時に、 自身の想いに蓋を宛い、 やり過ごす為に。
時に、 自身の希望を抑制する為の、 方便として。
時に、 意図に反する事柄へ向く感情を、 受け流して終う為に。
何気なく。
御輿に、 担いで終い勝ちだけれど。
理由。
其処に、 宿り在るのは。
道を均し、 壁を除き、 自身を進める為に用いられる、 動力源なのだ。
其れ故に。
自身を後ろへ向かせる為に、 必要と成る、 そんな理由など。
理由足る価値は無い。
言い訳を。
理由と言う、 甘美な言葉で着飾ってるに過ぎないと。
本当に。
気付いて居ないのかな。
いや。
気付いた上で。
更に、 理由と言う嘘を、 上塗りして居るんだろうな。
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