『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』にサインをしていると、娘のたまが起きてきて、「なにしてるの?」と聞く。「この本をプレゼントするからお名前書いてるの」と言うと、「えほんに おえかきしても いいの?」と鋭いところを突いてくる。「これはサインといってね、記念だから、いいんだよ」。あまり説得になっていない気もするが、一応納得してくれたようで、「じゃあ たまちゃんの えほんにも サインして」と棚から自宅用のヘレン絵本を持ってきた。絵を描いた田伸介さんのイラスト入りサインが入っている隣に「たまちゃんへ ママより」と書き入れると、満足そうな顔になった。サイン本は、先日審査を務めた巣鴨の創造パン屋さんアルルの「パンの絵コンテスト」の記念品として贈呈するもの。お昼前、お散歩がてらお店へ。店の前に看板が立っているのに初めて気づく。今井雅子のプロフィールといまいまさこカフェのURLも紹介されている。先日、もう一人の審査員さんが選んだ「ぞうさん章」の受賞者のお母さんが、いまいまさこカフェに書き込みに来てくださったのは、この看板を見たのかもしれない。その方のお子さんの作品を確認。審査のとき、文字を絵の一部としてとらえていたので見落としてしまっていたのだけれど、「ぱん」が「け°ん」になっている! たしかに、「は」と「け」は似ている。「は」と「ほ」も、「ほ」と「ま」も。「ぱん」と描こうとして、「け°」になっちゃったとは、なんとかわいい……。「絵本°」「保°育園などと「°」をつけてパコダテ語に変換していたのを懐かしく思い出す。「け°ん」のお隣の水色のハート型パンもかわいい。ほんと、どの作品もそれぞれ光るところがあって、みんなに賞をあげたい。記念品の絵本は保育園さんにも一冊ずつ贈ったので、読んでもらえるといいな。帰りは近くのイタリアンレストランに寄り、ドラッグストアでおむつを買い、公園で寄り道。買い替えた携帯電話に歩数計(万歩計とは呼ばないのですね)がついているので、それが歩く励みになっている。家に一日こもって書いている日は通話のときしか歩数が稼げないから、100歩のような情けない数字になり、毎日のように「歩きましょう」「運動不足です」と脅されているのだけど、今日は一万歩を越えた。おやつはアルルのレモンマドレーヌ。小麦は長野産。香料じゃない本物のレモンの味がしっかりする。これ一つで今日歩いたカロリーは帳消しだけど、2つ行く。さらに、花園饅頭の「釈迦本尊」と型押しされた饅頭。ありがたく罪なお味で、止まりません。やせるためというよりは健康のためのウォーキングではあるけれど、おやつがますますおいしくなって、体重は増加の兆し。 2008年10月24日(金) 掃除という名の大移動2004年10月24日(日) 『月刊 加藤夏希』DVD2002年10月24日(木) JSAを読んで考える 北と南 東と西
2008年10月24日(金) 掃除という名の大移動2004年10月24日(日) 『月刊 加藤夏希』DVD2002年10月24日(木) JSAを読んで考える 北と南 東と西
マタニティビクスで仲良くなったDさんが近所に引っ越してきたので、保育園の帰りに遊びに行く。Dさんちの長女ナナちゃんとたまはひと月違い。最後に会ったのはベビービクスをしてた乳児の頃だからお互い記憶はなく、ただでさえはにかみ屋のたまはもじもじ。ナナちゃんも初対面のたまには警戒し、親同士は積もる話に花を咲かせるけれど娘同士は緊張状態となった。食事の間も口をきかない娘たち。椅子の上に立って窓の外を眺めるときも、互いに遠慮があってぎこちない。そんなよそよそしさを打ち破ったのは、4枚のタオルだった。黄色と青のおてふきタオルが2枚ずつ。これを使って二人が遊び出した。「まるめて」「たたんで」などとかわるがわるわたしのところに持ってくるうち、ふと思いついてアイスクリームを作ってみた。青いタオルでコーンを作り、黄色いタオルを丸めてコーンに突っ込むと、アイスクリームのできあがり。これが娘たちには大受けで、アイスを持って走り回り、アイスが落っこちると、大笑いしながら、「またつくってー」と持って来る。手のリサイズの犬のおもちゃが床に転がっていたので、「おいしそうなアイスクリームだな。ワン!」とほえさせ、アイスに向かってジャンプさせると、娘たちはますます興奮。キャーキャー言いながら逃げ回り、いつの間にか二人で「ワンワンのこないところ」に隠れ、すっかり距離を詰めていた。変幻自在で何度でも作り直せる。タオルってすごいなあ。いつもはビデオ観たがるナナちゃんが、一人でタオルで遊んでたよ、と後でDさんからメールが来る。わたしも娘たちに負けないぐらい楽しんでしまった。 2008年10月23日(木) 生パスタみたいな絶品ラーメン『麺工房 山久』2005年10月23日(日) ついに早稲田松竹で『インファナル・アフェア』2004年10月23日(土) SLに乗ったり地震に遭ったり2000年10月23日(月) パコダテ人P面日記 誕生秘話
2008年10月23日(木) 生パスタみたいな絶品ラーメン『麺工房 山久』2005年10月23日(日) ついに早稲田松竹で『インファナル・アフェア』2004年10月23日(土) SLに乗ったり地震に遭ったり2000年10月23日(月) パコダテ人P面日記 誕生秘話
小豆島旅行から帰ってきて、ひと月。「つばさ」か終わって「ウェルかめ」が始まり、娘のたまの関心事はすっかり「ウェルかめ」に。「ウェルかめのおかあさん、きれい。ちゅばさのおかあさん、へんなことする」と両作品を3歳児なりに比較分析している。それでも「つばさ」のことは忘れていないようで、先日届いたDVD BOX第2弾から主題歌が流れてくると、「シーザー」と唱和してくれた。この一か月で、いちだんと口数がふえ、ボキャブラリーがふえ、たま語は収穫の秋。手先もずいぶん器用になり、ブラウスの小さなボタンをくるん、くるんと留められるようになった。運動会では棒立ちだったけれど、家ではよく歌い、よく踊る。小豆島旅行前から創作ダンスらしきもののバリエーションが一気にふえたが、いろんな歌の歌詞に合わせて即興で振り付け、なかなかサマになっている。ダンナいわく、動きの癖(型)はわたしに似ているらしい。10月18日の日記にも書いたけれど、髪の毛と目鼻口のある顔らしい顔を描くようになったのは、この一か月の大きな成長。過渡期の記憶が抜け落ちていて、少し前はにょろにょろした線しか描いてなかった気がするのだけど……。保育園からは毎日のようにお絵描きした絵を持ち帰ってくるが、昨日描いたのは、「パパとママとたまちゃん」で、左上に浮遊しているのがパパらしい。今月気に入って読んだ本は『リカちゃんハウスの博覧会―マイホーム・ドリームの変遷 (INAX BOOKLET 9 No.1)』(amazonで見ると、びっくりするぐらい高値がついていた!)。会社員時代に資料で買ったものなのが、10年の眠りから覚めて役に立つとは。広げたページに登場するおうちを舞台に勝手にお話を作って楽しんでいる。2次元リカちゃんごっことは新鮮。他に『ようちえんにいった ともちゃんとこぐまくん』(あまんきみこ著、西巻茅子イラスト)など。この頃はビデオをほとんど見ないで、本を立て続けに読んでとせがむ。たまにとっても、読書の秋なのか。スポーツの秋よりは、芸術の秋。どうやらわたしに似たのかアスリートよりはアーティスト志向らしいとわかってきた3歳2か月の秋。 2008年10月22日(水) あまえんぼジュークボックス、たま2才2か月。2007年10月22日(月) マタニティオレンジ197 たま14/12か月2006年10月22日(日) マタニティオレンジ23 たま2/12才2005年10月22日(土) おばあちゃん99歳2004年10月22日(金) クリオネプロデュース『バット男』2002年10月22日(火) 大阪では5人に1人が自転車に『さすべえ』!
2008年10月22日(水) あまえんぼジュークボックス、たま2才2か月。2007年10月22日(月) マタニティオレンジ197 たま14/12か月2006年10月22日(日) マタニティオレンジ23 たま2/12才2005年10月22日(土) おばあちゃん99歳2004年10月22日(金) クリオネプロデュース『バット男』2002年10月22日(火) 大阪では5人に1人が自転車に『さすべえ』!
8月に仲間入りさせてもらった「日本道」の勉強会。第1回で大いに刺激を受けた(>>>日記)ものの9月の第2回は都合がつかず欠席し、2か月ぶり2度目の参加となった今回、、またしてもアンテナのあちこちをくすぐられ、濃密な一時間半を過ごせた。静岡県知事になった川勝平太氏の『文化力―日本の底力』の、今日は「第2性近代世界システムと日本」を読む。「西洋の覇権国家の変遷」「ヨーロッパの軍拡と日本の軍縮」という二つの項に分かれている。それぞれのタイトルからしてものものしく、普段わたしが手に取る本とは異質で、だからこそ一人では消化吸収が難しい。発表者の皆さんがレジュメをまとめ、発表されるのを聞いて、なるほどそういうことなのかと読み返すと、ずいぶん消化が良くなる。16世紀の覇権国はスペイン、17世紀はオランダ、18世紀はフランス、19世紀はイギリス、20世紀はアメリカ。では21世紀は? 本には書かれていないけれど、一同の答えは「中国」。鎖国は当時金銀銅がザクザク採れた日本がそれらを守るため、「よその国から物を買うよりは自給自足!」に励み、外国を閉め出したという見方は、目からウロコ。国内に「ない」から外へ向かうのであり、国内に「ある」から閉じる。武士の「士」は「徳のある人物」の意味で、士道が当時の日本を軍縮に向かわせたというのも面白い。「士の下に心をつけると、志になる」「昔のお百姓さんは午前中は稼ぎ、午後は働く=畑をラクにする、といった」などという意見が出る。ほほう。双方がトクをする「win-win」の考え方は江戸時代にあったのだとか、ワークショップやディベートは寺小屋の時代からやってたとか、今の日本はリーダー不在だと言われるけど、黒船が来たとき、「トップと話がしたい」とペリーに言われて、地元の一役人が「その国にはその国のやり方がある」と押し切ったとか、教養豊富な皆さんの話を聞きかじり、ちょっと歴史通になった気分を味わう。最後の発表者は日本とイギリスの島国比較を披露。イギリスの面積は日本の約3分の2で、人口は約半分。国家成立は日本の紀元前660年神武天皇の即位が世界最古で、イギリスの1066年ウィリアム王征服は世界3番目の古さだという。このあたり、歴史で習った記憶が抜け落ちているのだけど、日本が世界最古の国だと習ったのかどうか……。江戸時代260年に両国が何をやっていたかの比較も面白い。日本が島原の乱以降は武器を捨てて元禄文化を花開かせたのに対し、イギリスは発表者が数えたところ16回の戦争をしていて、そこに長州、薩摩との戦いは入っていない。平和が文化を育てるのだとしたら、この時代のイギリスの文化はどうなっていかのか、興味が湧く。米英戦争で焼けた大統領官邸を再建したとき、焼け残っていた焦げた外壁を白く塗ったことから「ホワイトハウス」と呼ばれるようになったそう。発表が終わると、意見交換。「歴史を書いて残せたのは権力者だけの時代もあった。記録をうのみにしてはいけない」と言う人があれば、「平和平和と言っている時代は平和が危うかったりする」「明るい農村ってスローガン出してた頃の農村って暗かったのよねえ」などと意見が出る。「赤穂浪士の忠臣蔵だって塩の専売権の取り合いという視点で見ると、討ち入りを口実にお家取り壊しをしたように見えるわよねえ」。歴史の話を今日の新聞記事の話題のように話す人たちをすごいと思う。わたしは、「江戸時代は富国強兵ではなく富国有徳だった」という著者の指摘に共感し、希望を持ったことを述べ、先日のパンの絵コンテスト(>>>日記)で思い出したマフマルバフ監督のスピーチを紹介した。次回は「第3章 日本文明の底力」。いよいよ発表者のお鉢が回ってきて、「物産複合から見る文明システム」の項を担当することに。原作を読んでエッセンスをまとめる作業とは異種格闘のようで、普段使わない筋肉を使うことになりそう。 2008年10月21日(火) 満を持して『ザ・マジックアワー』 2006年10月21日(土) 5本目の映画『天使の卵』初日2005年10月21日(金) 小さな冷蔵庫 大きな冷蔵庫2002年10月21日(月) アウシュビッツの爪痕
2008年10月21日(火) 満を持して『ザ・マジックアワー』 2006年10月21日(土) 5本目の映画『天使の卵』初日2005年10月21日(金) 小さな冷蔵庫 大きな冷蔵庫2002年10月21日(月) アウシュビッツの爪痕
10月11日付け読売新聞「本よみうり堂」内「空想書店」の店長・緒川たまきさんのコメントの中に「悦楽共犯者」という言葉を見つけた。「そもそも、読書の愉しみは、本の醍醐味を受け取る時はいつも独りということにあると思います」と緒川さんは言い、本=読者の悦楽共犯者なのだと説く。うまい言葉だなあと感心し、また本を読みたくなった。このところ読んだのは、「さびしさ」ではなく「さみしさ」という響きが、いっそうせつない『さみしさの周波数』(乙一)、15の職業についている15人の女性を描いた短編集(解説代わりのおまけに女性占い師が書いた番外編短編もとても良かった)『絶対泣かない』(山本文緒)、宮澤賢治とイソップを足したような寓話が聞きしに勝る面白さだった『頭のうちどころが悪かった熊の話』(安東みきえ)と立て続けに短編集を3つ。電車の移動のお供には、短編の短さがありがたい。それぞれに悦楽を味わえたが、ここにきて、大型悦楽共犯者が現れた。その名は、『円朝芝居噺 夫婦幽霊』(辻原登)。『牡丹燈籠』や『真景累ヶ淵』で知られる円朝の幻の口演記録が見つかり、それを著者が読み解く過程が極上のミステリーになっている。そんな新聞の書評を読んで興味を持ったのだけど、事実は小説より奇なり、ノンフィクションの持つ圧倒的な面白さにページをめくる手が止まらなくなった。遠い昔の人に思われた円朝と平成の文人がつながり、円朝を生で聞けなかった後世の読者に語り口が届けられる。この本を読むという行為が、その奇跡に立ち会うことになる。まさに悦楽の共犯である。著者の辻原氏がかつて小説の題材にした人物の遺品の中に、円朝の口演記録と思しき速記原稿が残されていた。その原稿が著者の手に渡るまでもドラマティック。原稿の類いの遺品の整理を頼まれた古書店の店主が、故人の記録の中に著者の名前を見つけ、知人であった著者の従姉に連絡を取り、興味があればと遺品を見せてもらった中に見つけたのだった。速記には流派があり、時代とともに進化しているため、当時の速記を解読できる人を捜すまでが、一苦労。解読した内容をこなれた日本語に書き直す作業と並行して、著者は「果たしてこれは本物か?」の調査を進める。語り口の名調子(辻原氏の貢献も大きいかもしれない)も内容の面白さも円朝の作品だと思わせるものがある。だが、「夫婦幽霊」の話に便乗したわけでもあるまいに、速記の中に「幽霊」が登場する。当時はまだ使われていなかった表現が見られるのだ。口演の時期と速記の時期にずれが生じる。だが、これはおかしい。現場に居合わせて書き留めることが速記の宿命なのだから。となると……元の原稿は群像に連載されていたが、単行本のために書き下ろした最後の章で、著者は大胆な推理をする。果たしてこれは円朝の芝居噺であるのか。だとすると、「時差」の説明は? そこに、「誰が何のために」この原稿を遺したのかも語られている。その推理を証明するのは難しいだろうし、他にも様々な可能性が考えられるだろう。けれど、これ以上に夢のある想像があるだろうか。長い眠りから覚めた原稿への、そして原稿を遺した人物の思いへの、著者の限りない愛が感じられて、胸を打たれた。本を読んでこれほどの知的興奮を味わったのは、『日本語は天才である』を読んで以来のこと。「速記」も「英語」と同様にひとつの「言語」であるといえるが、使い慣れた「母国語」でない言語は「暗号」となり、それゆえスリルとサスペンスをはらむ。もちろん『夫婦幽霊』の出来も秀逸。謎解きの面白さに人情話が加わり、夫婦の睦みごとなどの色っぽいネタも盛り込まれ、サービス精神は満点。テレビもインターネットもない時代、マルチな娯楽を提供して人々を魅了していたことが想像できる。比喩の面白さにも目を見張った。 これ、どなたか高座でかけてくれませんかねえ。次なる一冊は『図書館戦争』。有川浩の本に外れなし、なので、こちらも悦楽共犯者になってくれると思う。>>>今日の日記をTweetする 2008年10月20日(月) 「袖すり合う」か「袖ふり合う」か2005年10月20日(木) 神保町めぐり
2008年10月20日(月) 「袖すり合う」か「袖ふり合う」か2005年10月20日(木) 神保町めぐり
昨日の朝起きると、娘のたまが鼻をぐずぐず。熱はないけど風邪っぽいので、川越まつりは断念し、家でのんびり過ごすことに。夕方になって、だいぶ鼻水もおさまったので、植物園まで散歩し、中でかくれんぼを楽しんだ。まあるい植木がちょうどいい隠れ場になり、ひさしぶりに「見つけられるドキドキ」を味わった。すっかり体調は良くなったと思ったのだけど、今朝は咳が出ていた。インフルエンザへの警戒もあって、咳き込む園児は登園を自粛したほうがよさそう。今日は打ち合わせがなく、家で仕事する日だったので、保育園を休ませた、「ママがお仕事しているあいだ、たまちゃんは一人で遊べる?」と聞くと、「うん たまちゃん あそぶう」と物わかりのいい返事をしてくれたので、パソコンに向かうと、「パソコンで なんか みるう」と画面をのぞきこんでくる。だから、ママはお仕事なんですけど。結局、二人で脚本開発の資料用に送られてきたDVD映像を観る。たまにはちんぷんかんぷんな内容のはずなのだけど、おとなしく、根気強く観続ける。「面白い?」と聞くと、「おもしろい」と答えたので、「どんな話かわかる?」と聞くと、「わかんない」と言う。ママのそばにいられるだけでうれしいのかなあ。仕事の手を止めて、遊び相手になる。何かしながらでないと落ち着かなくて、お片づけごっこに巻き込み、足の踏み場のない床を片付けたら。「ゆか ひろくなったねえ。ばあば よろこぶねえ」。いつもダンナ母がうちに来るたび、「あら、ずいぶんちらかってるわね」とあきれるのをちゃんと覚えている。二人で家に閉じこもって過ごす一日は長い。やることがないと、「なんか たべるう」となり、一日中間食をしてしまう。朝から夕方まで子どもを飽きさせず、規則正しく食べさせて、寝かせて……保育園ってすごいなとあらためて思った。 2008年10月19日(日) おにくぼくじょう! マザー牧場2日目2007年10月19日(金) インテリアデザイン『DAYS』のマツエ2006年10月19日(木) マタニティオレンジ22 めぐる命と有機野菜2005年10月19日(水) 新宿TOPS 2階→8階→4階2003年10月19日(日) 100年前の日本語を聴く〜江戸東京日和2002年10月19日(土) カラダで観る映画『WILD NIGHTS』
2008年10月19日(日) おにくぼくじょう! マザー牧場2日目2007年10月19日(金) インテリアデザイン『DAYS』のマツエ2006年10月19日(木) マタニティオレンジ22 めぐる命と有機野菜2005年10月19日(水) 新宿TOPS 2階→8階→4階2003年10月19日(日) 100年前の日本語を聴く〜江戸東京日和2002年10月19日(土) カラダで観る映画『WILD NIGHTS』
昨日の夜中から「デジカメがない! ない!」と大騒ぎしていた。王子駅前のTagenというカフェ(王子で初めて出会った、また行きたい店。大人っぽい雰囲気なのに子ども用に落書き帳とクレヨンを貸してくれた)で見たのが最後かも、とお店に電話したけれど、ありませんと言う。バッグから落っことしてしまったか? デジカメには名前なんて書いてないし、写真から持ち主を特定することなんて……と思いめぐらせ、ハッとなる。顔と名前が一致する人の写真がたくさん入っているではないか! 作品の出演者と撮った記念写真の数々……あれが間違って流出しちゃったら、皆さんにご迷惑がかかってしまう。と同時に今井の管理能力が疑われ、信用はまるつぶれ。悪い想像をするときりがないので、とりあえず一晩寝ることにした。今朝爽やかに目覚めて数秒後に「デジカメ……」と落ち込むと、娘のたまが「ウェルかめ?」とボケる。昨日一緒にいたアサミちゃんにメールすると、「カフェでは見てないよ。劇場でデジカメ見せてもらったのが最後じゃない?」と返信があった。ならば、まだ希望がある! 劇場が開くまでの間、家の室内のどこかに落ちている可能性も考え、雪崩を起こしているテーブルや足の踏み場のない床を片付ける。その流れでトイレットペーパーをホルダーに補充したとき、「あれ?」。硬い手応えを感じてつかむと、なぜかこんなところにデジカメが! おそらく、デジカメを見ているときに娘のたまがトイレを訴え、デジカメを持ったままトイレに同行し、おむつを脱がせる際にホルダーに突っ込んだ……という動きを取ったのだろうと考えられる。そこに置いたことどころか、デジカメを家に持ち帰って見ていた記憶がまったくなかったので驚いた。無意識にもほどがある。デジカメの中の画像はほとんどパソコンに移し終えていたけれど、USJとアルルのパンコンテストに加えて、「たまがお風呂で描いた絵」が入っていた。USJの写真は実景だし、アルルへはまた行って撮れるけれど、お風呂で描いた絵は一度限りのものなので、それがなくなるのは惜しまれた。ところが、いざパソコンに取り込んでみると、光が足りなかったせいで、暗くてなんだかよくわからなかった。お風呂の壁に描いたのは「たまちゃんとママ」で、ママの顔はずいぶん手抜きだけど、自分の顔には、ちゃんと髪の毛と目と口と鼻と手足があった。その写真のかわりに、お絵描き帳に残っていた絵を発見。先週だったか、たまの描く絵に初めて「おめめ」と「かみのけ」が登場したことに驚いたのが、この絵。ついこないだまで、ひらすら線を引いて「あめ」だの「へび」だの言っていたのに、いつの間に顔を描けるようになっていたのか。ちょうど保育園から持ち帰った絵を開いてみたら、こちらもずいぶん進化していた。昨日審査したコンテストはパンの絵だったけど、たまはいろんなおにぎりを描いていた。大きいの、小さいの、うめぼしにウィンナーにありんこまで。おにぎりの絵も幸せな気持ちにさせてくれる。【お知らせ】今日10月18日は冷凍食品の日10日前の日記でもお知らせしたように、10月18日は冷凍食品の日。冷凍(10)食品はマイナス18度以下で保存すれば、保存料を使わなくても長持ち可能というのがその由来。ちなみに10月の第3日曜日は「孫の日」「新聞少年の日」「新聞配達の日」で、今年は10月18日。今井雅子が日本冷凍食品協会を担当していたコピーライター時代に脚本を書いた啓蒙ビデオ「冷凍の国のふしぎ」はこちらで見られます。絵は島袋千栄さん。また、「いまいまさこ」の名で作詞した「冷凍マイナス18号ソング」はyoutubeで見られます。 2008年10月18日(土) おにくぼくじょう! マザー牧場1日目2007年10月18日(木) マタニティオレンジ195 ママ友に取材 2005年10月18日(火) 体にやさしくておいしい中華『礼華(らいか)』2002年10月18日(金) 「冷凍食品 アイデア料理のテーマパーク」で満腹!
2008年10月18日(土) おにくぼくじょう! マザー牧場1日目2007年10月18日(木) マタニティオレンジ195 ママ友に取材 2005年10月18日(火) 体にやさしくておいしい中華『礼華(らいか)』2002年10月18日(金) 「冷凍食品 アイデア料理のテーマパーク」で満腹!
2年前に「でか!あんパン」を注文したのが縁で、巣鴨のパン屋「個性パン創造 アルル」の店主・パンG(パン爺?)さんとお近づきになった。あんパンに保育園の同じクラスの子どもたちの名前を入れたいのですがとメールで相談すると、電話がかかってきて、その電話代が心配になるほど、パンのことになったらおしゃべりが止まらないパンGさんは、わが父イマセンと同い年。今井雅子を店頭でもお店のサイトでも応援してくださっている。そんなパンGさんからのお願いで、お店が主催する絵のコンテストの審査を務めさせていただくことに。給食のパンを納めている2つの保育園(残念ながら、たまの保育園ではなかった)の4歳児クラスの子どもたちが描いたパンの絵から「らいおんさん賞」ひとつ、「ぞうさん賞」2つ、「きりんさん賞」5つを選ぶべく、お店にうかがう。
2008年10月17日(金) イランの非常に強い漢方薬2007年10月17日(水) マタニティオレンジ194 長生トマトの歌にノリノリ2006年10月17日(火) マタニティオレンジ21 赤ちゃんと話したい2002年10月17日(木) Globe Trotter×ELEY KISIMOTOのスーツケース
少し前から携帯電話の機種変更を検討していた。使っているのはauでCDMA1という現行のプランからwinというプランに変更する利用者を対象に割引キャンペーンをやっているという。料金もおトクになるというし、ポイントもたまっているしとauショップへ見に行ったのだけど、どの機種にしていいのか絞りきれず、迷いに迷った挙げ句選んだ機種は品切れで、すごすごと引き上げた。たまたまビックカメラの前を通りがかった折りに何気なく見てみると、三人の店員さんがかわるがわる声をかけ、すらすらと説明してくれる。本家auショップよりも量販店の店員さんのほうが詳しかったりする。ここでもauのポイントを使えるというので、ポイント分で買える機種を選んだ。データを移し替える間、パソコン売り場へ。ここでは「今井」さんという女性店員さんが熱心に説明してくれ、ネットブックとノートパソコンの違いもわかっていないわたしの初歩的な質問のひとつひとつに根気づよく答えてくれる。ASUS(アスウス)やACER(エイサー)といった初めて聞くメーカーは、台湾のものらしい。バッテリーが長持ちして、Windowsが入っているものに絞り込んで探し、ASUSのものが品切れで同価格帯のACERにした。モバイルネットを申し込むと3万円引き(そのかわり月々千円の基本料金+手続き費用3千円ほどがかかるが、将来モバイルネットをやる予定なら断然おトク)と言われたけど、手続きを待てる時間がなく、パソコンだけを購入する。いつも感心するのだけど、ビックカメラの店員さんはよく勉強している。おかげで、買う気半分で店に入っても、ビックカメラの袋を提げて出てきてしまう。パソコンを買ったのは、先日も日記に書いたようにMacの調子が悪いからだった。修理に出す間仕事ができないと困るので、控え選手を投入しておこうと。ところが、AppleのコールセンターにSOSの電話をして、教えてもらった方法を試したところ、1)パソコンをリセット(コマンド+「C」+あと一つ二つのキーを同時に押しながら電源を入れると通常一回の音が二回鳴るはずだったが……鳴らなかった)2)ユーザアカウントを別に作成(Macの説明ページは、わかってない人には暗号のよう。アプリケーションからアカウント画面にたどり着くまでがひと苦労。左下の小さな「+」が「アカウント追加」ボタンだと気づくまでに、また苦労)3)Mac OSを再インストール(これは説明ページの言う通りにやってみて、なんとかできた。すごく時間がかかるので、2枚目はインストール終了まで待たずに寝た)の3つめの方法がうまく行ったようで、マウス暴走はおさまり、ひさびさに考えるスピードで打てる快適さを味わっている。そうなるとあわててネットブックを買わなくてもよかった気もするけど、打ち合わせに持って行くにはMac Bookは重いしバッテリーも持たないので、デスク用と持ち運び用を分けるのはいいかもしれない。新調した携帯電話は、待ち受け画面に電光掲示板のごとくニュースが流れ、天気予報が表示され、テレビも見られる。名刺リーダーがついていて、早速やってみると、入力の手間が省けて、これは便利。ただし、書体によっては激しい読み間違えをする。「ならまち芸能企画研究会」を「会らまち裏社会真剣大会」と読んだので、再度読み込むと、「会らまち墓社会真剣大会」と出た。裏社会より墓社会のほうがブラック度を増している。いいまつがえマシーンみたいで、これは楽しい話題を提供してくれそうだ。 2008年10月16日(木) 偶然の遭遇2007年10月16日(火) マタニティオレンジ193 シュレッダーごっこ2006年10月16日(月) マタニティオレンジ20 ビバ!ウンチョス!2004年10月16日(土) SolberryのハートTシャツ2002年10月16日(水) カンヌ国際広告祭
2008年10月16日(木) 偶然の遭遇2007年10月16日(火) マタニティオレンジ193 シュレッダーごっこ2006年10月16日(月) マタニティオレンジ20 ビバ!ウンチョス!2004年10月16日(土) SolberryのハートTシャツ2002年10月16日(水) カンヌ国際広告祭
あちこちに打ち合わせに行くたびに「あれはいい!」「スポ根で成功している珍しいケース」などと試写を観た映画関係者が絶賛していた『風が強く吹いている』をマスコミ試写の最終上映でつかまえることができた。期待以上にわたし好み、ど真ん中の青春映画! 監督は、朝ドラ「てるてる家族」やNHK「クライマーズハイ」をはじめ、うまいなあと感心することしきりの脚本を書く大森寿美男さん。プレスシートによると、初稿が決定稿のような完成度で、これをぜひ形にしたい!と読んだ人たちが盛り上がり、でも監督どうするとなったとき、「脚本をいちばん理解している大森さんにやって欲しい! イメージを伝えてくれたら、僕たちが、俺たちが、やる!」とスタッフが推し、初監督を務めることになったのだとか。箱根駅伝を映画で描くなんて、それこそ途方もなく大変なことだけど、脚本が皆を乗せてしまい、それぞれが力を目一杯発揮した結果、実現させてしまった。まるで、劇中でハイジ(小出恵介)の熱意に青竹荘の面々が突き動かされ、ありえない箱根駅伝出場を決めてしまったように。プレスシートを読んでいるだけで目頭が熱くなってしまった。「なぜ走るのか」は、「なぜ生きるのか」に通じる。これもプレスシートに書かれていることだけど、学生時代、応援団という「なんのためにやってるの?」の疑問渦巻くところで汗したわたしには、「自分の力を引き出す情熱」なんて言葉がビシビシと響いた、学生生活の映画でありながら、一切授業が描かれていない潔さもなんだかかえってリアリティがある。応援団漬けだった四年間を振り返り、あの頃の自分も何かに向かって突っ走ってたなあと懐かしさと眩しさがこみ上げた。予選会や箱根の応援で応援団もしっかり登場していて、これまた血が騒いだ。何かに一心に打ち込む人を見ていると、目が離せなくて、そのうち涙が出てくる。それが映画で描かれると、作りものっぽさが出てしまったりするのだけど、この映画は、「走る人は美しい」としみじみと思わせてくれた。とくにカケル(林遣都)が走るシーンはどれも絵になって、それだけでもスクリーンで観る価値があると思えるほど。朝焼けに向かって走るシルエットも、流れる景色の中を跳ぶように疾走する姿も。人間ってこんなにきれいに走るんだなあと見惚れて、ずっと見ていたかった。クライマックスの箱根のシーンのあの見応えは、彼をはじめ出演者の走りに宿る本物の迫力の賜物だと思う。好きなところを挙げるときりがないけど、公開されたら劇場でもう一度観たい!と思える作品だった。次の人に「おすすめ!」タスキを渡したくなること請け合いだから、興行もロングランを記録!? 間もなく10月31日公開。試写室を出た人が「原作とだいぶ違ってるとこもあったよねー」「そうそう、原作だったら、こう来るのにって思いながら観てた」などと話していて、映画にないお楽しみもあるのか、と未読の原作がますます楽しみになった。その二人が「凝縮し過ぎだよね」と話していたのだが、「詰め込み過ぎ」ではなく「凝縮し過ぎ」というのは脚本への褒め言葉だよなあと思う。原作のエッセンスを削るのではなく濃密なまま映画サイズに納めたということ。ところで、大学駅伝といえば、学生時代につきあっていた人は、関西の大学の陸上部で長距離をやっていて、駅伝にも出ていた。でも、一度も応援に行かなかったのは、なぜなんだろう。応援団でありながら。その疑問を今はダンナとなった彼にぶつけてみると、「どこでやってるかわからないし。来ても迷うと思って誘わなかった」と言う、「他の人も応援に来なかったの?」「関係者しかいなかったなあ」。そんな……箱根駅伝は沿道に何万人も集まるというのに(映画のエキストラ動員だけでも3万人!らしい)、同じ学生駅伝でもまるで別な競技みたいだ。「駅伝やってた人なら、絶対面白いよ」とダンナにすすめてみたが、「素人十人で、たった一年で箱根に出るなんて、ありえないよ」とさめた反応。4年かけてやっと5千メートルを15分台で走れるようになった彼は、「そんな甘い世界じゃない」と言う。現実はそうなのかもしれないけれど、作品は、こういうことは起こりえるかもしれないという説得力が十分にあった。ぜひ劇場で観ての感想を聞いてみたい。 2008年10月15日(水) 朝ドラ『つばさ』に参加しています2006年10月15日(日) マタニティオレンジ19 おでかけが楽しくなるだっこひも2004年10月15日(金) 広告労協の女性会議2003年10月15日(水) このごろの「悲しいとき」
2008年10月15日(水) 朝ドラ『つばさ』に参加しています2006年10月15日(日) マタニティオレンジ19 おでかけが楽しくなるだっこひも2004年10月15日(金) 広告労協の女性会議2003年10月15日(水) このごろの「悲しいとき」
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