雲間の朝日に想うこと


< 如何して諦めて終うのでしょうか >


寝覚めの時が。

恒常的に、
多幸感溢れる瞬間だとは、
想わないけれど。




胸の中心に、
強い圧迫感を感知して。


心地好い寝覚めは、
決して、
訪れぬ事を悟り。


悲嘆にくれた。









此の、
分厚い氷壁を。

何時か、
溶かさねば。



進み行く事など、
出来る筈も無いなのに。







何故か。

想いが、
固執したかの様に。





抗い切れぬ圧迫感だと、
半ば、
観念して。


己の腕に、
大した力も込めずに。

白旗が、
揚がるのだ。












 「如何して?」

 「嫌だから。」


其の腕に。

何時から、
力を込めて居たのだろうか。









俺の胸に、
真っ直ぐ伸びる、
つっかえ棒として。


姫の腕は。

俺を、
微塵たりとも寄せ付けない。













今朝も。

何も、
話してはくれないんだろうな。


2005年11月13日(日)


----------
History
2004年11月13日(土) 終着駅への誘いでしょうか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL