと思いながら胸にしまっていた半年ほど前の出来事。
優先席に座っていた初老の男性が、目の前で立ってスマホを打ち続けている若い女性に「やめていただけますか」と穏やかに告げました。返事をせず打ち続ける女性に、男性はもう一度、先ほどより少し大きな声で「携帯電話をしまってください」と告げ、ペースメーカーを使っているので、この至近距離で使われると困るのだと理由を話しました。

「なんでわたしだけなんですか?」と女性は言い返しました。
「みんな使ってるじゃないですか」
たしかに操作はしていなくても、男性は何台もの電源が入った電話に取り囲まれているはずでした。
携帯電話がペースメーカーに及ぼす影響についても諸説あることを思い出し、女性は何がいけないのかわかっていないのかもしれないと思いながら、わたしは優先座席のそばの戸口に立って成り行きを見ていました。

「目の前で、胸のすぐ近くで使われると不安なのです」
男性の口調はあくまで穏やかで品がありました。
それでもスマホをしまおうとしない女性は、まわりを見回し、背中側の優先座席の乗客に
「なんで笑ってるんですか?」と鋭く言いました。
「笑ってませんよ」
「笑ってる!」
声が一際高くなり、突然彼女は泣きくずれました。
「なんでわたしばっかり責めるんですか!」
自分には精神障害があり、人から責められるとすごく傷つくのだと泣きながら彼女は訴え、予想外のことにペースメーカーの男性も、見ていたわたしも動揺するばかりでした。

そのとき、男性の隣に座っていた女性が、若い女性の手を取りました。
「誰もあなたを責めていませんよ。あなたは悪くない。誰も悪くない」
優先座席の女性は若い女性の手を握り続けました。

誰が悪い、ではなく、誰も悪くない、という言葉が咄嗟に出て、あのように動けることに、固まっているばかりのわたしは感心するばかりでした。

スマホを離さなかった若い女性も、ペースメーカーの男性も、乗り合わせた人たちも、あの優先座席の女性がいたことで、だいぶ救われたのではと思います。

その先がどうなったか気になりつつ、わたしは電車を降りましたが、ほんの五分ほどの短い出来事に、様々なことを思い、考えました。そのことがふとした瞬間に蘇るのですが、河合純一さんの投稿を見て、また思い出したのでした。

ルール、マナーとは違う物差しで人の行いを見て、その背景に思いを馳せる。そんな気持ちを少しずつ持ち寄れたら、電車の中も世の中も風通しが良くなりそうです。

赤ちゃんや小さな子どもへの対応については、自分が子育てを体験したおかげで、「子どもが騒いだとき、いかに肩身が狭いか。そのときに温かく見守ってもらえたらいかにありがたいか」を痛感しましたが、子育てをする前は「なんで親は黙らせないの?」と思っていたのも事実です。

以前、電車に乗り込んできた赤ちゃんがギャン泣きしたとき、わたしは車内の冷たい視線が赤ちゃんのお母さんを追い詰めるのではと身構えたのですが、一緒にいた娘は「かわいいー!」と無邪気な声を上げました。その声が先手を打ち、赤ちゃんは泣き続けましたが、車内に咎める空気は起きませんでした。

2010年05月31日(月)  尾道の海を見ながら打ち合わせ
2009年05月31日(日)  つばさ第10週は「愛と憎しみの川越」
2008年05月31日(土)  全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画『ゆずり葉』
2005年05月31日(火)  G-up presents vol.3『Deep Forest』
2002年05月31日(金)  ワールドカップ
2001年05月31日(木)  2001年5月のおきらくレシピ
1979年05月31日(木)  4年2組日記 先生ずるい


2017年05月20日(土)  1500円でシェイクスピアの心意気

去年放送したNHK FM青春アドベンチャー「走れ歌鉄!」に戦争孤児のシドウ役で出演された大浦千佳さんと「誕生日同じ!」と意気投合したのですが、大浦さんが所属する長谷川事務所に、もう一人同じ誕生日の役者さんがいて、その「2月9日生まれの男のほう」のチョウ ヨンホさん出演の「マリアの首」を観た折に、夏に出演される《子供のためのシェイクスピアカンパニー「リア王」》(7/14-19 あうるすぽっと)のご案内をいただきました。

>>>子供のためのシェイクスピアカンパニー「リア王」

ご紹介いただいたプロデューサーの峰岸直子さんも、とても素敵で温かな方で、それも応援したくなった理由ですが、この公演、なんと

「高校生以下1500円」‼︎

子供のための、と銘打ってありますが、大人5000円の1/3以下という思い切った料金設定に、多くの子どもたちに届けたいという愛と志を感じます!

公的な助成金がついているわけでもなさそうだし、採算度外視なのでは…。今年は大阪公演が叶わなかったというのも、予算が折り合わなかったのかもしれません。と、これは勝手な想像ですが、作り手の熱い心意気に支えられた公演であることは、楽屋での短いやりとりからも察せられました。
この心意気に満席の観客と万雷の拍手で応えたい、そして、次につながれ、と願います。

大人も子どもも、ぜひ劇場へ。
シェイクスピアは一生の宝です。
(シェイクスピアの故郷、イギリスのストラトフォード=アポン=エイヴォンは、それはそれは素敵な街でしたが、あの頃のわたしがもっとシェイクスピアに親しんでいたら、なおのことあの街を楽しめただろうな、と)

2016年05月20日(金)  2500円の名古屋ワンピで全身オレンジ
2010年05月20日(木)  ファミレスにおける人物相関図
2009年05月20日(水)  魔の2歳児のイヤイヤイヤがはじまった
2008年05月20日(火)  物書きは孤独なさびしがり屋
2007年05月20日(日)  マタニティオレンジ120  たま9/12才
2005年05月20日(金)  『シェ・ルネ』→『ラ・ボエム』8時間の宴
2002年05月20日(月)  ともだちの写真集デビュー
1979年05月20日(日)  4年2組日記 はちがみねキャンプ場


2017年05月15日(月)  同じような時期に同じ人に会う法則

4年前の5月15日に会った友人の作曲家の名言。

「安く見られちゃ困るけど、気前良くは見られたいわね」

ああ、ですね。まさに。
フリーランスわかるわかる。

「(いつでも)一杯目のビールみたいな仕事がしたい」

という、これまたわかるわかる名言も。

そんな彼女と先日久しぶりに会ったのが5月12日。

日付は重なってないけど、同じような時期に同じ人に会う法則、ここでも。

------------------2013年5月15日の投稿-------------------

脚本と音楽、業種は違うけれどフリーランス同士で話の合う作曲家のサクライエーコさんと久しぶりに会食。自分に値段をつけること、自分の権利を守ることの難しさを語り合ったとき、彼女が放った金言。
「安く見られちゃ困るけど、気前良くは見られたいわね」

同じく彼女の言葉で3年前に聞いたのは、
「一杯目のビールみたいな仕事がしたい」
そのココロは、
「ビールってさ、一杯目がおいしいけど何杯も飲んでるうちに新鮮みがなくなるじゃない?でも、何度仕事をしても、ああ、サクライさんのビールはうまいって言われたいのよ。いつだって、うまい一杯目のビールを出したいのよね」

会うたびに、思わず書き留めたくなる名言を、メロディに自然に乗る歌詞のように、さらりと口にするエーコさん。

お子さんが通う小学校で、お母さんたちの合唱のまとめ役(歌唱指導とは言いたくなかったのよねーとのこと)をやったところ、練習を重ねるごとにみるみる上達したエピソードを聞かせてくれました。

その最初の練習日、集まったお母さんたちに言ったのは、
「この歌は、わたしたちから子どもたちへのプレゼントです。徒競走で子どもたちを見てわたしたちが感動するのは、足が速いからではなく、一生懸命走っているからですよね? わたしたちも、上手である必要はありません。一生懸命歌う姿を子どもたちに見せましょう」
そして、恥ずかしくて声を出せない人も、せめて口パクしてください、と言ったそうです。
どんな気持ちで歌えばいいのかがわかっただけで、お母さんたちが同じ方向を向いて練習に取り組めた。その結果、心をひとつに、歌を届けられたそうです。
そして、最初は口パクだった人も、本番には大きな声で歌えたそうです。

音楽つながりとはいえ、普段やっている作曲の仕事とは勝手の違う役割。
でも、音楽という自分の得意な分野で役に立てたことがとてもうれしかった、と言うエーコさん。
働いているお母さんは、時間のやりくりが難しくてPTA活動も参加し辛かったりするけれど、できることを一生懸命やれれば、自分にとってもまわりにとっても幸せな結果がついてくるのよね、と話しました。
------------------2013年5月15日の投稿-------------------


2014年05月15日(木)  「わたしの友だち、なんとかガールやねん」て自慢したいねん
2011年05月15日(日)  「週刊ブックレビュー」お薦め3冊追伸
2010年05月15日(土)  母娘で取り合い!Q-potのメロンシャーベット指輪
2009年05月15日(金)  朝ドラ「つばさ」7週間の感想百色
2008年05月15日(木)  マタニティオレンジ287 財布から消えたお札と『相棒』チケット
2007年05月15日(火)  三島由紀夫はなぜ死んだのか
2004年05月15日(土)  レイモンド・ローウィー展→フォトモア展
2002年05月15日(水)  パコの不一致


2017年05月14日(日)  陶工房DAN「やきものがたり」第一話「しらすとパスタと彼女たち」

鎌倉・長谷にある陶芸体験教室「陶工房DAN」のサイトで始まった新企画「やきものがたり」の第一話「しらすとパスタと彼女たち」を書きました。

>>陶工房DAN やきもがたり 第一話「しらすとパスタと彼女たち」

‪「しらすが食べたくなる!」という反響が多いですが(笑)主役は器です!
と言いつつ、しらすパスタのレシピもついてます。

鎌倉のしらす目当てに陶芸体験も良いかもしれません。

陶工房DANの「DAN」は友人の陶芸家、檀上尚亮さんの名字、だんじょうの「だん」。
これまでに何度か陶芸の手ほどきを受けましたが、教えるのがとても上手。
もともと土を触っていると、心が解き放たれる感じがありますが、
声がけが実に自然で、和やかに、ゆるやかに、自分が持っているもの、
表現したいものを引き出してもらえます。

「やきものがたり」というコーナー名もつけさせてもらいました。
焼き物+物語。今後いろんな方のやきものがたりが続くようです。

2013年05月14日(火)  安く見られちゃ困るけど、気前良くは見られたい。
2011年05月14日(土)  こんなに幸せにはなっていなかった
2010年05月14日(金)  「どうしたかったの?」と聞きましょう保護者会
2009年05月14日(木)  信号の「赤」の位置はどこ?
2008年05月14日(水)  マタニティオレンジ286 プチ反抗期で「いーの!」
2007年05月14日(月)  遠山真学塾で『障害者権利条約』勉強会
2005年05月14日(土)  病は気まで 『ぎっくり背中』の女
2002年05月14日(火)  戯曲


2017年05月12日(金)  「きりしたん算用記」最終回の3年前は

今夜は青春アドベンチャー「きりしたん算用記」第5話最終回ですが、5年前、2012年の今日はFMシアター「金魚鉢の教室」を放送していました。
(同じ日付の日に似たようなことが起こる法則、結構当てはまることありますね。同じ人に会うとか同じ店に行くとか)

5年前、3年ぶりのラジオドラマだったのですが、そこからは毎年ラジオドラマを作る機会をいただけています。「金魚鉢の教室」の演出、藤井靖さんとは、その後「父の代理人」「マー子さん」「静かな教室」とFMシアターを3本。今回の「きりしたん算用記」は初めて青春アドベンチャーでご一緒します。

声と息遣いだけでキャラクターを演じるラジオドラマ、役者さんの力量がくっきり見えてしまうのですが、今回も惚れ惚れするような達者な方々がそろい、毎夜感心しながら聴いています。この奥深い世界、最終回だけでも、ぜひ味わっていただけるとうれしいです。

2015年05月12日(火)  【たま語】「おふろはいるとき、ぜんらになるでしょ?」
2010年05月12日(水)  子連れ新幹線
2009年05月12日(火)  「うちの子はここがかわいい」保護者会
2008年05月12日(月)  マタニティオレンジ284 アップリカに教えられたMOTTAINAI!
2007年05月12日(土)   「海老が……死んでた」volo cosiでランチ
2005年05月12日(木)  段ボールから発掘ぁ ̄筆は何キロ走ったのか
2004年05月12日(水)  『ジェニファ』完成披露試写@TATOU TOKYO

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