雲間の朝日に想うこと


< 待ち望んで居る刻でしょうか >


其処には、
複数の軸や基準が、
混在して。

其の何れもが、
自身を、
主張し続けるから。



解は、
一意的な者では無くて。

時々に応じて、
幾通りにも、
其の姿を変化させるのだけれど。









変化は、
妥協とも同義で。




緩衝領域の範疇を、
超えれば。

自ずと、
其の矛盾に牙を剥く。












きっと。

其処には、
自らの拠とする基準が在って。



多分。

其の基準を、
俺は超えられて居ないのだ。















一つ。

又一つ。


荷が届く其の度に。








 「小坊主さんのお宅ですよね?って」
 「黒猫さん引き返して来ちゃった。」

 「だから小坊主って書けよ。」

 「え?」
 「今迄も私の判子押しちゃったよ?」

 「だから判子預けるって言ったんじゃん。」




名字の違いに気付いた業者に、
二度手間を、
掛けて了うけれど。




















便宜的で御都合的な振る舞いだと、
幾ら説いても。



あの子は。

俺の印を捺す事は、
無いんだろうな。





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References
 Mar.17 2018, 「一歩目を踏み出せますか」
 Dec.24 2017, 「聖夜の贈り物は本物でしょう」







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2018年04月09日(月)


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History
2016年04月09日(土) 並んで観ては居ませんか
2012年04月09日(月) 個と個の差異に過ぎないのでしょうか
2006年04月09日(日) 笑い飛ばす事でしょうか
2005年04月09日(土) 憂鬱を緩めて行けるでしょうか
2004年04月09日(金) 季節より大切な想いは無いのですか
2003年04月09日(水) 想いは守護神に成り得ますか
2002年04月09日(火) 望んだ未来が怖いのか



< 切れぬ想いは想いでしょうか >


金輪際。

もう逢う事は無いと、
そう、
想い極めた故に。




言の葉を、
返す力も無い。

或いは、
言の葉を想う事すら出来ぬ、
身体で在ると。


違うか。


身体すら無いかも知れぬと、
想ったが故に。




幾年も前の、
其の紙切れを引き出して。

足跡に触れた。















けれども。

其れは、
半ば執着して付きまとう雄と、
変わらぬ行為で。


今に至れば。

其れは、
執着して付きまとう行為、
其の物だ。
















当時交わした宅配便の伝票を、
あの子に見せながら。

ふと、
問い掛ける。







 「検索で出て来るの。」
 「お母さんの名前?」
 「お姉さんの名前?」

 「此処にね。」
 「住んでたアパートがあったと。」

 「そっか。」

 「流石に引いたよ。」

 「やっぱり?」





















もう逢えないと想ったから。


良い意味で裏切られた、
其の想いは。

きっと、
届くとは想うけれど。













もう逢えないと想ったから。


其れは、
あの子への想いでは無くて。

飽く迄、
自身の為の想いに過ぎないのも、
事実だよね。






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References
 Nov.03 2017, 「知れぬ街では他人でしょうか」
 Dec.08 2001, 「気になり始めているのですか」







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2018年04月05日(木)


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History
2013年04月05日(金) 土台の揺らいだ青写真でしょうか
2007年04月05日(木) 好きな花は何ですか
2004年04月05日(月) 痛みに耐えて迄贈る想いですか
2003年04月05日(土) 同じ贈り物が欲しいですか





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