互いの道を違う事を決意した、 二人が。
互いの幸福を想い、 言葉を交わす。
其の、 振る舞いは。
恰も、 陽の想いに映るけれど。
其の光は。
飽く迄、 後ろ盾から放たれる、 偽りの光で。
其れは。
陰の想いを際立たせる存在に、 過ぎぬのだ。
其れ故に。
時に、 陽の想いの振りをした、 甘えが。
俺の手元に、 零れ出る。
注がれる、 光の強さに。
瞳を、 眩まされて居る、 今は。
自ら、 其の陰に気付く事は、 無いのかも知れないけれど。
少なくとも。
自身で輝いてから、 光を届けて来るが良い。
偽りの、 誰かに輝かされた光だから。
俺に、 拒絶されるのだ。
照らされて、 やっと光を帯びる想いを、 恵んで貰う程。
俺の光は弱くない。
---------- References Oct.25 2006, 「何故に相手は俺なのですか」 Oct.27 2006, 「隙間風は心地好く無いですか」
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