無責任賛歌
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2000年10月06日(金) |
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今日の仕事は山登り。いやホント。 私もなんでこんな仕事があるのかよく分らん。しかも年に三回もあるのだ。 体重が半端でなくあるので、仕方なく杖をついて登るが、やはり股関節が笑う。 若い子には杖をついている姿自体が奇態なものに映るらしい。「その杖何ですか?」と聞くので、正直に「体が重いんだよ」と答えると笑われる。 ……なあに、後十年ちょっとの辛抱だ。その頃にはこの若い子たちも私と同じ目に合うようになるのだ。ブクブクと太り、汗まみれになるのだ。うひ、うひうひ。 ……陰険な私(^_^;)。 先日「死ぬまでカキまくります(絵を)」と言ってた子、今月の福岡ドームでのコミケにマンガを出すとか。一応、ヤオイは嫌いでオリジナル勝負、と言っているから、やる気はある子なのだろう(仲間内では「不思議ちゃん」と呼ばれているが(^_^;))。 「来ませんか」と誘われるが、さすがに四十が近いと足を踏み入れにくい。 特に地方だとプロ作家の同人誌なんてのもなかなか無いし。東京のマンガ専門店だと研究書も含めてほしい同人誌がゴロゴロしてるのになあ。
職場の女性が二人ほど産休を取るので、引継ぎ時の注意を受けるが、遠回しに「仕事の要領が悪い」旨のことを言われる。もちろん、要領よくやれば仕事を押しつけられるからしないのである。少なくとも嫌味を言うことが仕事をさせる手段になると考えている人間の手伝いをしてやるほど私はお人好しではない。 老若を問わず、人に仕事をさせるコツというのは、その人に任せた以上、どんなにその仕事ぶりが適当だったり下手糞だったりしても任せきることだ。そして失敗の責任は仕事を命じた自分が被る。それが「仕事」である。 もちろん、ウチの職場にこういう考え方をしている人間はいない。つまり、ウチの職場で「仕事」をしている人間はいない。要領も糞もあるか。 でも口先では「頑張りましょう!」と協力姿勢を見せる。……卑怯な私(^_^;)。
帰宅して新聞を見ると『ひょっこりひょうたん島』の記事が。懐かしく、オタクアミーゴスに感想を書きこみ、録画してあったビデオを見返す。 アニメでも人形劇でも昔はこういうミュージカルがたくさんあったのになあ。テンポはのろいがギャグそのものの過激さから、これが『サウスパーク』のルーツと見ることもできる。なぜNHKはこの路線を止めちゃったのか。ちょっと悲しい。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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