雲間の朝日に想うこと


< 前進の為の傷故に痛く無いのでしょうか >


確かに、
其の言葉は。

重たく、
硬い、
想いの塊には、
違いないけれど。



其れが、
何れ程、
自身へ刺さろうとも。

然程の傷跡は、
残さないのかも知れない。







相手が進む為に。


其れは、
吐き出されるべき想いで。

必要性と、
理由が、
確実に在る物だから。










其れ故に。





言われた事実に、
言われた想いに。

愕然と成り、
押し潰される様に、
凹んだとしても。








酔った勢いの
本音に。

普段は決して口に出せぬ、
けれども、
本当はぶちまけたい想いに。


不快感を持ち、
それを、
身に宿し続ける事は。




決して無いのだ。












 「また我が儘言っちゃったね。」
 「いつか、小坊主に嫌われちゃうね。」



姫は、
何か覚えて居たのだろうか。

痕跡を、
一部分を、
脳裏に残して居るのだろうか。












酔って無くした記憶の、
其の断片など。

放って置けば良い。






覚えて居ないのだから。

其の我が儘が、
何で在ったかなんて。


2005年04月19日(火)


----------
History
2004年04月19日(月) 決心を動きに移行出来ますか
2003年04月19日(土) 本当は何が詰まった文ですか
2001年04月19日(木) 沈黙に気持ちを乗せているのですか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL