雲間の朝日に想うこと


< 後何年間続けるのでしょうか >


特に強い意志を以て、
其の日を、
記憶に留めた訳では無いのに。

何時の間にか、
此の身に浸潤して居た。




新たな年度が始まり、
少々遅い春が此の地に届く、
其の頃には。


其の寸前迄、
どれ程自身の意識外に居ようと。

何故か、
其の言葉が手元に来る。




 「誕生日おめでとう。」









生誕の日を知った時から。


淡い想いを抱かれた時も、
淡い想いに気付いた時も。

別の雄を選んだ後も、
次の雄を選んだ後も。

次の雄へ嫁いでからも、
其の雄と離別しても。



変わらぬ行為。







其れが半ば、
習慣化して居るのか。

友の一人に、
純粋に祝いを贈っているのか。

少しだけ、
想いの欠片を含むのか。



行為に麻痺して。

自身では、
判断出来ぬ状態だから。














 「毎年ありがとね。」
 「小坊主だけだよ。」


君からの返信に、
唯の意を、
内包する文字が在ると。








未だ、
木々がざわめく。





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References
 Aug.03 2003, 「其れは違うと言えないのでしょうか」
 Jan.04 2004, 「理解から逃れたいのでしょうか」


2004年04月15日(木)


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History
2003年04月15日(火) 夜桜は切ないですか





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小坊主
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