感謝や、 労いや、 奉仕の想いを。
其処に、 如何程詰め込んでも。
其の想いが、 相手に伝播せぬ事など。
日常茶飯事で。
自身の想いが、 正確に、 相手に伝達される事など。
寧ろ、 稀少だけれど。
其の、 想いの中に。
好奇心や、 自己顕示欲や、 征服欲や、 遊び心など。
多くの雑念が、 混じり込んで居たから。
其処に、 怒気が生じたのだろうか。
痙攣に、 自由を妨げられ。
踊る為の羽をもがれた姫は。
「もう上に乗れないじゃん!」
半減し、 迫力を失った怒気を。
其れでも、 必死に贈り続けて来た。
姫に、 愉悦を贈ろうとして。
其の愉悦を、 強奪して終ったのか。
奉仕の想いを建前に据え、 姫を弄び。
姫の、 踊る楽しみを封じたのか。
深く、 強く、 其の感覚を感知出来る様にと。
大小、 長短、 多寡、 様々な波動を、 懸命に捕らえたのに。
「初めて手でいかされちゃった・・・」 「何でそう言う事するのよ!」
如何して、 怒られるのだろう。
---------- References Oct.31 2004, 「上下関係は要るのでしょうか」 |