無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年10月02日(火) 新番組マラソン開始!/アニメ『FF:U ファイナルファンタジー:アンリミテッド』第1話「異界への旅」ほか

 オタアミ当日まであと53日!

 AIQから預かっている『オタクアミーゴス in 九州』のチケットがなかなかハケない。
 しげの話によると、このたび、まあなんというか、笑っていいのか気の毒に思うべきかよく分らない理由でトバされることになったマネージャーさんが(事情はしげに直接聞いてください。当事者じゃないもので、私の口からはなんとも)、「時間が許す限り行きますよ!」と仰ってくれてるらしい。
 しかし、時おり劇団ホームページの日記の方にしげが書きこんでいる記述をお読み頂いてる方には先刻ご承知のことであろうが、このマネージャーのAさん、いまどき珍しい「青春野郎」なのである。モリケンなのである。
 「もしこの中に泥棒さんがいたら名乗り出てください! 僕は待っています!」って熱血教師みたいな人らしいんである。
 さて、こういう方が果たして「オタアミ」が何なのか、ご承知の上で来られるというのだろうか。
 多分、いや、絶対なにか勘違いしていると思うのである。っつーか、「モリケン」やってる時点で、人生間違えてる人だよな。
 多分、Aさんの心の中では、「オタアミ」が21世紀の人類の明るい未来を担う進歩と調和の一大イベントと認識されているのであろう。

 ある意味、当たってるかな。ヽ(^。^)丿(←ええじゃないか)


 今日あたりから、秋の新番アニメが次々と登場してくる。
 今回、見られるだけのアニメ新番を見てやろうかと考えている。
 別にたいした理由はない。なんかね、ちょっとね、面白いアニメに飢えてるんでね、ストレスが溜まったときに、ムショーにバカ食いしたくなっちゃうのと同じ心理だと思ってくらはい。
 とりあえず一通り見てみて、面白いものだけピックアップして見ていこうかと思ってたのだが、いきなり帰宅が遅れて『しあわせソウのオコジョさん』を見逃しちまった。
 ……なんかチラッと見た感じでは、オコジョが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでたまらない変な人が出ていたので、面白いのかもしれない。ヘンタイものはギャグの王道であるからだ。って、ホントか?

 困ったのは、18:30からの『フルメタル・パニック!』(WOWOW)と、『FF:U ファイナルファンタジー:アンリミテッド』(TVQ)とがカブってたこと。
 まあ「ハイジかヤマトか」って迷うほどのものじゃないが、同時チェックはできない。片方を録画して、もう片方をナマで見るしかないな、と思って、迷った挙句、『FF:U』を録画して、『フルメタル』を見ることにした。
 ……結果的に、この判断は「正解」だった。
 時間になって、WOWOWで始まったのは、『フルメタル』ではなく、以前放送されていた『人形草紙あやつり左近』。

 ……ど、ど、どういうこと?
 もしかしたら、オープニングで何か事情説明があったのかもしれないが、ちょうどカレーを食いながら見ようと思って、皿に盛ってる最中だったので、アタマの部分だけつい、見逃していたのだ。
 最初に思ったのは、「落としたのか?」ということだ。でも劇場映画ならともかく、テレビシリーズの第1話が間に合わないというのはよっぽどのことだ。あの『エヴァ』だって、7話くらいまでは放映前に出来てたんだからなあ。

 次に考えた理由は、『フル』も『FF』も、どちらも制作が『青の6号』『ゲートキーパーズ』のGONZOだってことだ。
 再放送とならともかく、同一時間帯に同制作会社の新作がぶつかるって事態は避けたいのではないか。
 そのために放送曜日を変更したのかも?

 それとも何か自粛をせざるを得ない内容でも含まれていたのか。
 ……まさかこれも「テロ」の絡みか?
 来週の予告を見るとやっぱり『左近』を放送するらしいし、『フルメタル』はどこに行ったのだろう?

 で、しかたなくチャンネル合わせて、録画しながら見た『FF:U』第1回、『異界への旅』。
 果たして故意にやったのか、キャラクターに全く陰影がついていない。これ、『人狼』で沖浦啓之監督がやった手だよなあ。もちろん、平面的な絵のほうが作画的に動かしやすい、という利点はあるのだが(『未来少年コナン』を見よ)、そのせいでCGのメカや背景と重なってるときには、その違和感がとてつもなく激しくて激しくて。
 GONZO、そこまでしてCG使いたいのんか?
 ヘタするとスクウェアの二の舞だぞ?
 転んで目を回した時のウズマキまでデジタルで回転させなくてもよかろうにねえ。
 よく動かしてはいるのだが、ヒロインのリサの巨乳、全くチチが揺れてないぞ、なんのために影を省略したのか。チチ揺らさんでどうする。。
これにはやはり『FF』としてのシバリがあったりするせいなのか?

 『FF:U』、録画してあとでしげにも見せるが、「これのどこが『FF』なん?」という反応。
 「どこが」って、そもそも私ゃ、『FF』の世界観自体よく知らんのよ。「『FF』なのになんで佐渡島!?」って文句言われたってさあ、『FF』に佐渡が出ちゃイカンという決まりでもあるのか?
 怒りのあまりか、しげは「このアニメ見たあとだと、映画版が傑作に見えるね」とまで言ってのける。そりゃいくら何でもなあ。映画の『FF』、ありゃ『赤影』と並ぶ今年のワースト映画だぞ。多分、今年のラズベリー賞の筆頭候補にあがると思うが。
 そう言えば、スクウェアは、『FF』映画が思いっきりコケたんで(たって、日本円にして30億くらいは稼いでるんだけどね)、映画製作から撤退するのだそうな。「なぜコケたのか分らない」なんてプロデューサーは言ってるらしいが、そりゃ、客をナメてたからであろう。

 『ヒカルの碁』のアニメの予告編も二人で見たが、「なんだかなあ」である。
 見た目、影の付け方がうるさすぎて、原作の描きこみが多い割に涼やかな印象の絵と違い、妙にゴテゴテしている。しかも止め絵ばっかりでまるで動いてねー(-_-;)。
 でも、原作のテンポをアニメで再現出来るたぁ、ハナから思っちゃいないけど、期待せずに見てみれば意外と面白い部分も少しは見えるかも。
 原作はといえば、未だに佐為やヒカルのことほっぽらかして伊角編が続いてるなあ。それがどうしたって感じで、初めて『ヒカ碁』がつまんなくなってきたぞ。アニメは佐為が消えるあたりでうちどめにしといた方が無難かもなあ。


 風呂があまりに汚れていたので、懸命に掃除。洗濯物も溜まっていたので、ぐわらぐわらと洗濯機を回し、干すのはしげに頼んだ。
 ちょうどしげが「風呂に入る」と言ったので、上がるとき、ついでに頼むと言っといたのだが、でもどうせしげのことだから、すぐ忘れるに決まってるのだ。
 ……的中。

 カレーが尽きたが、しげが「もっとカレーを!」とピーチクパーチク騒ぐので、仕方なく作る。
 昨日のものより野菜ジュースを余計に入れて、甘口にしたら、途端にしげのウケがよくなる。やはりしげの舌、まだ子供なのである。


 しげ、『ガンダムエース』2号を読んで、「あ、さとう・げんさんって、SDガンダムの人だったんだ!」と驚いている。
 SDガンダムのっつーか、もともとは劇場版『クラッシャージョウ』制作時に、『がんばれアルフィンちゃん』というイタズラ描きをしてたのが安彦良和さんの目に留まって、それがSDキャラ開発のきっかけになったって経緯があるのだが。
 一時期は「映画本編より、併映のSDのほうが面白い」という評判すら取ってたものだったが、何となくアニメから離れてマンガにシフトして以来、あまりいい評判を聞かなくなった。
 実際、コマ割りは見辛いわ、独善的なギャグは多いわで、ちょっとこりゃウケねえよなって感じのものが多くなってたが。
 しげは「イッてるカミーユ」が大好きだったそうである。もちろん今回のマンガもカミーユが主役(タイトルからして『カミーユとファの非日常劇場 じ・おりじん』だし)。でも、パロディ自体がキャラ持っちゃうと一気につまんなくなるんだよね。やっぱり、オリジナルをからかってこそのパロディなんである。


 STUDIO HARD プロデュース『仮面の戦士三十年の歩み 仮面ライダー画報』(竹書房・2940円)。
 泰一シリーズ第1話から、『X』あたりまではほぼ1話も欠かさず、『アマゾン』『ストロンガー』もちょこちょこ見てはいたけれども、私は熱心な『ライダー』ファンとは言えない。
 実は『テレビマガジン』の「少年ライダー隊募集!」に応募して、隊員バッジも持っていたというイタイ過去はあるのだが。
 やっぱり、「ウルトラ」シリーズのほうに思い入れが深いと、「ライダー」にはちょっとハマりきれない部分があるのだ。……ハッキリ言っちゃえば「怪人」に「怪獣」ほどの魅力を感じなかったんだよなあ。なんか弱いし。
 ヒーローもので私が見るポイントにしてるのは、「悪役が魅力的か」のヒトコトに尽きる。……あのさ、言うまでもないけどさ、最初の頃の大幹部、宮口二郎に天本英世に潮健児に丹羽又三郎だぞ? こんな豪華キャストなのに、結構もったいない使い方してたと思わないか?
 図鑑見返しても思うのは、大幹部が怪人に変身してもまるで弱っちいってことが不満の最たるものだったりするのだ。
 ゾル大佐の狼男はまだいいよ、死神博士がイカデビルって、どう考えても博士の美学に反する変身だと思うぞ。ブラック将軍に至ってはヒルカメレオンだよ?
 もちっとなんとかならなかったのか。
 まあ、こんなことを今更言ったって仕方がないこた解っちゃいるんだ。その分、今の『アギト』なんかを応援したいんだが、内容が『仮面ライダー』ってより『イナズマン』になりつつあるのがちょっとアタタと来てるとこなのである。

2000年10月02日(月) 出たものは全部食う、は貧乏人の躾か?/『名探偵は密航中』(若竹七海)



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