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re-invention



 人が集まる場に

点対称の作図が好評だったので,
ついでに線対称も作図することに。
しかし,思ったようにはいかない。
ひし形を利用して対応する点を作図することから説明したが,
それでもできない生徒が続出。
TTの剱持先生にずいぶん助けてもらう。
作図の難易度からすると,
定番の角の二等分線や垂直二等分線を扱ってからでないと
やはり難しいのか。
作図だけなら,たこ形を利用する作図の方が簡単が,
それでは「なぜ」の部分があまりに欠落してしまう。
扱わない方が,よかったかもしれないと後悔。

総合のまとめ最終回。
静岡を空襲したB29の搭乗員を弔った慰霊碑を知り,
慰霊碑を立てた方のご子息お会いして,
どんな思いだったのかを聞いてくる生徒など,
内容的には面白いものが多かった。
とはいえ数学的な手法を,
生徒たちが全く活用していないのが悲しい。
統計などを基礎講座として扱えばいいのだろうと思う。
来年度は,この辺にも着手したい。

テスト問題を考える。
「数学的考え方」をテストで図ることに,やはり疑問を感じる。
一度パターン化して覚えてしまっていれば,できる問題ようになる
方程式の文章題を,「数学的考え方」などと言いたくはない。
共感してくれる教員は,どのくらいいるのだろうか?

夜は市の数学同好会。
今回は,両角ゼミの学生の卒論・院生の修論がメイン。
自分も例の影の長さの問題を持っていく。
限られた時間の中で,せっかくの論文を十分読みきれない。
何を話題にしていいのか,自分の発想の幅の狭さを感じる。
文献をベースにしている学生さんと,
生徒との毎日をベースにしている教員,
うまくかみ合うと,面白いものが生まれるのだろう。
また,話し出すと夢中になってしまうのも,考えなければ。
できるだけ多くの方が発言できるような気配りも,
必要なのだろう。
せっかく忙しい中を集まってくれたのに,
発言する場もなく帰るのでは申し訳ない。
人を動かすためには,人が集まる場にしていかないと。

話題を活性化しつつも,
多くの方の発言に,うなずきながらメモを取る両角先生。
「自分なんかは・・」と言いながらも
常に生徒たちを想定しながら,率直な発言をする金山先生。
自分も,自分なりにできることを考えようと思う。

「3月に授業を見たい」と言われて,
「いつでもいいですよ」と胸を張って言えないのが残念。
けっしていい加減な授業をしているつもりはないが,
見ていただけるだけのものを,限られた時間の中で
やれるかというと,ちょっと難しい。


2004年02月12日(木)
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