雲間の朝日に想うこと


< 並んで観ては居ませんか >


移ろう日々すら届かぬ場所に、
届く季節は。

何か、
意味を持つのだろうか。




閉塞を、
宿命付けられた其の部屋に、
届く桜は。

無変化の中の不変に、
意義を、
添えられるだろうか。




其れとも。




何も変わらぬ其の場所に、
届く季節は。

価値を有さぬ変化に、
過ぎないのか。















抗わねば。

唯、
流れ消え逝く刻に。


杭を穿ち、
柵を弄した所で。





澱んだ水は。

下手へ、
流れ消え逝くのだけれど。




























 「前に贈ったのと同じ桜。」
 「今年も咲いたよ。」

 「態々撮りに行ってくれてありがと。」
















少し心乱し、
棘を仕込んだ言の葉を返す、
あの子が。

穏やかに眺められる、
二人の時間は。





如何すれば創れるのかな。





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References
 Mar.29 2016, 「空蝉に似たる花こそ光でしょうか」
 Apr.10 2011, 「逆向けの春風でしょうか」







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2016年04月09日(土)


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History
2012年04月09日(月) 個と個の差異に過ぎないのでしょうか
2006年04月09日(日) 笑い飛ばす事でしょうか
2005年04月09日(土) 憂鬱を緩めて行けるでしょうか
2004年04月09日(金) 季節より大切な想いは無いのですか
2003年04月09日(水) 想いは守護神に成り得ますか
2002年04月09日(火) 望んだ未来が怖いのか





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