無責任賛歌
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2002年10月04日(金) |
前日の嵐/DVD『あずまんが大王【1年生】』/『HUNTER×HUNTER』15巻(冨樫義博) |
ちょっと体力が尽きかけてきたので、仕事を休む。 劇団の台本書きもあったので、今日一日で仕上げられるだけ仕上げようと決意するが、午前中はすっかり眠りこむ。 明日はいよいよ東京行きなので、今のうち休んでるに越したことはないのだが、それにしても自分でも寝過ぎだ。 しげはいつものように朝、夜と送り迎えをしないでいいので、やっぱり昼過ぎまでぐっすりと寝ている。結局、行動し始めたのは昼過ぎから。
しげが、私やよしひと嬢が書いた劇団の脚本をホームページからダウンロードできるようにした。穂稀嬢と昼寝る時間も削ってやってきたのが、どうやらようやく実を結んだ形である。 しかし、昔の脚本(と言っても、せいぜい5年前なのだが。それ以前のやつはお蔵入りである)を読み返すと、「ああ、ここのセリフは無駄だ、ここの展開は不必要」なんてのが露骨に見えてくるのが恥ずかしい。 それだけ今のほうが上達してるってことではあるが、同時にやっぱり作品ってのは書かなきゃ進歩しないってことがはっきり解る。昔の知り合いに「自分の腕はプロ級」と言ってた奴がいたが、結局、口先ばかりで実作をモノにしようとはしなかった。やはり小説であれ戯曲であれ、書いたり小屋にかけたりしてナンボである。コリクツこねてるヒマがあれば書け! なのである。 ……しげごめん、台本の〆切、もちょっと待って。今日中に書けだなんて、ムリだよう(T.T)。(←有言不実行)
とりあえずエネルギーをつけねばと、しげと焼肉を食いに(またかよ)、麦野の「ウエスト」へ。 1年以上来てなかったんで、カードは失効している。あまり食いすぎないようにとメニューを吟味してると、ウェイトレスの子(知り合い)が、3品盛りがいいよ、と勧めてくれる。 カルビやロースやホルモンや鶏や豚バラや、と言ったところから3品をチョイスできてお特、ということだったので、しげと二人で注文する。 「今日はサラダバーも美味しいよ」と勧めてくれたのでそれも頼むが、「今日は」ってことは、あまりよくない日もあるのか。見てみると、サラダはともかく、フルーツは充実していた。みかん、桃、パイン、梨、メロンほか、ゼリーやパンチも何種類もある。まあ、どれも缶詰だろうけど。 「缶詰なら食える」と言って、日頃フルーツを全く食べないしげも桃を食う。「缶詰が食えて、どうして普通の果物が食えないんだ」、と言うと、「だって缶詰のは甘いので包んでるから」とかよく分らない理屈を言う。別に桃の成分が変わったわけじゃあるまいに。
「ウエスト」の通りを挟んだ向かいに、何ヶ月前からか、レンタルビデオ・DVDの「TSUTAYA」が新しくできている。返却期限を過ぎて延滞料金を取られるのがイヤで、レンタルはほとんどしないのだが、ちょっとだけ覗いてみる。 しかし、最近のラインナップを見ていると、やはり見ようと思っててまだまだ見てない映画も多い。週一で新作見てたって、とても追っつかないのである。やはりどれだけ見る時間を捻出するか、ということなんだが、本は仕事の合間にトイレに篭って読めても(くせえな)、ビデオや映画は確実に2時間、時間を取られてしまうのだ。日記の更新や台本書きもあるというのに、これはなかなか厳しい。寝る時間削ると確実にカラダにガタが来るから、そうなるとやはりしげと一緒にいる時間を削って……あ、ばか、殴るなしげ。☆⌒(>。≪)イタタ。 レンタルビデオのコーナーを見ると、『クレヨンしんちゃん』の特集が組んであって、わざわざ店員さんの手書きでキャプションまで付けてある。筆頭に『オトナ帝国の逆襲』が置かれてあって、しかも五本並んでた奴が全てレンタル中、というのは立派なものではないか。さて、『戦国大合戦』の発売はいつになるかな。 セルDVDが1500円と激安だったので、『カサブランカ特別版』『スペースボール』と2本買う。どっちも見てるし、ビデオテープなら持ってるのだけれど、コメンタリーだのメイキングだのが結構多かったので買った。『カサブランカ』は私は世評で言うほどに名画だとは思っていないのだけれども、それでも主題歌『時の過ぎゆくまま(As time goes by)』(「沢田研次の?」なんて言うヤカラは火焙りだ)は名曲中の名曲だし、この映画でのイングリッド・バーグマン以上の美しさを見せてくれた女優を私は知らない。そのうちしげに内緒で一人でこっそり見よう。
しげが仕事に出かけてから、ようやく台本に取りかかるが、あとから思いついた設定が増えてしまって、なかなかまとまらない。しげは「台本できてなかったら東京に行かさんからね」と捨て台詞を残していたので、生汗がダラダラ流れる。とりあえず汗を流そうと風呂に入ったら、また眠くなってちょっと寝る。気がついたらもう真夜中。やばい、マジで時間がない(・・;)。 気晴らしにDVD『あずまんが大王』をかけるが、こちらに見入ってしまって、やっぱり台本が進まない。何をやってんだ、私。 これはもう、しげに叱られるしかないかと覚悟を決める。ノルときはホントにノルんだがなあ。
DVD『あずまんが大王【1年生】』。 第1話「入学式」から、第9話「ちよちゃんの誕生日」までを収録。解説によればテレビ版とは違うビデオ仕様で収録、とあるが、このへんの話はテレビ版を見てないし、見てたって私ゃ色弱だから多分違いなんで分らないのであった。見て違いが解る人がいたら教えてください(-_-;)。 考えてみたら第一話で入学式で、ちよちゃんとおーさかが転入生ってどーゆーことなんだろう。微妙に転入日が違うってことかもしれないけど、そういうことってほとんどないと思うんだけどなあ。 しかし、第一話でちよちゃんの頭だけが見えるってギャグ、私も劇団HPに載っけた4コママンガのネタで使ったな(^_^;)。 けど、初期のころはまだ男子学生が結構出演してたのな。なのに、主役の女の子たちには、浮いた話が全くない(^_^;)。この『あずまんが大王』が稀有なのは、まさしくその恋愛ネタが全くないという点にある(ここでかおりんの榊さんへの思いは? とか突っ込まないよーに)。これは当然、原作者の確信犯であろう。 おかげで後半はほとんど女子高かって感じになっちゃったけど、案外現実でも男の子との恋愛なんて考えてもいないって女の子、多いのかもしれない。彼女たちはそれぞれに一所懸命なものを持っていて、恋愛なんかに気を回してるヒマなんかなかったりするのだ、多分。 それにちよちゃんに男の子問題が起こったら大変だしね(^_^;)。それは置いといても、彼女たちに彼氏が全くいないというのは、必ずしも不自然ではないように思う。そういうところが本作にそこはかとなく「現実感」をもたらしていると思う。 現実感と言えば、おーさかの声優の松岡由貴さん、ホントに大阪出身だったんだね。とゆーか、『どれみ』のあいこちゃんだし『アベノ橋』のあるみだし『コメットさん☆』のネネちゃんだし『ハレのちグゥ』のマリィじゃん。大阪弁がスムーズなのも当たり前か。ポッと出の新人さんにしちゃ演技が上手いなあ、とか思ってたが、これだけ松岡さんが出演してるアニメを見てて、今の今まで気付かなかったとはな私はバカか。全くオタクの風上にも置けないとはこのことだ。 これはもう、遠慮なしにファンになれるな。どんどんアニメの中に大阪弁キャラを登場させて、松岡さんに演じてもらいたい。 ほんならやー(はあと)。 ああ、それからおーさかちゃん、カタツムリは昆虫じゃないけど虫です。「かたつむり」って、漢字で書くと「蝸牛」って書いて、虫偏が付いてるでしょ?
マンガ、冨樫義博『HUNTER×HUNTER ハンター×ハンター』15巻(集英社/ジャンプコミックス・410円)。 面白いんだか面白くないんだかよくわかんないけどともかく自分の世界は作ってるみたいだから何となく読むのをやめられないまま15巻まで来ました、「ハンターハンター」。いい加減「×」はどう読むのか教えてくれ。 カバー折り返しの写真がいしかわじゅんにそっくりだけど何かあったのか、冨樫さん。キャラの線も背景もどんどん雑になってきましたねー。いろいろオリジナルな設定を作るのはいいけれど、もう私は全部覚えようなんてめんどくさいことはしません。自分が参加できもしないゲームの設定を細かく説明されたって、読者は退屈なだけだと思うんだけど、冨樫さん、そのこと自覚してるのかな。もっとも、一所懸命覚えてるファンもいるんだろうなあ。そういう人たちにこのマンガは支えられているのである。なんのために支えてるのかわからんけど、ご苦労様です。
……と、現実逃避が終わったところで、再びパソコンに向かい、台本を書く……って、もう朝の6時じゃん! 台本は上がらない。 しげはまだ仕事から帰ってきてない(車で空港まで送ってもらう予定なのである)。 飛行機の出発時刻は7時10分だ。 さあ、私は明日、東京に行けるのか! 明日の日記を刮目して待て!
2001年10月04日(木) 新番第3弾……いつまで続くのよ/『おとぎストーリー 天使のしっぽ』第1話ほか 2000年10月04日(水) 止まる息とふらつく自転車とドロドロと/『本気のしるし』1巻(星里もちる)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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