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re-invention



 学校における最大の商品は・・・

息子をサッカーの試合会場に送った帰りに,図書館へ。
何度か通うようになると,興味のあるコーナーが見えてくる。
そこを丸ごと読んでしまう時間が,
大学時代はあったのかと思うと,
なんともったいないことをしていた思う。
もっとも,必要感がなければ人は学ばない。

教育関係と,ビジネス関係の本を借りる。
「感動サービス」 坂本光司著を読む。
さっそく,最初の項で納得。
サービスには大きく分けて二種類ある。
表面上は両者とも似ているが,中身は大きく違う。
一つは,真に顧客の側に立ったサービス。
もう一つは,顧客の側に経っているかのようには見えるが,
実は自分自身の保身のため,
責任転嫁のために提供するサービス。

生徒のことを考えているような顔をして,
実は,そうではない対応をしていることがある。
これでは,いい学校にはならない。
また,京都のMタクシーのモットーの一つは,
タクシー会社の最大の商品はドライバー
なのだそうだ。
だとすると,学校の最大の商品は教師であり,
教師の提供する授業・指導となる。
「こんな先生が集まっている学校に行かせたい」
「この学校なら自分の子供を託したい」
と思われる指導を自分たちはしているだろうか。
自校では,「生徒に開かれた学校を」と校長は謳っている。
しかし,自分を含めた職員が,
真に理解し生かしているとは言い難い。
学校の在り方だけでなく,
自分の指導のあり方も見直していこうと決意。

3月に実施する漢字テストの出題文・問題を選定する。
ネット上で見つけた,「from中村俊輔 前略三浦和良様
国語の先生になった気分。

MLに両角先生からメール。
東京に教科書研究センター附属図書館があるとの情報をいただく。
どうせなら,川崎に行く前日に一日篭ろうかと思う。

2年前,評価をめぐる議論を,ある指導主事とした際,
最後に「もっと勉強しろよ」に言われ,
「自分は勉強していない様に見えますか?」と
答えたのを思い出した。
そのときの評価についての自分の主張は,
今でも正しいと思っている。
しかし,「勉強している」という言葉は自惚れも甚だしい。
恥ずかしい限りだ。


2004年02月15日(日)
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