雲間の朝日に想うこと


< 少しは興味を惹けるでしょうか >


例外的に。

一方の嗜好が、
他方に浸潤する事も、
在るのだけれど。



一方の嗜好は。


飽く迄、
一方の域を越えずに。

他方に何の関心も呼ばぬ事が、
多いだろうか。







其れ故に。





其の、
一方の想いにしか応ずる事の無い、
事象を。


他方へ、
放ち。

或いは、
拒絶して。



互いに。

其の境目を、
深く掘り進んで終う事が、
在るのだけれど。














其処に、
一つの工夫を加えるだけで。


其の境目など。

一瞬の内に埋めて了う事が、
可能なのかも知れない。


















毎年、
葡萄酒の解禁日には。

必ず試飲の梯子をすると言う、
自身の嗜好に。


姫は一つ、
巧みな仕掛けを用意する。










 「黒猫のワイン。」
 「無かったから買って来られなかったぁ。」











そうね。


其の一言で。

今日が互いの嗜好の範疇に、
入るんだね。





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References
 Nov.17 2006, 「久々の地下街を愉しめるでしょうか」
 Nov.19 2004, 「理解の進んだ証拠でしょうか」
 Jun.19 2005, 「時のみが知る応えでしょうか」







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2007年11月15日(木)


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History
2005年11月15日(火) 遠慮も大切に温められますか
2004年11月15日(月) 寒さを半分貰ってくれるのですか
2003年11月15日(土) 見つめ直して居ますか





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小坊主
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