< もう一度忘れて終えば続くでしょうか >
刻んだ、 其の日付の数だけ。
想いは、 深く在るのだろうか。
深く、 深く、 想うが故に。
僅か数度でも、 強く、 刻まれ残るのだろうか。
其の何方なのか。
未だ、 良く分からないけれど。
少なくとも。
幾年も、 幾年も、 日付が繰り返される事は、 無くて。
恐らくは。
後一度か、 良くて、 二度しか。
此の手には出来ぬ、 刻なのだ。
日付が変わると同時に。
あの子から。
「お誕生日おめでとう。」
ようやっと習慣化した、 祝いの電信と。
「祝う事の出来た数年間の誕生日を想い出して居たよ。」 「何年も何年も誕生日覚えられなかったり。」 「小坊主の誕生日は本当に忘れられない想い出だよ。」
其の、 数度の歴史を顧みる、 言の葉が。
届く。
四十回近い、 其の日付の内で。
此処数年は、 何物にも代え難い刹那なのに。
今は唯。
此の一瞬が、 殊更、 恨めしい。
---------- References May.30 2013, 「何年費やした答でしょうか」 May.30 2011, 「もう忘れる事は無いでしょうか」
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2014年05月30日(金)
---------- History
2013年05月30日(木) 何年費やした答でしょうか 2011年05月30日(月) もう忘れる事は無いでしょうか 2009年05月30日(土) 変わる姿こそ本質でしょうか 2007年05月30日(水) 多くに紛れれば平気でしょうか 2005年05月30日(月) 要らぬ隠し味だったでしょうか 2003年05月30日(金) 腹を括り終わったか 2002年05月30日(木) 何重にも掛けた鍵をこじ開けますか
< 少しずつ育てて行けるでしょうか >
唯でさえ。
虚と実とが、 入れ替わり易い質だから。
其の夢現で具現化する、 世界観は。
殊更、 不可思議な想いなのだけれど。
其の総てが、 虚像では無いのだから。
其処に描かれる、 想いは。
或る選択肢の、 未来像なのかも知れないのだ。
其れ故に。
其の夢現に生ずる、 違和感や、 疑問へ。
殊更真剣に。
想いを、 焼べるのかも知れない。
「これいたい?これいたい?って言いながら。」 「無精髭つまんで引っ張ってたよ。」
「幾ら娘でも其れは無いよ。」
「小坊主顔触られてにこにこしているんだよ。」
「幾ら悪戯っ子でも。」 「そんな事はさせないって。」
「今もね。」 「幼児の姿なの。」
「そっか。」
俺の頭上に、 今も浮いて居ると言う娘は。
幼児の姿の儘、 あの子の夢に顔を出した。
今も未だ。
俺には、 見えないけれど。
---------- References Sep.19 2013, 「見える様に為れるでしょうか」
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2014年05月14日(水)
---------- History
2012年05月14日(月) 特異な媚薬を撒いてませんか 2007年05月14日(月) 制動装置に成るのでしょうか 2006年05月14日(日) 惚けて嘘吐くべきでしたか 2005年05月14日(土) 情けない過去だからでしょうか 2003年05月14日(水) 独りだけ遅れているのですか 2002年05月14日(火) イイ女になってくれますか
< 身体に予感を訊いて居ますか >
飛躍的に、 其の期限が遅延する事は。
極めて、 稀な事だけれど。
予測された、 其の期限通りに進む事も。
飽く迄、 稀な事なのだ。
其れ故に。
其処に、 惑いが生じ。
其処に、 希望も呼ぶのだけれど。
其れでも。
或る程度は。
自身の定めを、 感知して了う物なのだろうか。
「近い内に病院行って来る。」 「何となく行かなきゃって思った。」
あの子から。
題名に整理整頓と付けられた、 電信が届く。
少なくとも。
其処に、 生じた差異は。
決して。
前を向いた想いでは、 無いね。
---------- References Jan.01 2014, 「路筋の見付かる旅路でしょうか」 Jan.11 2013, 「もう一度振り向ける新年でしょうか」
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2014年05月13日(火)
---------- History
2010年05月13日(木) 別の水準点が在るのでしょうか 2007年05月13日(日) 万に一つの刻なのでしょうか 2006年05月13日(土) 共通項には値しないのでしょうか 2005年05月13日(金) 俺より想いが深い日なのですか 2004年05月13日(木) 本音は何処に在るのでしょうか 2003年05月13日(火) 早く分かち合いたくは無いのですか
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