Just for today !
re-invention



 生徒が動いて考えると

後期選抜の出願者が発表された。
志願変更がどのぐらい出るのかと思っていたが,
ほとんどその動きはない模様。

今日もいろいろある。さあ,何がどこまでできるのか。
人は何を支えにして生きているのか。

立方体の切断の授業は,ジオシェイプスを使う。
中が抜けているので,切断のイメージも持ちやすい。
もっと早くから使えばよかった。
平行平面に現れる切断線が平行になることを,
生徒がマグネットバーで見事に示す。
与えられた法則では,感動もないし活用もできないが,
生徒が動いて考えると,授業は面白い。

第5時は養護教諭が性に関する指導を学年全体で。
16歳で子供を出産した卒業生の声を録音し,流す。
幸せになる選択ができる人になってほしいと願う。

ネット接続でトラブルが多く,印刷一つもうまくいかない。

2004年02月28日(土) 学年部旅行


2005年02月28日(月)



 斜面に合わせて

今日はOFF。
息子二人と早朝からいつもの清里へ。
寒さが戻り,コンディションもまずまず。
斜面に合わせて自分やスキーを傾けていくことをつかむ。
その中で,ターンの弧をイメージする。
自分勝手に滑っていたのでは,上手くいくはずがない。
つかんでしまえば,それは当然なこと。
そうしていなかったことが不思議なくらい。
後は瞬間的なブレーキングがきちんとできるかどうか。
一つ上達すると,また努力しようと思える。
検定にも,これなら挑戦できそう。

早めに帰宅し,雛人形を家族全員で出す。
こういう作業が,
実は互いの幸せに思いを込めることになるのだと感じる。

授業について考える。全員が納得しできるという軸から自分は逃げていたのかもしれない。たとえ全体としては面白い展開であっても,どれだけの生徒が関われるのか,理解して納得して進んでいるのか,そこから逃げていてはいい授業とは認められない。人の授業だと気がつくのに,自分がやると見えなくなっている。

2004年02月27日(金) 一人の生徒の満足のため


2005年02月27日(日)



 誕生日に

部活動で,朝から登校。
カゼが流行り始めて参加者は少ない。
コーチが来たところで後の指導をお願いし,
10月の授業のまとめに着手。
冷静になって見直してみると,
2乗に比例する関数のレポートでの生徒の感想は面白い。
・放物線ぽくなった。感動した。思っていたよりもきれいなグラフになった。
・式は一応出た。でも,上がるほうと落ちる方が違ったので,式を出すのはけっこう大変できた。で,y=ax^2(グラフでは放物線)で表せれたのが,すごいと思った。
・教科書みたいに1,4,9と上手くいかない。斜面の角度を変えたりするのが(まで)できなかった。
・はじめは黒板の角度を決めてやっていたけど,力の加減によって違うことがわかって,意味がなかった。ボールを転がす角度を決めてやってみたら,変化が見れた。
・ボールの落下には,大きさ,重さ,弾力性などが関係せず,すべてy=5x^2となった。
・なかなか式を入れても,グラフに合うのが見つからなかった。中心の方を合わせると,-7や7が合わない。下敷きも放物線かな?だな!!


午後からおかもと塾。岡本先生のお宅にて。
日頃の実践を持ち寄って発表し,講評して頂く。
岡本先生からたくさんの話を聞き,自分を振り返る。
・理想は高くでも現実は低いところから
・我々は数学の授業をしているのではなく,数学教育をしているのだ。
・生徒の人間形成に寄与する数学教育を。
・習熟度別の価値観と,算数・数学教育の目指す方向は,全く違うスケール。軸が違うはずだ。

「比例」の概念についても,
自分は正しく理解していなかったことを知る。
「反比例の式でも,なぜ比例定数というのか」
という生徒の素朴な問いが,実は本質を突いている。
たまたまではないのだ。
いくつかの本も紹介していただく。
さっそく購入して読もうと思う。
「知的生産の技術」梅棹忠夫,「哲学のすすめ」岩崎武雄
こざね法による文章の書き方や,読むということがどういうことなのか,哲学と科学の違いなど,かなり昔に書かれた本でありながら,版を重ね今にも通じる内容。

夜は,多くの方が集まる会に参加。
久しぶりに会う方と近況を話し込む。
同世代の方とは,
「残りの人生をどう生きていくのか」という話になる。

2004年02月26日(木) 大変だから面白いと言えるか?


2005年02月26日(土)



 偽らざる思い

いろんなことがあるのが学校と頭では理解しているが,
それにしても難しいものだと思う。

誰もが自分の人生の主人公。
精一杯生きている中の行動。
自分も中学時代は複雑だった。

それでも心のどこかで,どんな終わり方ができるのか,
期待している自分がいる。
この生徒たちとは,たった一年の付き合いしかない。
大したことをしているわけでもないのに,
こんなに涙を流せた年もない。
このクラスこの学年の一員にしてもらえ感謝している。
ありがたいと心から言える。
相変わらず,甘く勝手な自分だと思う。
でもそれは偽らざる思いだ。

授業は三角形の重心と,立方体の切断。
見えているものが違うと,授業観も違う。
ショックなこともあった一日。
学ばせてもらおうと思う。

2004年02月25日(水) いまひとつ・・・


2005年02月25日(金)



 久しぶりの道徳

久しぶりに朝の昇降口清掃。
自分の気持ちもすっきり。
受検票を配布。
欠席者や遅刻者が多く,朝の合唱はもう一息。
学校評議員の方から話を聞く。
いろいろなことが今日もある。
それでも支え支えられるメンバーのいるクラスで,
ありがたい。
トラブルを経て,学んだものがあるといい。

授業は切断面を描くものと,三角形の重心。
いつ見ても,授業の間のとり方がいいM先生。
自分との差は何だろうか。
生徒のつまづきも,きちんととらえて授業は進む。

久しぶりの道徳は「愛しているから」
高校生の中絶を問う重い内容。
自分の意見を堂々と言え,真剣に聞ける生徒たち。
「命」に正面から向き合う。
ちょっぴり大人になったようにも感じる。
頭で分かっていることと,実際の行動は必ずしも一致しない。
でも,幸せに生きるためには必要な時間。
来週,もう一揺さぶりを掛けようと思う。

放課後は研修委員会。
真剣に物事を進めようとする研修主任の姿勢がいい。
いくつかの提案をする。
学校ぐるみで授業を変えたい。もっといいものにしたい。

さらに,テスト処理。
プリンターエラーが多発し,嫌になる。
なんとか完了するが,結局,エラーは直らず。
ネットワークは難しい。

2004年02月24日(火) 一人の生徒のために


2005年02月24日(木)



 誰が主役の授業か

今日は,朝から合唱。
気になることはやはり気になる。
糸の切れた凧ではないけれど,
どこまで糸を伸ばしたらいいのか,
きっと手探りしながらいることだろうと思う。
小学校のころ,家出をしながらも
どこかで迎えに来てほしかった自分を思い出す。

授業は立方体の切断面。
三点を指定し,切断面を描かせる。
最初は解答を筑波技術短大の米山先生の作ったフリーソフトで
提示するつもりだったが,正しい答えを提示したからといって,
理解できるわけではない。
こういったパソコンの利用法は,生徒が主役になりにくい。
今までの自分は,そんなことに酔っていたのかもしれない。
生徒に黒板で説明させ,納得を図らせるが,
まだまだ不十分。思った以上に時間がかかる。
また,クラスによってずいぶん差がある。
かなり突っ込んだ発言が出るクラスだと,面白い。

選択数学は最終回。
昼休みから始めるが,時間不足。準備不足。
Voyageを使うことにずいぶん慣れた生徒たち。
面積の数式については解決できず心残り。
上手くいかないこともたくさんあったが,
それを,そのまままとめようと思う。

公立高校後期試験の出願。
今年も花粉が舞い始めたが,シジュウム茶のお陰で,
ずいぶん楽に生活できる。
帰校後,受検票を整理する。これで4回目。
卒業生名簿も完成。今週も帰宅が遅い日が続く。

2004年02月23日(月) 学びの楽しさを醸し出す


2005年02月23日(水)



 2次選抜発表

気になることに,どこまでそれに対応できるのか。
無駄と分かっていてもやらなければいけないこともある。
今は無駄でも,どこかできっと・・・
と信じて動くことが自分の務め。

私立高校2次選抜の発表のため,授業は二時間。
安定して授業を行えない状態が本当にいいことなのか。

今日のクラスは立体模型作り。









こういう工作が楽しくできるのは
うれしい。
でも,
数学的に見えるかどうかは別。





さらに,こんなものも作って紹介する。




昼から,卒業生名簿を作成。
先日作成した外字が活躍。もっと早く行うべきだった。

2次選抜の結果はまずまず。
前期選抜で傷ついた生徒たちや,
前期選抜を受けずに不安に陥った生徒たちも,
安堵感が見え,ありがたい。

立方体の切断についてのプリントを作成。

2004年02月22日(日) 責任の所在


2005年02月22日(火)



 忙しさの中で

月曜日,気になる動きがいくつかある。
朝からクラスで動けたらと思う。
温度差のある中,授業は切断面の求積。
どうしたら関わりをもてるのか。

テストの返却をお願いして,
公立後期選抜のとりまとめのための書類作成。
その間にも,何度か対応。
奇麗事ではいかない現実を教えてくれる。
進路関係の仕事に追われると,生徒が見えなくなる。

新年度対策会議は欠席者が多い。
放課後,生徒とも教師同士も話をする時間がないのは問題。
忙しさの中,きちんとした指導も展望も生み出せていない。
時間外に公立後期願書取りまとめ。
この作業も4回目。
家庭訪問をして帰宅。

2004年02月21日(土) 教え子を招いて


2005年02月21日(月)



 ジオシェイプスで多面体

朝からジオシェイプスで遊ぶ。
正20面体の面を正四面体に置き換えたものを
上の息子が作ると,

負けじと,下の息子は,
正八面体の面を正四面体で置き換えたものを作る。
どこまで理解しているかは別として,
こんなことが簡単に
できてしまうのは楽しい。
できると得意げなのもいい。

二人の息子に負けじと,
自分も正12面体の面を
10枚の正三角形を
折りたたんだもので
置き換えた立体を作成する。
できるとがっちりするが,
途中まではグニャグニャ。
何度も組み立て直し,何とか完成する。


見る角度を変えると,同じものではないようにも思えてくる。
また,10枚の正三角形がつくる山折りのラインが,
きちんと同一平面状にあるのも美しい。

2004年02月20日(金) テンションを下げる


2005年02月20日(日)



 雨の休日に

午前中は部活動。
今日はK中とH中を迎えて合同練習。
両顧問とも自分より歳下だが静岡を支える頼りになる人材。
学ぶことが多く,楽しいひと時。
「教員がパワー不足なんだよな。あれじゃあ荒れますよ。」
「『ダメだろ』ではなく『かっこいいじゃん』と言ったら,
 奴は直立不動で『スミマセン』と言うんですよ。」

という言葉に笑いながらも納得。
どんな方法でもいい,
結局はどんな球でも後ろにそらさない気迫があるかどうか。

喉が痛く,午後はしばし昼寝。
来週も休むわけには行かない。早く治したい。
幸運にもオークションで格安に落札できたジオシェイプスのパーツで,
以前完成できなかったフレーム構造の正四面体。
一回り大きなものを作って楽しむ。


意外にパーツが必要で驚く。
そうこうしていると,息子が新たな大作を完成。


観覧車とのこと。
「中心から支えるようにしたいけど,足りない!」
作りはじめるとまだまだパーツがほしくなるもの。
さて,どうしたものか。

2004年02月19日(木) 残りわずかの授業で


2005年02月19日(土)



 根源はなにか

前期選抜の発表が終わり,クラスの空気が少し変わる。
合格したものと落ちたものがいる緊張感。
後期選抜のための証紙を集める。
互いに明るく振舞っているが,複雑な心境だろうと思う。
朝の会で,昨日感動した
「ありがとうございました」を紹介し,学級通信を読む。
卒業まであと4週間,20日だ。

授業は,立体模型の作成と,断面積の求積。
菱形の一つの対角線の長さが正方形の対角線であることが
スパッと見えてくると早いし楽しい。
正6角形が,正三角形6つで構成されることを知らない生徒もいた。
図形認識の経験を,もっと積ませたい。

5角形については後回し。
体積がホントは面白いのだが,位置関係の話もしたい。
残り時間は限られている。
次回,数学的にどこまで高められる展開にできるか。

午後は合唱練習。
さらに学年主任の話。
今こそ,豊かに・厚く(熱く)・深く,思いやる心を
本気になることをいつも教えてくれる。
響いてほしい生徒には,どこまで届いたか。

放課後の新体全体会。大事なことを話し合っているのか。
小さなことの積み重ねが,学校を動かしているのは確かだが。
さらに,S先生へGC及びプロジェクター活用のレクチャー。
身近なところで,簡単でもいい,
ITを活用した授業を実践する人が増えてくれるのはうれしい。
そこから,授業のあり方を考える契機にもなる。

「静岡県版カリキュラム」の冊子が配布される。
本気で目を通し,自分の授業観と対比できるのか。
きちんと整えられた出来合いのものを見せられても,
人の心は動かないもの。

文部省からは「指導要領」,「解説書」など。
県からはこれと,評価規準についてのCD。
中部からは「中部の教育」
市からは「指導の重点」
市の校長会からも評価規準についての文書。
それぞれが良かれと思って発行しているし,
それぞれが必要なものなのだろうが,
現場はどこまでどう本気で付き合えばいいのか。
真面目に考えて授業改善している人が
果たしてどのぐらいいるのだろうか。
苦労して作成された方々を知るだけに,複雑な思いに。

自分にとってはそんな冊子よりも,
1月22日の研究会で聞いた岡山の川上先生の
「『次は,5角形』・・・まだまだ甘い。
 どうしてn角形と一般化して考えないのか」

という一言の方がはるかに重い。
トピック的な数学を並列的に学ばせるだけではなく,
一般化する方向へ導く授業展開になっているのか。
数学的な考え方の素晴らしさを痛感する,王道を歩むような
授業展開をしているのか。
授業時間は確かに少ないが,
「これから何が見えるのか」「どんな発展があるのか」
「一般化や統合的にとらえることはできないか」
といった振り返りをする機会を与えていないのも事実。

根がしっかりしていれば,あとは多少のブレがあってもいい。
人を動かすのは,理屈じゃない。
人の心を動かす人の心の熱さ。本気かどうかの度合い。
自分の根っこになる部分を,しっかり見つめていきたい。

2004年02月18日(水) 馬場先生の教師としての姿


2005年02月18日(金)



 心に沁みる一言

公立高校前期選抜の発表。
緊張感のある中,2時間の授業。
立方体の切断模型を作る。

正午からの発表。合格証書を受け取りに数校まわり,
帰校後,電話で連絡。
簡単には合格できないとわかっていても,
落ちた生徒に連絡するのは辛いもの。
連絡される生徒はもっと辛い。
そんな中でも,「ありがとうございました」
と言える生徒がいて,心に沁みる。
こんな何気ない一言が出る人になってほしいと思う。
合格証書伝達式でもいい話が聞ける。
これからの彼らのがんばりに期待。

さっそく,後期選抜の段取りや書類作成にかかる。
外字で名前を作成してみる。
細かいドットを相手にしていると,眼がおかしくなる。
今日もいろいろなことがあり,21時を過ぎる。
ちょっと風邪気味か?

2004年02月17日(火) 古今東西の教科書に浸る


2005年02月17日(木)



 時代を変えるのは

私立高校2次選抜二日目。
昨日よりは生徒が増え,今日も元気に朝のあいさつでスタート。
授業は,特別番組。
上原先生からいただいた三平方の定理の証明のFLASH教材。
お互いに説明をさせようとしたけれど,それ以上に
発表したいという気持ちが前に出る。
じっくり待つことで,10人ほどが発表。
いつもは前に出たことがない生徒も前で説明。
こういう勇気がうれしい。
結局はクラスのムードがいいからできること。

もう一クラスは,立方体の切断模型作り。
3種類をせっせと作る。
微妙にずれがある。
紙の厚さのせいなのか,印刷で縦横比が崩れるせいなのか。
でも,できると楽しい。

いくつかのことが今日もあり。

職員会議では,1年部が東小千谷中から手紙をいただいたと報告。
特に職員震災記録は,リアルで参考になる。
こういう情報がほしかった。
震災後,公立学校は当然避難所になる。
それに対して,どんな動きが求められるのかが見える。

余市高校の義家氏が高校を辞められるとのこと。
氏のサイトやそれにつながるblogをいくつか見る。
バランスをとって生きることは難しい。
しかし影響力が大きくなると,それが求められる。
一方横浜では32歳の民間校長登用されるとの話を
玉置先生の日記から知る。
今をときめくライブドアの堀江社長も32歳。
でも坂本竜馬だって享年33歳。
激動の時代の始まりを予感させる。
時代を変えるのはいつも青春で
老いた常識よりはるかに強く

久々に拓郎の唄が聞こえる。


2004年02月16日(月) 学年末テストで悩む


2005年02月16日(水)



 立方体の切断

私立高校二次選抜初日。
開通したバイパスを通り高校へ。
意外に混雑していて驚く。

緊張感はあるが,一次試験とは違った雰囲気。
「しっかりやって来いよ」と声を掛け学校へ。
全部で14人。クラスはいつもとはずいぶん違う雰囲気。
それでも元気に朝のあいさつをしてスタート。
全体としては,落ち着いて自習に取り組むも,
やっぱりいろいろあり。
M先生と「攻めの指導をしなくては」という話になる。

午後から,入試問題を貰い受けに。
例年よりも難しくはないものの,
立体の切断がやはり出されていて,これでいいのか?
まあいいのか。
そんなこんなで,明日から使う立方体の切断模型を作成する。


















東京書籍の作図ツールは,思ったように印刷できるのがいい。
平行平面に表れる切断線が平行になるわけについて,
今頃で恥ずかしいが,納得がいく説明ができる。
同一平面上だから,ねじれにはならない。
平行平面上だから,交わることはない。
切断面が五角形のものも,平行なラインが二組ある。
計算した長さを元に作図したが,もっとシンプルな方法があった。

いくつかの事件あり。
久しぶりに学級通信を書く。

2004年02月15日(日) 学校における最大の商品は・・・


2005年02月15日(火)



 テスト返却で

朝からいろいろなことがある。
休日中に対応すべきだったと反省。
それにしても・・・

授業はテスト返却。
思っていたほどできないのは,
具体的な方策を示していないからか。
テストを返すときの解説も,本当に難しい。
分からない生徒が分かる解説になっているのか。
分かろうとしていない生徒もいる。

午後は私立高校2次選抜のための事前指導。
さあ,しっかりやって来いよ。

2004年02月14日(土) 充電しつつ


2005年02月14日(月)



 本気になること

福田町大会に早朝から。
小学生から中学生まで全12会場で。
愛知・三重・岐阜,他県からの参加も。
朝から夕方まで約12時間の中で,3分間を2試合。
でもその数分のために,
本気になれる多くの時間が生み出され,
否応なく本気になることを求められる。

本気になれば学ぶものも多い。
本気になれば確実に育っていく。
授業の中で,どこまで本気になれる場が作れるのか。
受験の為だけの学校ではない。
受験のために本気になるだけではつまらない。


2004年02月13日(金) 数学的手法を活用する楽しさ


2005年02月13日(日)



 信じること・感謝すること

朝から報告書に手をつけるが,まとまりそうにない。
余裕があるときの時間の使い方が相変わらず下手な自分。

10:00過ぎから本当に久しぶりに妻と映画に。
岡山の川上先生一押しの「ネバーランド
子供が生まれてからは,一緒に見るのは初めて。
車で行くと,料金が2人とも1000円になるのはありがたい。
久しぶりに見る字幕スーパー。
2割ぐらいはヒアリングできるようになっていた自分に驚き。
その気になって見るかどうかの差かもしれない。

隙のないカット。
伏線が様々に張り巡らされていて,決して説明的ではないのに,
なるほどと思わせるのがいい。
キーワードは,「信じること」「大人になること」「嘘」
妻と会話をせず,仕事や自分のことに没頭する主人公の姿が,
十分すぎるほど自分にダブり,
妻と見に来たことがいいのか悪いのか。

凧を揚げるシーンで
「自分にできると信じるんだ」(正確ではない)という
ジョニーディップの言葉が,土堂小の陰山校長の言葉に重なる。
「信じるんだ」という言葉は,子供に向けての言葉なのだが,
言っている自分自身に向けての言葉でもある。
そんな大人,そんな教師で自分もいようと思う。
「そんなの偽善だ。」
「そんなことでだまされるか。」
と言われるかもしれないが,それでもいい。
上手くいかなかったことも,もちろん山ほどあるけれど,
大きく変わった生徒たちを見てきたのも確かなこと。
人は変われる。
変わろうと本気に思って努力すれば,変われる。
生徒の明日を信じて,言葉をかけていこう。
相変わらず甘い自分なのだが,
それなくしては,この仕事をしている醍醐味はない。
子供の顔が見たくなり,急いで帰宅。

午後は,中止と思われたラグビー観戦。
今年こそはと思っていたが,やはり社会人に壁は厚い。
ドロップゴールに秘めた清宮監督のゲームプランを知りたい。

テスト前の娘と,作図の問題をいくつか解く。
そろそろ作図ツールを扱えるようにしてあげようと思う。
GCで,二点を通る円などの美しい残像をいくつか見せる。

3月21日信州大の研究会に行くことを決断。
自分にできることがまだあるはず。
いろいろな人の縁に感謝。
こんな我侭を許してくれる妻に感謝。

2004年02月12日(木) 人が集まる場に


2005年02月12日(土)



 ジオシェイプスで遊ぶ

午前中は部活動。
例年に比べインフルエンザは流行していないが,
風邪で3名欠席。大会前,気になるところ。
磨きつつある技。
自分の技の完成度が,どこまで高まるのか。
徐々に上達するのではなく,努力を重ねていると,
ある日突然ぐっとレベルが上がるのは剣道と同じか。
チーム内の力関係にも変化が出てきて,面白くなってきた。

午後は,ジオシェイプスを使って,久しぶりに楽しむ。

大きなサッカーボールと
正12面体を作って
満足そうな二人。
空間認知能力が,
少しは育っているのかな。

5角形や6角形のパーツが
たくさんあると
やはり楽しい。

こういう楽しさを
味わえる学校でありたいが,
残念ながら現実は難しい。





正三角形のみで,
フレーム構造の
中空の四面体を
作成する。
パーツが不足し
完成できず残念。
いくつ必要なのか,
そんな問題も考えられる。
1サイズ小さなものを作ろうとするができなかった。
位相の関係かな?もう少し数学してみたい。

正方形のフレームでも同様に作る。
簡単そうに見えるが実は難しい。
こちらもパーツが不足。追加購入しようと決意。

今年の研究の報告書に着手。
できれば明日までに形にしたい。



掲示板にはまたもや気になる書き込み。
個人の中傷がきっかけで,さらに荒れた内容に。
掲示板のスレッド自体が問題なのかとも思う。

2004年02月11日(水) 仕事が進まない休日


2005年02月11日(金)



 変革のときに

学年末テスト。
入試の翌日にテストという日程も,生徒にとっては辛いだろう。
慌しさの中で,そんなことを考える余裕がないか。
きちんと勉強しているものと,そうでないものの差は大きい。
今回のテストで「これは」という問題は,残念ながらない。
入試を意識すると,どうしても標準的なものになってしまう。

それでも,まずまずなものを一つ。
2点,A(−2,0),B(2,2)があり,動点Pはy軸上を動く。
△ABPが∠P=90度となるような直角三角形となるとき,
点Pの座標を求めよ。
三平方の定理を使って「AB^2=PA^2+PB^2」から
求めるのが一般的だろうが,
PはABを対角線とした長方形の残りの頂点になると,
この問題の本質を論破した生徒もいた。
AB=2√5であることから,その半分の√5を 
対角線の交点である(0,1)のy座標に加減する。
わずか3行の解答は見事。

気になる生徒たちを残して市教研の専門委員会へ。
こちらも来年度からの清水地区との統合をどうするかの検討。
案は出すが,相手もいる状況で身動きが取れない。
授業者が出るかどうか。これがまずは問題か。
組織が大きくなるということは,小回りが利かず,
官製研修の限界も感じる。
まとめる委員長の苦労に頭が下がる。

帰校するとトラブルありとの報告。
密着して関わらなくては。

夜は数学同好会。
相変わらず少ない人数でこれも気がかり。
忙しいと言っているだけでは,何も変わらない。
人を惹き付けるものを生み出したい。

2004年02月10日(火) 点対称な図形の見方


2005年02月10日(木)



 安堵感と現実と

公立高校前期選抜入試2日目。
昨日よりは,人数が増えた教室。
それでも空席が目立つのは否めない。

真剣にプリント学習に取り組める生徒。
やろうとはするが,手に付かない生徒。
最初からやる気を持てない生徒。
静かな中にも,それぞれの人生模様。

入試から帰ってくる生徒を迎え,対応。
安堵感から笑顔で帰ってくる。
結果が出るのは来週。現実の厳しさが待っている。

いくつかのトラブルも。
久しぶりに体を張って対応。鍛える必要ありか。

松下財団の報告書や,要録に手を付け始める。
慌しい日程の中だが,
できるときに一つ一つまとめていこうと思う。

3月に東京へ行くことを決める。
CEC成果発表会と,Beatセミナー
自分を磨くことに貪欲でありたい。

2004年02月09日(月) 久しぶりの学校で


2005年02月09日(水)



 ネットの闇

公立高校前期試験一日目。
早めに登校し,車の中で今年の研修まとめを作成。

緊張感の中にも,決意のあるいい顔。
いざ勝負という時,人は本当にいい顔になる。
肩の力を抜いて・・と最後のアドバイス。
受付を確認して,学校へ。

ネットの掲示板に個人を中傷する内容ありとの情報が入る。
さっそく検索し発見。
書かれた当人は,何ともやりきれないことだろう。
それ以上に,他人の不幸を願う気持ちでは,
自分も幸せにはなれないのに。
気がついているのかいないのか。
テクノロジーの持つ闇の部分に気が重くなる。
こういうことを扱う授業の必要性も感じる。
その中でも,自分の名前を出してまで,
正しいことを主張できるクラスの生徒もいて,ちょっと安心。

半分ほどの寂しい教室でも,
元気な挨拶ができるのはこのクラスのいいところ。
髪の毛や眉毛やまぶたなど,気になること多いけれど,
まっすぐ前を向いて歩いているかを見ていこうと思う。
テスト前の対策プリントに取り組む。
きちんとできる生徒も多いが,手に付かない生徒もいる。

昼ごろから,生徒が帰ってくる。
見事なぐらい難しい問題を出題されてくる。
こんな問題を時間内に解くことができるのか。
「差をつけるのが入試」と言ってしまえばそれまでだが,
この公立入試制度は間違っている。

夕方には掲示板の問題の部分は削除されており,
ひとまず安堵。
でも,また繰り返されることだろう。

2004年02月08日(日) 思うようにはいかない


2005年02月08日(火)



 式変形の美しさ

公立前期試験を前にして揺れる生徒と,
私立1次試験で合格して揺れている生徒。
この状態が,まだまだ続く。
自分の対応も,形だけになっているのだろうか。
気持ちが通じているような,いないような中途半端さ。

授業は,切断した立方体図形の問題。
「問題を作るのが難しかった」という感想を書く生徒が,
どのクラスにも数人いた。
また,表面積が求められない生徒がかなりいる。
長さを求められないのではなく,
単純に面を足していけばいいだけという発想がない。
公式があると勘違いしているのか?
また,立方体の一辺が4cmというところを,
切断面の正三角形の一辺を4cmとしてしまうエラーも。
立体模型に書き込むことが必要だったか。
また,大小の表面積比が,3+√3 : 9+√3 となり,
「納得できない」と感じる生徒もいて,おもしろい。
両辺に(3−√3)をかけることで,
=6 : 24−6√3
=1 : 4−√3
となる式変形は美しい。

特別日課で昼から清掃。
帰りの歌は,思いがこもってなかなかいい。
いろいろあるが一人一人精一杯今を生きている。
トラブルを起こしているのも,それぞれが精一杯の中。
事前指導を行う。
今日のこと明日のこと,気持ちをこめて語る。
放課後は,来週の段取りのプリント作成。
さらにテスト問題も。




2004年02月07日(土) 川上さんから生徒宛に手紙


2005年02月07日(月)



 勝負はここから

校長先生にいただいた
ヤンキー母校に生きる」義家弘介著を
数ページ読む。
1ページがとてつもなく重く,ナイフのように突き刺さる。
本気で向き合っているかどうか。偽善でないかどうか。
歳を重ねることで,
形ばかりになっている部分が自分の中にも見える。
これからどうやって生きていくのか,
自分の人生も勝負はここから。
共に学び,共に夢を描き,共に成長する自分でありたい。

今年の研修のまとめは,思った以上に面白い内容になりそう。
とはいえ,もう少しまとまった時間が必要。
近日中に仕上げたい。
明日から始まる嵐のような特別日課の日々に,思いを馳せる。

2004年02月06日(金) 有田中にて


2005年02月06日(日)



 一貫した姿勢

早朝,グランドでバスケットをする姿。
よくよく見るとクラスの生徒。
プレッシャーの中,彼らも行き詰っている。
制限するだけの教育では限界がある。
学校が夢を描くために存在する場でなくては。

部活の合同練習にO中学へ。
いつもながら考えられた練習をしてくださるS先生。
率先して「礼に始まって礼に終わる」姿勢。
ダメなものはダメを出すが,その何倍も褒める。
柔道を通して,何を育てているのかが一貫している。
本物を持っているからできる業でもあるとはいえ,
自分の姿勢はどうなのか。

研修のまとめを始める。
M先生の授業を通して,自分の授業を振り返る。
よくよく考えてみると,
競争原理に根ざした授業展開を志向していた自分。
もう一度,再構築する必要性を感じる。
何を目指すのか。
内容は稚拙かもしれないが,
「論がある文章」という部分に関しては
身に付きつつあるのを感じる。

2004年02月05日(木) 時流を読んで動く


2005年02月05日(土)



 ビジョンを描けないから

欠席4名他。スタートから躓く。
そんなものかとどこかで思いながらも,
自分のことで精一杯なのは,やっぱりさびしい。
ここから,残り6週間。どんな終わり方ができるのか。
結局,今何をすることが幸せなのかの,
ビジョンを描けないから,こんなことにもなる。

授業は,立方体の切断模型作りと,そこから問題を考える。




















なかなか面白い問題ができる。
どこかで出合った問題なのかもしれないが,
このまま前期試験に出題できそうなものもある。

午後からいくつかの高校を回る。
きちんとした仕事をしなくては。大体ではいけない。
懐かしい顔にも偶然出会える。元気そうで何よりか。
どんな思いでいるのか。

帰校後も,いくつかの話題が学年部の先生と。
受験票の整理。単調な仕事だが気は抜けない。
当然時間はかかる。
先を見通した仕事を心がけたい。

2004年02月04日(水) 伝える技術・伝わるHeart


2005年02月04日(金)



 本気で向き合う大人で

寒い朝の節分。
こんな寒さの中に,春の兆しを感じ取れた古の人々。
何て粋な人たちなのだろうと思いつつ登校。
自分はとてもその境地には達しない。

授業は,立方体の切断模型をつくり,
そこから問題を生み出す授業。
空間認知能力が少しでも育ってくれればと思う。
楽しく工作。
この手の授業は従来は中1で実施してきたのだけれど,
中3の生徒でも,十分おもしろい展開にできる。
問題を考えさせたところ,
今日のクラスは面白いアイディアが出る。
立体模型を作り,手にしたから生み出された
オリジナルな問題。
他のクラスでも是非とも紹介しようと思う。

私立高校合格発表のため,授業2時間で下校。
公立前期の生徒たちを残し,面接指導。
高等学校の求める条件は高く,厳しいものがある。

発表を受け,電話連絡。そして対応。
生徒にとって何が大事なのかを判断。
判断に迷うことが多い昨今,
状況を把握し,即座に本質をとらえることが求められるが,
迷っている自分も確かにいる。
ましてや中学生という悩み多き年代にいる彼らのこと。
彼らの幸せに,本気に向き合う大人でいたい。

合格通知書伝達式。
いい笑顔をたくさん見る。
とはいえ,感謝する気持ちが育っているか,
自分の中学時代を思い出し,その難しさを感じる。

自分が作成した書類で,問題発生。
明日はその対応に追われることに。

2004年02月03日(火) 旬


2005年02月03日(木)



 中学校の枠

公立高校前期試験の倍率が発表される。
落ち着いているように見える朝読書の時間でも,
揺れる気持ちが見え隠れする。

今日もいろいろあり。こちらの思いは伝える。
人はどこでどう変わるかわからない。
諦めなければ,何とでもなるもの。

授業は錐体と立体模型作り。
立方体の切断に関しては,中1で扱っていないので,
空間認知はかなり甘いことがわかる。
作って・見て・さわって・・を経験すれば,理解できるはず。
工作する時間が意外にかかり,
問題を考えて解く時間が少ない。
テンポアップしなくては。

午後,息子が怪我との連絡を受け,小学校へ。
大したことはなくひと安心。
「お仕事終わったの?」
テレながらもうれしそうな息子の表情を見るの悪くない。

学校へ戻りいくつかの仕事。思ったように進まず。
M先生と,「中学校の枠」について話をする。
何を守るのか・何を育てるのか。
多様化している社会のスピードについていっていないのは事実。
学校HPを開設するとのこと。
さて,どこまで関わるべきか。

2004年02月02日(月) 距離があった方が


2005年02月02日(水)



 「土づくり」

ようやく斉藤孝氏の本を読みきり,
「ヤンキー母校に帰る」にたどり着く。
読んでいないで積まれた本がたくさんあり,なんとかしたい。
s-mathもメールがずいぶん飛び交う。
川上先生から映画「ネバーエンド」はいいとの紹介あり。
そういえばしばらく映画を見に行っていない。
土曜日に行こうと決心。

はやくも,2月。朝からいろいろある。
中学校生活に意味を見出せるかどうかは,
見出させるかどうかでもあるのだが。
果たして何ができるのか。
苦悶する日がこれからも続くことだろう。

授業は,錐体の問題と,直方体の問題。
直感的な空間認知能力が高いと,いろいろなことが見えてくる。















でもそれ以上に授業を支えているのは,
生徒同士の関わりが上手くいくかどうか。
互いを認め合い,支えあうムードのクラスであるかどうか。
微妙なラインの綱渡りではあるが,
教え,教わり,楽しく学ぶ彼ら。
自分が中学校時代の時には,
それを先生方は「土づくり」と呼んで大事にしていた。
土がよくなければ,しっかりした根が張らない。
いい花も咲かない。
今考えても面白いのは,教員のキャッチフレーズを,
生徒である自分たちも知っていたこと。
どうしてなんだろうか。

午後は,選択数学。そろそろラストに近い。
生徒たちと共に,数式と1時間格闘。
使うものは三平方と相似のみだが,
どのぐらいついてこれたのか。

放課後は学年委員会と,
さらにいくつかの進路関係の書類を作成。
立体模型を東京書籍の図形・関数ツールで作成・印刷。
立体は,やはり作らなくちゃ面白くない。
3D-ソフトではダメだと思う。

2004年02月01日(日) 銀杏木のベンチで考えたこと


2005年02月01日(火)
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