個と、 個と。
飽く迄、 別々の二物を縒り逢わせるのだから。
何の調整も無く、 其の総てが揃う事は。
皆無だけれど。
個と、 個と。
飽く迄、 別々の二物で在るのだから。
調整に想いを注ぐ事は、 決して、 本質では無いのだ。
其れ故に。
基準や、 価値観や、 或いは速度の相違に、 耳を傾けては。
調整の範囲内に収まるのか。
想いの質を維持するに足るのか。
見極め、 進むのかも知れない。
「伝えたいことは伝えているんだけれどな。」
隧道の向こうから届く、 嘆きに。
「其れは進歩だけれどさ。」 「伝えたからと言って響くかどうかは別問題だよね。」
棘を打ち返し。
少しだけ。
本質を観直す鍵を、 追伸する。
「そっか。」 「恋愛を楽しめば良いんですよね。」
簡単に見失い、 人から言われて初めて意識出来る、 そんな楽しさは。
決して、 価値在る物とは想えないけれど。
其処が。
一歩目には他ならないよね。
---------- References Nov.15 2009, 「正直は想いを遠避けませんか」
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