同じ想いで、 同じ目的で、 為される何かが。
時に受容され、 時に拒絶されるのは。
極自然の事かも知れないけれど。
其れが、 何の変化も齎さぬ、 無意味な行為だとしても。
同様だろうか。
恐らくは。
諍いや、 苛立ちしか、 生じない。
遅々として進まぬ、 無駄な行為に。
苛立つ姫の脇で。
ふと。
其れを楽しんで居る、 俺自身に。
惑う。
唯、 朝の五分程の散歩前に。
「まってね。」 「おけしょうするから。」
一昨日の、 生誕記念の贈り物を、 態々取り出し。
娘は、 念入りに真似事を始めた。
木製の玩具では、 決して、 彩など乗らぬのに。
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