雲間の朝日に想うこと


< 必要な軽口でしょうか >


実か、
虚か、
其の何れなのかと問えば。

紛れも無く、
虚に過ぎないけれど。




何れ程、
言葉を交わそうと。


交わす軽口の言葉の、
一片にすら。

真は、
宿されて居ないけれど。









其れ故に。


尚更の、
配慮が必要で。




僅かでも。

虚に、
疑の一片を付加した、
其の瞬間に。


崩れた信は。

真を、
呼び覚まして終う。














全ての元凶は、
其処に在るのだと。


互いに、
理解して居ながら。






何故に。





諍いの因の、
一端を。

担わせて了った、
相手に。


舌を出しながら、
軽口を振り。




其の軽口に。

鋭く軽快な応答を、
魅せるのだ。













 「小坊主さん。」
 「大丈夫でしたか?」

 「家に二人切りだったからね。」
 「流石に怒ってるよ。」

 「すみません。」
 「こんなことになっちゃって。」

 「別れちゃったら。」
 「責任取ってね。」

 「えへへ。」












だから。

最後の壁を、
越えられないのに。



俺も。

お嬢も。





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References
 Sep.12 2005, 「不治の擾乱でしょうか」







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2006年04月01日(土)


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History
2005年04月01日(金) 今より先を優先出来ませんか
2004年04月01日(木) 想いを欲張っても良いでしょうか
2003年04月01日(火) 覚え終わりましたか
2001年04月01日(日) 主な人





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