雲間の朝日に想うこと


< 現世への寄す処でしょうか >


陰と陽と。

主と従と。


其の、
何れが何れかなど。

一意的には、
定まらないのかも知れないけれど。








少なくとも。



自身をも危め兼ねない類の、
振る舞いから。

唯一の容器を護る為に。


一つの存在が、
力を、
増して居て。




其の力に抗う為に。



互いの子と、
其の子を介した俺の気を。

あの子は、
欲して居るのだろう。

















数日間の沈黙の後に。










 「暗い部屋の壁をね。」
 「ぶち破ってくれたの。」



生を受ける事無く空に昇った、
互いの子が、
助けに来たと。

封じられて居たあの子は、
そう告げる。


























唯一。

あの子を今に結び付けて居る、
其の糸は。



綺麗に。

俺に結わいて在る。










 「小坊主がぐらぐら揺れると。」
 「私は飛んじゃうんだよ。」


嘗ての、
あの子の言の葉の。

真の意味も。



ようやっと、
一つの線に連なった。





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References
 Mar.09 2013, 「重心に足り得る想いでしょうか」
 Sep.19 2013, 「見える様に為れるでしょうか」







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2015年02月28日(土)


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History
2007年02月28日(水) 何時か俺も消えるのでしょうか
2004年02月28日(土) 似合う想いに届くでしょうか
2003年02月28日(金) 今晩も凌げるだろうか



< 今の私は何方でしょうか >


唯一つの鎹で、
総てを、
接いで了える程に。


安易な構造では。

決して、
無いのだけれど。






僅か一つの鍵だけで。



幾つかに裁断された、
烏合の欠片は。

少なくとも、
一筋の糸で縫い逢わせる事の出来る、
言の葉に換わるのか。





















あの子の定めた解約の、
其の期日が。

何時の間にか、
一月、
早い事も。




自棄の真の姿など。

全く、
理解して居なかった事も。




音信無く姿を消して。

足取りの追えぬ、
中断期間が在る事も。








十数年の欠片に。

一瞬にして、
一条の流れが炙り出された。





























 「あのね。」
 「携帯が変えられてたの。」
 「知らない人が登録されているよ。」






















あの子が。

あの子で在って、
あの子で無い刻に。


俺は。

如何に在れば良いのだろう。





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References
 Feb.22 2015, 「私は誰でしょうか」
 Feb.05 2015, 「一月早まったのは何故ですか」
 Jan.04 2002, 「相手が違うと感じませんか」
 May.04 2011, 「其の身体の因は何処ですか」
 Oct.22 2003, 「何を残して消えたのですか」
 Jul.14 2013, 「一生残る華でしょうか」







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2015年02月27日(金)


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History



< 私は誰でしょうか >


処々で噛み逢わぬ、
矛盾。

端々で生じる、
違和感。


自身の能わぬ想いが。

言の葉を紡げぬ因には、
他ならないけれど。





一貫しない欠片を、
丁寧に、
丁寧に、
繋げたとしても。

決して、
一つの容を描けぬ事に。



気付かねば為らぬのだ。








其れが芯の意だと。


























唐突に。











 「逃げますか?」
 「逃げるのであれば。」
 「私が生きていく形になるだけなんですけれどね。」









自身の、
知らぬ存在が。

あの子が居る筈の画面の向こうに、
姿を現し。




点の欠片が。

一つの、
線に替わる。




























何故。

事が起こった後で無いと、
其の核迄、
辿り着けないのかな。


永く、
永く。

視て居るのにね。





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References
 Feb.17 2015, 「夜中の海は止めませんか」
 Feb.05 2015, 「一月早まったのは何故ですか」
 Jan.27 2015, 「想いが曇ったのでしょうか」







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2015年02月22日(日)


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History
2012年02月22日(水) 避けられぬ遭遇なのでしょうか
2005年02月22日(火) 減り張りが欲しいのでしょうか



< 夜中の海は止めませんか >


其の総てを把握する事など、
極めて稀で。


多かれ、
少なかれ。

自身の手に与り知らぬ物事が在って、
当然なのだけれど。





其れでも。




其の核と為る鍵や、
其の概要を為す要素は。


せめて。

朧気にも、
此の手に欲しいと希う。

















其れは。


気概と、
配慮を。

最大限に宿した、
想いだと。





十二分に、
理解出来たとしても。

























真夜中。









 「小坊主様」
 「いきなりの連絡失礼します。」
 「精神科医の・・・」



あの子の携帯を介して。

知らぬ名が、
あの子の昏睡と搬送とを、
告げて来る。




















数日前。


 「私。」
 「薬物中毒らしいよ。」


片言で触れた、
其の、
あの子の言の葉が。





俺が気付くべき。

一つの、
鍵だったのかな。






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2015年02月17日(火)


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History
2006年02月17日(金) 身に纏えれば素敵でしょうか
2004年02月17日(火) 何故撥ね返せなかったのでしょうか
2003年02月17日(月) 罠を仕掛け終わりましたか
2002年02月17日(日) 想いの代理品は届きましたか



< 一月早まったのは何故ですか >


飽く迄。

其れは、
伝達手段の一つに過ぎないけれど。


現状は。

其れが、
唯一の手段に他ならない。




其れ故に。




其の決断が意味するで在ろう重みに、
惑わされて。


僅かな矛盾には。

想いが、
至らないのだろうか。













口にした其の期限は。


定めた筈の期日より、
一月も、
早いのに。


























偶然か、
必然か。

唯一、
残り続けた俺と繋がりを。





 「今月一杯で解約するからさ。」


あの子は。

もう不要だと告げ。














 「今月一杯で解約するからさ。」

 「携帯持つの止めちゃうの?」

 「小坊主としか用事無いし。」



繋がりを断つだけなら。

他に、
手段が在るだろうと。



俺は。

其の深の意味を辿れずに。
惑い続けた。






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2015年02月05日(木)


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History
2012年02月05日(日) 何を仕掛け試したのでしょうか
2011年02月05日(土) 女の武器の一つでしょうか
2006年02月05日(日) 此れからでは無いのですか
2004年02月05日(木) 人の夢故の儚さでしょうか
2003年02月05日(水) 愛しさに呪いをかけて良いですか
2002年02月05日(火) 本当に大丈夫ですか





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