|
|
■■■
■■
■ 有田中にて
朝,シャワーを浴び朝食に行く準備を始めようと思っていると, ドアをノックする音。 上原さんもネクタイを締めつつ「出発時間変更の指令あり!」 とのこと。あわてて着替え,飛び出す。 列車で川上さんとも合流。 有田へ着くとまた雪。さすがに飯島先生(?)
西山先生の授業を参観。1年生の接線の授業。 ろ紙を折り,その対称性から接線の性質を導こうとする。 生徒も緊張して思うように進まなかったが, 光る発言もいくつか出る。 無理をしないで終了。このあたりは,さすが。 接線には,多様で複合的な数学的要素が含まれていることを 再認識する。 1年の平面図形の総まとめになる。 嵐のような指導内容削減の中, 1年生に残した方の意図が見えた気もした。 「性質と作図を覚えておしまい」ではもったいない。 自分も,ちょっとこだわった授業をしてみようと思う。
3年選択,森先生の授業。TTとはいえ生徒が40人。 しかも,一人一台のパソコンで,GCを使いこなしている。 点の束縛条件を変更している生徒もいたのには驚き。 授業は正三角形を素材にした問題。 こうやって自分なりの素材で挑戦してくださるのもありがたい。 予想→GC操作→発見→考察といった流れにしようという 思いはよくわかるが,思ったようには生徒が発見してくれない。 宝物を埋めてあるところを, なんとか掘らせようという思いが,授業者を焦らせる。 難しいものだ。
授業の合間に,お借りしているCASIOのClassPad300を 初めて本格的に使ってみる。 タッチペンで図形をいじれるのは,初心者にはいい。 液晶表示も,そこそこ細かくてきれい。(240×160dot) ズーム機能が付いていて,見たいところの表示サイズを 自在に変えられるのはうれしい。 しかし,測定の機能があるのかどうかわからなかったり, 元になる図形という発想がないのか, 線分上にとった点を動かすと,線分も動いてしまうなど これでいいのか?と疑問に思う点も見つかる。 (借り物だから,ベータ版なのかもしれない。) もう少し,いじってCASIOに問い合わせてみよう。 でも,英語で質問するのかな?
昼は,ギャラリー有田。名物の「ごどうふ」をいただく。 器がこれでもかと出て,おいしくいただく。
事後研は,九州陶磁文化館で。 「よし,できた!」の声とともに,ここでも川上ワールドが炸裂。 授業者の用意した素材を,どう授業化するのかを具体的に示す。 生徒の素朴な問いを引き出し, 最後には,特殊から一般という関連を見出す流れに。 それを楽しそうにやってしまうところがまたいい。 どうやら自分は,見切りが早いようだ。 粘り強く,自分の願う方向に考え抜く姿勢を学ぼう。
作図ツールは,生徒を惹きつける魅力があるし,多様性を生む。 乗りこなすのが難しい荒馬だということを感じる。 慣れてくれば楽しい道具だが, 授業をコントロールするためには,使い分けが必要になる。
おかげさまで今年度は,作図ツールに関する授業を, いくつも見せていただいた。 こういう場を設けてくださった,飯島先生はじめ皆様方に感謝。 活力のある方々と触れ合うことで, 自分も一層,活性化してくるのを感じる。
飛行機は,予定時刻を20分以上遅れて到着。 最終の新幹線に間に合わず,鈍行に乗って深夜に帰宅。 これもいい経験。
2004年02月06日(金)
|
|
|