雲間の朝日に想うこと


< 都合の良い体調でしょうか >


偶然は、
時に、
重なり在って。

恰も、
必然の様に映る事が、
在るけれど。


一方で。


其れと気付かずに。

必然を、
偶然の産物と受容して了う事も、
多いのだろうか。





其の何れか、
判断付かぬ儘に。

巧みに、
結果のみが利用される。












万に一つ。

其処に、
共通の因が存在するのかも知れないけれど。


其の因が。

抑も、
行為に付随するとは限らぬのに。




















 「禁止令ね。」


互いを想い逢う、
其の翌日。

決まって、
体調を崩す俺に。


姫は言い渡し。







 「要らないし。」


冗談とも、
本気とも、
曖昧な調子で。

更に、
否定を加えた。




















不要なら。

稀だ稀だと、
非難を口にする必要など、
無いのにね。






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2008年04月19日(土)


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History
2005年04月19日(火) 前進の為の傷故に痛く無いのでしょうか
2004年04月19日(月) 決心を動きに移行出来ますか
2003年04月19日(土) 本当は何が詰まった文ですか
2001年04月19日(木) 沈黙に気持ちを乗せているのですか



< 未だ暫くは効くのでしょうか >


少しずつ、
少しずつ、
疎遠に成り。

少しずつ、
少しずつ、
互いの動向が不明瞭に成る。




決して、
其の距離感を離そうと、
意識せずとも。


徐々に、
徐々に、
其の距離が離れ行く事を、
実感する。









今。

此の日に与えられた、
役割は。





互いの近況を、
知る為では無く。

互いの抱える想いの渦を、
整える為でも無く。



毎日の濃霧に紛れ、
互いを見失いつつ在る事を。

年に一度、
確認する為の日付なのかも知れない。
























一年を経て。

益々、
互いの近況を失いながら。






 「誕生日おめでとう。」

 「ありがと〜!」


表面を漂う、
変わらぬ祝辞に。

君の、
変わらぬ返信。






















 「毎年ありがとね。」
 「小坊主だけだよ。」


嘗ての、
君の一言は。

結構、
効き目が強いね。





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References
 Apr.15 2004, 「後何年間続けるのでしょうか」







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2008年04月15日(火)


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History
2007年04月15日(日) 其れは理由と言える代物ですか
2006年04月15日(土) 迷いに変化したのでしょうか
2005年04月15日(金) 拒絶は無くなったのでしょうか
2004年04月15日(木) 後何年間続けるのでしょうか
2003年04月15日(火) 夜桜は切ないですか



< 変異も想いの一種でしょうか >


自身を維持し、
其処に、
在り続ける為に。

其の場の変遷に応じて、
自身を、
変異させる。




生に連なる戦略として。

其れが、
時に選択される手段だとするならば。








想いも。

同様だろうか。















 「今年も見られたね!」


姫の、
嘗ての、
其の言葉は無く。

俺は、
稀に、
其の淡桃色に視線を遣る程度だけれど。




変異しながらも、
其処に、
想いの核が在るのなら。


其れで、
充分なのかもしれない。

























腰掛けた儘、
缶麦酒を傾け華を観る、
何時もの姫と。

覚束ぬ歩に引き摺られながら、
芝生の上で燥ぎ回る、
新顔の娘と。

そして、
赤ら顔に構わず必死に追い回る、
遷移する自身と。


三様を眺めながら、
ふと想う。













何を想いながら。

姫は、
独り華を見上げて居るのかな。





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References
 Apr.18 2006, 「遅れても届く想いでしょうか」
 Apr.23 2005, 「創った形に依存出来るのでしょうか」







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2008年04月12日(土)


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History
2005年04月12日(火) 其の中に過去が潜んで居ないでしょうか



< 増しな嘘も在るのでしょうか >


所詮は、
伏線で、
予防線に過ぎないけれど。



其の伏線が、
自身では無く相手の退路の為に、
在るのなら。

少しは、
想いの価値を有するのだろうか。



矢張り幻想だろうか。









其の場しのぎの、
付け焼き刃だとしても。


互いを想いながら、
今を、
繕うのならば。


未だ、
増しなのかも知れない。










嘘。












此の嘘は。

何時か、
互いの歩む向きが違えた時に、
唯、
俺を恨んで前を向かせる為。










嘘。












けれども。



其れは、
相手の退路を、
整備した振りをして。


内実は。

自身の眼前から、
相手を一瞬で消えさせる為の、
自己防衛手段に過ぎないのだろうな。






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2008年04月01日(火)


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History
2006年04月01日(土) 必要な軽口でしょうか
2005年04月01日(金) 今より先を優先出来ませんか
2004年04月01日(木) 想いを欲張っても良いでしょうか
2003年04月01日(火) 覚え終わりましたか
2001年04月01日(日) 主な人





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