2008年07月21日(月)  マタニティオレンジ313 なす術なし!の手足口病

先週の金曜日、打ち合わせを終えて娘のたまを保育園に迎えに行くと、「さっきから熱が出て、今また上がって38度6分です」と保育士さん。「手首と足と口のまわりと口の中にブツブツができていますから、手足口病かもしれません」と言われて小児科へ直行すると、予想的中。体の抵抗力が落ちたときにウィルスに負けて引き起こされる
症状だそうで、薬はとくにないとのこと。

「ブツブツが出てしまえば熱は引くし、ブツブツにはとくに痛みやかゆみはないけれど、口の中にできたものに限っては、しみるので、食べるときに痛がるかもしれません」というお医者さんの言葉通り、熱が引いてからが大変だった。食べものを口に入れるたびに顔をしかめて「いたい!」と泣く。空腹と痛みに加えて、食欲はあるのに痛くて食べられないもどかしさと不満が苛立ちを募らせ、機嫌は悪くなるばかり。可哀想にと同情を誘われるけれど、親にもどうしてやることもできない。丸三日苦しんで、ようやく今夜あたりから少し食べられるようになったけれど、それまでは白いご飯さえも受けつけないほど固形物は一切ダメで、牛乳とお茶とおっぱいでしのいだ。一度なれば免疫ができるという類いのものではないらしく、弱っているときにウィルスが入ってくれば何度でもなるというのが厄介だ。

「手足口病? 何それ?」とダンナ母は初耳のように言い、「うちの三人の子どもたちは一度もかからなかったから特殊な病気に違いない」と言い張ったけれど、わたしが子どもの頃から身近にあって、「てあしくちびお」と呼んでいたのを覚えている。わたし自身がかかったときの記憶なのか、妹や弟がかかったときだったか。そのものずばりの病名が子どもにも親しみやすく、覚えやすいがゆえに忘れられなかったのだけど、今回「手足口病」をネットで調べて、英語では“hand-foot-mouth disease”と呼ぶことを知った。日本オリジナルのネーミングかと思いきや、直訳なのだろうか。

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