無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年10月07日(木) がんばったけどこの程度しか書けなかった日記

 しげの見た変な夢。
 しげが目覚めて亀の水槽を見ると、水槽いっぱいに亀が浮いている。しげがビックリして一匹手に取ってよく見てみると、それは亀ではなくて小さな狛犬。狛犬はしげに向かってこう言ったそうな。
 「やあ、ぼく亀の子どもだよ」
 しげはこれを「すごい悪夢やったと」と言うのだが、単に訳の分からん夢ってだけのような。


 ようやく出勤するも、腹の調子はなんとかかんとかというところ、頭痛も治まらないまま。で、トンガリさんは欠勤であった(-_-;)。
 溜まった仕事を“トンガリさんの分も”含めて一日かかって片付ける。メシ食うひまもなかったが、食ってもまた下痢するだけなので、食わんで正解か。
 仕事関連で本屋に行かなきゃならない用事ができたのだが、しげに連れてってくれるように頼んだら、「今日はきついからまた今度」と言われる。だからきついのはこっちなんだってのに。

 帰宅してDVDテレビシリーズ版『砂の器』第1話、2話を見る。プレステ2で見てたんだけど、2話の途中で動かなくなってしまった。パソコンにかけてみたらちゃんと動いたので、これはプレステ2の調子が悪くなってるのだろう。人も機械もなんか最近こわれっぱなしだ(+_;)。


 寝ていて世間と隔絶した生活してる間に(口開けてあふあふ言ってるだけで「生活」と言えるのならばだが)、訃報もいくつか。

 女優のジャネット・リーが3日に死去。享年77。死因は明らかにされていないが、長い間血管炎を患っていたという。
 『サイコ』(1960)のシャワー・シーンで語られることのみ多いリーだけれど、女優としての花はそれ以前の『若草物語』(1949)とか『血闘(スカラムーシュ)』(1952)、『休暇はパリで』(1958)といった、典型的な(悪く言えばありきたりの)美人役の時代にあった。だからこそ『サイコ』でのっけからリーがセックス後の黒い下着姿で登場したとき、アメリカの観客は、「あのジャネットが!」と驚愕したわけである。我々の世代だとどうしても『サイコ』でリーと出会っているので、そのあたりの“ショック度”が感覚的につかめないのだが、だからこそ映画ライターにはちゃんと「サイコ以前」のリーについても書いておいてほしいのである。「ジェイミー・リー・カーティスの母親」って括りじゃなくてさ。
 『刑事コロンボ』のベスト・エピソードの一つ、『忘れられたスター』(1975)では、往年の名ミュージカル女優グレース・ウィラーが夢よもう一度とカムバックを果たそうとする過程での殺人を描いているが、まるでリー自身のセルフ・パロディのような役である(よくリーが出演をオーケーしたものだと思うが、あくまでモデルはジンジャー・ロジャースだとでも説明したのだろう)。劇中、彼女が自分の出演していた旧作ミュージカル映画“Walking My Baby Back Home”(1953/日本未公開)を見るシーンがある。この年、リーは26歳、トニー・カーティスと結婚して3年目、そのカーティスとも『魔術の恋』で夫婦共演していて、まさに幸せの絶頂にあったころの映画である。ラストシーンは映画に見入っているグレースの恍惚としたアップで終わるが、おそらくそれは演技ではなく、リーの生の表情だったのではなかろうか。

 長らく患ってたロドニー・デンジャーフィールドのおっさんも、5日に死去。享年82。この人の下品ギャグ、大好きだったなあ。シモねただって、見せようでちゃんと面白くなるのである。シロウトがあまりこれやんないほうがいいのは芸がないからなんだけど、それ分かってないオヤジが世間にどれだけ蔓延してることか。世のオヤジはすべからく反省すべし。

2002年10月07日(月) ○まみれ観音様(^_^;)/『ヒカルの碁』19巻(ほったゆみ・小畑健)
2001年10月07日(日) 新番紹介お休み・有朋自遠方来/映画『陰陽師』ほか
2000年10月07日(土) V2/ムック『本多猪四郎全仕事』ほか


2004年10月06日(水) 読みとばしてもいいけど、ちょっとだけがんばって書いた日記

 腹痛は治まって、熱も下がりはしたが、便はまだ水である。
 だもんで、今日も欠勤。これじゃトンガリさんを笑えないのである。仕事忙しい時期だってのに、よう。
 何か悪いものを食べた記憶もないし、原因がよく分からない。あるとすれば映画2本ハシゴして体力が切れたせいか? 親子丼作ったとき、ひと切れ床に落としたの拾って食ったけど(一応、ちゃんと洗った)、あれ、何日も前だしなあ。常備薬に胃薬も持っておいたほうがいいかもなあ。
 今回もしげには放置されたまま殺されかけたので、萎えがちな気力を奮い起こして病院に連れて行かせたりメシ作らせたりしたが、その間ずっと面倒臭がってブツクサと文句垂れてばかりであった。しかも胃が悪いってのにラーメン作ってきたりしやがるしよ。よっぽど私に早死にしてほしいらしいが、私もいい加減で早く死にたい気分になる(世の中、闘病しながら頑張って生きてる人もたくさんいるんだから、こういう愚痴はこぼすべきではないということも分かっちゃいるのだが、十年一日、変わらぬしげを見てると、実際、生きがいをなくしていくのである)。
 体調悪いと、気力も格段に沈むのである。
 しげはラーメン作ったときに滑って転んで火傷していたが、意地の悪いことばかりしているからバチが当たるのである。


 午後になって頭痛も治まってきて、何とか起きあがれるようになる。
 久しぶりにパソコンを開くと、またまた間違いメールに偽装したスパムメールが来ていて、またゲンナリ。

差出人: amaryllis@***.famille.ne.jp
題名: 届きました?
今度は2000ピースのパズル作るね♪
それは置いといて…
前髪切りすぎてちょっと大変な事になっちゃいましたヾ(>y<;)ノ
はぁ…鬱

 「そんなもん届いてないですよ」なんて返信送る気もないけど、こないだのホステスかソープ嬢に偽装したメールより芸が落ちてんな。だからどうせ間違いメール装うんだったら、名前呼んだり店の名前出したりしなさいなって。
 それにしても不思議なのは、アドレスがこないだの「チャリ盗まれた」って送ってきたのと全く同じで、スパムメールブロックに登録してたってのに、どうしてまたすりぬけてきたのかってことである。ニフティ、何やってんだ。


 病気で寝てる間もDVDやら本やらは見てたんだけど、感想書く元気はまだないので省略。悪しからず。

2003年10月06日(月) 追加日記5/『名探偵コナン スーパーイヤー2時間スペシャル/集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド』ほか
2002年10月06日(日) 再見、東京/『ガンダムSEED』第1話ほか
2001年10月06日(土) 新番……第何弾だよ/『星のカービィ』第1回/『ヒカルの碁』(ほったゆみ・小畑健)14巻ほか
2000年10月06日(金) 詳しくはコメディフォーラムを見てね


2004年10月05日(火) 読み飛ばしていい日記その3

 薬利かず、先日入院した病院に行って抗生物質貰って飲む。
 便の回数自体は減るが(昨日は一日十数回)、下痢はまだ治らず。

2003年10月05日(日) 追加日記4/『映画に毛が3本!』(黒田硫黄)ほか
2002年10月05日(土) 東京曼陀羅/「ミステリー文学資料館」ほか
2001年10月05日(金) 新番第4弾/『クレヨンしんちゃんスペシャル』/『化粧した男の冒険』(麻耶雄嵩・風祭壮太)ほか
2000年10月05日(木) ちょっと浮気(?!)とSFJAPANと/『荒野のコーマス屋敷』(シルヴィア・ウォー)ほか


2004年10月04日(月) 読み飛ばしていい日記その2

 下痢治まらず、病院に行って薬もらう。
 熱高し。

2003年10月04日(土) 追加日記3/『少年名探偵 虹北恭助の冒険 高校編』(はやみねかおる・やまさきもへじ)
2002年10月04日(金) 前日の嵐/DVD『あずまんが大王【1年生】』/『HUNTER×HUNTER』15巻(冨樫義博)
2001年10月04日(木) 新番第3弾……いつまで続くのよ/『おとぎストーリー 天使のしっぽ』第1話ほか
2000年10月04日(水) 止まる息とふらつく自転車とドロドロと/『本気のしるし』1巻(星里もちる)ほか


2004年10月03日(日) 読み飛ばしていい日記その1

 突然の腹痛とゲリで、練習休む。
 (以下三日間、寝込んでいたのでたいした記述はありません。悪しからず)

2003年10月03日(金) 追加日記2/『二十面相の娘』1巻(小原愼司)ほか
2002年10月03日(木) 何が最悪?/アニメ『NARUTO ナルト』第1話/『愛人(あいするひと)』2巻(吉原由起)/『番外社員』(藤子不二雄A)
2001年10月03日(水) 新番2弾!/『X』第1話/『女刑事音道貴子 花散る頃の殺人』(乃南アサ)ほか
2000年10月03日(火) 博多はよか、よかァ/映画『博多ムービー ちんちろまい』ほか


2004年10月02日(土) たいしてマンガ読んでないのかなあ。/『PLUTO プルートウ』豪華版1巻

 小雨のぱらつく中、博多駅の紀伊國屋へ。
 いつもは本を買いに行くためだけに出掛けるのをしげは嫌うのだが、今日は目的のブツが浦沢直樹の『PLUTO』だから、何の反対もせずイソイソと出かける支度をするのである。DVD『サムライチャンプルー』の2巻も入手。ついでに『MONSTER』のDVDも予約してしまったが、ちょっとここらで給料上がってくれないと、月々のDVD代がハンパな額じゃなくなってきているのである。……いや、買うの控える方がマトモな発想というものではないのか(^_^;)。


 手塚治虫×浦沢直樹『PLUTO プルートウ』豪華版1巻。
 先に書いときますが、内容には一切触れません。このマンガの面白さ語り出したら、それこそもう絶対に止まらないから(^o^)。いやもう、これだけ密度の濃いマンガ読まされたら、なんかしばらくほかの
 連載中から、こいつだけは豪華版が出るんなら絶対そっちで買おうと決意していたのだが、いや、やっぱり買ってよかった。
 「とりあえず中身読めりゃいい」と仰る方にまで1800円出して豪華版買えとまでは言わないけれど(こういうのは売れ行きが悪いと次巻から出なくなることもある)、やはり雑誌サイズの大きなページでカラーページも再現されてる、となると、迫力が違うのである。表紙のメタリックな装丁もすっげーいい。アトムの輪郭の切り抜きの向こうからゲジヒトが覗いてんだからもう<カッコいいこと! 手塚治虫の『地上最大のロボット』を付録につけてたのは、すでに何冊も持っている(^_^;)身にしてみれば「またかい」なのだが、これで初めて『アトム』を読む、という人にはボーナスだろう。
 でも、しげは『プルートウ』読んだ後、『地上最大のロボット』を読んで、「つまんない」と言って放り出してしまった。そりゃ昔のマンガだし、少年マンガどころかコドモマンガなんだから、表現が単純なのはその通りなんだけれど、エッセンスは感じてほしいところなんだけどなあ。


 書庫から溢れ出てるマンガの山を見ていると、それなりの量を読んできたもんだとは思うけれども、では自分がマンガだの小説だのの読み巧者になれたのかというと、そんな自信はない。こないだ『ダ・ヴィンチ』を読んでいて、月間マンガ売り上げベスト20を見たら、買ってるやつが『鋼の錬金術師』8巻の1冊だけだったので愕然とした。
 多分、私がひと月に買うマンガは30冊から40冊、ヘタをしたら50冊近く買う月もあると思うのだが、そういうのがほとんどメジャーではないのである。今、売れ筋のマンガに少女マンガ系、オタク系、が多いってこともあるんだろうが、つくづく自分の感性と若い人たちとの感性との間に溝があるんだなあ、と感じざるを得ない。こちらがトシ食った分、今更通り一遍な恋愛ものとかヤンキーマンガとか、読む気になれなくなっちゃってはいるのだが、それにしても、人気マンガのリサーチ能力が学生のころに比べると格段に落ちている。結婚して本屋の立ち読みの時間がなくなっちゃったってのも大きいよなあ。
 けれども、じゃあ「売れてるマンガ」に食指が惹かれるかというと、なんかタイトル聞いただけでゲンナリするようなのが多くてねえ。みんな同人誌上がりじゃねえかってくらい、クサイんだわ(^_^;)。
 正直な話、『ハガレン』だって原作派の方には申し訳ないが(また私の周囲って、原作派しかいねえんだよな、これが)、荒削りで物足りない部分がかなりある。日本製のファンタジーはゲーム系から流れた関係で、マンガも小説も全体的にレベル低いから(「富士見ファンタジア文庫」系のことね。世界観デタラメだもん)、愚作が腐るほどある中では比較的おもしろいってだけの話だ(錬金術を魔法でもエセ科学でもなく、「等価交換の法則」によって世界を構築する原理として描いた点が新しくはあったが)。
 加藤くんとか、ハガレンを「壮大で重厚」って言ってたけど、この程度の設定で壮大とか言わんでくれと言いたくなる。『指輪物語』やら『ゲド戦記』の立場、なくなっちゃうでしょ。作品ってのは、その作品に見合った適切な評価をしないと、かえってその価値を貶めてしまいかねないのである。
 それでもたとえば『DEATH NOTE』や『PLUTO』などのように、「これはすごい!」と感嘆するマンガが出てくると、まだまだマンガを読んでいたいなあと思うのである。いや、『ハガレン』も悪くないけどさ、もっともっと面白いマンガ、いっぱいあるんじゃないのかねえ。昔のマンガファンってのは一度ファンになったら、たとえそのマンガが完結してもずっとファンでありつづけたものだけれども、なんか今の若い人って一時的に熱狂はするけど、「読み捨て」感覚でマンガ読んでる気がしてさ、それが一番の溝になってる気がするんである。
 まあ、こういう溝って埋める必要もないのかもしれないけど。


 イギリスの雑誌“Empire”が行なった「史上もっともセクシーな映画スター ベスト100」という人気投票で、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』や『キング・アーサー』のキーラ・ナイトレイが1位に輝いたとか。私には「なんだかなあ」だった『キング・アーサー』だったけど、お膝元のイギリスでは人気が高かったわけね。
 ベスト20は以下の通り。

1.キーラ・ナイトレイ
2.アンジェリーナ・ジョリー
3.オーランド・ブルーム
4.ハル・ベリー
5.ジョニー・デップ
6.マリリン・モンロー
7.ジェニファー・コネリー
8.ヒュー・ジャックマン
9.スカーレット・ヨハンソン
10.ユマ・サーマン
11.コリン・ファレル
12.ポール・ニューマン
13.マーロン・ブランド
14.ナタリー・ポートマン
15.ブラッド・ピット
16.リタ・ヘイワース
17.グレイス・ケリー
18.モニカ・ベルッチ
19.エリック・バナ
20.ブリジット・バルドー

 多分アメリカで投票したらかなり違った結果が出ると思うけれど、それにしてもベスト20見てるだけでなんか違和感を覚えてしまう。こういうのが「イギリス人らしさ」ってことになるのかねえ。よう分からんけど。
 つまりこれは「セクシー」という言葉についての感覚自体が違ってるってことなのだろう。日本人はどうしてもこれを誘うような匂うような「イロケ」とのみ解釈してしまうが、英語ではそれも含めての男性女性の本質的な魅力、といった意味合いで使われている感じだ。
 ……というのは好意的な解釈で、往年の名女優、名男優が必ずしも上位に名を連ねていない、ヨーロッパ系映画の俳優があまり顧みられていない(BBがやっと20位だ)、という点を考えると、セクシーもくそもねえ、ただの人気投票じゃないの、という気がしてくる。それが証拠に、6年前にも同じアンケートを取ったそうだけれど、その時の1位、ケイト・ウィンスレットは今回35位にまで沈んでいる。イギリスでもどこの国でも、若い人は特にだろうが、話題作以外の映画なんて見ようともしていない、という傾向が強いようだ。
 日本人では唯一、栗山千明がベスト100に名を連ねているそうだが、これも『キル・ビル』以外に日本人が出てる映画を知らからなんだろうね。


 それから、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の売れ行きが鈍いそうな。
 初版290万部、と言われてもピンと来ないが、紀伊國屋で1コーナー全部『ハリポタ』という状況は見ているから、こんなに山積みにしてたら、かえって購買欲を殺ぐんじゃなかろうかとは思っていた。それでもこれまでの四作は売れていたというから、時の勢いというものは恐ろしい、と言わざるを得なかったが、それにもやや翳りが見えてきたということか。といっても200万部はハケそうだというからまだまだバケモノみたいなヒット商品であることに疑いはない。
 ご存知の方も多かろうが、『ハリー・ポッター』シリーズは返品不可、書店の完全買い取り制度である。つまり、注文があった分だけ売りに出す、というシステムを取っているわけだけれども、これは小さな書店にまで本が出まわらないという“書店側の”苦情を受けて、出版元の静山社がそのように切り替えた、ということだそうな。だったら書店が「買い取った本がだぶついて困る」と愚痴をこぼすのは筋違いというものだろう。ましてや「ハリポタのせいで、ほかの出版社の本を返本しなけりゃならなくなる」なんて、書店が言うセリフか。つかさー、前の『炎のゴブレット』のときも同じニュースが流れてたんだけど、全国の書店は学習能力ないのか。
 次巻は多分もちっと初版部数を落とすんじゃないかとは思うけれど、あと二作で完結なんだから、7作揃えてセットで売るとか、いろいろ売るための努力してみたらいかがざんしょかね。

2003年10月02日(木) 追加日記1/『サブカルチャー反戦論』(大塚英志)
2002年10月02日(水) もうあのクニについて書くのはやめようかな/ドラマ『迷路荘の惨劇』/『よみきり▽もの』3巻(竹本泉)ほか
2001年10月02日(火) 新番組マラソン開始!/アニメ『FF:U ファイナルファンタジー:アンリミテッド』第1話「異界への旅」ほか
2000年10月02日(月) 出たものは全部食う、は貧乏人の躾か?/『名探偵は密航中』(若竹七海)


2004年10月01日(金) 映画の日なので『アイ・ロボット』と『LOVERS』を。/『かってに改蔵』26巻(完結)

 さあ、今日もまたトンガリさんが休みだ。昨日はてっきり欠勤だと思いこんでいたのだが、よく思い出してみると、月末に出張があると上司から聞いていたのだった。無断欠勤だとばかり思いこんでいたのは私の大きな勘違いだったので、謹んでここに訂正させていただきます。トンガリさんにあらぬ不名誉な印象を与えてしまって、申し訳ありませんでした。……で、今日の休みは何なのよ?
 出張が入ったとは言え、ここんとこずっと週休四日とか五日だけど、これがどうして問題にならないのかよくわかんないね。
 ウチの部所での宴会が近く計画されているのだが、当然、トンガリさんだって一応は誘わなきゃならない。今日、その案内を頂いたのだが、予定の会場というのが、私やほかの同僚にとっては交通の便がよくて行きやすいところなのだが、トンガリさんの家からはかなり離れているのである。上司がロコツに「おまえは来るな」と遠回しに伝えているようで、こういうのは今一つ好きになれない。私は旅行土産とかも、会話したくなくともちゃんとあげているのである。まあ、来てくれないほうが嬉しいんだけど、断わるなら断わるでなんかイヤミの一つも言いそうでイヤだな。


 帰りはしげと待ち合わせて、ダイヤモンドシティへ。
 夕飯はそこのとんかつ屋で定食。ごはんとキャベツがお代わり自由なのはほかのとんかつ屋もだいたい同じだが、ここはさらに味噌汁もお代わり自由である。これはちょっとオトクなんで、私は嬉しかったのだが、味噌汁と言っても中身は「しじみ汁」だったので、貝が苦手なしげは手をつけず。砂が入っているのがどうにもイヤだと言うのである。確かに「砂」は食い物じゃないから、これは一概に「好き嫌い」とは決め付けられない。日頃のしげの好き嫌いぶりを見てると釈然としないものを覚えはするけれど。

 小学館の広告に浦沢直樹の『プルートゥ』の発売が「9月30日」と書いてあったので、「フタバ図書」で探してみたのだが、ポスター広告はあったのだけれど、ゲンブツは見当たらない。店員さんに聞いてみると、「明日発売」とのこと。福岡はどうしても東京に比べて、二日は遅れてしまうのである。ホントはもう荷物届いてんのは知ってんだけど、わざと一日、二日は「寝かす」からなあ。
 以前は貸し本屋のころから付き合いのあった知り合いの本屋が「寝かさずに」本を出してくれてたから、新刊も広告記載の発売日通りか、一日早く入手できていたのだけれど、去年ついにツブレちゃったんで、それができなくなった。まあ、仕方ないけど。
 一日買い損なうと、きっと入手困難になると踏んでるので、これだけは毎日本屋通いしてでもゲットしなければならんのである。


 今日は映画の日で千円興行。だもんで映画を2本ハシゴする。
 『アイ、ロボット』。前にも書いたが、アシモフの原作はモチーフに使われただけ。
 役者と演出次第じゃ結構楽しめる作品になったと思うんだけれど、主演がウィル・スミスじゃ、ウスいSFにしかならんのである。これ、もっと渋い役者がやんないと生きないよ。それこそ渡辺謙あたりに演じさせてやりたいわ。
 ストーリーそのものはSFミステリーの骨組はきちんと取ってて、謎解きにもそうムリはない(そのために謎が簡単過ぎて犯人すぐ分かっちゃうけど)。だから一応つまんなくはないんだけど、そりゃ普通のB級SFとして見たら、ということであって、わざわざアシモフのロボット三原則をモチーフに使うってんなら、どうしてももっとハイレベルなものを期待しちゃうじゃないのよ。
 そもそも三原則自体、“矛盾”“欠陥”があることはSFファンならみんな知ってることなんだから、それを“うまく”つじつま合わせなきゃ、物語は成立しないのである。なのに結局は「逃げ」を打ってるから、どうにも不満が残るのである。アシモフの名前使う必要、ないんだよね。
 「黒幕」の正体もありきたり。『マクロスプラス』や『攻殻』見た後じゃ、トテモトテモこの程度のドンデン返しじゃ、感動なんてできませんわな。いや、ルーツを辿れば映画のロボットものはやっぱり『ブレードランナー』に行き着いちゃうんだけど。
 「どうしょうもない」とまで言い切っちゃうほどにひどくはないけど、なんか物足りない感は強く残った。この程度の作品を「SFとして面白い」とか言っちゃいけないよね。


 続けて、『ヴァン・ヘルシング』を見ようかと思っていたのだが、時間が丁度合わなかったので、『LOVERS』に変更。しげはあまり興味示してなかったのだが、ムリヤリ誘った。これでつまんなかったら、あとが怖い(^_^;)。
 原タイトルの「十面埋伏」と邦題とのギャップがなあ。でも、実際、映画はラブシーンがやたら多くて(しかもすべてアオカン(~_~;))、アクション・シーンが一つ息つくたびに別の息吐きまくってくれるので、見ていてちょっくら気恥ずかしいのであった。
 出演予定だったアニタ・ムイが急死したため、ラストにかなり変更が加えられた、という事情は『キネ旬』で読んで知っていたが、尻切れトンボ感がするのはやはりその通りだった。ヒロインの小妹(おお、「妹」か!?)が、「今度会う時は敵同士よ」ってセリフ吐いときながら、すぐ男のあと追いかけて、逃避行しようって、そりゃ意表突かれますですよ。最後の対決は草原の戦いがいきなり雪山になるし。『姿三四郎』&『続姿三四郎』でひとつぶで二度美味しいって趣向か?こりゃ。竹やぶの落ち葉の描写からてっきり季節は秋だと思ってたんだけれど、もしかして主役の二人、冬になるまでずっと戦ってたんかい。映画館でも後半はやたら失笑買ってたなあ(^_^;)。
 厳しい見方をすれば、キャストが一人亡くなったからって、映画を完成させないわけにはいかないんだから、代役立ててでも「本来の」結末を描くべきだった、と言えるだろう。当然、張藝謀監督は、朝廷と飛刀門との最終対決、一大スペクタクルを描くつもりだったのだろう(英語タイトルはまさにその“House of Flying Dagger”「飛刀門」である)。「事情」を知らない観客にしてみれば、ラストはあまりに唐突で、「これで終わり?」ってなもんだ。
 けれど、役者を使い捨てのように扱う映画がやたらあることを思うと、張藝謀監督の判断、映画監督としてはダメダメでも人間としてはキライにはなれない。山田康雄が亡くなったあと、毎年『ルパン三世』が愚作を連発され続けてる状況とか見てると特にねえ。だからまあ、今回は映画としてどうこう、ということはホントはあまり言いたくないのである。
 しげは「なんであの女(ヒロインのチャン・ツィイーのことね)、カネシロに行くんだよ、アンディ・ラウのほうがずっといいじゃん!」と憤慨していたが、自分がフラれたからって、嫉妬に駆られて女殺そうとする男のどこがいいかね?「素直に身を引く男なんて、本気で愛してない!」とか言うんだけど、身を引かなきゃそいつ、ストーカーって言われると思うんだけど。そっちのほうがいいなら、そういうタイプの人を好きになってくださいな。そんときゃ私ゃ素直に身を引くから。


 帰宅して、買って来たマンガ本を何冊か読んだら、疲れてたらしくすぐに落ちた。
 読んだマンガは、まず、竹本泉『トゥインクルスターのんのんじーEX』。
 第2巻がずーっと出ないな〜、と思っていたら、連載が打ち切られてページ数が足りなかったのであった。面白いのになあ。それを補うのにゲスト作家を呼ぶってのはちょっとどうかとは思うけれど、面白いからヨシ。アンソロジーだと思えばいいのだ。絶対にヌードは描かない竹本さんだけれど、鶴田謙二さんはしっかりおーるぬーどののんのんじーを描いてくれていてマル。あさりさんも久米田さんもいい絵描いてる。けれど竹本さんもう45歳なんだね。月日がたつのは早い。

 川原泉『ブレーメン供截鬼(完結)。
 川原泉最大長編となった本作もついに完結。これまでのキャラクターも聡登場して、いかにも最終回にふさわしいムードだけれど、テンション自体は初めのころに比べて下がっちゃったような。人類の傲慢を告発する点では実に正統なSFの王道を描いているのだが、これまでのキラたちの活躍で、ブレーメンたちへの差別も宇宙的に随分と緩和されているので、虐待事件も簡単に解決しちゃうんである。盛り上がりがないっていうか。でも川原さんは連載がちゃんと続いてくれてるだけで嬉しいのである。

 久米田康治『かってに改蔵』26巻(完結)。
 「打ち切り打ち切り」と作者のストレスが前面に出すぎて、読んでてツライ完結編。26巻も続いてるじゃん。『タッチ』なみよ? 単行本出してもらえないマンガ家さんだっているのに。作者自身、自虐的に言ってるけど、「かわいそう」ぶるのはやめたがいいよなあ。「不可抗力」ネタは納得しちゃうけど、やっぱこれ、「ギャグの面白さ」とは違う。共感強要マンガとでも言うべきか。最終回のネタは長らく引いたけど、1巻のころから伏線引いてたんで、確信犯なんだろう。意表をついてて、シメとしては悪くない。ギャグマンガじゃないと思ってみればね。


 え〜っと、もう何年前のアニメになるんだっけ、「2001年製作」だから3年も経つか。TOKYOPOPによるTVアニメシリーズ『SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクール』が、メリッサ・ジョーン・ハートの主演で実写映画化されることが決定とか。
 日本じゃイマイチマイナーなアニメがアチラでは大人気、ということはよくあるけれど、『サムライ・ガール』とはまた「いかにも」な好みだねえ。『サムライ・ジャック』のヒットとはあまり関係なさそうだけど。
 でも外人さんを主役に、ということは、設定もキャストもかなりオリジナルシリーズより変えられちゃうんだろうな。学園ものになるかどうかすらあやしい。
 けれどそれで日本のファンが激怒する、ということは今回はあまりないんちゃうやろか。『サムライガール』と言っても知らないオタクも多いだろうし。原作があるものをアニメ化、実写化すると、必ず怒り出すファンがいるものだけれど、それはあまりに有名な、そして人気の作品を改変しちゃうからである。完全オリジナルだったら、そういう意味での批判は起こりにくい。今回は、「無名の、人気のない原作を使う」ことで批判を回避したわけだ。批判に弱い製作会社は、今度からこの手を使ったらどうか。
 『トンデラハウスの大冒険』とか、『ワンサくん』とか『超人戦隊バラタック』『氷河戦士ガイスラッガー』『超光速ガルビオン』『超時空騎団サザンクロス』、このへんの作品なら、実写化リメイクしても、誰も文句言わないと思うぞ(^o^)。

2003年10月01日(水) 別れの謂れ/『おそろしくて言えない』1巻(桑田乃梨子)
2002年10月01日(火) たかが賞金で金持ちにはなれない/アニメ『あずまんが大王』最終回/『西洋骨董洋菓子店』4巻(よしながふみ)
2001年10月01日(月) 貴公子の死/ドラマ『仮面ライダーアギトスペシャル』/『終着駅殺人事件』ほか
2000年10月01日(日) スランプと○○○の穴と香取慎吾と/映画『マルコヴィッチの穴』



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藤原敬之(ふじわら・けいし)